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学習活動の構造化とデザイン
- 7.
( 3 )自学自習用コンテンツのモジュール構造( 3 )自学自習用コンテンツのモジュール構造
プリテスト
学習
説明の確認
ノート作成
テスト
学習目標
1 章 概要
確認テスト 1
プリテストを再度実施
確認テスト 2
本項目のテスト実施
確認テスト 3
以前のモジュールの復
習
全問正解になるまで、次に進まない。
復習は、オプションとして付ける。絶対
に忘れてはいけない項目、キーポイントにな
る項目について復習する。
学習方法とコース構造例学習方法とコース構造例 11
7
©Uchida,Minoru
Editor's Notes
- 具体的な例を見てみましょう。 先ず、学習目標として、その章の項目と、何ができるようになるかを提示します。
- プリテストです。 この例では、問題を提示するだけです。回答は各自で考えます。
- 具体的な学習画面です。アニメーションなどを利用してわかりやすく説明します。
- 学習部のナレーションの主要な部分を画面に表示し空きエリアにキーワードを入力します。 文字選択ではなく、入力することで、より教育効果を高めています。学習内容の確認をするわけです。
- 各自にノートを作らせます。 これにより、学習内容の定着化を図ります。
- 理解度確認を行うテストです。 プリテストを再度実施してみたり、以前のモジュールの復習なども入れます。これにより、人間の記憶力特性である、忘却曲線などに対応するわけです。 また、この例では、全問正解になるまで次の章に進めないようにしています。また、オプションで復習ページなども付けられます。
- 業務支援型学習の例です。 仕事で使うファイルやアプリケーションがあり、それに対応する紙のマニュアルや資料がある場合、まず、マニュアルと資料を電子化します。そして、マニュアルや資料にリンクを貼り、業務ファイルやアプリケーションがアクセスできるようにします。これだけでも、業務効率は相当向上するはずです。しかも、既存のデータを利用するだけですから、開発にほとんど工数やコストがかかりません。 マニュアルや資料の分かりづらい部分を動画やアニメーションなどを含むチュートリアルコンテンツとして制作し、マニュアルや資料の該当ページからリンクを貼ります。これにより、仕事をしながら、わからないところだけを学習することが可能になります。 また、一連の手順を学習したい場合は、チュートリアルコンテンツを順番に学習していけば良いわけです。また、チュートリアルコンテンツから詳細データを調べたいときなどは、マニュアルや資料にリンクを貼ります。
- 業務支援型のコンテンツのもう一つの例です。 業務がフローにしたがって行われる場合には、その業務フローを提示し各項目に説明や操作方法などの動画が入っているページをリンクします。 または、業務マトリクスから、必要な業務項目を選びクリックすると説明や動画などが表示されるというものです。 業務全体の流れや構成が学習でき、しかも、その一つ一つの項目のやり方をタイムリーに学習できるのが特徴です。