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1.
■ 「 小 説 精 解 」 ガ イ ダ ン ス ① 効 率 は 一 旦 度 外 視 「 急 が ば 回 れ 」 ② ま ず は 量 よ り 質 他 科 目 と 違 っ て 、 現 代 文 と い う 科 目 は 「 難 し い こ と 」 に 真 摯 に 取 り 組 ん で い か な い と 得 点 力 の 上 が ら な い 科 目 ↓ な ん の 戦 略 も な く 、 数 だ け こ な し て い て は 効 果 は 半 減 ③ 到 達 目 標 「 自 力 で 調 べ 、 理 解 で き る 」 受 験 生 ④ 原 則 、 著 作 権 切 れ の も の を 扱 う → 近 代 小 説 な ど ⑤ 原 則 、 事 前 の 予 習 必 須 ⑥ 授 業 中 に 出 て く る ス ラ イ ド → メ モ を と る か ス ク シ ョ す る ⑦ 何 回 ま で や る か は 未 定
2.
■ ガ イ ダ ン ス ( 講 座 概 要 ) 基 本 か ら や っ て い く 。 テ ク ニ ッ ク そ の も の よ り も 、 考 え 方 や マ イ ン ド を 中 心 に や っ て い く 。 毎 回 話 の テ ー マ を 決 め て カ リ キ ュ ラ ム に 従 っ て 丁 寧 に や っ て い き ま す 。 焦 ら ず ゆ っ く り や っ て い こ う 。 学 校 の 授 業 の 予 習 の 仕 方 が わ か る ! 現 代 文 は 学 習 法 が 最 も 浸 透 し て い な い 科 目 言 語 経 験 、 言 語 化 能 力 を 高 め る の が 国 語 力 U P の 近 道 考 え 方 ( あ り 方 ) を 学 べ ば 方 法 論 ( や り 方 ) な ど 、 自 動 的 に 出 て く る ( 例 ) ~ で は な い が 出 て き た ら 肯 定 を 探 せ も ち ろ ん 、 思 考 を 節 約 す る ( あ っ ち い っ た り こ っ ち い っ た り し な い よ う に す る ) た め の 道 具 は た く さ ん 提 示 す る 。 抽 象 的 な 理 論 ば か り 教 え て い て も 仕 方 な い の で 、 例 文 を 用 い て の 実 践 も こ な し て い く 。 そ し て 授 業 外 の 学 習 法 も 伝 達 す る 。 最 終 ゴ ー ル は 、 所 詮 問 題 を 解 く こ と 。 出 題 者 の 意 図 す る 答 え に た ど り つ い た 者 勝 ち の ゲ ー ム ( 問 題 文 の 条 件 設 定 に よ っ て 答 え に た ど り 着 く ゲ ー ム ) 。 つ ま り 、 解 け る 程 度 に 読 め て い れ ば い い 。 し か し 、 そ の た め に は 読 む 力 を 徹 底 的 に 鍛 え て い な け れ ば な ら な い 。 そ こ で 、 こ の 講 座 で は 、 ま ず 「 現 代 文 を 読 む 」 と い う こ と が ど ん な 作 業 な の か を 徹 底 解 明 し て い く 。 そ の な か で 、 書 き 手 と 読 み 手 の 関 係 、 書 き 手 の 意 図 、 読 み 手 の あ る べ き 姿 な ど を 明 確 に し て い く 。 国 語 の 難 し い と こ ろ は 、 文 章 の 題 材 が 毎 回 変 わ る こ と 。 変 わ り う る も の に 対 し て 、 毎 回 安 定 し た 結 果 を 生 む た め に は 、 一 定 不 変 の 心 構 え を 持 っ て い な け れ ば な ら な い 。 そ の た め の 考 え 方 を 伝 え て い く の が こ の 講 座 。 単 に そ の 文 章 ・ 問 題 の 解 説 を す る だ け な ら 誰 で も で き る し 、 市 販 の 問 題 集 を 読 み 込 め ば 一 人 で 可 能 。 し か し 、 我 々 は 、 ど の 問 題 も 正 解 で き る た め の 方 法 論 を 伝 え た い 。 そ こ に 講 師 生 命 の す べ て を か け て い る 。 だ か ら 、 こ の 授 業 で 」 体 系 的 に き ち ん と 学 習 」 し て ほ し い 。 場 当 た り 的 な 勉 強 を し な い こ と 。 一 つ 一 つ の 学 び を 常 に 「 実 際 の 文 章 で 活 か し た い 」 と い う 気 で 受 講 す る こ と 。 「 次 に つ な げ ろ ! 」 が キ ー ワ ー ド 。 質 が 伴 っ て い る こ と が 重 要 。 も ち ろ ん 量 も 大 切 。 ス タ ン プ ラ リ ー を 押 す よ う な 感 覚 で 学 習 し て ほ し い 。 基 本 的 に は 順 番 通 り に 学 習 を 進 め て ほ し い が 、 急 い で い る 人 は 自 己 判 断 で 順 番 を 変 え て い い 。 た だ し 、 自 己 責 任 で あ る 。 文 章 を 真 摯 に 読 も う と し て い る 人 間 が 一 度 は 考 え る べ き こ と と い う の を 体 系 的 に 並 べ て カ リ キ ュ ラ ム を 構 成 し て い る 。 入 試 に 出 る 、 出 な い に 固 執 せ ず 、 貪 欲 に な ん で も 吸 収 し 、 ま た ご 自 身 で も 考 え て い っ て ほ し い 。 当 た り 前 の こ と を 改 め て 徹 底 す る 姿 勢 、 な に か 新 し い 視 点 を 見 つ け よ う と す る 姿 勢 を 大 切 に 。 常 に 考 え な が ら 、 主 体 的 に 参 加 す る こ と ! ! 貪 欲 さ が 大 切 。
3.
■ 現 代 文 = コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 科 目 現 代 文 は コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン 科 目 。 み ん な は コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン と い う と 双 方 向 的 な 会 話 っ て 考 え ち ゃ う 。 そ ん な こ と な い 。 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン と は 何 か 。 意 思 伝 達 。 そ の 手 段 は さ ま ざ ま で 、 現 代 文 で は 現 代 日 本 語 を 介 し て そ れ を 行 う 。 古 文 は 昔 の 日 本 語 。 漢 文 は 昔 の 中 国 語 。 英 語 は 英 語 。 す べ て 文 章 、 テ キ ス ト で あ る こ と は 共 通 。 し か し 、 視 聴 覚 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン ( 会 話 な ど ) も 意 思 伝 達 し て い る 点 で は 一 緒 。 話 が 通 じ な い 人 に な ら な い こ と 。 そ う い う ミ ス コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 例 を た く さ ん 僕 は 普 段 か ら 集 め て い る の で 、 事 あ る ご と に 雑 談 と し て 話 し て い き た い 。
4.
■ 文 章 と い う 媒 体 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン ( 意 思 伝 達 ) の 手 段 は さ ま ざ ま で あ る 。 そ の な か で も 文 章 と い う 媒 体 の 特 異 性 は 何 な の か 、 考 え て み よ う 。 ↓ 原 則 、 文 章 が 文 章 た る ゆ え ん は 「 一 貫 性 」 で あ る 。 原 則 、 一 貫 性 を 持 ち 合 わ せ て い る の が 文 章 で あ る 。 ↓ 一 方 、 会 話 は 、 考 え た こ と を そ の 場 で リ ア ル タ イ ム に 発 話 す る 形 で あ る た め 、 一 貫 性 が 必 ず し も 保 証 さ れ て い な い 。 ↓ そ し て 、 文 章 に も 、 思 い を 直 接 伝 え る も の と 間 接 的 に 伝 え る も の が あ る 。 前 者 は 説 明 的 文 章 、 後 者 は 文 学 的 文 章 と 呼 ば れ る 。 そ の 線 引 き が あ い ま い な 文 章 も あ る 。 後 者 の 例 は 、 キ ャ ッ チ フ レ ー ズ 、 詩 、 手 紙 、 小 説 な ど で あ る 。 こ れ ら は 読 解 と い う よ り は 解 読 と い う 姿 勢 で 取 り 組 む べ き も の で あ る 。 こ の 両 者 は 両 方 将 来 的 に 読 め ね ば な ら な い と 大 学 側 は 判 断 し て い る の で あ り 、 こ れ が 現 代 文 と い う 科 目 で 問 わ れ て い る の で あ る 。
5.
■ 読 む こ と の 大 切 さ ・ 「 読 む 」 こ と の 定 義 は 一 旦 置 い て お く ・ 現 代 文 の 入 試 問 題 に 立 ち 向 か う 力 を つ け る う え で 必 要 な 力 を 「 読 む 力 」 「 解 く 力 」 と 大 別 し た と き 、 根 本 的 に 皆 さ ん が 身 に つ け な け れ ば な ら な い 力 は 「 読 む 力 」 で あ る 。 本 文 の 内 容 を 理 解 す る 力 が あ れ ば 、 現 代 文 に 関 す る た い て い の 悩 み は 解 決 さ れ る 。 ・ 「 読 む 」 訓 練 を 怠 り 、 解 き 方 な ど の 技 術 面 に 走 っ て し ま え ば 、 結 果 的 に 得 点 力 も 身 に つ か な い こ と が 多 い 。 ・ 時 間 的 に ゆ と り が あ れ ば 、 ① 日 常 に お け る 読 書 時 間 の 確 保 、 ② 学 校 の 現 代 文 の 授 業 へ の 集 中 、 の 2 点 は 徹 底 し よ う 。
6.
Q . 読 む ス ピ ー ド が 遅 い の で す が … A . 対 処 法 は 次 の 通 り で す 。 ① 漢 字 や 語 彙 の 知 識 を 増 や す → 技 術 に 頼 る 前 に 、 ま ず は 基 本 知 識 の 増 強 を ! ② 活 字 情 報 に た く さ ん 触 れ る → 言 語 体 験 を 増 や す こ と ! ③ 以 上 を 踏 ま え た う え で 、 内 容 を 汲 み 取 る た め の 技 術 を 学 び 、 実 践 す る ※ ① と ② は 同 時 並 行 で 可 能 。 辞 書 を 片 手 に ② を 行 う 方 法 が オ ス ス メ 。 ゆ っ く り 読 ん で 意 味 の 取 れ な い も の を 速 く 読 も う と す る こ と は 無 理 。 こ の パ ラ ド ッ ク ス を 理 解 し て お く こ と 。
7.
Q . 問 題 は 解 か な く て い い ん で す か ? A . 効 率 化 の た め に 問 題 演 習 を し た い 気 持 ち は わ か る 。 効 率 化 は 、 時 に は 本 当 に 大 切 な ス テ ッ プ を 踏 む 機 会 を 奪 う 働 き を 生 じ さ せ て し ま う 。 効 率 っ て な ん で す か ? 無 駄 を 省 く こ と で す 。 し か し 、 世 の 中 に は 、 一 見 無 駄 に 見 え て 無 駄 じ ゃ な い も の が た く さ ん あ る 。 例 え ば 読 書 。 例 え ば 学 校 の 授 業 。 な ん で 本 を 読 ま な い ? な ん で 学 校 の 現 代 文 の 授 業 を 無 駄 だ か ら っ て 言 っ て 寝 る ん で す か ?
8.
メ ッ セ ー ジ を 理 解 す る ■ 「 読 む 」 と は 読 め る よ う に た め の 方 法 読 む = 読 解 す る = 読 ん で 理 解 す る ⓪ 忍 耐 力 ・ 集 中 力 を 切 ら さ な い ① 文 構 造 を 捉 え る ② ツ ッ コ ミ を 入 れ る ③ イ メ ー ジ を 深 め る ④ 先 の 内 容 を 予 測 す る ⑤ 表 現 の 意 図 を 考 え る ⑥ 接 続 関 係 を 押 さ え る ( 構 造 把 握 ) = 文 と 文 、 段 落 と 段 落 の 関 係 ⑦ 強 弱 を 押 さ え る ⑧ 要 約 す る ( た ど り 返 す ) 文章と 対話せよ メンタル ミクロ マクロ 展開の把握 一文の読解 抽象と具体の往復 文 法 力
9.
■ 抽 象 と 具 体 の 往 復 ① ・ 文 章 、 特 に 評 論 文 に お い て は 、 自 分 が 表 現 し た い 物 事 を 客 観 性 ( = 誰 が 読 ん で も 同 じ よ う に 解 釈 で き る ) を 保 持 し た 状 態 で 伝 え よ う と す る た め 、 抽 象 的 な 表 現 が 用 い ら れ や す く な る 。 ( 例 ) 「 私 は チ ョ コ が 好 き 。 け ど 、 単 体 の チ ョ コ は 嫌 い 。 オ レ オ ク ッ キ ー み た い な や つ が 好 き 。 要 す る に チ ョ コ は 脇 役 で 他 の と 一 緒 に な っ て る や つ が い い ん だ よ ね 。 」 ↓ 【 具 体 の み 】 チ ョ コ は チ ョ コ で も オ レ オ ク ッ キ ー み た い な も の が 好 き 。 【 抽 象 の み 】 チ ョ コ は チ ョ コ で も 他 と 複 合 し て い る も の が 好 き 。 イメージ 湧く イメージ 湧かない 抽 象 的 な 文 章 ほ ど 熟 語 ( 特 に 二 字 熟 語 ) が 増 え て い く 傾 向 が あ る 。 だ か ら こ そ 辞 書 引 き を 徹 底 せ よ !
10.
■ 抽 象 と 具 体 の 往 復 ② ・ 文 章 、 特 に 評 論 文 に お い て は 、 自 分 が 表 現 し た い 物 事 を 客 観 性 ( = 誰 が 読 ん で も 同 じ よ う に 解 釈 で き る ) を 保 持 し た 状 態 で 伝 え よ う と す る た め 、 具 体 例 な ど を 出 し な が ら 具 体 化 を 図 る こ と も 多 い 。 ( 例 ) 「 本 は 、 主 観 性 の 強 い 世 界 を 我 々 に 与 え て く れ る 。 例 え ば 、 私 は 本 を 読 ん で 面 白 く 思 っ た り つ ま ら な い と 感 じ た り す る 。 そ の 本 の 内 容 は 私 自 身 の 中 で 解 釈 さ れ 、 意 味 付 け さ れ る の で あ る 。 だ か ら 、 本 の 世 界 は 主 観 性 の 強 い 世 界 で あ る 。 」 抽 象 部 分 の み か ら 筆 者 の 思 い を 完 璧 に 捉 え る こ と は 難 し い 。 筆 者 が 具 体 化 し て く れ た こ と で 初 め て 、 誰 が 読 ん で も 理 解 で き る も の と な る ( = 客 観 性 を 帯 び る ) 。
11.
■ 予 測 の 重 要 性 読 め る 人 が 無 意 識 に や っ て い る 作 業 の 一 つ が 「 予 測 」 で あ る 。 ↓ 一 つ の 文 を 読 み な が ら 、 そ の 文 を 記 憶 に と ど め る と 同 時 に 、 そ の 文 に 文 脈 上 連 接 し う る 内 容 を 予 め 期 待 し て い る 。 ( 例 ) ・ こ れ に は い く つ か の 問 題 点 が あ る 。 ・ な ぜ ~ な の で し ょ う か 。 ・ た か し は 急 に 不 機 嫌 に な っ た 。
12.
■ 強 弱 の 把 握 強 読 む = 読 解 す る = 読 ん で 理 解 す る = メ ッ セ ー ジ ( そ ん な に 多 く な い ) ① テ ー マ ( 主 題 ) 、 問 題 意 識 ② 定 義 ( A と は ~ ) 、 提 言 ( A が ヨ イ 弱 = メ ッ セ ー ジ の 補 強 部 分 ① 具 体 例 ・ 比 喩 ・ 引 用 ② 言 い 換 え ③ 類 比 ・ 対 比 ④ 因 果 ( の 連 鎖 ) ⑤ 譲 歩 ( 反 論 想 定 ) → 反 駁 ⑥ 補 足 ・ 例 外 主張を弱める働き (条件ロック) →外すと主張が変わる 分かりやすく伝える働き (伝達要素) →外しても主張は 変わらない 強 弱 の 把 握 が 速 読 力 U P に つ な が る !
13.
■ 本 当 の 意 味 で の 「 速 読 」 → ず ー っ と 速 く 目 を 動 か し て 読 め ば い い も の で は な い 。 → 速 く 読 み す ぎ る と 、 分 か り に く い と こ ろ の 理 解 を 放 棄 す る こ と に も な り か ね な い → 分 か り に く い と こ ろ 、 多 少 複 雑 だ が 理 解 が 必 要 な 箇 所 は 落 ち 着 い て ゆ っ く り 読 ま ね ば な ら な い → 一 方 、 予 想 通 り の 内 容 が 導 か れ て い る 箇 所 、 同 内 容 が 反 復 し て い る 箇 所 、 し か も そ れ が 具 体 例 や 引 用 文 の 形 で 述 べ ら れ て い る 箇 所 、 な ど は 速 く 読 み 流 せ る → す な わ ち 、 読 み の 強 弱 を き ち ん と つ け る こ と こ そ が 速 読 の 秘 訣 な の で あ る 。
14.
■ 条 件 ロ ッ ク 主 張 を 弱 め る 働 き の こ と ( 例 1 ) 三 木 康 祐 は バ カ だ 。 ( 例 2 ) 確 か に 三 木 康 祐 の 現 代 文 の 指 導 力 は 高 い が 、 彼 は バ カ だ 。 ( 例 3 ) 三 木 康 祐 は バ カ だ 。 た だ し 、 現 代 文 の 指 導 力 は 高 い 。 譲歩 補足 自 分 の 主 張 に ブ レ ー キ を か け る こ と に よ っ て 、 主 張 の 客 観 性 や 必 然 性 を 高 め る こ と が で き る 。 ※ 条 件 ロ ッ ク の な い 文 章 は 、 単 純 で あ る が ゆ え に 分 か り に く い が 、 客 観 性 は 弱 い 。
15.
■ 意 見 と い う の は ど こ ま で い っ て も 説 明 不 足 → 必 然 性 の 保 持 ( 反 論 の 防 止 ) の た め に は 予 想 さ れ る 反 論 を 常 に 意 識 し な け れ ば な ら な い → そ れ を 省 略 す る と 、 当 然 な が ら 、 反 論 が 大 量 に 来 る = ア ン チ が 湧 く → そ れ に 反 駁 す る た め に 動 画 の ネ タ が 増 え る → あ え て 説 明 不 足 の 、 軸 ・ 芯 だ け を 強 調 し 補 強 材 料 を な く し た 動 画 に こ だ わ っ て み て も い い の か も ? → 軸 ・ 芯 を 捉 え て く れ る 人 は 高 評 価 し て く れ る の で 、 崩 壊 は し な い ※ 現 実 的 に 、 予 想 さ れ る 反 論 に す べ て 答 え 客 観 性 1 0 0 % を 保 つ こ と は 困 難 。 だ か ら 書 き 手 は 、 反 論 を 防 止 す る 際 に は あ る 程 度 の 優 先 順 位 を つ け る 。 → す な わ ち 、 専 門 家 よ り も 一 般 の 人 が 持 ち や す い 疑 問 ・ 反 発 を 優 先 し 、 反 論 防 止 を 図 っ て い る 。 ( 反 駁 に 優 先 順 位 を つ け て い る )
16.
■ 語 彙 の 用 法 の 拡 張 ほ と ん ど の 語 彙 が 複 数 の 意 味 ・ 用 法 を 持 っ て い る 。 ↓ 文 章 を 読 み 、 出 会 う 語 彙 の 数 を 増 や し て い く こ と で 、 知 っ て い る 用 法 を 可 能 な 限 り 増 や し て い こ う 。 ( 例 ) 「 買 う 」 ① 「 お 菓 子 を 買 う 」 ② 「 時 間 を 買 う 」 ③ 「 失 笑 を 買 う 」 自 分 の 言 動 が も と に な っ て 、 好 ま し く な い こ と を 身 に 負 う 代 金 を 払 っ て 入 手 す る 地道に辞書を引いて、 多くの用法をストックすべし!
17.
■ 時 間 無 制 限 の 精 読 実 力 を 身 に つ け る う え で ぜ ひ 踏 ん で ほ し い の が 、 辞 書 を 片 手 に 置 い て 「 時 間 無 制 限 で 読 む 」 と い う 過 程 で あ る 。 設 問 が あ る と そ れ を 解 く こ と だ け に 集 中 し て し ま い 読 み が 疎 か に な る 恐 れ も あ る た め 、 設 問 な し の 文 章 を 読 む 、 い わ ゆ る 「 読 書 」 が オ ス ス メ 。 時 間 無 制 限 で 精 読 で き な い 文 章 を 、 時 間 制 限 つ き で 読 む な ど 不 可 能 で あ る 。 し た が っ て 時 間 の あ る 受 験 生 は こ の 過 程 を 踏 み 、 じ っ く り と 学 習 し て い っ て ほ し い 。
18.
■ 辞 書 引 き の 重 要 性 古 文 や 英 語 以 上 に 、 現 代 文 は 細 か な ニ ュ ア ン ス の 理 解 な ど 、 精 密 な 読 解 が 求 め ら れ る 。 特 に 私 大 で は 、 選 択 肢 間 の 語 彙 の 微 妙 な 差 の 判 断 が 、 国 公 立 大 で は ベ ス ト な 表 現 を 選 択 し て の 記 述 が 必 要 。 ↓ な ら 、 語 彙 へ の 理 解 の 精 度 を 高 め ね ば 。 ↓ と な れ ば 、 そ の 手 段 と し て 辞 書 を 使 う こ と が 大 切 。 キ ー ワ ー ド 集 は 網 羅 性 が な い
19.
■ 辞 書 引 き の ポ イ ン ト ・ 意 味 ・ 成 立 や 由 来 ( 例 ) 親 展 ・ 例 文 ・ 類 義 語 と の 差 異 ( 例 ) 市 民 、 庶 民 、 国 民 ・ 同 じ 言 葉 を 何 度 も 引 く ( で な い と 、 定 着 し な い ) ※ ネ ッ ト で 調 べ る 場 合 は 、 あ る 程 度 の ネ ッ ト リ テ ラ シ ー を 大 切 に !
20.
■ 読 書 論 ① 読 書 の 目 的 は 何 か → 読 む 前 に 明 確 に 設 定 し よ う 。 読 む 前 と 後 で ど ん な ふ う に 変 わ っ て い た い か ? し っ か り 言 語 化 し よ う 。 ・ 知 識 の イ ン プ ッ ト ・ 読 解 力 の 向 上 ② 読 み 方 を 決 め よ う ・ 精 読 ( 給 食 形 式 ) ・ 速 読 ( バ イ キ ン グ 形 式 ) ③ 速 読 の 場 合 ・ 「 見 出 し → 予 想 → 修 正 」 を 繰 り 返 す の が 有 効 。 「 文 章 と 対 話 せ よ 」 ・ 常 に 自 分 自 身 の 体 験 に 落 と し 込 ん で 理 解 す る と 効 率 的 。
21.
■ 言 語 化 能 力 ① 言 語 化 能 力 と は → 自 分 の 思 考 を 客 観 的 を 帯 び た 言 葉 と し て ア ウ ト プ ッ ト す る 能 力 ② 言 語 化 能 力 を 高 め る こ と の メ リ ッ ト ・ 表 現 力 の 向 上 ( 表 現 の 幅 を 広 げ る ) ・ 読 解 力 の 向 上 → 書 き 手 の 立 場 に よ り い っ そ う 寄 り 添 う こ と が で き る よ う に な る ③ 言 語 化 能 力 を 高 め る 方 法 ・ S N S の 活 用 → 短 い 字 数 制 限 の 中 で 、 自 分 の 思 考 を 明 確 に フ ォ ロ ワ ー に 伝 達 ・ メ モ を と る → 紙 の メ モ 帳 o r 携 帯 の メ モ 帳 を 活 用 → 徹 底 的 な 具 体 化 を 意 識 ( 論 理 の 段 差 を な く す )
22.
■ な ぜ 読 み に く い の か こ の 疑 問 に 一 言 で 答 え る な ら 、 「 筆 者 は 基 本 的 に 遠 い 他 者 だ か ら 」 で あ る 。 ・ 抽 象 的 で 難 し い 語 句 ・ 省 略 ※ 評 論 よ り 小 説 が 苦 手 な 人 は 、 お そ ら く 「 省 略 」 に 弱 い か ら 苦 手 。 書 か れ て い る も の を 表 面 的 に し か 捉 え ら れ な い 傾 向 に あ る た め 、 は っ き り と 書 か れ て い な い と 読 み 取 れ な く な っ て し ま う 。
23.
■ 省 略 は な ぜ 起 こ る か 省 略 に 気 付 け な い 人 は 、 省 略 へ の 気 付 き 方 を 学 ぶ 前 に 、 そ も そ も な ぜ 省 略 を し て し ま う の か と い う 書 き 手 の 立 場 に 立 つ こ と が 大 切 で あ る 。 前 後 の 文 脈 や 、 読 者 が 持 っ て い る と 期 待 し て い る 知 識 に よ る 「 補 充 」 が 可 能 で あ る と 書 き 手 が 判 断 し た 場 合 に 、 省 略 は 起 こ る 。 つ ま り 、 書 き 手 が プ ロ で あ れ ば 、 い く ら 言 葉 を 削 っ て も 、 そ の 欠 損 は 読 み 手 の ほ う で 補 充 で き る の で あ る 。 そ し て 、 言 葉 を 削 る こ と で 、 ① 冗 長 に な ら な い 、 ② 相 手 に 考 え さ せ る た め 、 む し ろ 伝 わ り や す く な る の で あ る 。 こ れ こ そ が 省 略 の 美 学 で あ る 。 ( 例 ) タ ピ オ カ っ て 面 倒 く さ い よ ね 。 タ ピ オ カ を 吸 い 上 げ る こ と だ け に 集 中 す る こ と で 、 ド リ ン ク の 味 を 楽 し む こ と を 忘 れ て し ま う か ら 。 → 傍 線 部 の 省 略 を 補 え 。 → タ ピ オ カ を 吸 う の は 面 倒 く さ い
24.
■ 先 入 観 は 読 み を 邪 魔 す る 自 分 の 先 入 観 に 自 覚 的 に な り 、 そ れ を 修 正 で き る 能 力 が 大 切 。
25.
■ 読 み 飛 ば し は 原 則 N G 飛 ば し て い い ケ ー ス ・ 分 か ら な い 言 語 ( 古 文 、 漢 文 、 英 語 の 引 用 文 な ど ) ・ 趣 旨 を 事 前 に 把 握 で き て い る 場 合 の 具 体 材 料 ( 具 体 例 ・ 引 用 文 )
26.
■ 寛 容 の 原 理 ・ 言 外 の 意 味 を 読 み 取 り す ぎ な い こ と の 大 切 さ は よ く 言 わ れ る と こ ろ 。 特 に 文 章 の 読 解 に お い て は 大 切 。 ・ し か し 、 書 か れ て い る 通 り に 読 み 取 り す ぎ も し な い こ と が 大 切 。 ・ 最 大 限 好 意 的 に 解 釈 す る こ と 。
27.
■ 意 識 す べ き 表 現 ・ 構 文 ① 定 義 表 現 ② 同 格 表 現 ③ ノ ダ 構 文 ④ 助 詞 「 も 」
28.
■ 定 義 表 現 ★ 絶 対 的 な 参 照 軸 と し て 押 さ え る こ と → 誰 が 何 と 言 お う と 、 そ の 筆 者 に と っ て A は B な の で あ り 、 B 以 外 の 解 釈 は 許 さ れ な い と い う こ と 「 A と は B で あ る 」 「 B を A と 言 う 」 ★ 言 葉 の 一 つ 一 つ に 定 義 を 与 え て い く こ と で 、 文 章 の 内 容 に 客 観 性 を 与 え る こ と が で き る 。 ( 小 論 文 を 書 く 際 に も こ の 感 覚 は 活 き て く る は ず 。 )
29.
■ 同 格 表 現 ★ 「 A と い う B 」 → 「 A = B 」 が 成 立 ★ 私 立 の 問 題 に お い て 、 「 と い う 」 の 前 後 に 空 欄 が 設 置 さ れ 、 そ の 補 充 を 求 め ら れ る ケ ー ス は わ り と 見 ら れ る ★ 「 A と い う ( よ う な ) B 」 は キ ー ワ ー ド に な り や す い ( 例 ) 桜 と い う 花 お 化 け が 出 る と い う 噂 そ う い う 規 則 彼 の そ う い う 大 胆 さ 凍 え る よ う な 寒 さ 「 A と い う B 」 ( × 「 と 言 う 」 )
30.
■ 格 助 詞 「 の 」 ① A の そ の ま た B ② A が ○ ○ し た B ③ A と い う B ( 同 格 ) ( 例 ) 東 京 の 新 宿 ( 例 ) 太 宰 治 の 小 説 ( 例 ) 弟 の 直 治 ( 例 ) 現 役 医 学 部 の 弟 が 教 え る ! → こ の 「 の 」 は ? ( 例 ) ド ラ イ バ ー の 転 職 → ド ラ イ バ ー に 転 職 ? ド ラ イ バ ー か ら 別 の 職 に 転 職 ? ★ 「 A の B 」 は キ ー ワ ー ド に な り や す い ( 学 び エ イ ド 宮 田 先 生 流 )
31.
■ 助 詞 「 は 」 「 も 」 「 は 」 は 対 比 、 「 も 」 は 類 比 ( 例 ) ・ そ う い う と こ ろ は 好 き だ 。 ・ そ う い う と こ ろ も 好 き だ 。 ・ そ う い う と こ ろ 、 好 き 。
32.
■ 断 定 表 現 「 絶 対 」 「 常 に 」 「 必 ず 」 「 全 く 」 ① そ も そ も 、 ほ と ん ど の 物 事 に は 例 外 が あ る た め 、 断 定 表 現 を 用 い て し ま う と 客 観 性 が 保 持 さ れ な い 可 能 性 が 生 じ る 。 ↓ 断 定 表 現 は 好 ん で は 使 わ れ な い 。 ② こ れ を 逆 手 に と っ て 、 誤 答 選 択 肢 に 断 定 表 現 を あ え て 利 用 す る こ と が あ る 。 ( 例 ) 「 彼 女 は 節 約 家 だ 」 ↓ 「 彼 女 は い つ も 必 ず 節 約 す る 」
33.
■ 限 定 表 現 「 だ け 」 「 の み 」 「 し か 」 「 ば か り 」 ① 他 と の 区 別 の ニ ュ ア ン ス ( 例 ) 「 知 識 だ け は 増 え る 。 」 ② 厳 密 な 本 文 理 解 を 問 い た い と い う 意 図 の も と 、 誤 答 選 択 肢 に 利 用 さ れ る こ と が あ る ( 例 ) 「 今 日 眠 い し か 言 っ て な い ね 」 「 し か 、 じ ゃ な い ! ! 」
34.
■ 疑 問 ・ 反 語 表 現 ① 疑 問 ・ 反 語 表 現 の 形 式 ・ 疑 問 詞 「 何 」 「 誰 」 「 な ぜ 」 ・ 「 ~ か 」 「 ~ な の だ ろ う 」 等 と い っ た 文 末 ② 疑 問 = 相 手 ( 時 に は 自 分 自 身 ) に 問 い か け 、 回 答 を 求 め る 。 ③ 反 語 = 表 面 上 疑 問 の 形 を 借 り て 、 文 意 を 強 調 す る 。 ※ 「 一 体 」 と い う 語 と 相 性 が よ い ( 例 1 ) 「 今 は 何 時 で す か 」 → 反 語 な ら 、 「 こ ん な 日 に 遅 刻 し て 、 ま っ た く 困 っ た も の だ 」 ( 例 2 ) 「 こ の 問 題 、 で き る ? 」 → 反 語 な ら 「 こ ん な 問 題 、 で き る わ け が な い 」 ④ 反 語 文 は 文 脈 上 重 要 で あ り 、 筆 者 の 主 張 ・ 訴 え を 強 く 表 し て い る
35.
■ 中 学 国 文 法 総 整 理 ・ こ と ば の 単 位 ・ 文 の 成 分 ① 主 語 ・ 述 語 ② 修 飾 語 ③ 連 文 節 ・ 品 詞 の 分 類 ( 例 ) 大 き な お な か が 立 派 に 出 て い る 。 ・ 助 動 詞 ・ 助 詞 ・ 敬 語 Z I P 冒 頭 ア 「 タ ピ オ カ は や っ て ま す よ ね 」 加 「 ず っ と は や っ て ま す よ ね 」 ア 「 召 し 上 が り ま す か ? 」 加 「 召 し 上 が ら な い 」 → わ ざ と 間 違 っ た 尊 敬 語 の 使 い 方 を し て 、 笑 い を と っ た 。 逆 説 的 に も 、 加 藤 さ ん は 尊 敬 語 の 使 い 方 を 理 解 し て い た と い う こ と が 言 え る 。 店 員 「 お 持 ち 帰 り で す か ? 」 客 「 お 持 ち 帰 り で す 」 → こ れ も ダ メ
36.
■ ノ ダ 構 文 ① 前 文 内 容 を 読 者 に 納 得 さ せ る 働 き を も つ 。 ② 多 く の 場 合 は 要 約 で あ り 、 文 頭 に 「 つ ま り 」 が 補 え る ③ 傍 線 部 の 直 後 に ノ ダ 構 文 が あ れ ば 、 絶 対 に 見 落 と さ な い こ と ! 「 ~ の だ 」 ( ~ の で あ る 、 の で す )
37.
■ 論 理 関 係 5 種 ① 言 い 換 え ② 抽 象 ・ 具 体 ③ 対 比 ④ 因 果 ⑤ 並 列 ・ 追 加
38.
■ 抽 象 論 と 具 体 例 ① 話 題 と 主 張 の 方 向 性 は 同 じ ( 具 体 例 が 論 拠 と し て 働 く ケ ー ス も あ り ) ② 言 及 す る 対 象 の 範 囲 が 異 な る ( 包 含 関 係 ) 具 体 例 ( 狭 ) ∈ 抽 象 論 ( 広 ) 「 抽 象 は 全 体 ( 包 括 的 ) 、 具 体 例 は 一 部 ( 限 定 的 ) で あ る 」 「 抽 象 は 上 位 概 念 、 具 体 は 下 位 概 念 」 ※ 記 述 問 題 の 解 答 に 用 い る と 説 明 と し て 不 十 分 ③ 伝 え た い の は 抽 象 論 の ほ う ( 抽 象 論 を 押 さ え な い と 誤 読 を 招 く ) → 読 む 際 に は 抽 象 論 の ほ う を 強 く 読 む ( 例 ) 三 木 は 昨 日 ケ ー キ を 十 個 食 べ た 。 甘 い も の 好 き ? 大 食 い ?
39.
■ 因 果 関 係 因 果 関 係 を 表 す 接 続 語 は 、 原 因 と 結 果 が ど の よ う な 順 番 に 並 ぶ か を 強 く 意 識 し よ う ↓ 例 え ば 、 「 だ か ら 」 は 「 原 因 → 結 果 」 、 「 な ぜ な ら 」 は 「 結 果 → 原 因 と い う 順 番 に な る ↓ 「 と い う こ と は 」 と 「 と い う の は 」 は ? 因 果 関 係 に あ る 2 要 素 は 、 主 張 の 方 向 性 が 原 則 強 調 し て い る 。 ( 例 ) 「 殺 意 ! 」 → 「 死 ね ! 」 の ほ ぼ 同 義 語 で あ る が 、 「 死 ね 」 の 手 前 に 来 る ワ ー ド な の で ギ リ ギ リ セ ー フ ?
40.
■ 分 け る こ と は 分 か る こ と ① 対 比 ( 一 般 論 と 主 張 の 対 比 、 昔 と 今 の 対 比 な ど ) ② 並 列 や 追 加 ③ 場 面 の 変 化 な ど の 把 握 ↓ 本 文 の 正 確 な 理 解
41.
■ 対 比 ① 対 比 と は 、 反 対 の も の を 比 べ る こ と ② 反 対 で あ る た め に は 、 共 通 要 素 が 必 要 ( 例 ) 上 と 下 ③ 対 比 を 明 示 す る 表 現 に ま ず は 気 付 け る よ う に す る 「 A は ~ 。 そ れ に 対 し て B は … 」 「 A は ~ 。 一 方 、 B は … 」 ④ 対 比 は よ く 設 問 に 絡 む → 誤 答 選 択 肢 を つ く り や す い → 対 比 混 同 の 誤 答 選 択 肢 は 頻 出 ( 客 観 的 判 断 が 可 能 な 選 択 肢 を つ く れ ば 、 試 験 問 題 と し て の 成 立 が 確 実 に 保 証 さ れ る ) ⑤ こ こ ま で 押 さ え れ ば 対 比 マ ス タ ー ! ( 1 ) 一 方 か ら 他 方 が 推 測 可 能 で き る 。 し か し 、 断 定 は で き な い 。 ( 2 ) 多 く の 対 比 は 論 理 破 綻 し て い る が 、 視 野 を 開 か せ て く れ る ( 例 ) 夏 に 虫 が 多 い の は 本 当 に つ ら い 。 → 「 冬 に 虫 が 多 い の は あ り が た い 」 ?
42.
■ 対 比 を つ く る 言 葉 ① 差 異 「 A と B は 違 う 」 「 A は ~ だ が 、 B は … 」 ② 否 定 「 A で は な く B 」 「 A は ヨ ク ナ イ 、 B が ヨ イ 」 ③ 比 較 「 A よ り も B 」 ④ 変 化 「 A か ら B に な っ た 」 ⑤ 逆 説 「 本 来 A だ が 実 は B 」 A : 一 般 論 と 主 張 「 多 く の 人 は A と 考 え て い る が 、 私 は B と 考 え る 」 B : 旧 主 張 と 新 主 張 ( 趣 旨 の 変 更 ) 「 A で あ る 。 い や 、 B で あ る 」 ( 例 ) 「 紋 切 型 の 意 見 は こ う し た 理 由 で 嫌 わ れ る の で あ る い や 、 忌 避 さ れ る と い う よ り 、 無 視 さ れ る と い っ た ほ う が 正 し い の か も し れ な い 」 バリエーションあり
43.
■ 逆 説 ① 逆 説 系 の 言 葉 を 覚 え よ う 「 逆 説 ( パ ラ ド ッ ク ス ) 」 「 不 思 議 」 「 変 」 「 間 違 い 」 「 お か し い 」 「 面 白 い ② 逆 説 と は 「 一 見 矛 盾 、 実 は 真 理 」 ③ 「 本 来 A な の に 、 実 際 に は B 」 と い う 形 で 説 明 が 可 能 。 ④ 逆 説 の 成 立 理 由 C を 押 さ え ね ば な ら な い ケ ー ス も 多 い → 「 本 来 A だ が 、 C と い う 点 で B 」 ( 例 ) 急 が ば 回 れ A ( 本 来 は …) B ( 逆 に …) C ( 理 由 ) 本 来 は 急 い で い る な ら 近 道 を す る べ き だ が 、 実 際 に は 遠 回 り を し た ほ う が 、 安 全 で あ る と い う 点 で 得 を す る と い う こ と 。 逆 接
44.
■ 並 列 ・ 追 加 表 現 ま た ( 並 列 ) 、 さ ら に 、 だ け で は な く 、 に と ど ま ら ず
45.
■ 否 定 文 脈 に お け る 理 由 説 明 「 A で は な く B が 大 切 」 と い う 文 脈 の な か で 、 「 な ぜ B が 大 切 か 」 と い う 問 題 は 頻 出 。 こ の 場 合 の 答 え 方 は 2 通 り 。 ↓ ① A の デ メ リ ッ ト を 答 え る ② B の メ リ ッ ト を 答 え る ( 例 ) 「 不 死 の 思 想 は 利 己 的 で あ り 、 よ く な い 。 人 は 必 ず 死 ぬ と い う 思 想 こ そ が 大 切 」 A B
46.
■ 入 試 現 代 文 の 本 質 筆 者 作 者 受 験 生 出 題 者 [ 三 項 ( 四 項 ? ) 関 係 ] 与えられた情報を駆使して正解にたどり着くゲーム ① ② ③ ④ 100%の 意思伝達 これに失敗すると 入試現代文は機能しない 【 人 は な ぜ 文 章 を 書 く の か 】 ① 自 分 の 思 い を 届 け た い 。 ( 自 分 の 主 張 の 妥 当 性 ・ 斬 新 性 を 世 間 に 知 ら し め た い 。 ) ② 自 分 の 頭 の 中 の 思 考 を 言 語 化 し 、 整 理 し た い 。 採 点 者
47.
■ 筆 者 は 原 則 「 プ ロ 」 「 入 試 に 出 題 さ れ た 問 題 を 、 そ の 文 章 の 筆 者 本 人 が 解 い た ら 正 解 で き な か っ た 」 と い う 現 象 に は 、 ど の よ う な か ら く り が 潜 ん で い る の か ? ↓ 【 可 能 性 ① 】 筆 者 が 自 分 の 思 考 の 伝 達 に 失 敗 し て い る 【 可 能 性 ② 】 出 題 者 が 文 章 の 内 容 の 一 部 を 誤 読 し て い る ↓ ② も ま れ に あ り 、 大 問 題 で あ る が 、 多 く の 場 合 は ① で あ る 。 つ ま り 、 完 成 さ れ た テ キ ス ト に は 、 筆 者 の 意 図 が 明 確 に 保 存 さ れ て い る 場 合 と そ う で な い 場 合 が あ る ↓ 筆 者 が 、 そ の 文 章 に い か に 高 度 な 統 制 を か け た か 、 と い う 点 が ポ イ ン ト ( 客 観 性 と 再 現 性 ) 。 入 試 に 出 題 さ れ る 文 章 の 筆 者 の 多 く は 、 こ の 点 を 徹 底 し て い る 、 物 書 き の プ ロ と 言 っ て よ い 。
48.
■ 「 伝 わ る 」 と は ? 書 き 手 が 自 分 の 意 図 や 思 い を 明 確 に 伝 え る に は 、 ・ 客 観 性 ( 誰 が 読 ん で も 分 か る 言 い 方 ) ・ 再 現 性 ( 思 い を そ の ま ま 保 存 し 伝 達 ) を 意 識 す る こ と が 外 せ な い 。 も っ と 言 え ば 、 【 他 者 意 識 】 を も つ こ と が 大 切 。 こ れ ら が 備 わ っ て い な い 文 章 は 、 ・ 誰 が 読 ん で も 理 解 さ れ な い ・ 人 に よ っ て 解 釈 が 異 な る も の と な る 。
49.
① 「 設 問 を 意 識 せ ず に 読 む 」 = ア バ ウ ト に 内 容 を 押 さ え る = 精 読 力 ( 一 読 時 の 理 解 度 ) ( 設 問 に ぶ つ か る ) 〔 傍 〕 ② 「 設 問 を 手 が か り に 読 む 」 = 深 く 内 容 を 把 握 す る ③ 「 解 け る 」 ■ 大 ま か な 手 順 「読む」「解く」の相互作用により得点を最大化 設問が理解を 助けてくれる 傍線部周辺の情報だけでは 解答できないケースもある →保留する勇気が必要 大雑把に文脈を 頭にインストール 問題を解く際に必要に応じて 本文を参照できる程度
50.
■ 「 解 く 」 と は 解 く た め の 3 ス テ ッ プ ① 設 問 要 求 と 条 件 を 押 さ え る ( 設 問 要 求 は 神 様 ! ) ② ① に 合 わ せ て ポ イ ン ト を 整 理 す る ※ 設 問 の 設 置 箇 所 が 起 点 ※ 本 文 の 情 報 を 拾 う だ け で な く 、 加 工 が 必 要 な 場 合 も あ る ③ 明 確 な 尺 度 の も と に 記 述 o r 選 択 ※ 解 答 の 「 核 」 を 強 く 意 識 す る 出題者と 対話せよ
51.
■ 解 法 に お け る 絶 対 性 ① 僕 ら 講 師 が 提 供 す る 解 法 、 マ ニ ュ ア ル 、 パ タ ー ン の 多 く は 、 過 去 問 の 分 析 結 果 か ら 帰 納 的 に 導 き 出 し た も の で あ る ▼ 【 解 法 は 後 付 け 】 ② あ る 程 度 の 汎 用 性 は あ る が 、 反 例 は 必 ず 出 る ↓ 例 え ば 、 指 示 語 は 指 示 内 容 を 具 体 化 せ よ 、 と し ば し ば 言 わ れ る が 、 「 こ の 世 界 で は 」 「 そ の 都 度 」 な ど 、 具 体 化 し て も し ょ う が な い 指 示 語 も あ る ③ 示 さ れ る す べ て の 解 法 は 、 「 ~ す る と い い こ と が 多 い 」 と い う も の で あ る ▼ 【 杓 子 定 規 的 に 考 え な い ! 】 ④ そ れ を 覚 え る の が 目 的 で は な い 。 な ぜ そ う い う 解 法 を と る の か 、 と い う 原 理 的 な 部 分 を 理 解 す る こ と が 大 切 。 ( 数 学 の 公 式 も な ぜ そ れ が 成 立 す る の か を 知 っ て か ら 使 う で し ょ う ? )
52.
■ 固 定 化 し な い こ と ① 僕 ら 講 師 が 提 供 す る 解 法 、 マ ニ ュ ア ル 、 パ タ ー ン の 多 く は 、 過 去 問 の 分 析 結 果 か ら 帰 納 的 に 導 き 出 し た も の で あ る ▼ 【 解 法 は 後 付 け 】 ② あ る 程 度 の 汎 用 性 は あ る が 、 反 例 は 必 ず 出 る ↓ 例 え ば 、 指 示 語 は 指 示 内 容 を 具 体 化 せ よ 、 と し ば し ば 言 わ れ る が 、 「 こ の 世 界 で は 」 「 そ の 都 度 」 な ど 、 具 体 化 し て も し ょ う が な い 指 示 語 も あ る ③ 示 さ れ る す べ て の 解 法 は 、 「 ~ す る と い い こ と が 多 い 」 と い う も の で あ る ▼ 【 杓 子 定 規 的 に 考 え な い ! 】 ▼ 【 解 法 は チ ャ ー ト で は な く オ プ シ ョ ン 扱 い 】 ④ そ れ を 覚 え る の が 目 的 で は な い 。 な ぜ そ う い う 解 法 を と る の か 、 と い う 原 理 的 な 部 分 ( 背 景 ) を 理 解 し 、 必 要 に 応 じ て 適 切 な 解 法 が 選 べ る こ と が 大 切 。 ( 数 学 の 公 式 も 、 な ぜ そ れ が 成 立 す る の か を 知 っ て か ら 使 う で し ょ う ? )
53.
⑤ し た が っ て 、 現 代 文 の 問 題 を 解 く 際 に ま ず 考 え る べ き こ と は 、 目 の 前 の 問 題 を ど う 解 く の が 最 適 な の か を 考 え る こ と で あ る 。 ⑥ 解 き 方 に つ い て 多 く の オ プ シ ョ ン を 持 っ て お き 、 目 の 前 の 状 況 に 応 じ て ベ ス ト な オ プ シ ョ ン ( 最 適 解 ) を 選 べ る よ う に し よ う 。 そ れ が 思 い つ く 「 閃 き 」 も 大 切 に な っ て く る 。 一 つ の 完 全 な チ ャ ー ト に 固 執 し な い こ と 。
54.
■ 傍 線 問 題 の 意 図 「 ど う い う こ と か 」 も 「 な ぜ か 」 も 、 原 則 、 単 独 で み た 場 合 に は 非 自 明 ( 説 明 の 余 地 が あ る ) o r 意 味 を な さ な い 箇 所 に 傍 線 部 が 設 置 さ れ て い る ↓ そ し て 、 そ う い う 問 題 に 解 答 を 与 え ら れ る の は 、 傍 線 部 が 単 独 で 存 在 す る わ け で は な く 、 本 文 の 情 報 か ら そ の 意 味 を 確 定 さ せ 、 説 明 す る こ と が 可 能 だ か ら で あ る ↓ 「 ど う い う こ と か 」 「 な ぜ か 」 も や る こ と が 大 き く 変 わ る わ け で は な く 、 ま ず は 傍 線 部 の 意 味 が 明 確 に な る よ う 情 報 を 本 文 か ら 集 め て い く こ と が 重 要 ↓ 内 容 説 明 と し て 等 置 可 能 か 、 理 由 説 明 と し て 接 続 可 能 か 、 と い う 最 終 チ ェ ッ ク が あ る
55.
■ 傍 線 部 分 析 ① 傍 線 問 題 で は 傍 線 部 が 起 点 → 傍 線 部 分 析 の 精 度 が 重 要 ! ② も ち ろ ん 文 構 造 ( 特 に 係 り 受 け ) は 押 さ え る ③ 長 い 傍 線 部 は 要 約 ( 単 純 化 ) ④ 注 目 す べ き 表 現 を 考 え る ⑤ 傍 線 部 の 位 置 、 担 当 範 囲 に 着 目 す る
56.
■ 傍 線 部 の 位 置 付 け 傍 線 部 分 析 の 際 に は 、 傍 線 部 の 多 少 前 後 も 視 野 に 入 れ な が ら 、 傍 線 部 の 位 置 付 け を 考 え よ う ↓ こ れ ま で の 内 容 を 要 約 す る 傍 線 部 な の か 後 ろ の 内 容 を 導 く 傍 線 部 な の か 、 単 独 で 完 結 す る 傍 線 部 な の か 。 そ し て 傍 線 部 の 支 配 領 域 は ど こ か ら ど こ ま で か 等 。 ↓ ポ イ ン ト が 拾 い や す く な る !
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■ ブ ロ ッ ク の 感 覚 ① ② ③ ④ ⑤ ⑥ ⑦ ⑧ A B C D 内 容 一 致 問 題 な ど で 出 題 ( 後 片 付 け の 感 覚 ) 担 当 範 囲 = 意 味 段 落 と は 限 ら な い ※原則、傍線問題の担当範囲同士は重ならない
58.
Q . 設 問 の 担 当 範 囲 を 画 定 さ せ る こ と の メ リ ッ ト は ? A . ① ポ イ ン ト 整 理 を 正 確 に 行 え る ( 解 答 の 方 向 性 を 間 違 え ず に 済 む ) ② 文 章 の 立 体 的 構 造 を 認 識 出 来 る ( 設 問 で 問 わ れ る 場 合 も あ り ) ③ 理 解 出 来 な か っ た 箇 所 が あ っ た 際 に 、 そ の 箇 所 が 「 理 解 し な い と 解 け な い 」 箇 所 な の か 「 理 解 出 来 な く て も 解 け る ( セ ー フ ) 」 箇 所 な の か が 分 か る
59.
■ 傍 線 部 周 辺 の 交 通 標 識 傍 線 部 の 直 前 や 直 後 に あ る 指 示 語 ・ 接 続 語 は 「 交 通 標 識 」 と 思 い 、 絶 対 に 見 逃 さ な い こ と ↓ 例 え ば 、 後 続 す る 文 に 指 示 語 が あ る と 、 そ の 文 が 手 が か り に な り や す い 。 ま た 、 後 続 す る 文 に 逆 接 や 転 換 の 接 続 語 が あ れ ば 、 そ こ か ら 先 は 原 則 、 解 答 に 関 係 な い と 分 わ か っ た り す る 。
60.
■ 指 示 語 ① 「 傍 線 部 中 に 指 示 語 が 出 て き た ら 、 必 要 に 応 じ て 具 体 化 し よ う ( 不 必 要 な ら そ の ま ま で よ い ) ② 具 体 化 す る こ と で 傍 線 部 の 内 容 に 対 す る 理 解 度 が 高 ま り 、 問 題 に よ っ て は そ れ だ け で 答 え が 選 べ る こ と も あ る ③ な お 、 指 示 内 容 は 原 則 直 前 だ が 、 そ う で な い 場 合 も あ る の で 注 意
61.
■ 逆 接 ① し か し 、 だ が 、 と こ ろ が 等 ② 「 共 通 す る 要 素 で 反 対 の 内 容 を つ な ぐ 」 働 き を も つ ( 例 ) 彼 女 は キ ウ イ が 好 き だ 。 し か し 私 は キ ウ イ が 嫌 い だ 。
62.
■ プ ラ 1 の 法 則 傍 線 部 の 後 ろ に 根 拠 が あ る と き に 、 「 ど こ ま で 押 さ え る か 」 は 非 常 に 重 要 。 ↓ 1 つ 根 拠 を 得 た ら 、 そ れ で 安 心 せ ず 、 次 の 段 落 の 冒 頭 文 ま で チ ラ 見 し よ う 。 ↓ つ ま り 、 「 + 1 」 先 ま で 追 う 感 覚 が 重 要 ↓ 特 に 、 「 さ ら に 」 「 だ け で は な く 」 と い っ た 追 加 表 現 が 見 つ か る 場 合 、 根 拠 は 追 加 さ れ る 。
63.
■ 消 去 法 消 去 法 と は 、 本 文 中 か ら 事 前 に 拾 え る は ず に 基 づ く こ と な く ( = 尺 度 を も つ こ と な く ) 、 内 容 不 一 致 ( = 本 文 内 容 と 明 ら か に 一 致 て い な い ) の み を 根 拠 に 選 択 肢 を 切 る 方 法 ↓ そ も そ も 、 解 答 = 設 問 要 求 に 答 え た も の で あ る 。 ↓ し た が っ て 、 消 去 法 に 頼 る と 、 選 択 肢 が 一 つ に 絞 れ な い ケ ー ス が 出 て く る 。 ↓ こ れ だ け に 頼 る と 、 時 間 が 足 り な く な る ↓ 消 去 法 は 次 善 の 策
64.
■ 選 択 肢 チ ェ ッ ク ① ポ イ ン ト が 拾 い に く い と き は 、 選 択 肢 を チ ラ 見 す る の も ア リ ② 核 と な る ポ イ ン ト を 含 む も の に 絞 る こ と が 一 番 の 根 幹 ▼ 【 あ る も の 探 し を 心 が け よ ! 】 ③ し た が っ て 、 核 と な る ポ イ ン ト を 短 期 記 憶 で き る ほ ど の 集 中 力 は 必 要 ④ し か し 、 本 文 中 の 表 現 が 選 択 肢 中 で は 言 い 換 え ら れ る の で 、 同 定 で き る 力 も 重 要 ⑤ ま た 、 あ え て 不 十 分 な 説 明 の 仕 方 を し た も の が 正 解 に な る こ と も あ る ▼ 【 正 答 選 択 肢 は 、 正 確 な 内 容 と は 限 ら な い 】 ※ 正 答 は 原 則 「 最 も 適 当 な も の 」 で あ り 、 「 設 問 と 本 文 を 根 拠 に 説 明 で き る も の 」 で あ る 。 ⑥ 選 択 肢 は 、 誤 答 要 素 が 1 か 所 で も あ れ ば 不 正 解 ⑦ 自 分 の つ く っ た 尺 度 に 合 う 選 択 肢 が な け れ ば 、 消 去 法 も 活 用
65.
■ 2 択 で 迷 っ た と き 選 択 問 題 に お い て 2 択 で 迷 っ た と き は 、 ま ず そ の 2 つ を 比 較 し 、 違 い を あ ぶ り だ そ う ↓ そ し て 、 本 文 ( 特 に 傍 線 部 ) や 設 問 要 求 に 鑑 み て 、 解 答 と し て 適 切 な ほ う を 選 べ ば い い ↓ 「 設 問 要 求 に 答 え ら れ て い な い か ら バ ツ 」 と い う パ タ ー ン は 意 外 と 多 い ( 設 問 要 求 は 神 様 )
66.
■ 誤 答 パ タ ー ン ① 「 こ ん な こ と 本 文 に 書 い て な い か ら バ ツ 」 っ て い う 選 択 肢 の 消 し 方 は 悪 く な い が 慎 重 に 行 う こ と ↓ そ も そ も 、 全 く 書 い て い な い 内 容 だ け で 選 択 肢 を 作 る こ と は な い ↓ 選 択 肢 の あ る 一 部 分 の 言 葉 に 対 し て 「 本 文 不 在 」 と な る ケ ー ス が 大 半 ↓ 本 文 不 在 の 断 定 ・ 限 定 ・ 価 値 判 断 ・ 比 較 ・ 因 果 な ど ※ 価 値 判 断 と は 、 「 一 番 」 「 本 来 の 」 な ど の 語 を 用 い 、 価 値 を 評 価 す る こ と で あ る 。
67.
■ 誤 答 パ タ ー ン ② ★ 本 文 不 在 の 価 値 判 断 選 択 肢 中 の 形 容 詞 や 形 容 動 詞 の 多 く は 価 値 判 断 を 表 す ↓ そ し て 価 値 判 断 が 誤 り と な る 選 択 肢 は し ば し ば 登 場 す る ↓ 例 え ば 、 「 最 近 、 敬 語 が 乱 れ て お り 、 若 者 言 葉 が 登 場 し て い る 」 と 本 文 に あ っ た と し て 、 「 若 者 言 葉 の 使 用 は 問 題 だ 」 と い う 選 択 肢 は ど う か ? 当 然 誤 答 で あ る 。
68.
■ 「 ど う い う こ と か 」 ① 「 難 解 」 「 文 脈 が な い と よ く わ か ら な い 」 箇 所 に 設 置 さ れ る → 傍 線 部 の 内 容 を 前 後 の 文 脈 を 踏 ま え て よ り 充 実 し た 説 明 に 言 い 換 え て い く こ と が 求 め ら れ る 。 単 に 言 い 換 え る の で は な く 、 充 実 化 を 意 識 し な け れ ば な ら な い 。 ② 傍 線 部 中 に 、 ポ イ ン ト を 探 す ① 指 示 語 ② 比 喩 ・ 具 体 例 ・ 筆 者 独 自 の 表 現 ③ 入 れ 物 表 現 : 中 身 の 説 明 が 必 要 な 語 ( 例 : 性 質 、 本 質 ) ④ 類 比 や 対 比 を つ く る 言 葉 ( 例 : 同 じ 、 違 う な ど ) ⑤ 抽 象 語 ③ 次 い で 、 関 連 説 明 を 探 す ( 分 か り や す く 説 明 し て い る 箇 所 )
69.
探 し 方 の パ タ ー ン ① 傍 線 部 と イ コ ー ル の 箇 所 を 探 す ※ 換 言 の 接 続 語 も 大 き な ヒ ン ト ② 傍 線 部 内 の 省 略 を 補 う ③ 傍 線 部 と 対 比 的 な 内 容 を 探 し て そ れ を 裏 返 す ④ 理 由 を 探 す
70.
■ 「 な ぜ か 」 ① そ れ だ け で は 非 自 明 な 箇 所 に 設 置 さ れ る ② 因 果 関 係 の 組 み 立 て が 求 め ら れ て い る → 理 由 を 探 す → 理 由 と は 、 結 果 に ( 飛 躍 な く ) つ な が る も の ※ 飛 躍 が な い = 言 葉 を 補 わ な く て も 、 理 由 と 結 果 が 自 然 に 結 び つ く 状 態 探 し 方 ① 明 示 さ れ た 因 果 の 表 現 を 押 さ え る ② 因 果 の 連 鎖 を 押 さ え る ③ 具 体 例 が 理 由 に な る パ タ ー ン ④ 潜 在 す る 因 果 の 表 現 を 押 さ え る → 「 影 響 」 「 土 台 」 「 根 本 」 無 生 物 主 語 ( 例 ) 努 力 が 彼 を 合 格 に 導 い た ⑤ 理 由 の 方 向 性 を 推 測 し 、 本 文 内 容 か ら 正 当 化
71.
例 題 【 本 文 】 僕 は 普 段 か ら あ ま り 一 貫 し た 思 想 と か 定 見 と か も た な い 、 い い 加 減 な 人 間 な の で 、 翻 訳 に つ い て 考 え る 場 合 に も 、 そ の と き の 気 分 に よ っ て 二 つ の 対 極 的 な 考 え 方 の 間 を 揺 れ 動 く こ と に な る 。 【 問 題 】 傍 線 部 と あ る が 、 な ぜ か 。 【 正 答 】 「 普 段 か ら あ ま り 一 貫 し た 思 想 と か 定 見 を も た な い 筆 者 は そ の と き の 気 分 に よ っ て 立 場 が 変 わ る か ら 」 解 答 不 十 分 ① 「 そ の と き の 気 分 に よ る か ら 」 解 答 不 十 分 ② 「 筆 者 は い い 加 減 な 人 間 だ か ら 」 誤 答 「 対 極 的 な 考 え 方 に 揺 れ 動 く か ら 」
72.
■ 記 述 問 題 の 本 質 記 述 問 題 で は 、 「 出 題 者 の 要 求 に 対 し て 適 切 な 内 容 ・ 表 現 で 応 答 で き る か 」 が 問 わ れ て い る 。 ↓ 受 験 生 と し て は 、 自 分 が 理 解 し て い る 内 容 を 、 い か に 伝 わ る 表 現 で 記 述 で き る か が 求 め ら れ る 。 ( 例 ) 夏 期 講 習 の 一 日 目 の 授 業 終 了 後 … 先 生 「 お 疲 れ ! ま た 明 日 ! 」 ( と 言 っ て 教 室 を 去 る ) 生 徒 A 「 明 日 も よ ろ し く お 願 い し ま す 」 生 徒 B 「 僕 も そ う 思 い ま す 」 → ? ? → 最 終 的 に は 、 採 点 者 ( 読 み 手 ) が 受 験 生 ( 書 き 手 ) の 答 案 を 引 っ 掛 か ら ず に す ん な り 読 み 通 せ る か が 勝 負 を 握 る 現 代 文 は 「 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン の 科 目 」 で あ る 。 相 手 の 問 い に ど う 返 し て や れ ば 、 ミ ス コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン に な ら な い か を 考 え る こ と が 大 切 で あ る 。
73.
■ 記 述 問 題 ① 原 則 、 本 文 中 に 書 か れ て い る こ と と そ の 自 然 な 延 長 に あ る と 推 測 で き る こ と か ら 解 答 を つ く る ② 意 味 が 理 解 で き て い る こ と を ア ピ ー ル す る ( 単 な る 切 り 貼 り で は 済 ま な い こ と も あ る ) ③ 過 不 足 な く 書 く = 情 報 の 価 値 序 列 を 意 識 し 、 取 捨 選 択 す る ④ 表 現 の 吟 味 を 行 う ⑤ 適 切 な 日 本 語 で 書 く
74.
■ 表 現 の 吟 味 「 本 文 の 表 現 を そ の ま ま 使 う べ き か 」 は し ば し ば 問 題 に な る ↓ ① 原 則 、 使 え る も の は そ の ま ま ② 比 喩 や 具 体 例 は 一 般 化 ③ ベ ス ト な 表 現 を 選 ぶ ※ 特 に ① は 、 ア ル バ イ ト 学 生 が 採 点 す る と 言 わ れ て い る 「 共 通 テ ス ト 」 で は 、 リ ス ク 軽 減 の た め か な り 重 要 。 ※ ③ に 関 し て 。 「 い わ ば 」 の 直 後 に 来 る 表 現 な ど 、 レ ト リ カ ル な ( 工 夫 さ れ て い る ) 表 現 は 記 述 答 案 の 解 答 に は 極 力 使 わ な い ほ う が よ い 。
75.
■ 「 過 不 足 な く 」 の 基 準 ① 与 え ら れ た 情 報 ( 設 問 と 本 文 ) か ら 、 必 要 と さ れ る ポ イ ン ト を 網 羅 し て い る こ と が ま ず 大 切 ② ① に ど こ ま で プ ラ ス の 要 素 を 上 乗 せ す る の か は 、 字 数 制 限 、 そ し て 「 普 通 は ~ 」 と い う 感 覚 が 鍵 ③ 「 普 通 は ~ 」 の 感 覚 は 、 普 段 の コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン ( 自 分 の 思 考 を 相 手 に 伝 達 す る ) 経 験 な ど に 負 う 部 分 が 大 き い
76.
■ 抽 象 度 の ピ ン ト 記 述 問 題 で 答 案 を 書 く に あ た っ て 1 つ 大 事 な の は 、 「 抽 象 度 の ピ ン ト 」 を う ま く 調 節 す る こ と 。 ま ず 、 抽 象 と 具 体 に 二 分 す る の で は な く 、 間 に グ ラ デ ー シ ョ ン が あ る と 考 え る と こ ろ か ら 始 め よ う 。 そ し て ど の く ら い の 度 合 い で 答 え れ ば コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン が 成 り 立 つ の か を 考 え よ う ど の 範 囲 の 話 を し て い る の か を 図 解 し た 際 に 、 書 き 手 の 伝 え た い 範 囲 と 読 み 手 の 受 け 取 る 範 囲 が か ぶ っ て い る こ と が 大 切 ( 例 ) 高 校 の 時 は 、 給 食 で は な か っ た → 弁 当 ? 食 堂 で 食 事 ? そ れ と も 両 方 可 能 だ っ た ? → 一 意 に 定 め な い と 、 伝 わ り に く い
77.
■ 係 り 受 け に 注 意 ★ 係 り 受 け の ミ ス ① 主 語 ・ 述 語 の ね じ れ ② 修 飾 語 ・ 述 語 の ね じ れ ※ た い て い は 助 詞 の 使 用 ミ ス に 帰 着 す る ( 例 ) 「 新 た な 問 題 が …… 直 面 す る 」 ★ ミ ス 防 止 策 ・ 「 主 語 ( 修 飾 語 ) を 書 い た ら 述 語 を イ メ ー ジ 」 を 徹 底 す る と よ い ・ 一 文 を 長 く し な い 。 そ の た め に 「 一 文 に は 読 点 は 1 ~ 2 つ 」 ( 目 安 ) を 意 識 す る
78.
■ 近 代 文 語 文 対 策 ① 早 慶 上 智 ・ M A R C H で 頻 出 ② 古 文 ・ 漢 文 の 力 が 必 須 ③ そ れ を 除 け ば 、 基 本 的 に は 評 論 同 様 の 読 み 方 を す れ ば い い ↓ 一 つ 「 こ れ だ け は ! 」 と い う の を 言 う と 「 反 復 表 現 」 。 論 に 一 貫 性 が あ る も の が 多 い か ら 、 反 復 表 現 を 追 う と 筆 者 の 立 て た 論 理 が 見 え て く る 。
79.
■ 古 漢 融 合 ① 早 稲 田 の 一 部 の 学 部 な ど で 頻 出 ② 古 文 ・ 漢 文 の 知 識 が 必 須 ③ 引 用 さ れ た 古 典 と そ の 解 説 文 を き ち ん と 対 応 ( シ ン ク ロ ) さ せ 、 「 何 ( ど の 箇 所 ) に つ い て 説 明 し て い る の か 」 と い う 主 題 を 押 さ え る こ と が 大 切 。 シ ン ク ロ を さ ぼ ら な い こ と !
80.
■ 要 約 問 題 要 約 = 文 章 に 書 か れ て い る 主 要 な 点 を 明 ら か に す る た め に 、 主 要 で な い 部 分 を 削 り 、 文 章 の 論 理 展 開 に 即 し て 集 約 し た も の 。 要 旨 = 文 章 の 中 で 筆 者 が 最 も 主 張 し た い こ と を 述 べ た も の 。
81.
解 く た め の 4 ス テ ッ プ ① 文 章 構 成 の 把 握 ( 意 味 段 落 分 け ) ・ 指 示 語 や 接 続 語 の フ ル 活 用 ! ・ 強 調 表 現 や 反 復 表 現 を 押 さ え る ② 強 弱 の 把 握 → 要 約 に 使 う 箇 所 を 押 さ え る ※ 具 体 例 や 引 用 文 は 原 則 カ ッ ト ③ 表 現 の 吟 味 ※ 解 答 の 独 立 性 を 意 識 ( 一 読 し て 分 か る 内 容 に な っ て い る か ) ・ 筆 者 独 自 の 表 現 ( 「 」 の つ い た 表 現 、 比 喩 的 表 現 な ど ) は 言 い 換 え る ・ 問 題 提 起 ( ~ だ ろ う か ) な ど の 表 現 効 果 的 な も の は 、 そ の ま ま 使 わ な い → シ ン プ ル に 、 本 文 の 骨 子 と な る 部 分 を 淡 々 と つ な い で ま と め て い く ④ 論 理 関 係 の 保 存 に 注 意 し て 書 く
82.
■ 評 論 文 と 小 説 文 の 違 い 評 論 文 小 説 文 ノ ン フ ィ ク シ ョ ン ( 事 実 ) フ ィ ク シ ョ ン ( 作 り 話 、 虚 構 ) 直 接 伝 達 ( 筆 者 の 意 見 を ) 間 接 伝 達 ( 主 人 公 の 心 情 を ① ②
83.
■ 評 論 文 の 特 徴 「 書 き 方 の 統 制 」 評 論 文 は 、 事 実 や 意 見 を 淡 々 と 直 接 的 に 伝 達 し た も の で あ る か ら 、 き ち ん と 引 き 締 ま っ た 書 き 方 が さ れ る 。 法 文 や 数 学 の 証 明 が そ の T O P 。 ↓ 言 い 換 え れ ば 、 す べ て の 表 現 は 書 き 手 の 主 張 に 向 か っ て 高 度 に 統 制 さ れ て い る と 考 え ら れ る 。 ( 随 筆 だ と こ れ が 緩 く な る 。 ) す べ て が 結 論 を 導 く た め の 伏 線 に な っ て い る 。 ↓ 読 む 際 に も 、 高 度 に 統 制 さ れ た も の と し て 読 む こ と が 求 め ら れ る 。 ↓ 表 現 の 1 つ 1 つ の 意 図 ・ 効 果 ・ 役 割 な ど を 意 識 す べ き だ し 、 そ れ に よ っ て 読 み や す く な る 。
84.
■ 小 説 文 の 特 徴 「 匂 わ せ る 、 察 さ せ る 」 小 説 文 は 、 作 者 の 設 定 し た 主 題 を 、 作 者 オ リ ジ ナ ル の 具 体 的 な 人 物 設 定 ・ ス ト ー リ ー 展 開 か ら 描 き 出 す 登 場 人 物 の 心 情 変 化 を 通 し て 伝 達 し た 、 ( 原 則 ) フ ィ ク シ ョ ン 作 品 で あ る 。 ↓ そ の 際 大 事 に な っ て く る の は 「 文 学 性 」 で あ る 。 登 場 人 物 の 心 情 を 直 接 説 明 す る の で は な く 、 間 接 的 に 描 写 ・ 表 現 す る こ と に よ っ て 、 読 み 応 え の あ る 文 章 に 仕 立 て 上 げ ら れ て い る の で あ る 。 ↓ 従 っ て 、 読 解 に お い て は 、 作 者 が 用 意 し た 描 写 ・ 表 現 の 1 つ 一 つ が 一 体 ど ん な 心 情 を 表 現 し よ う と し て い る の か を 捉 え よ う と す る 姿 勢 が 大 切 で あ る 。
85.
■ 小 説 の 解 法 の 特 異 性 小 説 の 問 題 は 、 評 論 同 様 に 解 け る こ と が あ る 一 方 で 、 小 説 独 特 の ア プ ロ ー チ を し な け れ ば な ら な い こ と も あ る 。 評論 小説
86.
① 心 情 が 読 み 取 れ な い ( 結 果 的 に 消 去 法 に な っ て し ま う ) ■ な ぜ 「 小 説 」 が 苦 手 か ② 読 ん で い る 途 中 で 混 乱 し て く る 2つの 病気 ( 1 ) 2 つ ま で は 絞 れ る 病 ( 2 ) 後 か ら 見 直 し て 変 え る 病 解 か ず に 終 わ る 5 W 1 H を 把 握 せ よ ! 読 み 飛 ば さ な い ! 心 情 形 成 の メ カ ニ ズ ム を 学 ぼ う ! 心 情 の 読 み 取 り 方 を 学 ぼ う ! When Where Who What Why How
87.
■ 心 情 の 形 式 3 種 ① 喜 怒 哀 楽 ( 例 ) 「 嬉 し い 」 「 悲 し い 」 ② 考 え 方 ・ 価 値 観 ( 例 ) 「 ~ す べ き だ 」 「 ~ し た ほ う が い い 」 ③ 意 図 ・ 希 望 ( 例 ) 「 ~ し た い 」 ※ セ ン タ ー 本 試 0 5 年 問 3 ★ 主 人 公 視 点 で あ れ ば セ リ フ ・ 心 内 文 、 全 称 視 点 で あ れ ば 地 の 文 で 示 さ れ る ★ こ れ ら が 明 示 ( 直 接 描 写 ) さ れ て い る ケ ー ス が 、 一 番 易 し い 心 情 問 題 の タ イ プ で あ る
88.
■ 喜 怒 哀 楽 の 間 接 描 写 直 接 的 に 明 示 さ れ て い な く て も 、 以 下 の よ う な 表 現 に 喜 怒 哀 楽 が に じ み 出 て い る ケ ー ス も 多 い 。 ① 比 喩 的 表 現 ② 表 情 ③ 行 動 ・ 態 度 ④ 口 調 ・ 符 号 ( ! ・ ? ・ … ) ⑤ 文 末 表 現 ( ~ し て し ま っ た 、 ~ し た い ~ と 思 う 等 ) ⑥ 情 景 ⑦ そ の 作 品 固 有 の 展 開
89.
■ 間 接 描 写 を 絶 対 視 し な い 間 接 描 写 は 、 あ く ま で 心 情 を 「 推 測 」 す る た め の 材 料 で あ る か ら 、 そ こ か ら 心 情 を 「 断 定 」 で き る と は 言 い 切 れ な い 。 例 え ば 、 目 が し ょ ぼ し ょ ぼ し て い る 生 徒 の 心 情 を 断 定 す る こ と は 不 可 能 。 感 動 し て 泣 い て い る 場 合 と 、 嫌 な こ と が あ っ て 泣 い て い る 場 合 が あ る 。 複 数 可 能 性 が あ る の に 、 「 お ! い い こ と あ っ た ? 感 動 し て る ? 」 と 声 を か け る 「 賭 け 」 に 出 な い こ と 。 コ ミ ュ ニ ケ ー シ ョ ン が 破 綻 す る 恐 れ が あ る 。 ま た 、 こ の 場 合 、 単 な る 睡 眠 不 足 で 眠 い と い う 「 状 態 」 ( 調 子 ) を 表 し て い る だ け の 可 能 性 も あ る 。 結 局 の と こ ろ 、 そ の 場 の 状 況 も 加 味 し な い と 心 情 判 断 は 不 可 能 な の で あ る 。
90.
■ 心 情 形 成 の メ カ ニ ズ ム ① メ カ ニ ズ ム A : 状 況 ↓ B : 心 情 ( ← 間 接 描 写 ) ↓ C : 新 た な 状 況 こ の 連 鎖 的 な 因 果 関 係 を 整 理 整 頓 し よ う ② 心 情 は 省 略 さ れ る こ と が 多 い ( に じ み で る ) ③ 出 題 パ タ ー ン 多 く の 問 題 は 、 B に 傍 線 部 が 設 置 さ れ る の で ( 1 ) 傍 線 部 中 の 間 接 描 写 か ら 推 察 ( 2 ) 傍 線 部 外 か ら そ の 他 の B を 探 す ( 3 ) A を 確 認 す る ( 4 ) C を 押 さ え る ( B が 意 図 的 行 動 で あ り B の 段 階 で 主 人 公 の 意 図 が 不 明 な 場 合 )
91.
■ 心 情 の 正 誤 判 断 原 則 、 選 択 肢 中 の 心 情 表 現 は 、 ベ ク ト ル が 大 き く 違 わ な い 限 り 、 残 し て お こ う ↓ 例 え ば 主 人 公 が 「 悲 し い 」 と い う 心 情 を 抱 い て い る と き 、 「 切 な い 」 「 シ ョ ッ ク 」 「 つ ら い 」 「 痛 ま し い 」 等 は 全 く 消 去 で き な い ↓ 消 せ る の は せ い ぜ い 「 情 け な い 」 「 不 快 感 」 「 不 安 」 ぐ ら い
92.
■ 心 情 の 微 差 ( 同 方 向 の 心 情 の レ ベ ル 差 ) 状 況 が 変 わ れ ば 僅 か な が ら も 心 情 は 変 化 す る 。 ↓ 例 え ば 、 ① B 子 ・ C 君 が 手 を つ な い で 歩 き 、 ② 立 ち 止 ま っ て キ ス を し た と い う 場 面 を 嫉 妬 に 燃 え た A 子 が 一 部 始 終 見 て い た と き 、 ① よ り も ② の 時 の ほ う が A 子 の 憎 し み の 度 合 い が 強 い ↓ ① ・ ② を ひ と く く り に し な い ( 切 り 分 け る こ と が 大 切 )
93.
■ 心 情 の 持 続 原 則 、 状 況 や 場 面 が 変 わ れ ば 心 情 は 変 わ る ↓ し か し 、 「 変 わ ら な い 場 合 」 も あ る ↓ ど ん な と き か ? ↓ ざ っ く り 言 う な ら 「 そ の 人 物 に と っ て 印 象 的 な 出 来 事 が 起 こ っ た 」 と き ↓ こ う い う と き は そ の 心 情 を 忘 れ ず に 持 ち 続 け て い る こ と が 多 い
94.
■ 視 点 小 説 読 解 に お い て 、 誰 の 視 点 で 描 か れ て い る か を 意 識 す る こ と は そ こ そ こ 大 事 ↓ 多 く の 文 章 は 主 人 公 視 点 ( そ の 対 義 語 が 全 称 視 点 ) ↓ 主 人 公 視 点 の 文 章 に お い て は 、 主 人 公 が 理 解 し て い な い こ と は 原 則 描 写 さ れ な い た め 、 「 理 解 で き ず … 」 と い っ た 選 択 肢 は 誤 答 に な り や す い
95.
■ 語 彙 問 題 の 解 法 ① 傍 線 部 は 適 宜 分 解 す る → そ れ に 対 応 し て 選 択 肢 も 分 解 ③ 前 後 の 文 脈 を 確 認 ・ 参 照 ② 知 識 を も と に 選 択 肢 を 絞 る しかし「本文中での意味」が 問われているので… 文脈の把握まで要求されて いるようなので… 知識では絞れなかったので… 確 定 未 確 定
96.
■ 表 現 問 題 の 解 法 パ タ ー ン が あ る と は 言 い 難 い だ け に 、 対 策 が 難 し い の は 事 実 だ が … ① 「 評 言 」 「 ど の 文 章 に 対 し て ど の 評 言 が 用 い ら れ る か 」 を 演 習 を 通 じ て 押 さ え て い く こ と が 大 切 ! ② 「 視 点 」 作 者 か ら の 視 点 な の か 、 主 人 公 か ら の 視 点 な の か を 意 識 ! に は 注 意 し て み よ う 。
97.
■ 場 面 の 切 り 分 け 小 説 の 傍 線 問 題 で は 、 原 則 、 そ の 傍 線 部 を 含 む 一 場 面 で の 登 場 人 物 の 心 情 を 捉 え る こ と が 大 切 。 ↓ 例 え ば 、 傍 線 部 の 直 後 に 「 し ば ら く す る と 」 と い う 言 葉 が あ れ ば 、 そ の 先 に 起 こ っ た 心 情 変 化 は 解 答 に は 無 効 に な る 。 ↓ こ の 感 覚 が あ れ ば 、 「 場 面 ち が い 」 の 選 択 肢 が 瞬 殺
98.
■ 表 現 の 問 題 ★ 選 択 肢 の 構 成 ( 3 段 階 ) ① 〈 表 現 内 容 〉 ② 〈 表 現 方 法 〉 ③ 〈 表 現 効 果 〉 ★ 誤 答 パ タ ー ン ・ ① 自 体 の 誤 り ・ ② → ③ の 因 果 関 係 不 成 立 に よ る 誤 り ・ 「 客 観 的 に 」 「 写 実 的 に 」 等 と い っ た 小 説 に 合 わ ぬ 表 現 方 法
99.
■ 行 動 と の 整 合 性 小 説 の 心 情 問 題 で は 、 勝 手 な 解 釈 を し て 間 違 え て し ま う 人 が 多 い ↓ そ の 選 択 肢 を 正 し い と 仮 定 し た 場 合 、 本 文 中 に 描 か れ た 「 そ の 登 場 人 物 の そ れ ま で の 行 動 」 が す べ て 成 立 し そ う か 、 と い う こ と を 確 認 し て み る と よ い ↓ 何 ら か の 矛 盾 が 生 じ れ ば 、 そ の 選 択 肢 は 誤 答
100.
◆ 0 2 年 国 追 試 オ ー デ ィ オ や レ コ ー ド が 、 扱 い 方 ・ 音 質 の 点 で 進 歩 し た こ と に よ り 、 我 々 の 耳 は 音 を 能 動 的 に 聴 こ う と し な く な っ た 。 ( 5 3 字 ) A 5 点 B 5 点 1 0 点 Ⅰ
101.
◆ 9 7 年 本 試 A 3 点 B 1 点 C 3 点 D 1 点 E 2 点 F 2 点 G 2 点 H 3 点 I 3 点 2 0 点 自 然 科 学 の 知 は 、 自 分 を 対 象 化 す る こ と で 得 ら れ る 、 普 遍 的 な も の で あ る 。 一 方 で 、 神 話 の 知 は 、 自 分 が 宇 宙 論 的 役 割 を 果 た し て い る と 確 信 す る こ と で 得 ら れ る 、 気 品 を 伴 う も の で あ る 。 近 代 人 は 、 自 然 科 学 の 知 に 頼 ろ う と し た 結 果 、 自 分 の 存 在 価 値 の 無 さ を 痛 感 し 、 知 の 限 界 を 意 識 す る こ と に な る 。 そ の た め 、 古 来 か ら あ る 神 話 や 昔 話 の 意 義 を 見 直 す こ と で 、 各 人 が 自 分 に ふ さ わ し い コ ス モ ロ ジ ー を 作 り 上 げ る べ く 努 力 す る こ と が 必 要 で あ る 。 ( 2 0 0 字 )
102.
◆ 9 7 年 本 試 2 0 点 A 3 点 B 1 点 自 然 科 学 の 知 は 、 自 己 の 捨 象 を 経 由 し て 得 ら れ 、 普 遍 性 を 持 つ の に 対 し て 、 神 話 の 知 は 、 自 分 が 宇 宙 論 的 役 割 を 遂 行 し て い る と い う 確 信 に よ り 得 ら れ 、 上 品 で 豊 か な 精 神 性 を 生 じ さ せ る 。 近 代 人 は 、 自 分 と 世 界 の か か わ り の 説 明 を も 前 者 に 求 め た こ と で 、 自 分 の 存 在 価 値 の な さ を 痛 感 し 、 そ の 限 界 を 意 識 す る 結 果 と な る 。 そ こ で 、 後 者 の 意 義 を 見 直 す こ と で 、 各 人 が 自 分 に ふ さ わ し い コ ス モ ロ ジ ー を 作 り 上 げ る よ う に 努 力 す る こ と が 必 要 と な る 。 ( 2 0 0 字 ) C 3 点 D 1 点 E 2 点 F 2 点 G 2 点 H 3 点 I 3 点
103.
( 別 解 ) 2 0 点 近 代 以 降 に お け る 普 遍 的 な 説 明 原 理 た る 自 然 科 学 の 知 は 、 自 己 を 捨 象 し て い る た め に 、 自 己 と 世 界 の か か わ り を 考 え た 場 合 に 、 自 分 の 存 在 価 値 の な さ を 痛 感 す る と い う 限 界 が あ る 。 一 方 で 神 話 の 知 は 、 宇 宙 に お け る 人 間 の 価 値 や 尊 厳 に つ い て の 洞 察 を 秘 め た 世 界 観 で あ る が 、 今 日 で は 科 学 が 発 達 す る 以 前 の 説 明 原 理 と し て 軽 視 さ れ て い る 。 そ こ で 後 者 の 意 義 の 再 確 認 を 通 し て 、 各 人 が 自 分 に 適 し た 世 界 観 を 探 究 し よ う と す る 努 力 が 必 要 と さ れ る 。 ( 2 0 0 字 ) B 1 点 A 3 点 E 2 点 F 2 点 G 2 点 C 3 点 D 1 点 H 3 点 I 3 点
104.
A 3 点 B 1 点 C 3 点 D 1 点 E 2 点 F 2 点 G 2 点 H 3 点 I 3 点
105.
言 語 に よ る 表 象 は 観 念 に 類 し て お り 、 近 代 西 欧 の 抽 象 的 な 実 体 の 概 念 と は 異 な り 、 個 別 的 具 体 的 な 感 覚 の 記 憶 に 基 づ く 意 識 内 容 で あ る 0 、 導 入 → 現 代 文 で 出 題 さ れ る 文 章 の 多 く は 、 大 学 教 授 な ど が 書 い た 、 学 問 的 な 文 章 → こ こ で 使 わ れ て い る 学 問 的 な 言 葉 は 、 彼 ら に と っ て は 「 常 識 」 だ が 、 受 験 生 の 大 半 か ら 見 れ ば 「 方 言 」 の よ う な も の 。 → 語 彙 の 学 習 が 重 要
106.
我 々 が 学 習 す べ き 語 彙 は 、 ① 意 味 内 容 の 理 解 そ れ 自 体 は 簡 単 な 言 葉 → 小 説 語 、 四 字 熟 語 、 慣 用 句 な ど ② 意 味 内 容 が 抽 象 的 過 ぎ て 実 感 の 湧 か な い 言 葉 → 論 理 的 な 文 章 で 頻 出 の 概 念 語 ① → 基 本 的 に は 自 分 で 学 習 ② → こ の 授 業 で じ っ く り 学 習
107.
1 、 対 義 関 係 で 覚 え る べ き 語 彙 ① 主 観 ↔ 客 観 ( 例 1 ) 史 実 の 客 観 的 認 識 は 不 可 能 で あ る ( 例 2 ) 主 観 と 客 観 、 自 他 の 未 分 化 な 乳 児 の 精 神 状 態 。 主 観 = 自 分 だ け の 見 方 客 観 = 誰 に で も 共 通 の 見 方 A「かわいい」 B「きもい」 主 観 20cm 客 観
108.
( 例 1 ) 自 然 科 学 の 知 を 得 る た め に 、 人 間 は 自 分 を 対 象 か ら 切 り 離 し て 客 体 を 観 察 し 、 多 く の 知 識 を 得 た 。 ( 例 2 ) 現 代 人 は 無 自 覚 な ま ま に 主 体 性 を 放 棄 し て い る 。 モ ノ で あ る こ と が 多 い → 例 「 客 体 と し て の 自 然 」 「 対 象 化 さ れ 自 然 」 主 体 客 体 「 S が O を V す る 。 」 人 間 で あ る こ と が 多 い → 例 「 人 間 主 体 」 c f . 対 象 と し て 見 る 対 象 化 主 体 と 客 体 を 切 り 離 す 客 体 を 客 観 視 す る ( 冷 静 に 見 る ) 主 体 的
109.
捨 象 ( 例 1 ) 科 学 は 人 間 を 抽 象 的 に 捉 え 、 文 学 は 具 体 的 に 描 く 。 ( 例 2 ) 法 則 化 す れ ば す る ほ ど 、 対 象 の 個 性 は 捨 象 さ れ る 。 α 具 体 「飲み物」 抽 象 まとめる 抽象化 捨象 個々の性質の違い を切り捨てる
110.
④ 普 遍 ↔ 特 殊 [ + ] 一 般 ( 例 1 ) 普 遍 の 真 理 と は 、 特 殊 的 な 仮 説 の 絶 対 化 に 過 ぎ な い 。 ( 例 2 ) 個 別 的 な 諸 経 験 か ら 一 般 的 法 則 が 導 か れ る 。 α 普 遍 特 殊 例 外 な く 、 ど こ で も 通 用 す る 例 外 が あ り 、 一 部 で し か 通 用 し な い 一 般 例 外 は あ る が 、 大 体 通 用 す る
111.
⑤ 帰 納 ↔ 演 繹 [ + ] 還 元 ( 例 1 ) 人 生 一 般 に 対 す る 直 観 か ら 、 個 別 的 指 針 を 演 繹 す る 。 ( 例 2 ) 企 業 が 利 益 を 社 会 に 還 元 す る 。 α ……………… 「カラスは黒い」 【事例】 【法則】 帰納 この箱の中にいるカラスの色は… 「カラスは黒い」 「黒」のはずだ! 演繹
112.
⑥ 絶 対 ↔ 相 対 ( 例 1 ) 善 悪 の 基 準 は 、 相 対 的 な 歴 史 的 社 会 的 産 物 で あ る 。 ( 例 2 ) 人 の 生 命 は 、 何 よ り 尊 い 絶 対 的 な 価 値 を 持 つ 。 1つだけ捉える 他のものと比べて 捉える 絶 対 視 相 対 視 絶対 相対 相 対 化 +面しか見れない +・-両面 見れるようになる
113.
⑦ 一 義 ↔ 多 義 [ + ] 両 義 ( 例 1 ) 多 義 的 な 表 現 に よ っ て 詩 作 品 に 奥 行 き を 与 え る 。 ( 例 2 ) 人 間 の 身 体 は 両 義 的 な 存 在 で あ る 一 義 = 一 つ の 意 味 多 義 = 多 く の 意 味 両 義 = 矛 盾 す る 2 つ の 意 味 一 義 的 一 通 り に 捉 え る い ろ ん な 捉 え 方 を す る 多 義 的 α 第 一 義 的 二 義 的 c f .
114.
⑧ 一 元 ↔ 二 元 ・ 多 元 ( 例 1 ) 神 に よ っ て 世 界 が 成 り 立 っ て い る と い う 一 元 論 。 ( 例 2 ) 様 々 な 人 々 と 共 存 す る た め に は 多 元 的 な 社 会 を 認 め る 必 要 が あ る 。 物 事 の 原 理 が 一 つ → 二 つ → 多 数 → 一 元 二 元 多 元 ( 注 ) 「 二 元 」 に お い て は 、 二 つ の 原 理 が 対 を な す こ と が 条 件 。 ( 例 ) 物 心 二 元 論 ( b y デ カ ル ト ) 精 神 物 体 世 界 → 近 代 科 学 の 土 台 と な る
115.
⑨ 合 理 ↔ 非 合 理 ( 例 1 ) 経 営 の 合 理 化 が さ ら な る 利 益 を 生 む 。 ( 例 2 ) 我 々 の 生 活 の 中 に は 、 占 い に 一 喜 一 憂 す る な ど 、 非 合 理 的 な 習 慣 が あ る 。 合 理 = ① 筋 道 立 っ て い る こ と ② 無 駄 が な い こ と 非 合 理 = 理 屈 で は 捉 え き れ な い こ と c f . 不 合 理 = 筋 が 通 っ て い な い こ と
116.
⑩ 理 性 ↔ 感 性 ( 例 ) 人 間 の 理 性 に は 、 限 界 が あ る 。 物 事 を 合 理 的 に 把 握 す る 力 → ( ≒ 論 理 ) 直 感 的 に 把 握 す る 力 → ( ≒ 感 覚 ) 理 性 感 性 雨だ! 傘が必 要だ! 理性 感覚
117.
⑪ 分 析 ↔ 総 合 [ + ] 直 観 ( 例 1 ) 社 会 現 象 を 精 緻 に 分 析 し て 、 そ の 諸 要 因 を 解 明 す る 。 ( 例 2 ) 有 機 体 の 特 徴 は 、 全 体 の 直 観 に よ っ て 了 解 さ れ る 。 α ( 複 雑 な も の ) 各 要 素 に 分 解 = 分 析 分 解 し た も の を 再 構 成 = 総 合 水 電 気 分 解 酸 素 & 水 素 人 工 降 雨 ! 芸術作品の美 本質をぱっとつかむ= 直観 ( 分 解 不 可 能 )
118.
⑫ 実 体 ↔ 関 係 ( 例 1 ) 不 確 か な 現 象 の 背 後 に 、 確 実 な 実 体 を 求 め る 。 ( 例 2 ) 価 値 や 意 味 は 、 差 異 と い う 二 者 間 の 関 係 か ら 生 じ る 。 実 体 = 他 の 何 も の に も 依 存 せ ず 、 そ れ 自 体 で 存 在 す る も の 関 係 = あ る も の と 他 の も の と の 間 に 成 立 し て い る こ と 光 陰 実 体 と は 何 か ? 実 体 な ん て 存 在 す る の か ? 実 体 よ り も 関 係 を 重 視 す べ き だ
119.
⑬ 因 果 律 ↔ 目 的 論 ( 例 1 ) 戦 争 と い う 人 間 的 事 象 を 因 果 律 で は 説 明 し き れ な い 。 ( 例 2 ) 人 生 は 自 己 目 的 的 で あ り 、 他 の 目 的 の 手 段 で は な い 現 象 原 因 目 的 宿 題 が 出 さ れ た 勉 強 す る 学 力 を 伸 ば し た い 因果律 目的論 目的のための手段 として捉える ある原因がもたらす 結果として捉える 散 歩 す る 健 康 に な り た い 散 歩 し た い 合 目 的 的 自 己 目 的 的
120.
( 例 ) 人 間 生 活 の デ ジ タ ル 化 に よ り 、 私 た ち の 世 界 は 多 義 的 で 総 合 的 な ア ナ ロ グ 的 世 界 か ら 、 一 義 的 で 分 析 的 な デ ジ タ ル 的 世 界 に 変 え ら れ て き た 。 連 続 的 に 表 す こ と → 数 値 化 し て 表 す こ と → アナログ デジタル ア ナ ロ グ デ ジ タ ル 物 事 を 【切り離し】 【つながり】 有機 単純
動的 分析 複雑 総合 無機 静的 <分けてみよう> 有機 無機 複雑 単純 動的 静的 総合 分析
121.
無 機 ( 例 1 ) 海 は 文 明 を 相 互 に 開 か せ る と と も に 、 そ の そ れ ぞ れ に 求 心 力 を 与 え 、 生 き た 有 機 体 と し て 統 一 す る 力 を 持 っ て い た 。 ( 例 2 ) 無 機 的 な デ ザ イ ン に よ っ て 建 て ら れ た ビ ル 。 有 機 = ① 各 部 分 が 密 接 に 結 び つ い て い る ② 生 命 力 が あ る 無 機 = 生 命 力 が な い 有機 総合 関係
122.
⑯ 通 時 的 ↔ 共 時 的 ( 例 1 ) 言 語 一 般 の も つ 構 造 的 特 質 を 共 時 的 に 研 究 す る 。 ( 例 2 ) 平 等 概 念 の 変 化 拡 大 に つ い て 、 通 時 的 に 調 べ る 。 通 時 的 共 時 的 時 間 を 固 定 し て 考 え る 時 間 的 変 化 に 注 目 し て 考 え る ( 継 時 的 )
123.
⑰ 現 象 ↔ 本 質 ( 例 1 ) 風 景 は 、 そ れ を 発 見 す る 人 間 と 出 会 う 時 、 生 き た 現 象 と な る 。 ( 例 2 ) 現 象 に 囚 わ れ ず 、 本 質 を 考 え る こ と が 大 切 だ 。 現 象 = ① 五 感 で 確 か め ら れ る も の ② 人 間 が い て 初 め て 成 り 立 つ も の 本 質 = 五 感 で 確 か め ら れ な い も の ( 頭 で 考 え た り 心 で 感 じ た り し て 捉 え る も の ) 本 質 現 象 ( ≒ 表 面 ) ( ≒ 核 心 )
124.
( 例 ) 心 理 学 が 目 指 し た こ と は 、 矛 盾 に 満 ち て い た 。 つ ま り 、 心 と い う 形 而 上 的 対 象 を 、 形 而 下 の 対 象 を 扱 う 物 理 学 と 同 じ よ う な ア プ ロ ー チ で 解 明 し よ う と し た の で あ る 。 形 而 上 ( = 形 の な い も の ) ≒ 本 質 形 而 下 ( = 形 の あ る も の ) ≒ 現 象
125.
⑲ 可 能 性 ・ 潜 在 ↔ 現 実 性 ・ 顕 在 ( 例 1 ) 可 能 性 を 現 実 性 へ と も た ら す だ け の 必 然 性 が あ る 。 ( 例 2 ) 現 代 文 明 の 潜 在 的 危 険 性 が 、 自 然 災 害 で 顕 在 化 し た 。 潜 在 = 実 在 し て も 、 目 に 確 認 で き な い 顕 在 = 存 在 が ハ ッ キ リ 目 で 確 認 出 来 る
126.
リ ( 例 ) 自 然 科 学 に あ た っ て は 、 ア ・ プ リ オ リ に 、 過 去 の 理 論 は 誤 り で あ っ て 現 在 の 理 論 が 正 し い と 考 え ら れ て い る 。 ア ・ プ リ オ リ に → ① 「 何 の 前 提 も な し に 」 ( ≒ 無 条 件 に ② 「 先 天 的 に 」 ア ・ ポ ス テ リ オ リ に → 「 後 天 的 に 」 posterior Prior 前 提 ア ・ プ リ オ リ
127.
2 、 類 義 関 係 で 覚 え る べ き 語 彙 ① 文 明 ・ 文 化 ( 例 1 ) 文 明 の 発 達 が 、 我 々 に 大 き な 影 を も た ら し た 。 ( 例 2 ) 各 地 の 文 化 的 差 異 を 認 め る 文 化 相 対 主 義 。 文 明 文 化 → 精 神 的 → 物 質 的 ( 例 ) 文 字 や 都 市 の 発 達 自 動 車 や コ ン ピ ュ ー タ の 発 達 ( 例 ) 学 問 や 宗 教 c f . 未 開 ( 文 字 ・ 都 市 ・ 国 家 な し )
128.
② 表 象 ・ 形 象 ・ 心 象 ( 例 1 ) 文 化 と は 、 何 事 か を 表 象 す る 営 み そ の も の で あ る 。 ( 例 2 ) 故 郷 の 記 憶 が 、 い つ ま で も 心 象 風 景 と な っ て い る 。 基 本 的 に は 、 3 つ と も 「 イ メ ー ジ 」 と 置 き 換 え ら れ る 。 表 象 形 象 心 象 ① 心 に 思 い 浮 か べ る イ メ ー ジ ( = 観 念 ) ② 記 号 の 意 味 内 容 ( = 表 現 さ れ た も の ) c f . 表 象 す る ( 基 本 的 に は ) 芸 術 作 品 の 「 形 」 と い う ニ ュ ア ン ス ≒ 「 表 象 」 の ①
129.
③ 感 覚 ・ 知 覚 ・ 経 験 ( 例 1 ) 抽 象 概 念 に は 感 覚 で 捉 え う る 外 的 事 象 が な い 。 ( 例 2 ) 自 然 科 学 は 実 験 ・ 観 察 に よ る 経 験 的 事 実 を 重 視 す る 。 感 覚 知 覚 経 験 五 感 を 用 い て 物 事 を 捉 え る 感 覚 で 捉 え た 内 容 の 「 意 味 」 を 把 握 す る 意 識 的 に 行 っ た 、 感 覚 ・ 知 覚 行 為 ※ 科 学 論 で 頻 出
130.
④ 概 念 ・ 観 念 ・ 理 念 ・ 象 徴 ( 例 1 ) 曖 昧 な 責 任 の 観 念 に つ い て 、 厳 密 に 概 念 規 定 を 行 う 。 ( 例 2 ) わ が 社 の 経 営 理 念 に 賛 同 し て も ら い た い 。 ( 例 3 ) ハ ト は 平 和 の 象 徴 で あ る 。 概 念 観 念 = 抽 象 的 な 意 味 内 容 「考え」 「 概 念 」 よ り も 一 般 性 が 薄 い ( 厳 密 な 定 義 を 言 語 化 し た も の ) = 頭 の 中 で イ メ ー ジ し て い る 内 容 c f . 固 定 観 念 ( × 固 定 概 念 ) 観 念 的 = 頭 の 中 だ け で 考 え て い て 現 実 に 即 し て い な い さ ま = 机 上 の 空 論 、 砂 上 の 楼 閣
131.
④ 概 念 ・ 観 念 ・ 理 念 ・ 象 徴 ( 例 1 ) 曖 昧 な 責 任 の 観 念 に つ い て 、 厳 密 に 概 念 規 定 を 行 う 。 ( 例 2 ) わ が 社 の 経 営 理 念 に 賛 同 し て も ら い た い 。 ( 例 3 ) ハ ト は 平 和 の 象 徴 で あ る 。 理 念 象 徴 観 念 的 = 頭 の 中 だ け で 考 え て い て 、 現 実 に 即 し て い な い さ ま = 机 上 の 空 論 、 砂 上 の 楼 閣 = 「 こ う あ る べ き だ 」 と い う 考 え ( = 目 標 ) = 抽 象 的 な 事 柄 を 、 具 体 的 な も の で 表 す こ と 。
132.
⑤ 規 範 ・ 倫 理 ( 例 1 ) 道 徳 的 な 規 範 を 内 面 化 し た も の が 良 心 で あ る 。 ( 例 2 ) ク ロ ー ン 技 術 は 生 命 倫 理 に 抵 触 す る 。 倫 理 = ( 集 団 の 中 で ) 行 動 す る 際 に 従 う べ き ル ー ル = ( 個 人 が ) よ り よ く 生 き る た め の 内 面 的 な 規 範 規 範 不 文 律 の よ う な 「 暗 黙 の 了 解 」 も 含 む 規 範 倫 理 ※ 例 外 的 に 、 「 社 会 的 に 共 有 さ れ る べ き 規 範 」 と い う 意 味 も あ り ! ( 例 ) 生 命 倫 理 、 環 境 倫 理
133.
⑥ 虚 構 ・ 擬 制 [ + ] 物 語 ・ 制 度 ( 例 1 ) 法 は 実 定 的 な 擬 制 で あ り 、 社 会 の 変 化 に 対 応 す る 。 ( 例 2 ) 国 史 と は 、 国 家 の 来 歴 に つ い て 語 ら れ た 物 語 で あ る 。 α ① 作 り 話 ② 人 間 が 勝 手 に 線 引 き し て 作 っ た も の 例:国境 虚 構 擬 制 = 実 際 に そ う で な い も の を そ う だ と 見 な す こ と e x . 「 法 人 」 物 語 制 度 = 人 々 の 間 に 共 有 さ れ 、 そ の 人 々 の 生 を 支 え る 話 ① 社 会 的 な 仕 組 み ② 人 間 が 暗 黙 の う ち に 従 っ て い る も の e x . 宗 教 、 神 話
134.
⑦ ジ レ ン マ ・ 自 家 撞 着 ・ 二 律 背 反 ・ ア ン ビ バ レ ン ス ( 例 1 ) 「 甘 い も の は 食 べ た い が 、 ダ イ エ ッ ト も し た い 」 と い う ジ レ ン マ 。 ( 例 2 ) 人 生 と は 、 二 律 背 反 と の 戦 い だ 。 ジ レ ン マ = 2 つ の 事 柄 の ど ち ら を 選 ん で も 悪 い 結 果 に な る こ と 。 自 家 撞 着 二 律 背 反 = 自 分 の 言 動 に 矛 盾 が あ る こ と = 矛 盾 し た 感 情 を 抱 く こ と ( = 自 己 矛 盾 ) ア ン ビ バ レ ン ス = 矛 盾 ( 例 ) 恋 人 に 対 し て 愛 と 憎 し み を 同 時 に 抱 く
135.
⑧ 形 而 上 学 ・ 神 話 [ + ] イ デ オ ロ ギ ー ・ パ ラ ダ イ ム ( 例 1 ) 自 然 科 学 は 形 而 上 学 的 独 断 を 排 し 、 経 験 に 基 づ く 。 ( 例 2 ) 純 粋 無 垢 で あ る と い う 子 ど も 観 は 近 代 の 神 話 で あ る 。 神 話 ① 神 に ま つ わ る 物 語 形 而 上 学 α ( 復 習 ) 形 而 上 形 而 下 ① 神 の 存 在 な ど 、 経 験 ・ 知 覚 で き な い も の に つ い て 考 え る 学 問 ② 現 実 を 無 視 し た 思 い 込 み c f . 形 而 上 学 的 = 観 念 的 ② 根 拠 も な い の に 正 し い と 信 じ ら れ て い る こ と e x . 原 発 の 安 全 神 話 、 学 歴 神 話
136.
⑧ 形 而 上 学 ・ 神 話 [ + ] イ デ オ ロ ギ ー ・ パ ラ ダ イ ム ( 例 1 ) 自 然 科 学 は 形 而 上 学 的 独 断 を 排 し 、 経 験 に 基 づ く 。 ( 例 2 ) 純 粋 無 垢 で あ る と い う 子 ど も 観 は 近 代 の 神 話 で あ る 。 神 話 ① 神 に ま つ わ る 物 語 α ② 根 拠 も な い の に 正 し い と 信 じ ら れ て い る こ と e x . 原 発 の 安 全 神 話 、 学 歴 神 話 イ デ オ ロ ギ | パ ラ ダ イ ム あ る 集 団 が 、 自 分 た ち の 立 場 を 正 当 化 す る た め に 作 り 出 し た 思 想 あ る 時 代 の 人 間 に 共 有 さ れ て い る も の の 見 方 c f . パ ラ ダ イ ム シ フ ト 天 動 説 地 動 説
137.
⑨ メ デ ィ ア ( 媒 体 ) ・ 環 境 ( 例 1 ) メ デ ィ ア に お け る 技 術 革 新 が 情 報 伝 達 を 変 化 さ せ た 。 ( 例 2 ) 環 境 は 、 単 な る 自 然 で は な く 、 生 物 種 ご と に 異 な る 。 環 境 = 人 間 が と の 相 互 作 用 を 行 う 際 に 、 仲 立 ち と し て 用 い る 手 段 メ デ ィ ア 人 間 モ グ ラ 自 然 環 境 、 社 会 環 境
138.
① 逆 説 ( 例 ) 最 も 男 ら し い 行 為 は 女 装 で あ る と い う 逆 説 。 ① 一 見 矛 盾 、 実 は 真 理 ② 矛 盾 逆 説 3 、 そ の 他 の 重 要 語 ( 例 ) 急 が ば 回 れ A ( 本 来 は …) B ( 逆 に …) C ( 理 由 ) ※ 逆 説 の 説 明 本 来 は 急 い で い る な ら 近 道 を す る べ き だ が 、 実 際 に は 遠 回 り を し た ほ う が 、 安 全 で あ る と い う 点 で 得 を す る と い う こ と 。 逆 接
139.
② 弁 証 法 ( 例 ) 人 生 は 出 会 い と 別 れ と の 弁 証 法 的 連 関 の う ち に あ る 。 △ ジ レ ン マ を 解 決 す る た め の 思 考 方 法 弁 証 法 ○ 二 つ の 対 立 す る 考 え を 総 合 し て よ り 高 い 次 元 の 結 論 に 至 る 思 考 方 法 カ レ ー う ど ん カ レ ー う ど ん ( テ ー ゼ ) ( ア ン チ テ ー ゼ ) ( ジ ン テ ー ゼ ) 高 い 次 元 の 結 論 に 至 ら な い ケ ー ス も あ る 。 例 え ば カ レ ー ア イ ス は ? カ レ ー と ア イ ス は 混 ぜ ず に 単 独 で 食 べ た ほ う が い い 。 だ か ら 「 混 ぜ る な 危 険 ! 」 な と き も あ る 。
140.
③ 疎 外 ( 例 ) 人 間 が 作 っ た 制 度 に 人 間 が 支 配 さ れ る 自 己 疎 外 的 状 況 。 ① 仲 間 外 れ に な る こ と 疎 外 ② 人 間 が 自 ら 作 り 出 し た も の に 人 間 が 支 配 さ れ る こ と ( = 人 間 疎 外 ) 貨 幣 、 市 場 な ど
141.
④ ア イ デ ン テ ィ テ ィ ー ・ 帰 属 意 識 ( 例 ) 人 生 と は 、 ア イ デ ン テ ィ テ ィ ー の 追 求 に 他 な ら な い 。 ① 自 分 が 自 分 で あ る と い う 確 信 ( 自 己 同 一 性 ) ② 自 分 ら し さ ( 独 自 性 ) ③ 帰 属 意 識 ④ 存 在 意 義 ( 存 在 理 由 ) ア イ デ ン テ ィ テ ィ | ( 例 ) 現 代 文 講 師 が 俺 の ア イ デ ン テ ィ テ ィ だ 。 ① に つ い て ・ 他 者 と の か か わ り の な か で 獲 得 さ れ る ・ 自 身 が 時 間 的 ・ 空 間 的 な 連 続 性 を 保 っ て い る と い う 感 覚 で あ る A A A = = = ・ ・ ・
142.
④ ア イ デ ン テ ィ テ ィ ー ・ 帰 属 意 識 ( 例 ) 人 生 と は 、 ア イ デ ン テ ィ テ ィ ー の 追 求 に 他 な ら な い 。 ① 自 分 が 自 分 で あ る と い う 確 信 ( 自 己 同 一 性 ) ② 自 分 ら し さ ( 独 自 性 、 個 性 ) ③ 帰 属 意 識 ④ 存 在 意 義 ( 存 在 理 由 ) ア イ デ ン テ ィ テ ィ | ( 例 ) 現 代 文 講 師 が 俺 の ア イ デ ン テ ィ テ ィ だ 。 ② に つ い て A A A = = = ・ ・ ・ = か く か く し か じ か
143.
④ ア イ デ ン テ ィ テ ィ ー ・ 帰 属 意 識 ( 例 ) 人 生 と は 、 ア イ デ ン テ ィ テ ィ ー の 追 求 に 他 な ら な い 。 ① 自 分 が 自 分 で あ る と い う 確 信 ( 自 己 同 一 性 ) ② 自 分 ら し さ ( 独 自 性 、 個 性 ) ③ 帰 属 意 識 ④ 存 在 意 義 ( 存 在 理 由 ) ア イ デ ン テ ィ テ ィ | ( 例 ) 現 代 文 講 師 が 俺 の ア イ デ ン テ ィ テ ィ だ 。 ③ に つ い て 帰 属 意 識 = あ る グ ル ー プ に 属 し て い る と い う 意 識
144.
⑤ コ ス モ ロ ジ ー ( 例 ) 近 代 科 学 の 目 覚 ま し い 発 展 は 、 世 界 の 様 々 な 謎 を 解 明 し て い く と 同 時 に 人 々 の コ ス モ ロ ジ ー も 破 壊 し て き た 。 = 宇 宙 論 ( 宇 宙 の 捉 え 方 ) コ ス モ ロ ジ | 世 界 観 ( 世 界 の 捉 え 方 )
145.
⑥ エ ー ト ス ( 例 ) 日 本 人 の エ ー ト ス を 大 事 に す る 。 ① 慣 習 、 習 俗 ② あ る 社 会 や 文 化 を 特 徴 づ け る 気 風 や 精 神 性 エ | ト ス ( 例 ) 大 学 の 校 風 、 会 社 の 社 風
146.
⑦ フ ェ テ ィ シ ズ ム ( 例 ) 人 形 は 人 間 以 上 に 大 き い 生 命 の 象 徴 で あ っ て 、 い わ ば フ ェ テ ィ シ ズ ム の 精 神 を 凝 縮 し て 具 象 化 し た 対 象 だ っ た よ う で あ る 。 ① あ る も の に 対 し て 特 別 な 思 い 入 れ を 持 つ 考 え 方 フ ェ テ ィ シ ズ ム ( = 物 神 主 義 ) ② 人 間 が 、 自 分 た ち の 作 り 出 し た も の を 崇 め る 態 度 貨 幣 、 商 品 な ど ♥
147.
① 超 ○ ○ を 超 え て い る 4 、 接 頭 辞 な ど = ○ ○ と い う 領 域 か ら 外 れ て い る = ○ ○ で な い ( 例 ) 没 個 性 、 没 価 値 ② 没 ○ ○ が な い ( 例 ) 超 自 然 的 、 超 現 実 的 ③ 脱 ○ ○ を 抜 け 出 す こ と ( 例 ) 脱 呪 術 化
148.
④ 唯 ○ ○ だ け が 存 在 す る こ と ⑤ 原 ( 人 間 形 成 の ) も と と な る ○ ○ ( 例 ) 唯 物 論 、 唯 心 論 、 唯 我 論 ( 例 ) 原 体 験 、 原 風 景
149.
◆ 問 2 引 け 目 恥 ず か し い 思 い 「 前 世 代 の 日 本 人 た ち ~ 」 「 土 着 人 ~ 」 「 植 民 地 二 世 ~ 」 と い う の は つ ま り ま た ( 理 由 説 明 ) ( 換 言 ) ( 並 列 )
150.
【 全 体 像 】 4 、 テ ー マ 理 解 ① 「 言 語 論 」 記号としての言語 混沌 秩序 分節化 (→差異の体系) (→恣意性) 1 2 表現としての言語 A . レ ト リ ッ ク B . 言 語 の 多 義 性 言語 事 物 事 物 事 物 3 まとめ 言 語 が 事 物 を 存 在 さ せ る 。 4 5 6
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