SlideShare a Scribd company logo
1 of 29
Download to read offline
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved.
TB/Day規模のゲーム向け
データパイプラインを
開発運用する日々
グリー株式会社 開発本部
森田想平
目次
2
● 会社紹介
● データ基盤全般の紹介
● AWSベースのデータ基盤
● GCPベースのデータ基盤
● 開発運用する日々の話
● まとめ
会社紹介
3
社名 グリー株式会社
事業内容 ● ゲーム・ライブエンタメ事業
● 広告・メディア事業
● 投資事業
設立 2004年12月7日
代表者 代表取締役会長兼社長 田中良和
本社所在地 東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー
従業員数 1,531人(グループ全体・ 2018年6月末現在)
主なグループ企業 ● グリービジネスオペレーションズ株式会社
● グリーベンチャーズ株式会社
● ファンプレックス株式会社
● 株式会社ポケラボ
● リミア株式会社
● 株式会社ExPlay
● Glossom株式会社
● GREE VR Capital, LLC.
● 株式会社Wright Flyer Studios
● 株式会社3ミニッツ
会社紹介
4
開発本部(の一部メンバー)
会社紹介
ゲームプラットフォーム事業
5
ゲーム事業 ライブエンタメ事業 メディア事業
● 横断データ基盤、分析ツールの開発運用
● 事業ごとのデータ基盤、分析ツールの開発運用
目次
6
● 会社紹介
● データ基盤全般の紹介
● AWSベースのデータ基盤
● GCPベースのデータ基盤
● 開発運用する日々の話
● まとめ
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved.
● ex. シノアリス
● AppStoreトップセールスランキング最高1位
● 最大AWSインスタンス数1000前後(らしい)
● ex. ゲームプラットフォーム事業
● オンプレミスサーバ数千台程度
データ基盤全般の紹介
事業の規模感
ref. https://gamebiz.jp/?p=218802
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved.
● データ基盤に送信蓄積されるデータ量
● 増加量は数TB/Day 程度
● 現在 1PB前後を管理運用
● 送信されるデータを全て永遠に取っておくわけではない
データ基盤全般の紹介
データの規模感
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved.
● オンプレミスMySQLサーバ群
● MySQLサーバ : 100台程度(数十TB)
● オンプレミスHadoop
● Hadoopクラスタ : 50台程度(数百TB)
データ基盤全般の紹介
幾つかの世代がある
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved.
● AWSベースのデータ基盤
● メインのデータ基盤(数百TB)
● 後述します
● GCPベースのデータ基盤
● 最近使い始めた(データ少ない)
● 少しだけ後で触れます
データ基盤全般の紹介
幾つかの世代がある
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved.
● 旧Sun Microsystemsの専用アプライアンス(Solaris)から汎用IA
サーバ(Ubuntu)へのMySQLマイグレーション
● ZFSの機能(zfs send)にpatchを当てて利用
● オンプレミスHadoopからAWSデータ基盤へのマイグレーション
● データ送信はfluentdのダブルライト
● 過去ログはAWS Snowballデバイス
● バッチジョブは地道に書き換える
データ基盤全般の紹介
レガシーシステムからのマイグレーション
目次
12
● 会社紹介
● データ基盤全般の紹介
● AWSベースのデータ基盤
● GCPベースのデータ基盤
● 開発運用する日々の話
● まとめ
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved.
AWSベースのデータ基盤
システム構成
Amazon
Kinesis
Amazon
EMR
Amazon
S3
Kinesis
Consumer
API Server
BI Tool
KPI Metric
プロダクトA
プロダクトB
プロダクトC
プロダクトD
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved.
● S3への重依存
● (オンプレミスと比べた場合の)運用負荷減
● クエリエンジンのステートレス化
● 障害対応やバージョンアップが容易に
AWSベースのデータ基盤
規模感に伴うかんどころ:その1
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved.
● S3のファイル数が多くなると、クエリ実行時にS3のRead(API呼び出
し)がボトルネックになる
● 定常的にファイルをマージしている
● 遅延ログがあるとマージが難しくなる
● よく使うテーブルに関しては、定常的にカラムナフォーマットで作り直し
ている
AWSベースのデータ基盤
規模感に伴うかんどころ:その2
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved.
● 会社組織が複雑になると、権限管理が複雑になる
● 書き込みに関しては、プロダクトごとにAWSアカウントがあるので、
IAM Assume Roleという機能を利用する
AWSベースのデータ基盤
規模感に伴うかんどころ:その3
Amazon
Kinesis
Streams
IAM Role
(KinesisへのWrite権限) Amazon EC2
AWS Lambda
1. AssumeRoleで一時的権限を取得
2. Kinesis::PutRecordsでログを送信
データ分析基盤のAWSアカウント プロダクトのAWSアカウント
目次
17
● 会社紹介
● データ基盤全般の紹介
● AWSベースのデータ基盤
● GCPベースのデータ基盤
● 開発運用する日々の話
● まとめ
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved.
GCPベースのデータ基盤
システム構成
analytics-systemproduction server
Stackdriver
BigQuery Data
Studio
Cloud
Pub/Sub
Cloud
Storage
Cloud
Dataflow
client
Cloud
SQL
Firebase
App
Engine
ios/android
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved.
● スケーラビリティに関しては、まだ検証フェーズ
● 心配はしていない
GCPベースのデータ基盤
概要
目次
20
● 会社紹介
● データ基盤全般の紹介
● AWSベースのデータ基盤
● GCPベースのデータ基盤
● 開発運用する日々の話
● まとめ
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved.
システムを
「気持ちよく開発・保守できるかどうか」を
示す言葉(として一部使われている)
開発運用する日々
デベロッパーエクスペリエンス(DX)
ref. https://gfx.hatenablog.com/entry/2018/06/28/100103
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved.
● セットアップの自動化
● 実行環境(OS)の移植性の最大化
● サーバ・システム管理を不要に
● 継続的デプロイを可能に
● スケールアップを可能に
開発運用する日々
The Twelve-Factor App
ref. https://12factor.net/ja/
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved.
● (本番と同様)、開発時も依存プロセスが多い
● dockerで各プロセスを管理するが、1つ1つ再起動等するのは手間に
なる
● そこで、docker-compseという複数dockerを管理する仕組みを利用
する
● 一括で起動できる
● コンテナ間の通信や依存関係を設定できる
開発運用する日々
DX向上のための工夫の例
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved.
● システムコンポーネント(AWSベースデータ基盤の場合)
● Kinesis Consumerアプリケーション(データ配送ロジック)
● API Server(クエリの管理や権限制御)
● Analyticsツール(ワークフロー機能等含む)
● 構成管理・デプロイ・起動
● その他、細かいコード
● バッチジョブ(ファイルマージなど)
● Presto等のUser-Defined Function
開発運用する日々
結局何を開発するのか?主なコーディング対象
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved.
● プロダクトマネジメント体制
● 仕様策定や利用者問い合わせ対応は別チームのタスク
● 開発ツール
● MacBookとAWS開発専用アカウントを駆使する
● IntelliJ IDEA(IDE)のライセンスは付与
● 日々の作業
● 新規開発、bugfix、障害対応
● お昼は割と社内勉強会やコーディング系の部活
● ごく稀に、海外出張でカンファレンスに参加
開発運用する日々
開発運用体制
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved.
● (クラウド)データ基盤の開発運用のやりがい
● 様々なミドルウェアや技術にさわれる (Mさん、Yさん)
● 少さなコードで大規模なシステムが動く(Iさん)
● 社内ユーザからダイレクトにFBがもらえる(Mさん)
開発運用する日々
開発メンバーの意見
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved.
● (クラウド)データ基盤の開発運用で大変なこと
● アラート対応
● マネージドサービスが死んだり調子が悪くなると、待つしかない
● マネージドサービスの利用MWのバージョンがニーズにマッチしな
いと辛い
開発運用する日々
開発メンバーの意見
目次
28
● 会社紹介
● データ基盤全般の紹介
● AWSベースのデータ基盤
● GCPベースのデータ基盤
● 開発運用する日々の話
● まとめ
Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved.
● 開発運用対象が周縁化してる
● 分散ファイルシステムやクエリエンジンなどデータパイプラインの中
心部分はマネージドサービス化が進んでいる
● パイプラインの周縁は開発が必要
● 周縁部は事業依存になりがちなので
● 必要な機能が増え、使えるコンポーネントも多いので、システム構成が
複雑になりがち
● DXを考慮した日々の開発が重要
まとめ
開発運用する日々に対する所感

More Related Content

What's hot

グリー株式会社『私たちが GCP を使い始めた本当の理由』第 9 回 Google Cloud INSIDE Game & Apps
グリー株式会社『私たちが GCP を使い始めた本当の理由』第 9 回 Google Cloud INSIDE Game & Appsグリー株式会社『私たちが GCP を使い始めた本当の理由』第 9 回 Google Cloud INSIDE Game & Apps
グリー株式会社『私たちが GCP を使い始めた本当の理由』第 9 回 Google Cloud INSIDE Game & AppsGoogle Cloud Platform - Japan
 
NuxtJS + REST APIで運用中サービスをNuxtJS + GraphQLに変更したことによる光と影
NuxtJS + REST APIで運用中サービスをNuxtJS + GraphQLに変更したことによる光と影NuxtJS + REST APIで運用中サービスをNuxtJS + GraphQLに変更したことによる光と影
NuxtJS + REST APIで運用中サービスをNuxtJS + GraphQLに変更したことによる光と影gree_tech
 
AIやマイクロサービスを活用したDynamoDB節約術
AIやマイクロサービスを活用したDynamoDB節約術AIやマイクロサービスを活用したDynamoDB節約術
AIやマイクロサービスを活用したDynamoDB節約術gree_tech
 
REALITY低遅延モード配信を支えるリアルタイムサーバとデータパイプライン
REALITY低遅延モード配信を支えるリアルタイムサーバとデータパイプラインREALITY低遅延モード配信を支えるリアルタイムサーバとデータパイプライン
REALITY低遅延モード配信を支えるリアルタイムサーバとデータパイプラインgree_tech
 
これからのインフラエンジニアについて考えていること
これからのインフラエンジニアについて考えていることこれからのインフラエンジニアについて考えていること
これからのインフラエンジニアについて考えていることgree_tech
 
大規模ライブ配信の苦労ポイント
大規模ライブ配信の苦労ポイント大規模ライブ配信の苦労ポイント
大規模ライブ配信の苦労ポイントgree_tech
 
Datadog monitoring with HashiCorp
Datadog monitoring with HashiCorpDatadog monitoring with HashiCorp
Datadog monitoring with HashiCorpMasatomo Ito
 
実践 自動復旧
実践 自動復旧実践 自動復旧
実践 自動復旧gree_tech
 
[GREE Tech Talk #07] Unityカジュアルゲーム・ケーススタディ
[GREE Tech Talk #07] Unityカジュアルゲーム・ケーススタディ[GREE Tech Talk #07] Unityカジュアルゲーム・ケーススタディ
[GREE Tech Talk #07] Unityカジュアルゲーム・ケーススタディgree_tech
 
ネットワークエンジニアがWeb開発をやってみて思ったこと
ネットワークエンジニアがWeb開発をやってみて思ったことネットワークエンジニアがWeb開発をやってみて思ったこと
ネットワークエンジニアがWeb開発をやってみて思ったことgree_tech
 
AWSで動画共有サイトを作成して全社に公開
AWSで動画共有サイトを作成して全社に公開AWSで動画共有サイトを作成して全社に公開
AWSで動画共有サイトを作成して全社に公開ToruKubota4
 
【Unite Tokyo 2019】AWS for Unity Developers
【Unite Tokyo 2019】AWS for Unity Developers【Unite Tokyo 2019】AWS for Unity Developers
【Unite Tokyo 2019】AWS for Unity DevelopersUnityTechnologiesJapan002
 
Game Architecture Trends in Tokyo Kansai Social Game Study#5
Game Architecture Trends in Tokyo  Kansai Social Game Study#5Game Architecture Trends in Tokyo  Kansai Social Game Study#5
Game Architecture Trends in Tokyo Kansai Social Game Study#5Yasuhiro Matsuo
 
GCP vs 他社クラウド
GCP vs 他社クラウドGCP vs 他社クラウド
GCP vs 他社クラウドHasegawa Yusuke
 
クラウドを活用した システム開発は適材適所
クラウドを活用したシステム開発は適材適所クラウドを活用したシステム開発は適材適所
クラウドを活用した システム開発は適材適所Kimihiko Kitase
 
ターン制コマンドバトルにおける強化学習効率化
ターン制コマンドバトルにおける強化学習効率化ターン制コマンドバトルにおける強化学習効率化
ターン制コマンドバトルにおける強化学習効率化gree_tech
 
Cocos2d-x 3.0を使ったゲーム “消滅都市” の開発事例
Cocos2d-x 3.0を使ったゲーム “消滅都市” の開発事例Cocos2d-x 3.0を使ったゲーム “消滅都市” の開発事例
Cocos2d-x 3.0を使ったゲーム “消滅都市” の開発事例gree_tech
 
Multi Cloud Design Pattern(Beta)
Multi Cloud Design Pattern(Beta)Multi Cloud Design Pattern(Beta)
Multi Cloud Design Pattern(Beta)Terui Masashi
 

What's hot (20)

グリー株式会社『私たちが GCP を使い始めた本当の理由』第 9 回 Google Cloud INSIDE Game & Apps
グリー株式会社『私たちが GCP を使い始めた本当の理由』第 9 回 Google Cloud INSIDE Game & Appsグリー株式会社『私たちが GCP を使い始めた本当の理由』第 9 回 Google Cloud INSIDE Game & Apps
グリー株式会社『私たちが GCP を使い始めた本当の理由』第 9 回 Google Cloud INSIDE Game & Apps
 
NuxtJS + REST APIで運用中サービスをNuxtJS + GraphQLに変更したことによる光と影
NuxtJS + REST APIで運用中サービスをNuxtJS + GraphQLに変更したことによる光と影NuxtJS + REST APIで運用中サービスをNuxtJS + GraphQLに変更したことによる光と影
NuxtJS + REST APIで運用中サービスをNuxtJS + GraphQLに変更したことによる光と影
 
AIやマイクロサービスを活用したDynamoDB節約術
AIやマイクロサービスを活用したDynamoDB節約術AIやマイクロサービスを活用したDynamoDB節約術
AIやマイクロサービスを活用したDynamoDB節約術
 
REALITY低遅延モード配信を支えるリアルタイムサーバとデータパイプライン
REALITY低遅延モード配信を支えるリアルタイムサーバとデータパイプラインREALITY低遅延モード配信を支えるリアルタイムサーバとデータパイプライン
REALITY低遅延モード配信を支えるリアルタイムサーバとデータパイプライン
 
これからのインフラエンジニアについて考えていること
これからのインフラエンジニアについて考えていることこれからのインフラエンジニアについて考えていること
これからのインフラエンジニアについて考えていること
 
Keynote
KeynoteKeynote
Keynote
 
大規模ライブ配信の苦労ポイント
大規模ライブ配信の苦労ポイント大規模ライブ配信の苦労ポイント
大規模ライブ配信の苦労ポイント
 
Datadog monitoring with HashiCorp
Datadog monitoring with HashiCorpDatadog monitoring with HashiCorp
Datadog monitoring with HashiCorp
 
実践 自動復旧
実践 自動復旧実践 自動復旧
実践 自動復旧
 
[GREE Tech Talk #07] Unityカジュアルゲーム・ケーススタディ
[GREE Tech Talk #07] Unityカジュアルゲーム・ケーススタディ[GREE Tech Talk #07] Unityカジュアルゲーム・ケーススタディ
[GREE Tech Talk #07] Unityカジュアルゲーム・ケーススタディ
 
ネットワークエンジニアがWeb開発をやってみて思ったこと
ネットワークエンジニアがWeb開発をやってみて思ったことネットワークエンジニアがWeb開発をやってみて思ったこと
ネットワークエンジニアがWeb開発をやってみて思ったこと
 
AWSで動画共有サイトを作成して全社に公開
AWSで動画共有サイトを作成して全社に公開AWSで動画共有サイトを作成して全社に公開
AWSで動画共有サイトを作成して全社に公開
 
【Unite Tokyo 2019】AWS for Unity Developers
【Unite Tokyo 2019】AWS for Unity Developers【Unite Tokyo 2019】AWS for Unity Developers
【Unite Tokyo 2019】AWS for Unity Developers
 
Game Architecture Trends in Tokyo Kansai Social Game Study#5
Game Architecture Trends in Tokyo  Kansai Social Game Study#5Game Architecture Trends in Tokyo  Kansai Social Game Study#5
Game Architecture Trends in Tokyo Kansai Social Game Study#5
 
GCP vs 他社クラウド
GCP vs 他社クラウドGCP vs 他社クラウド
GCP vs 他社クラウド
 
クラウドを活用した システム開発は適材適所
クラウドを活用したシステム開発は適材適所クラウドを活用したシステム開発は適材適所
クラウドを活用した システム開発は適材適所
 
Growing up serverless
Growing up serverlessGrowing up serverless
Growing up serverless
 
ターン制コマンドバトルにおける強化学習効率化
ターン制コマンドバトルにおける強化学習効率化ターン制コマンドバトルにおける強化学習効率化
ターン制コマンドバトルにおける強化学習効率化
 
Cocos2d-x 3.0を使ったゲーム “消滅都市” の開発事例
Cocos2d-x 3.0を使ったゲーム “消滅都市” の開発事例Cocos2d-x 3.0を使ったゲーム “消滅都市” の開発事例
Cocos2d-x 3.0を使ったゲーム “消滅都市” の開発事例
 
Multi Cloud Design Pattern(Beta)
Multi Cloud Design Pattern(Beta)Multi Cloud Design Pattern(Beta)
Multi Cloud Design Pattern(Beta)
 

Similar to TB / Day規模のゲーム向けデータパイプラインを開発運用する日々

Data analysis platform ver1.1
Data analysis platform ver1.1Data analysis platform ver1.1
Data analysis platform ver1.1TomohiroDoi
 
Gaming on aws 〜ゲームにおけるAWS最新活用術〜
Gaming on aws 〜ゲームにおけるAWS最新活用術〜Gaming on aws 〜ゲームにおけるAWS最新活用術〜
Gaming on aws 〜ゲームにおけるAWS最新活用術〜Amazon Web Services Japan
 
Cloud native strategy ver1.1
Cloud native strategy ver1.1Cloud native strategy ver1.1
Cloud native strategy ver1.1TomohiroDoi
 
Amazon Elastic MapReduceやSparkを中心とした社内の分析環境事例とTips
Amazon Elastic MapReduceやSparkを中心とした社内の分析環境事例とTipsAmazon Elastic MapReduceやSparkを中心とした社内の分析環境事例とTips
Amazon Elastic MapReduceやSparkを中心とした社内の分析環境事例とTipsyuichi_komatsu
 
乗り遅れるな!IBMが本気で取り組む新世代クラウドサービスを徹底解説
乗り遅れるな!IBMが本気で取り組む新世代クラウドサービスを徹底解説乗り遅れるな!IBMが本気で取り組む新世代クラウドサービスを徹底解説
乗り遅れるな!IBMが本気で取り組む新世代クラウドサービスを徹底解説Kimihiko Kitase
 
私たちがGCPを使い始めた本当の理由
私たちがGCPを使い始めた本当の理由私たちがGCPを使い始めた本当の理由
私たちがGCPを使い始めた本当の理由gree_tech
 
グリーにおけるAWS移行の必然性
グリーにおけるAWS移行の必然性グリーにおけるAWS移行の必然性
グリーにおけるAWS移行の必然性gree_tech
 
Amazon Game Tech アマゾンゲームテクノロジー - Amazon Game Tech - GTMF 2018 TOKYO
Amazon Game Tech アマゾンゲームテクノロジー - Amazon Game Tech - GTMF 2018 TOKYOAmazon Game Tech アマゾンゲームテクノロジー - Amazon Game Tech - GTMF 2018 TOKYO
Amazon Game Tech アマゾンゲームテクノロジー - Amazon Game Tech - GTMF 2018 TOKYOGame Tools & Middleware Forum
 
とあるメーカーのRedmine活用事例
とあるメーカーのRedmine活用事例とあるメーカーのRedmine活用事例
とあるメーカーのRedmine活用事例agileware_jp
 
20130313 OSCA Hadoopセミナー
20130313 OSCA Hadoopセミナー20130313 OSCA Hadoopセミナー
20130313 OSCA HadoopセミナーIchiro Fukuda
 
Amazon Game Tech アマゾンゲームテクノロジー - Amazon Game Tech - GTMF 2018 OSAKA
Amazon Game Tech アマゾンゲームテクノロジー - Amazon Game Tech - GTMF 2018 OSAKAAmazon Game Tech アマゾンゲームテクノロジー - Amazon Game Tech - GTMF 2018 OSAKA
Amazon Game Tech アマゾンゲームテクノロジー - Amazon Game Tech - GTMF 2018 OSAKAGame Tools & Middleware Forum
 
AI/MLシステムにおけるビッグデータとの付き合い方
AI/MLシステムにおけるビッグデータとの付き合い方AI/MLシステムにおけるビッグデータとの付き合い方
AI/MLシステムにおけるビッグデータとの付き合い方Shota Suzuki
 
20180619 AWS Black Belt Online Seminar データレイク入門: AWSで様々な規模のデータレイクを分析する効率的な方法
20180619 AWS Black Belt Online Seminar データレイク入門: AWSで様々な規模のデータレイクを分析する効率的な方法20180619 AWS Black Belt Online Seminar データレイク入門: AWSで様々な規模のデータレイクを分析する効率的な方法
20180619 AWS Black Belt Online Seminar データレイク入門: AWSで様々な規模のデータレイクを分析する効率的な方法Amazon Web Services Japan
 
Amazon Kinesis Familyを活用したストリームデータ処理
Amazon Kinesis Familyを活用したストリームデータ処理Amazon Kinesis Familyを活用したストリームデータ処理
Amazon Kinesis Familyを活用したストリームデータ処理Amazon Web Services Japan
 
Beginner must-see! A future that can be opened by learning Hadoop
Beginner must-see! A future that can be opened by learning HadoopBeginner must-see! A future that can be opened by learning Hadoop
Beginner must-see! A future that can be opened by learning HadoopDataWorks Summit
 
Introduction to New CloudWatch Agent
Introduction to New CloudWatch AgentIntroduction to New CloudWatch Agent
Introduction to New CloudWatch AgentNoritaka Sekiyama
 
基幹システムにおけるオープンソース活用
基幹システムにおけるオープンソース活用基幹システムにおけるオープンソース活用
基幹システムにおけるオープンソース活用UNIRITA Incorporated
 

Similar to TB / Day規模のゲーム向けデータパイプラインを開発運用する日々 (20)

Data analysis platform ver1.1
Data analysis platform ver1.1Data analysis platform ver1.1
Data analysis platform ver1.1
 
Gaming on aws 〜ゲームにおけるAWS最新活用術〜
Gaming on aws 〜ゲームにおけるAWS最新活用術〜Gaming on aws 〜ゲームにおけるAWS最新活用術〜
Gaming on aws 〜ゲームにおけるAWS最新活用術〜
 
Cloud native strategy ver1.1
Cloud native strategy ver1.1Cloud native strategy ver1.1
Cloud native strategy ver1.1
 
Amazon Elastic MapReduceやSparkを中心とした社内の分析環境事例とTips
Amazon Elastic MapReduceやSparkを中心とした社内の分析環境事例とTipsAmazon Elastic MapReduceやSparkを中心とした社内の分析環境事例とTips
Amazon Elastic MapReduceやSparkを中心とした社内の分析環境事例とTips
 
乗り遅れるな!IBMが本気で取り組む新世代クラウドサービスを徹底解説
乗り遅れるな!IBMが本気で取り組む新世代クラウドサービスを徹底解説乗り遅れるな!IBMが本気で取り組む新世代クラウドサービスを徹底解説
乗り遅れるな!IBMが本気で取り組む新世代クラウドサービスを徹底解説
 
私たちがGCPを使い始めた本当の理由
私たちがGCPを使い始めた本当の理由私たちがGCPを使い始めた本当の理由
私たちがGCPを使い始めた本当の理由
 
グリーにおけるAWS移行の必然性
グリーにおけるAWS移行の必然性グリーにおけるAWS移行の必然性
グリーにおけるAWS移行の必然性
 
Amazon Game Tech アマゾンゲームテクノロジー - Amazon Game Tech - GTMF 2018 TOKYO
Amazon Game Tech アマゾンゲームテクノロジー - Amazon Game Tech - GTMF 2018 TOKYOAmazon Game Tech アマゾンゲームテクノロジー - Amazon Game Tech - GTMF 2018 TOKYO
Amazon Game Tech アマゾンゲームテクノロジー - Amazon Game Tech - GTMF 2018 TOKYO
 
とあるメーカーのRedmine活用事例
とあるメーカーのRedmine活用事例とあるメーカーのRedmine活用事例
とあるメーカーのRedmine活用事例
 
20130313 OSCA Hadoopセミナー
20130313 OSCA Hadoopセミナー20130313 OSCA Hadoopセミナー
20130313 OSCA Hadoopセミナー
 
Serverless analytics on aws
Serverless analytics on awsServerless analytics on aws
Serverless analytics on aws
 
Reinvent2017 recap-gaming-session-1
Reinvent2017 recap-gaming-session-1Reinvent2017 recap-gaming-session-1
Reinvent2017 recap-gaming-session-1
 
Amazon Redshift 概要 (20分版)
Amazon Redshift 概要 (20分版)Amazon Redshift 概要 (20分版)
Amazon Redshift 概要 (20分版)
 
Amazon Game Tech アマゾンゲームテクノロジー - Amazon Game Tech - GTMF 2018 OSAKA
Amazon Game Tech アマゾンゲームテクノロジー - Amazon Game Tech - GTMF 2018 OSAKAAmazon Game Tech アマゾンゲームテクノロジー - Amazon Game Tech - GTMF 2018 OSAKA
Amazon Game Tech アマゾンゲームテクノロジー - Amazon Game Tech - GTMF 2018 OSAKA
 
AI/MLシステムにおけるビッグデータとの付き合い方
AI/MLシステムにおけるビッグデータとの付き合い方AI/MLシステムにおけるビッグデータとの付き合い方
AI/MLシステムにおけるビッグデータとの付き合い方
 
20180619 AWS Black Belt Online Seminar データレイク入門: AWSで様々な規模のデータレイクを分析する効率的な方法
20180619 AWS Black Belt Online Seminar データレイク入門: AWSで様々な規模のデータレイクを分析する効率的な方法20180619 AWS Black Belt Online Seminar データレイク入門: AWSで様々な規模のデータレイクを分析する効率的な方法
20180619 AWS Black Belt Online Seminar データレイク入門: AWSで様々な規模のデータレイクを分析する効率的な方法
 
Amazon Kinesis Familyを活用したストリームデータ処理
Amazon Kinesis Familyを活用したストリームデータ処理Amazon Kinesis Familyを活用したストリームデータ処理
Amazon Kinesis Familyを活用したストリームデータ処理
 
Beginner must-see! A future that can be opened by learning Hadoop
Beginner must-see! A future that can be opened by learning HadoopBeginner must-see! A future that can be opened by learning Hadoop
Beginner must-see! A future that can be opened by learning Hadoop
 
Introduction to New CloudWatch Agent
Introduction to New CloudWatch AgentIntroduction to New CloudWatch Agent
Introduction to New CloudWatch Agent
 
基幹システムにおけるオープンソース活用
基幹システムにおけるオープンソース活用基幹システムにおけるオープンソース活用
基幹システムにおけるオープンソース活用
 

More from gree_tech

アナザーエデンPC版リリースへの道のり 〜WFSにおけるマルチプラットフォーム対応の取り組み〜
アナザーエデンPC版リリースへの道のり 〜WFSにおけるマルチプラットフォーム対応の取り組み〜アナザーエデンPC版リリースへの道のり 〜WFSにおけるマルチプラットフォーム対応の取り組み〜
アナザーエデンPC版リリースへの道のり 〜WFSにおけるマルチプラットフォーム対応の取り組み〜gree_tech
 
GREE VR Studio Laboratory「XR-UX Devプロジェクト」の成果紹介
GREE VR Studio Laboratory「XR-UX Devプロジェクト」の成果紹介GREE VR Studio Laboratory「XR-UX Devプロジェクト」の成果紹介
GREE VR Studio Laboratory「XR-UX Devプロジェクト」の成果紹介gree_tech
 
REALITYアバターを様々なメタバースで活躍させてみた - GREE VR Studio Laboratory インターン研究成果発表
REALITYアバターを様々なメタバースで活躍させてみた - GREE VR Studio Laboratory インターン研究成果発表REALITYアバターを様々なメタバースで活躍させてみた - GREE VR Studio Laboratory インターン研究成果発表
REALITYアバターを様々なメタバースで活躍させてみた - GREE VR Studio Laboratory インターン研究成果発表gree_tech
 
アプリ起動時間高速化 ~推測するな、計測せよ~
アプリ起動時間高速化 ~推測するな、計測せよ~アプリ起動時間高速化 ~推測するな、計測せよ~
アプリ起動時間高速化 ~推測するな、計測せよ~gree_tech
 
長寿なゲーム事業におけるアプリビルドの効率化
長寿なゲーム事業におけるアプリビルドの効率化長寿なゲーム事業におけるアプリビルドの効率化
長寿なゲーム事業におけるアプリビルドの効率化gree_tech
 
Cloud Spanner をより便利にする運用支援ツールの紹介
Cloud Spanner をより便利にする運用支援ツールの紹介Cloud Spanner をより便利にする運用支援ツールの紹介
Cloud Spanner をより便利にする運用支援ツールの紹介gree_tech
 
WFSにおけるCloud SpannerとGKEを中心としたGCP導入事例の紹介
WFSにおけるCloud SpannerとGKEを中心としたGCP導入事例の紹介WFSにおけるCloud SpannerとGKEを中心としたGCP導入事例の紹介
WFSにおけるCloud SpannerとGKEを中心としたGCP導入事例の紹介gree_tech
 
SINoALICE -シノアリス- Google Cloud Firestoreを用いた観戦機能の実現について
SINoALICE -シノアリス- Google Cloud Firestoreを用いた観戦機能の実現についてSINoALICE -シノアリス- Google Cloud Firestoreを用いた観戦機能の実現について
SINoALICE -シノアリス- Google Cloud Firestoreを用いた観戦機能の実現についてgree_tech
 
海外展開と負荷試験
海外展開と負荷試験海外展開と負荷試験
海外展開と負荷試験gree_tech
 
翻訳QAでのテスト自動化の取り組み
翻訳QAでのテスト自動化の取り組み翻訳QAでのテスト自動化の取り組み
翻訳QAでのテスト自動化の取り組みgree_tech
 
組み込み開発のテストとゲーム開発のテストの違い
組み込み開発のテストとゲーム開発のテストの違い組み込み開発のテストとゲーム開発のテストの違い
組み込み開発のテストとゲーム開発のテストの違いgree_tech
 
サーバーフレームワークに潜んでる脆弱性検知ツール紹介
サーバーフレームワークに潜んでる脆弱性検知ツール紹介サーバーフレームワークに潜んでる脆弱性検知ツール紹介
サーバーフレームワークに潜んでる脆弱性検知ツール紹介gree_tech
 
データエンジニアとアナリストチーム兼務になった件について
データエンジニアとアナリストチーム兼務になった件についてデータエンジニアとアナリストチーム兼務になった件について
データエンジニアとアナリストチーム兼務になった件についてgree_tech
 
シェアドサービスとしてのデータテクノロジー
シェアドサービスとしてのデータテクノロジーシェアドサービスとしてのデータテクノロジー
シェアドサービスとしてのデータテクノロジーgree_tech
 
「ドキュメント見つからない問題」をなんとかしたい - 横断検索エンジン導入の取り組みについて-
「ドキュメント見つからない問題」をなんとかしたい - 横断検索エンジン導入の取り組みについて-「ドキュメント見つからない問題」をなんとかしたい - 横断検索エンジン導入の取り組みについて-
「ドキュメント見つからない問題」をなんとかしたい - 横断検索エンジン導入の取り組みについて-gree_tech
 
「Atomic Design × Nuxt.js」コンポーネント毎に責務の範囲を明確にしたら幸せになった話
「Atomic Design × Nuxt.js」コンポーネント毎に責務の範囲を明確にしたら幸せになった話「Atomic Design × Nuxt.js」コンポーネント毎に責務の範囲を明確にしたら幸せになった話
「Atomic Design × Nuxt.js」コンポーネント毎に責務の範囲を明確にしたら幸せになった話gree_tech
 
比較サイトの検索改善(SPA から SSR に変換)
比較サイトの検索改善(SPA から SSR に変換)比較サイトの検索改善(SPA から SSR に変換)
比較サイトの検索改善(SPA から SSR に変換)gree_tech
 
コードの自動修正によって実現する、機能開発を止めないフレームワーク移行
コードの自動修正によって実現する、機能開発を止めないフレームワーク移行コードの自動修正によって実現する、機能開発を止めないフレームワーク移行
コードの自動修正によって実現する、機能開発を止めないフレームワーク移行gree_tech
 
「やんちゃ、足りてる?」〜ヤンマガWebで挑戦を続ける新入りエンジニア〜
「やんちゃ、足りてる?」〜ヤンマガWebで挑戦を続ける新入りエンジニア〜「やんちゃ、足りてる?」〜ヤンマガWebで挑戦を続ける新入りエンジニア〜
「やんちゃ、足りてる?」〜ヤンマガWebで挑戦を続ける新入りエンジニア〜gree_tech
 
法人向けメタバースプラットフォームの開発の裏側をのぞいてみた(仮)
法人向けメタバースプラットフォームの開発の裏側をのぞいてみた(仮)法人向けメタバースプラットフォームの開発の裏側をのぞいてみた(仮)
法人向けメタバースプラットフォームの開発の裏側をのぞいてみた(仮)gree_tech
 

More from gree_tech (20)

アナザーエデンPC版リリースへの道のり 〜WFSにおけるマルチプラットフォーム対応の取り組み〜
アナザーエデンPC版リリースへの道のり 〜WFSにおけるマルチプラットフォーム対応の取り組み〜アナザーエデンPC版リリースへの道のり 〜WFSにおけるマルチプラットフォーム対応の取り組み〜
アナザーエデンPC版リリースへの道のり 〜WFSにおけるマルチプラットフォーム対応の取り組み〜
 
GREE VR Studio Laboratory「XR-UX Devプロジェクト」の成果紹介
GREE VR Studio Laboratory「XR-UX Devプロジェクト」の成果紹介GREE VR Studio Laboratory「XR-UX Devプロジェクト」の成果紹介
GREE VR Studio Laboratory「XR-UX Devプロジェクト」の成果紹介
 
REALITYアバターを様々なメタバースで活躍させてみた - GREE VR Studio Laboratory インターン研究成果発表
REALITYアバターを様々なメタバースで活躍させてみた - GREE VR Studio Laboratory インターン研究成果発表REALITYアバターを様々なメタバースで活躍させてみた - GREE VR Studio Laboratory インターン研究成果発表
REALITYアバターを様々なメタバースで活躍させてみた - GREE VR Studio Laboratory インターン研究成果発表
 
アプリ起動時間高速化 ~推測するな、計測せよ~
アプリ起動時間高速化 ~推測するな、計測せよ~アプリ起動時間高速化 ~推測するな、計測せよ~
アプリ起動時間高速化 ~推測するな、計測せよ~
 
長寿なゲーム事業におけるアプリビルドの効率化
長寿なゲーム事業におけるアプリビルドの効率化長寿なゲーム事業におけるアプリビルドの効率化
長寿なゲーム事業におけるアプリビルドの効率化
 
Cloud Spanner をより便利にする運用支援ツールの紹介
Cloud Spanner をより便利にする運用支援ツールの紹介Cloud Spanner をより便利にする運用支援ツールの紹介
Cloud Spanner をより便利にする運用支援ツールの紹介
 
WFSにおけるCloud SpannerとGKEを中心としたGCP導入事例の紹介
WFSにおけるCloud SpannerとGKEを中心としたGCP導入事例の紹介WFSにおけるCloud SpannerとGKEを中心としたGCP導入事例の紹介
WFSにおけるCloud SpannerとGKEを中心としたGCP導入事例の紹介
 
SINoALICE -シノアリス- Google Cloud Firestoreを用いた観戦機能の実現について
SINoALICE -シノアリス- Google Cloud Firestoreを用いた観戦機能の実現についてSINoALICE -シノアリス- Google Cloud Firestoreを用いた観戦機能の実現について
SINoALICE -シノアリス- Google Cloud Firestoreを用いた観戦機能の実現について
 
海外展開と負荷試験
海外展開と負荷試験海外展開と負荷試験
海外展開と負荷試験
 
翻訳QAでのテスト自動化の取り組み
翻訳QAでのテスト自動化の取り組み翻訳QAでのテスト自動化の取り組み
翻訳QAでのテスト自動化の取り組み
 
組み込み開発のテストとゲーム開発のテストの違い
組み込み開発のテストとゲーム開発のテストの違い組み込み開発のテストとゲーム開発のテストの違い
組み込み開発のテストとゲーム開発のテストの違い
 
サーバーフレームワークに潜んでる脆弱性検知ツール紹介
サーバーフレームワークに潜んでる脆弱性検知ツール紹介サーバーフレームワークに潜んでる脆弱性検知ツール紹介
サーバーフレームワークに潜んでる脆弱性検知ツール紹介
 
データエンジニアとアナリストチーム兼務になった件について
データエンジニアとアナリストチーム兼務になった件についてデータエンジニアとアナリストチーム兼務になった件について
データエンジニアとアナリストチーム兼務になった件について
 
シェアドサービスとしてのデータテクノロジー
シェアドサービスとしてのデータテクノロジーシェアドサービスとしてのデータテクノロジー
シェアドサービスとしてのデータテクノロジー
 
「ドキュメント見つからない問題」をなんとかしたい - 横断検索エンジン導入の取り組みについて-
「ドキュメント見つからない問題」をなんとかしたい - 横断検索エンジン導入の取り組みについて-「ドキュメント見つからない問題」をなんとかしたい - 横断検索エンジン導入の取り組みについて-
「ドキュメント見つからない問題」をなんとかしたい - 横断検索エンジン導入の取り組みについて-
 
「Atomic Design × Nuxt.js」コンポーネント毎に責務の範囲を明確にしたら幸せになった話
「Atomic Design × Nuxt.js」コンポーネント毎に責務の範囲を明確にしたら幸せになった話「Atomic Design × Nuxt.js」コンポーネント毎に責務の範囲を明確にしたら幸せになった話
「Atomic Design × Nuxt.js」コンポーネント毎に責務の範囲を明確にしたら幸せになった話
 
比較サイトの検索改善(SPA から SSR に変換)
比較サイトの検索改善(SPA から SSR に変換)比較サイトの検索改善(SPA から SSR に変換)
比較サイトの検索改善(SPA から SSR に変換)
 
コードの自動修正によって実現する、機能開発を止めないフレームワーク移行
コードの自動修正によって実現する、機能開発を止めないフレームワーク移行コードの自動修正によって実現する、機能開発を止めないフレームワーク移行
コードの自動修正によって実現する、機能開発を止めないフレームワーク移行
 
「やんちゃ、足りてる?」〜ヤンマガWebで挑戦を続ける新入りエンジニア〜
「やんちゃ、足りてる?」〜ヤンマガWebで挑戦を続ける新入りエンジニア〜「やんちゃ、足りてる?」〜ヤンマガWebで挑戦を続ける新入りエンジニア〜
「やんちゃ、足りてる?」〜ヤンマガWebで挑戦を続ける新入りエンジニア〜
 
法人向けメタバースプラットフォームの開発の裏側をのぞいてみた(仮)
法人向けメタバースプラットフォームの開発の裏側をのぞいてみた(仮)法人向けメタバースプラットフォームの開発の裏側をのぞいてみた(仮)
法人向けメタバースプラットフォームの開発の裏側をのぞいてみた(仮)
 

TB / Day規模のゲーム向けデータパイプラインを開発運用する日々

  • 1. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. TB/Day規模のゲーム向け データパイプラインを 開発運用する日々 グリー株式会社 開発本部 森田想平
  • 2. 目次 2 ● 会社紹介 ● データ基盤全般の紹介 ● AWSベースのデータ基盤 ● GCPベースのデータ基盤 ● 開発運用する日々の話 ● まとめ
  • 3. 会社紹介 3 社名 グリー株式会社 事業内容 ● ゲーム・ライブエンタメ事業 ● 広告・メディア事業 ● 投資事業 設立 2004年12月7日 代表者 代表取締役会長兼社長 田中良和 本社所在地 東京都港区六本木 6-10-1 六本木ヒルズ森タワー 従業員数 1,531人(グループ全体・ 2018年6月末現在) 主なグループ企業 ● グリービジネスオペレーションズ株式会社 ● グリーベンチャーズ株式会社 ● ファンプレックス株式会社 ● 株式会社ポケラボ ● リミア株式会社 ● 株式会社ExPlay ● Glossom株式会社 ● GREE VR Capital, LLC. ● 株式会社Wright Flyer Studios ● 株式会社3ミニッツ
  • 5. 開発本部(の一部メンバー) 会社紹介 ゲームプラットフォーム事業 5 ゲーム事業 ライブエンタメ事業 メディア事業 ● 横断データ基盤、分析ツールの開発運用 ● 事業ごとのデータ基盤、分析ツールの開発運用
  • 6. 目次 6 ● 会社紹介 ● データ基盤全般の紹介 ● AWSベースのデータ基盤 ● GCPベースのデータ基盤 ● 開発運用する日々の話 ● まとめ
  • 7. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. ● ex. シノアリス ● AppStoreトップセールスランキング最高1位 ● 最大AWSインスタンス数1000前後(らしい) ● ex. ゲームプラットフォーム事業 ● オンプレミスサーバ数千台程度 データ基盤全般の紹介 事業の規模感 ref. https://gamebiz.jp/?p=218802
  • 8. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. ● データ基盤に送信蓄積されるデータ量 ● 増加量は数TB/Day 程度 ● 現在 1PB前後を管理運用 ● 送信されるデータを全て永遠に取っておくわけではない データ基盤全般の紹介 データの規模感
  • 9. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. ● オンプレミスMySQLサーバ群 ● MySQLサーバ : 100台程度(数十TB) ● オンプレミスHadoop ● Hadoopクラスタ : 50台程度(数百TB) データ基盤全般の紹介 幾つかの世代がある
  • 10. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. ● AWSベースのデータ基盤 ● メインのデータ基盤(数百TB) ● 後述します ● GCPベースのデータ基盤 ● 最近使い始めた(データ少ない) ● 少しだけ後で触れます データ基盤全般の紹介 幾つかの世代がある
  • 11. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. ● 旧Sun Microsystemsの専用アプライアンス(Solaris)から汎用IA サーバ(Ubuntu)へのMySQLマイグレーション ● ZFSの機能(zfs send)にpatchを当てて利用 ● オンプレミスHadoopからAWSデータ基盤へのマイグレーション ● データ送信はfluentdのダブルライト ● 過去ログはAWS Snowballデバイス ● バッチジョブは地道に書き換える データ基盤全般の紹介 レガシーシステムからのマイグレーション
  • 12. 目次 12 ● 会社紹介 ● データ基盤全般の紹介 ● AWSベースのデータ基盤 ● GCPベースのデータ基盤 ● 開発運用する日々の話 ● まとめ
  • 13. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. AWSベースのデータ基盤 システム構成 Amazon Kinesis Amazon EMR Amazon S3 Kinesis Consumer API Server BI Tool KPI Metric プロダクトA プロダクトB プロダクトC プロダクトD
  • 14. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. ● S3への重依存 ● (オンプレミスと比べた場合の)運用負荷減 ● クエリエンジンのステートレス化 ● 障害対応やバージョンアップが容易に AWSベースのデータ基盤 規模感に伴うかんどころ:その1
  • 15. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. ● S3のファイル数が多くなると、クエリ実行時にS3のRead(API呼び出 し)がボトルネックになる ● 定常的にファイルをマージしている ● 遅延ログがあるとマージが難しくなる ● よく使うテーブルに関しては、定常的にカラムナフォーマットで作り直し ている AWSベースのデータ基盤 規模感に伴うかんどころ:その2
  • 16. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. ● 会社組織が複雑になると、権限管理が複雑になる ● 書き込みに関しては、プロダクトごとにAWSアカウントがあるので、 IAM Assume Roleという機能を利用する AWSベースのデータ基盤 規模感に伴うかんどころ:その3 Amazon Kinesis Streams IAM Role (KinesisへのWrite権限) Amazon EC2 AWS Lambda 1. AssumeRoleで一時的権限を取得 2. Kinesis::PutRecordsでログを送信 データ分析基盤のAWSアカウント プロダクトのAWSアカウント
  • 17. 目次 17 ● 会社紹介 ● データ基盤全般の紹介 ● AWSベースのデータ基盤 ● GCPベースのデータ基盤 ● 開発運用する日々の話 ● まとめ
  • 18. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. GCPベースのデータ基盤 システム構成 analytics-systemproduction server Stackdriver BigQuery Data Studio Cloud Pub/Sub Cloud Storage Cloud Dataflow client Cloud SQL Firebase App Engine ios/android
  • 19. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. ● スケーラビリティに関しては、まだ検証フェーズ ● 心配はしていない GCPベースのデータ基盤 概要
  • 20. 目次 20 ● 会社紹介 ● データ基盤全般の紹介 ● AWSベースのデータ基盤 ● GCPベースのデータ基盤 ● 開発運用する日々の話 ● まとめ
  • 21. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. システムを 「気持ちよく開発・保守できるかどうか」を 示す言葉(として一部使われている) 開発運用する日々 デベロッパーエクスペリエンス(DX) ref. https://gfx.hatenablog.com/entry/2018/06/28/100103
  • 22. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. ● セットアップの自動化 ● 実行環境(OS)の移植性の最大化 ● サーバ・システム管理を不要に ● 継続的デプロイを可能に ● スケールアップを可能に 開発運用する日々 The Twelve-Factor App ref. https://12factor.net/ja/
  • 23. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. ● (本番と同様)、開発時も依存プロセスが多い ● dockerで各プロセスを管理するが、1つ1つ再起動等するのは手間に なる ● そこで、docker-compseという複数dockerを管理する仕組みを利用 する ● 一括で起動できる ● コンテナ間の通信や依存関係を設定できる 開発運用する日々 DX向上のための工夫の例
  • 24. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. ● システムコンポーネント(AWSベースデータ基盤の場合) ● Kinesis Consumerアプリケーション(データ配送ロジック) ● API Server(クエリの管理や権限制御) ● Analyticsツール(ワークフロー機能等含む) ● 構成管理・デプロイ・起動 ● その他、細かいコード ● バッチジョブ(ファイルマージなど) ● Presto等のUser-Defined Function 開発運用する日々 結局何を開発するのか?主なコーディング対象
  • 25. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. ● プロダクトマネジメント体制 ● 仕様策定や利用者問い合わせ対応は別チームのタスク ● 開発ツール ● MacBookとAWS開発専用アカウントを駆使する ● IntelliJ IDEA(IDE)のライセンスは付与 ● 日々の作業 ● 新規開発、bugfix、障害対応 ● お昼は割と社内勉強会やコーディング系の部活 ● ごく稀に、海外出張でカンファレンスに参加 開発運用する日々 開発運用体制
  • 26. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. ● (クラウド)データ基盤の開発運用のやりがい ● 様々なミドルウェアや技術にさわれる (Mさん、Yさん) ● 少さなコードで大規模なシステムが動く(Iさん) ● 社内ユーザからダイレクトにFBがもらえる(Mさん) 開発運用する日々 開発メンバーの意見
  • 27. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. ● (クラウド)データ基盤の開発運用で大変なこと ● アラート対応 ● マネージドサービスが死んだり調子が悪くなると、待つしかない ● マネージドサービスの利用MWのバージョンがニーズにマッチしな いと辛い 開発運用する日々 開発メンバーの意見
  • 28. 目次 28 ● 会社紹介 ● データ基盤全般の紹介 ● AWSベースのデータ基盤 ● GCPベースのデータ基盤 ● 開発運用する日々の話 ● まとめ
  • 29. Copyright © GREE, Inc. All Rights Reserved. ● 開発運用対象が周縁化してる ● 分散ファイルシステムやクエリエンジンなどデータパイプラインの中 心部分はマネージドサービス化が進んでいる ● パイプラインの周縁は開発が必要 ● 周縁部は事業依存になりがちなので ● 必要な機能が増え、使えるコンポーネントも多いので、システム構成が 複雑になりがち ● DXを考慮した日々の開発が重要 まとめ 開発運用する日々に対する所感