Endovascular versus open repair of
abdominal aortic aneurysm in 15-
years follow-up of the UK
EVAR trial 1
腹部大動脈瘤
• 腹部大動脈瘤は確実に拡大し破裂に至る疾
患である。 Lancet 1998 , NEJM 2002
• 瘤径5.5㎝以上、有症状、年間瘤径拡張が1
㎝以上は、手術適応。
• 嚢状瘤のほうが破裂の危険が高い。
• 喫煙、高血圧、COPDは拡張を助長する。
EVAR trial 1 Lancet 2005
• AAA(>5.5cm) 1252人をランダムに割り付け
• 中央値2.9年間のフォロー後、動脈瘤関連の
死亡者はopen群のほうが2倍多かった。
• EVAR群は術後30日以降の合併症や再介入
が有意に多かった。
The UK EVAR trial Investigators.
Endovascular versus open repair of
abdominal aortic aneurysm NEJM2010
• 10年間のfollow後、両群の動脈瘤関連の死
亡率は同等であった。
Methods
• 1999-2004年にUK37の施設から集められた
1252人の患者が対象(EVAR trial 1)。
• 60歳以上で少なくとも直径5.5cmの動脈瘤が
あり、EVARにもopenにも適している患者。
• EVAR群626人、open repair 626人にランダム
に割り付け。
• Primary outcomeは全死亡あるいは動脈瘤関
連死亡で、2015年中旬まで評価され、ITT解
析が用いられた。
Findings
• 背景因子は両群間で差はない。平均74歳で91%が男性。
• 平均follow up期間は12.7年(最大15.8年)。
• EVAR群9.3死亡/100人年、open repair群8.9死亡/100人年
(HR 1.11:95%CI 0.97-1.27,p=0.14)で有意差は認めなかっ
た。
• 動脈瘤関連死にも差はなかった(1.1 vs 0.9/100人年、
HR1.31 95%CI 0.86~1.99 p=0.21)。
• ランダム化から0-6か月では、EVAR群は全死亡が低かった
(全死亡 HR 0.61:95%CI 0.37-1.02,p=0.048、動脈瘤関連
死亡 HR 5.82:95%CI 1.64-20.65,p=0.0064)
• EVAR群の8年後の動脈瘤関連死亡の増加は主に二次的
な動脈瘤破裂に関連していた(EVAR 13死亡 vs open 2死
亡)。
• 動脈瘤再治療後のruptureは、EVAR群31人
open群5人にみられた。
• 癌関連死亡に有意差はないが、EVAR群は8
年目以降に増加がみられた。
Limitation
• デバイスが古い
• 当時はCTでのfollowをおこなっていたが、最
近はエコーを用いている。CTでの被曝が癌の
増加につながった可能性がある。
• EVAR群はfollowにくるが、open群は来ない。
そのため、open群は動脈瘤関連死が過小評
価されている可能性がある。
• 2004年以降、手術手技や画像検査の機能は
向上していて、ステントグラフトは患者にも選
択される手術となっている。
• しかし、現在のステントグラフトを用いても大
動脈径は拡張し続けており、長期に渡るフォ
ローが必要である。
Endovascular repair of aortic
aneurysm in patients physically
ineligible for open repair NEJM 2010
• AAA(>5.5cm)、open repairが不適格とかんが
えられた患者404人(平均年齢77歳)。
• EVAR群、経過観察群にランダムに割り付け。
• 最大8年のfollow。
• EVAR群30日死亡率は7.3%。
• 長期的なfollowにおける動脈瘤関連の死亡
は有意に低かったが、総死亡率は両群とも同
様に高かった。
まとめ
• 腹部大動脈瘤は確実に進行し破裂に至る疾
患である。
• EVARの破裂リスクは長期に続き、適応症例
は限られてくる。

2017.2.3 Evar 1から10年後