Creative Insights 01 
受託開発で 
プロトタイピングを 
導入した時の 
アレコレを語る
自己紹介 
吉竹 遼 
@ryo_pan 
2011年~2014年10月までフェンリル株式会社で受託 
開発に従事。2014年10月からStandard Incに参画。 
Creative Insights #01 // 受託開発でプロトタイピングを導入した際のアレコレを語る //
当時の業務環境 
全社で150名ほど。所属部署は50人くらい 
受託開発メイン 
デザイナーの担当範囲は企画・設計・UIデザイン 
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2014年1月 
Briefs導入
どのような変化があったか
社内の変化
その1 
『プロトタイピングはじめました』と 
客先で言うようになった 
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プロトタイピングはじめました 
会社としてのウリが1つ増えたので、営業が客先 
でプロトタイピングできると言ってくれるように 
なった。 
実装までしないプロトタイプを作る案件がもらえ 
たり、そこから実装込みの案件に繋がることも。 
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その2 
エンジニアとの 
接点が増えた 
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エンジニアとの接点が増えた 
もともとコミュニケーション不足だったわけでは 
ないが、実装前のコミュニケーションが増えたこ 
とで手戻りは以前に比べると減った(気がする)。 
本格的なペーパープロトタイピングだとエンジニ 
アも参戦したり。 
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その3 
日常会話の話題が 
ひとつ増えた 
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日常会話の話題が増えた 
「プロトタイプがあれば紙のドキュメントいらな 
そう」「Briefsでできないことがあったから 
Storyboardで作ってみたよ」など、話題や行動 
に展開があった。些細なことだけど、個人的には 
一番大きな変化だったと思う。 
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クライアントへの変化
その1 
説得力のある提案 
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説得力のある提案 
綺麗に作りこまれた動かない画面よりも、多少作 
りが粗くても触って動かせるプロトタイプを見せ 
ることで提案に説得力を持たせることができた。 
出すことによって信頼もしてくれるし、その後の 
進行がスムーズになることも多い。 
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その2 
エンドユーザーの声を 
届けやすくなった 
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エンドユーザーの声を届けやすくなった 
プロトタイピングやりましょうとなるとユーザー 
テストもやりたいよね、となる。 
クライアントにもテストの現場に同席してもらう 
ことで、生の声が届くし、こちらの改善案も通し 
やすくなった。 
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その3 
コミュニケーションの手段が 
ひとつ増えた 
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コミュニケーションの手段が増えた 
もちろんWeb上でやりとりをしてもいいのだけ 
ど、やっぱり対面でプロトタイプを見ながら話し 
たほうがスムーズに進む。会話する時間が増える 
ことで、お互いの考えをちゃんと言い合える空気 
が作りやすくなる。 
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もっとやるべきだったこと 
フローとしてのプロトタイピングの導入 
言葉ではなく文化としての定着 
社内教育、啓蒙に注力 
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フローとしてのプロトタイピング 
結局のところ、自分が導入したのはツールとして 
のプロトタイプであって、フローとしてのプロト 
タイピングではなかった。ツールを使ってどのよ 
うにプロジェクトの進め方が変えられるかをもう 
少し考えるべきだった。 
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言葉ではなく文化としての定着 
プロトタイピングという言葉は営業も使うくらい 
浸透したけど、社内文化まではいかなかった。フ 
ローに取り込むにはエンジニアとのすり合わせ、 
営業にスケジュールや金銭面の確認、経営陣への 
提案など考えることが多く、手が回らなかった。 
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社内教育・啓蒙 
案件の合間に調べたり導入に動いていると、案件 
の忙しさで手が止まったり、途中で辞めたりして 
しまう。極端な話、実案件を1,2ヶ月持たずに社 
内教育や啓蒙の場を作るエバンジェリストになっ 
てもよかったのでは、と今更ながら思ったり。 
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まとめ 
ちゃんとやるには社内・社外の協力が必要 
ツールをどう絡めていくか考えるのが大切 
起こった変化を見逃さない 
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社内・社外の協力が必要 
自分ひとりではできないし、受託側だけ張り切っ 
てもみんながハッピーになれるプロトタイプは作 
れない。クライアントの協力も必要不可欠。 
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ツールをどう絡めていくか 
プロトタイピングツール導入して終わり、ではな 
く、他の手法とどう絡めて進めていくか考えるの 
が大事。とは言え、まずは使いはじめるだけでも 
意識は相当変わる。 
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起こった変化を見逃さない 
プロトタイピングを導入して何が変わったのか。 
社内の動きに変化は起こったか、クライアントと 
のやりとりで変わったことはあっただろうか。 
起こった変化に着目することで、次にやることが 
見えてくる。 
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ご清聴ありがとうございました

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