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約47%高速化した
Hyper-V 2.0
Windows Server 2008 R2と共にバージョンアップした仮想マシン実行環境の「Hyper-V 2.0」。仮想マシンを
停止せずに移動させる「ライブマイグレーション」など、より大規模なシステムへの対応を可能とする機能面の強
化と共に、性能面でも大幅な強化が行われています。
今回行ったベンチマークの結果では、従来のHyper-V 1.0との比較で約47%の性能向上を確認することができ
ました。これは性能が要求されるデータベースなどのアプリケーションを仮想マシン上で動作させることも可能に
なってきていることを示しています。
   本ベンチマークテストの目的
本ベンチマークテストは、Hyper-V 1.0とHyper-V 2.0の間での
処理性能の違いを明らかにすることを目的に実施しました。
検証は、サーバとして一般的によく使用されているデータベース
サーバを仮想マシン上で実行し、ベンチマーク結果を比較するこ
とで検証しました。データベースにはMS SQL Server 2008
SP1 x64版を使用しました。
   テスト結果の要約
Windows Server 2008 R2とHyper-V 2.0を組み合わせることで、
Hyper-V 1.0に比べて高い性能を得られることが確認できました。
・検証マシンには12コアのCPUを搭載しており、仮想マシンに仮
想CPUを4つずつ割り当てた場合、同時に3つの仮想マシン
(4vCPU×3VM=12Core)を動作させた時に最も高い性能値
を得ることができました。
・Hyper-V 1.0+Windows Server 2008 SP2と、Hyper-V 2.0
+Windows Server 2008 R2を比較して、後者が約47%高速
となりました(3VM時)。
・3VM以外の結果でも、Hyper-V 2.0がHyper-V 1.0よりも高い
性能値を得ることができました。
・Hyper-V 2.0+Windows Server 2008 R2(3VM)と、仮想化
せず12CPUを使用するWindows Server 2008 R2とを比較
して、前者は後者の90%程度の性能(10%の性能劣化)になる
ことが確認できました。
グラフ:仮想マシン数ごとの性能値比較
0
1VM
tps(合計)
2VM 3VM 4VM
20000
40000
60000
80000
100000
120000
140000
Hyper-V 1.0 Hyper-V 2.0
約47%
性能アップ
1 2
日本仮想化技術株式会社について
日本仮想化技術株式会社は2006 年12 月に設立され、現在IT 業界で最も注目されている技術「仮想化技術」に特化した仮想化技
術専門企業です。仮想化技術に関する研究および開発、各種調査、関連したソフトウェアの開発、仮想化技術を導入したシステムの
構築など「仮想化環境構築のトータルサポート」を行っています。
©2009日本仮想化技術株式会社
AMD、AMD Opteron、AMD Virtualization、AMD-V は、Advanced Micro Devices, Inc. の商標です。
Intel および Xeon は、アメリカ合衆国およびその他の国における Intel Corporation またはその子会社の商標または登録商標です。
その他の社名、製品名などは、一般に各社の商標または登録商標です。
日本仮想化技術株式会社
〒150-0002
東京都渋谷区渋谷1-1-10
TEL: 050-7571-0584
URL:http://VirtualTech.jp/
サーバ環境 ゲストOS VM数 VCPU数 tps(合計) tps(VMあたり) tps向上比
1 Hyper-V 1.0 Windows Server 2008 SP2 1 4 31409.7 31409.7
2 Hyper-V 2.0 Windows Server 2008 R2 1 4 43562.0 43562.0 139%
3 Hyper-V 1.0 Windows Server 2008 SP2 2 8 59874.3 29937.2
4 Hyper-V 2.0 Windows Server 2008 R2 2 8 84443.0 42221.5 141%
5 Hyper-V 1.0 Windows Server 2008 SP2 3 12 70975.0 23658.3
6 Hyper-V 2.0 Windows Server 2008 R2 3 12 104072.0 34690.7 147%
7 Hyper-V 1.0 Windows Server 2008 SP2 4 16 66077.3 16519.3
8 Hyper-V 2.0 Windows Server 2008 R2 4 16 86322.0 21580.5 131%
9 物理マシン Windows Server 2008 SP2 1 12 114901.0 114901.0
10 物理マシン Windows Server 2008 R2 1 12 115509.0 115509.0
●ベンチマーク結果
ベンチマークは測定を3回行い、tps(トランザクション毎秒)を求め、その平均値を結果として利用しました。
●ベンチマーク環境構成
Hyper-Vサーバ
HP DL385 G6
CPU:AMD Opteron 2435(2.6GHz/6Core)x 2
メモリ:24GB(2GB PC2-6400 REG DDR2 ECC SDRAM x 12)
HDD:SAS 15krpm 146GB x 2 + 32GB SLC SSD x 4
RAIDカード:Smart アレイP410/ZM
NIC: DualポートNC382i 1GbE x 2
ロードジェネレータ
HP 6710b/CT x 4
CPU:Intel Core2 Duo T7250(Dual 2.0GHz/L2 2M)x 1
メモリ:3GB
HDD:SATA 120GB 5.4Krpm x 1
NIC:Broadcom NetLink Gigabit Ethernet PCI Controller
DB
・Microsoft SQL Server 2008 SP1 x64版
●ベンチマーク環境構成方法
・仮想化ソフトウェア
通常手順にてインストールを行いました。
・OS
通常手順にてインストールを行いました。
仮想マシンの場合は、インストール後に統合サービスを導入しました。
・Microsoft SQL Server 2008 SP1 x64版
通常手順にてインストールを行いました。
   ベンチマークの詳細
同一マシンでHyper-V 1.0およびHyper-V 2.0の環境を構築し、
仮想マシンのゲストOS上でMS SQL Server 2008 SP1 x64版
を動作させ、TPC-Bに基づいたベンチマークを実行しました。
TPC-Bは、データベースにおけるバッチ処理をターゲットにしたベ
ンチマークです。対象となるRDBMSが処理できるトランザクショ
ン数が結果として得られます。
通常のTPC-Bは検索と更新の処理が混合したトランザクションを実施
しますが、更新処理はストレージ性能がボトルネックとなります。今回の
ベンチマークでは検索のみを行うトランザクションを実行し、主にCPU
およびメモリの処理性能を測定するベンチマークを実行しています。
3    ベンチマークテスト結果の評価
1VMから4VMまでの各VM数ですべてHyper-V 2.0がHyper-V
1.0よりも高い性能を示すことを確認できました。
サーバマシンの持つCPUコア数(12コア)と、仮想マシンの仮想
CPU数の合計(各4仮想CPU)が一致する3VMで最も高い性能を
示しており、この際にHyper-V 2.0はHyper-V 1.0に比べて約
47%高い性能となっています。
この性能値は、仮想化を行わずに測定して性能値に比べても約
90%となっており、この10%の差が仮想化を行った際のオーバー
ヘッドであるといえます。
その他の仮想マシン数でもHyper-V 1.0よりもHyper-V 2.0の方
が高速な結果を得ることができました。
4
※tps向上比は、同一VM数でHyper-V 1.0からHyper-V 2.0に変わることでの性能向上比率を算出しています。

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「Microsoft Hyper-V 2.0」のベンチマークテスト結果

  • 1. 約47%高速化した Hyper-V 2.0 Windows Server 2008 R2と共にバージョンアップした仮想マシン実行環境の「Hyper-V 2.0」。仮想マシンを 停止せずに移動させる「ライブマイグレーション」など、より大規模なシステムへの対応を可能とする機能面の強 化と共に、性能面でも大幅な強化が行われています。 今回行ったベンチマークの結果では、従来のHyper-V 1.0との比較で約47%の性能向上を確認することができ ました。これは性能が要求されるデータベースなどのアプリケーションを仮想マシン上で動作させることも可能に なってきていることを示しています。    本ベンチマークテストの目的 本ベンチマークテストは、Hyper-V 1.0とHyper-V 2.0の間での 処理性能の違いを明らかにすることを目的に実施しました。 検証は、サーバとして一般的によく使用されているデータベース サーバを仮想マシン上で実行し、ベンチマーク結果を比較するこ とで検証しました。データベースにはMS SQL Server 2008 SP1 x64版を使用しました。    テスト結果の要約 Windows Server 2008 R2とHyper-V 2.0を組み合わせることで、 Hyper-V 1.0に比べて高い性能を得られることが確認できました。 ・検証マシンには12コアのCPUを搭載しており、仮想マシンに仮 想CPUを4つずつ割り当てた場合、同時に3つの仮想マシン (4vCPU×3VM=12Core)を動作させた時に最も高い性能値 を得ることができました。 ・Hyper-V 1.0+Windows Server 2008 SP2と、Hyper-V 2.0 +Windows Server 2008 R2を比較して、後者が約47%高速 となりました(3VM時)。 ・3VM以外の結果でも、Hyper-V 2.0がHyper-V 1.0よりも高い 性能値を得ることができました。 ・Hyper-V 2.0+Windows Server 2008 R2(3VM)と、仮想化 せず12CPUを使用するWindows Server 2008 R2とを比較 して、前者は後者の90%程度の性能(10%の性能劣化)になる ことが確認できました。 グラフ:仮想マシン数ごとの性能値比較 0 1VM tps(合計) 2VM 3VM 4VM 20000 40000 60000 80000 100000 120000 140000 Hyper-V 1.0 Hyper-V 2.0 約47% 性能アップ 1 2
  • 2. 日本仮想化技術株式会社について 日本仮想化技術株式会社は2006 年12 月に設立され、現在IT 業界で最も注目されている技術「仮想化技術」に特化した仮想化技 術専門企業です。仮想化技術に関する研究および開発、各種調査、関連したソフトウェアの開発、仮想化技術を導入したシステムの 構築など「仮想化環境構築のトータルサポート」を行っています。 ©2009日本仮想化技術株式会社 AMD、AMD Opteron、AMD Virtualization、AMD-V は、Advanced Micro Devices, Inc. の商標です。 Intel および Xeon は、アメリカ合衆国およびその他の国における Intel Corporation またはその子会社の商標または登録商標です。 その他の社名、製品名などは、一般に各社の商標または登録商標です。 日本仮想化技術株式会社 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-1-10 TEL: 050-7571-0584 URL:http://VirtualTech.jp/ サーバ環境 ゲストOS VM数 VCPU数 tps(合計) tps(VMあたり) tps向上比 1 Hyper-V 1.0 Windows Server 2008 SP2 1 4 31409.7 31409.7 2 Hyper-V 2.0 Windows Server 2008 R2 1 4 43562.0 43562.0 139% 3 Hyper-V 1.0 Windows Server 2008 SP2 2 8 59874.3 29937.2 4 Hyper-V 2.0 Windows Server 2008 R2 2 8 84443.0 42221.5 141% 5 Hyper-V 1.0 Windows Server 2008 SP2 3 12 70975.0 23658.3 6 Hyper-V 2.0 Windows Server 2008 R2 3 12 104072.0 34690.7 147% 7 Hyper-V 1.0 Windows Server 2008 SP2 4 16 66077.3 16519.3 8 Hyper-V 2.0 Windows Server 2008 R2 4 16 86322.0 21580.5 131% 9 物理マシン Windows Server 2008 SP2 1 12 114901.0 114901.0 10 物理マシン Windows Server 2008 R2 1 12 115509.0 115509.0 ●ベンチマーク結果 ベンチマークは測定を3回行い、tps(トランザクション毎秒)を求め、その平均値を結果として利用しました。 ●ベンチマーク環境構成 Hyper-Vサーバ HP DL385 G6 CPU:AMD Opteron 2435(2.6GHz/6Core)x 2 メモリ:24GB(2GB PC2-6400 REG DDR2 ECC SDRAM x 12) HDD:SAS 15krpm 146GB x 2 + 32GB SLC SSD x 4 RAIDカード:Smart アレイP410/ZM NIC: DualポートNC382i 1GbE x 2 ロードジェネレータ HP 6710b/CT x 4 CPU:Intel Core2 Duo T7250(Dual 2.0GHz/L2 2M)x 1 メモリ:3GB HDD:SATA 120GB 5.4Krpm x 1 NIC:Broadcom NetLink Gigabit Ethernet PCI Controller DB ・Microsoft SQL Server 2008 SP1 x64版 ●ベンチマーク環境構成方法 ・仮想化ソフトウェア 通常手順にてインストールを行いました。 ・OS 通常手順にてインストールを行いました。 仮想マシンの場合は、インストール後に統合サービスを導入しました。 ・Microsoft SQL Server 2008 SP1 x64版 通常手順にてインストールを行いました。    ベンチマークの詳細 同一マシンでHyper-V 1.0およびHyper-V 2.0の環境を構築し、 仮想マシンのゲストOS上でMS SQL Server 2008 SP1 x64版 を動作させ、TPC-Bに基づいたベンチマークを実行しました。 TPC-Bは、データベースにおけるバッチ処理をターゲットにしたベ ンチマークです。対象となるRDBMSが処理できるトランザクショ ン数が結果として得られます。 通常のTPC-Bは検索と更新の処理が混合したトランザクションを実施 しますが、更新処理はストレージ性能がボトルネックとなります。今回の ベンチマークでは検索のみを行うトランザクションを実行し、主にCPU およびメモリの処理性能を測定するベンチマークを実行しています。 3    ベンチマークテスト結果の評価 1VMから4VMまでの各VM数ですべてHyper-V 2.0がHyper-V 1.0よりも高い性能を示すことを確認できました。 サーバマシンの持つCPUコア数(12コア)と、仮想マシンの仮想 CPU数の合計(各4仮想CPU)が一致する3VMで最も高い性能を 示しており、この際にHyper-V 2.0はHyper-V 1.0に比べて約 47%高い性能となっています。 この性能値は、仮想化を行わずに測定して性能値に比べても約 90%となっており、この10%の差が仮想化を行った際のオーバー ヘッドであるといえます。 その他の仮想マシン数でもHyper-V 1.0よりもHyper-V 2.0の方 が高速な結果を得ることができました。 4 ※tps向上比は、同一VM数でHyper-V 1.0からHyper-V 2.0に変わることでの性能向上比率を算出しています。