学習指導
- 2. 学習指導
1 教員に求められる資質能力
2 生きる力
定義
確かな学力
豊かな人間性
健康や体力
3 キャリア教育
4 安全教育
5 人権教育
6 教育の情報化
7 部活動
8 References
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- 3. <教員に求められる資質能力>
教員に求められる資質能力
教職に対する責任感、探究力、教職生活全体を通じて自主的に学び続け
る力
使命感や責任感、教育的愛情
専門職としての高度な知識・技能
教科や教職に関する高度な専門的知識 (グローバル化、情報化、特別支援
教育その他の新たな課題に対応できる知識・技能を含む)
新たな学びを展開できる実践的指導力 (知識・技能を活用する学習活動や
課題探究型の学習、協働的学びなどをデザインできる指導力)
教科指導、生徒指導、学級経営等を的確に実践できる力
総合的な人間力
豊かな人間性、社会性、コミュニケーション力、同僚とチームで対応す
る力、地域や社会の多様な組織等と連携・協働できる力
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- 6. <生きる力> 確かな学力
確かな学力を育むには
未知のものに積極的かつ主体的に興味・関心を抱き, 理解を深めたいと
思うなどの好奇心を持たせる
社会の仕組みと個人のかかわりに関する理解を深めさせ, 勤労観・職業
観を育成し, 生き方・在り方を考えさせる
基本的な生活習慣を身に付けている場合や, 教員が創意工夫を生かした
指導を行っている場合には得点が高い
「総合的な学習の時間」等を通じて学びへの動機付けを図る
子どもの実態や指導内容等に応じて「個に応じた指導」を柔軟かつ多様
に導入
「わかる授業」を行い, 子どもたちの学習意欲を高める
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- 7. <生きる力> 確かな学力
言語活動の充実
各教科等の目標と指導事項との関連及び生徒の発達の段階や言語能力を
踏まえて言語活動を計画的に位置付け, 授業の構成や指導の在り方自体
を工夫・改善
教科間の関連や学年を超えた系統的で意図的, 計画的な言語活動が実施
されるよう, カリキュラム・マネジメントを適正に行う
生徒が学習の見通しを立てたり学習したことを振り返ったりする活動を
計画的に取り入れる
自校や他校においてこれまでに実践された優れた言語活動の指導事例を
参照
語彙や表現を豊かにするために適切な教材を取り上げる
教育活動全体を通じた読書活動を推進
学校図書館を計画的に利活用
学校における言語環境を整備
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- 10. <生きる力> 豊かな人間性
体験活動
対象となる実物に実際に関わっていく直接体験
インターネットやテレビ等を介して感覚的に学びとる間接体験
シミュレーションや模型等を通じて模擬的に学ぶ擬似体験
直接体験活動の類型
ボランティア活動など社会奉仕に関わる体験活動
自然に関わる体験活動
勤労生産に関わる体験活動
職場や就業に関わる体験活動
文化や芸術に関わる体験活動
交流に関わる体験活動
その他の体験活動
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- 12. <生きる力> 健康や体力
健康や体力
たくましく生きるための健康や体力
自ら健康を増進する能力や、興味・関心や適性等に応じ、適切に運動す
ることのできる能力
健康や体力を育むために
健康教育や体育だけでなく、あらゆる教育活動を通じて適切に配慮
子どもたちに健康の増進や体力の向上の必要性を十分理解させる
心身の健康増進活動や日常的なスポーツ活動の実践を促す
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- 13. <キャリア教育>
定義
キャリア
人が, 生涯の中で様々な役割を果たす過程で, 自らの役割の価値や自分
と役割との関係を見いだしていく連なりや積み重ね
キャリア発達
社会で自分の役割を果たしながら, 自分らしい生き方を実現する過程
キャリア教育
一人一人の社会的・職業的自立に向け, 必要な基盤となる能力や態度を
育てることを通して, キャリア発達を促す教育
意義
生徒のキャリア発達や自立を促す視点で, 学校の理念と方向性を示す
自立するために発達させるべき能力や態度があるという前提に立ち, 各
学校段階で取り組むべき発達課題を明らかにする
将来の夢と学業を結び付けることで, 生徒の学習意欲を喚起
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- 14. <キャリア教育>
基礎的・汎用的能力
人間関係形成・社会形成能力, 自己理解・自己管理能力, 課題対応能力,
キャリアプランニング能力の 4 つの能力によって構成
4 つの能力は, それぞれが独立したものではなく, 相互に関連・依存
これらの能力をすべての者が同じ程度あるいは均一に身に付けることを
求めるものではない
これらの能力をどのようなまとまりで, どの程度身に付けさせるのかは,
学校や地域の特色, 専攻分野の特性や子ども・若者の発達の段階によっ
て異なる
学校では,4 つの能力を参考にしつつ, それぞれの課題を踏まえて具体の
能力を設定し, 工夫された教育を通じて達成
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- 15. <キャリア教育>
基礎的・汎用的能力
人間関係形成・社会形成能力
多様な他者の考えや立場を理解し, 相手の意見を聴いて自分の考えを正
確に伝えることができるとともに, 自分の置かれている状況を受け止め,
役割を果たしつつ他者と協力・協働して社会に参画し, 今後の社会を積
極的に形成することができる力
自己理解・自己管理能力
自分が「できること」 「したいこと」について, 社
「意義を感じること」
会との相互関係を保ちつつ, 今後の自分自身の可能性を含めた肯定的な
理解に基づき主体的に行動すると同時に, 自らの思考や感情を律し, か
つ, 今後の成長のために進んで学ぼうとする力
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- 16. <キャリア教育>
基礎的・汎用的能力
課題対応能力
仕事をする上での様々な課題を発見・分析し, 適切な計画を立ててその
課題を処理し, 解決することができる力
キャリアプランニング能力
「働くこと」の意義を理解し, 自らが果たすべき様々な立場や役割との関
連を踏まえて「働くこと」を位置付け, 多様な生き方に関する様々な情
報を適切に取捨選択・活用しながら, 自ら主体的に判断してキャリアを
形成していく力
進路指導とキャリア教育
進路指導は, 理念・概念やねらいにおいてキャリア教育と同じものであるが,
中学校・高等学校に限定される教育活動
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- 18. <安全教育>
安全教育の充実
避難訓練の在り方
緊急地震速報などを活用した防災教育手法の開発・普及
児童生徒等の状況にあわせた安全教育
発達の段階に応じて、避難だけなく、災害時の役割についても教育
障害の状態等を踏まえた安全指導
情報社会への対応
インターネットの適切な利用に関する普及啓発
原子力災害への対応
原子力災害の教訓を踏まえた取組
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- 19. <安全教育>
地域社会、家庭との連携
スクールガード・リーダーを活用し、保護者や地域のボランティア (ス
クールガード) の養成・研修促進
学校支援地域本部等による地域連携の強化
学校と警察などの関係機関、団体との意見交換等の場 (学校警察連絡協
議会、地域学校安全委員会等) の活用
保護者等との学校における安全に関する取組の情報共有
PTA 等の協力を得ながら、家庭と連携した安全教育
スクールガード・リーダー
警察官 OB 等に委嘱し、学校の防犯体制及び学校安全ボランティア (スクー
ルガード) の活動に対して専門的な指導を行う者
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- 20. <人権教育>
定義
人権
人々が生存と自由を確保し、それぞれの幸福を追求する権利
人権教育
人権尊重の精神の涵養を目的とする教育活動
人権感覚
人権が擁護され、実現されている状態を望ましいものと感じ、反対に、
これが侵害されている状態を許せないとするような、価値志向的な感覚
国民の責務 (人権教育及び人権啓発の推進に関する法律第 6 条)
国民は、人権尊重の精神の涵養に努めるとともに、人権が尊重される社会の
実現に寄与するよう努めなければならない
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- 22. <教育の情報化>
教育の情報化
情報教育
子どもたちの情報活用能力の育成
教科指導における ICT 活用
各教科等の目標を達成するための効果的な ICT 機器の活用
校務の情報化
教員の事務負担の軽減と子どもと向き合う時間の確保
ICT
Information and Communication Technology の略
コンピュータや情報通信ネットワーク (インターネット等) などの情報
コミュニケーション技術
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- 23. <教育の情報化>
目標
情報活用の実践力
課題や目的に応じて情報手段を適切に活用することを含めて, 必要な情
報を主体的に収集・判断・表現・処理・創造し, 受け手の状況などを踏
まえて発信・伝達できる能力
情報の科学的な理解
情報活用の基礎となる情報手段の特性の理解と, 情報を適切に扱ったり,
自らの情報活用を評価・改善するための基礎的な理論や方法の理解
情報社会に参画する態度
社会生活の中で情報や情報技術が果たしている役割や及ぼしている影響
を理解し, 情報モラルの必要性や情報に対する責任について考え, 望ま
しい情報社会の創造に参画しようとする態度
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- 24. <教育の情報化>
教科指導での ICT 活用の効果
生徒の学習に対する積極性・学習意欲の向上
生徒が集中して取り組める
生徒が楽しく学習できる
学習の達成感が得られる
教員の ICT 活用指導力
教材研究・指導の準備・評価などに ICT を活用する能力
授業中に ICT を活用して指導する能力
生徒の ICT 活用を指導する能力
情報モラルなどを指導する能力
校務に ICT を活用する能力
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- 26. <References> I
[1] 教職生活の全体を通じた教員の資質能力の総合的な向上方策について
(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo11/sonota/__icsFiles/
afieldfile/2012/05/15/1321079_1.pdf)
[2] 新学習指導要領 (http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/youryou/)
[3] 21 世紀を展望した我が国の教育の在り方について (第一次答申)
(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chuuou/toushin/960701.htm)
[4] 初等中等教育における当面の教育課程及び指導の充実・改善方策について
(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/03100701.htm)
[5] [確かな学力] を育む [わかる授業] の創意工夫例
(http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/actionplan/03071101/001.pdf)
[6] 言語活動の充実に関する指導事例集【高等学校版】
(http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/new-cs/gengo/1322283.htm)
[7] 体験活動事例 (豊かな体験活動の推進のために)
(http://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/houshi/jirei/03071401.htm)
[8] 体験活動事例集-体験のススメ-
(http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/seitoshidou/04121502/055.htm)
[9] 高等学校キャリア教育の手引き
(http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/career/1312816.htm)
[10] 学校が社会と協働して一日も早くすべての児童生徒に充実したキャリア教育を行うために
(http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/23/12/attach/1314521.htm)
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- 27. <References> II
[11] 学校安全の推進に関する計画の策定について
(http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/1318910.htm)
[12] スクールガード・リーダーの概要 (http:
//www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/gijiroku/attach/1311579.htm)
[13] 学校防災マニュアル (地震・津波災害) 作成の手引き
(http://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/24/03/1318204.htm)
[14] 学校安全 (http://www.mext.go.jp/a_menu/kenko/anzen/1289310.htm)
[15] 人権教育の指導方法等の在り方について [第三次とりまとめ](http:
//www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/024/report/08041404.htm)
[16] 人権教育及び人権啓発の推進に関する法律
(http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H12/H12HO147.html)
[17] 人権教育に関する特色ある実践事例
(http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/jinken/jirei/1321696.htm)
[18] 平成 24 年版人権教育・啓発白書 (http://www.moj.go.jp/content/000076106.pdf)
[19] 教育の情報化に関する手引
(http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/1259413.htm)
[20] 教員の ICT 活用指導力のチェックリスト
(http://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/zyouhou/1296901.htm)
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