DiGRAJ-GD 12/04/2011 手塚 忠孝
- 1. 20 年ほど TV ゲームのゲームデザインやプロジェクトマネジメントなどの仕事をしています、手塚と申します。本日はよろしくお願いいたします。
- 4. この用語集作成のもととなった、 Jesper Juul 氏の half-real という本で知った言葉です。 これを使って「面白いゲームなんてものはなく、面白いゲームプレイだけがある」というレトリックも作れますが、また逆に、「ゲームプレイでなくともゲーム由来の楽しさはある」という言い方もできるわけです。ゲームについて語る、このような場もそうかも知れません。
- 11. これについては、サスペンス映画の巨匠であるヒッチコックの言葉をそのまま引用します。 『イース II 』では、鐘が鳴り終わったらあるキャラクター処刑される、という演出があり、プレイヤーが塔を登るたびに鐘が鳴り、サスペンスをかき立ててました。(が、別に急いでも急がなくても展開は変わらないのでスリルはない) この発表ではルドロジーとナラティブに問題を分けていませんが、同じ状況下でも、プレイヤーが主体として関われないもどかしさはサスペンスを生み、主体として関わるとスリルになる、といえるかも知れません。