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こんな人である
1. 個人技能・知識・態度が 1 2
卓越状態
2. 個人技能・知識・態度が 2 2
一人前
3 6
3. 社会組織の求める知識・
技能・態度が卓越状態 4 8
4. 社会組織の求める知識・
5 5
技能・態度が一人前
5. 分からない 1 2 3 4 5
投票数: 23 正解: 0 (0.0%)
November 11, 2012 0:00 JSISH-ITC第1回地方会 4
11. コンピテンシー項目に基づく訓練
コンピテンシー基盤型 トレーニング
技能 知識 態度
卓越した職務実践
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 11
12. 卓越者
一人前
駆け出し
レベル1 レベル2 レベル3
•態度1, •態度a, •態度α,
•技能1, •技能a, •技能α,
•知識1, •知識a, •知識α,
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 12
13. 古典的な意味での 卓越者
一人前
「コンピテンシー」状態
駆け出し
レベル1 レベル2 レベル3
•態度1, •態度a, •態度α,
•技能1, •技能a, •技能α,
•知識1, •知識a, •知識α,
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 13
14. ◎◎コンピテンシーがある人とは、
こんな人である
1. 個人技能・知識・態度が 1 2
3
卓越状態
2
2. 個人技能・知識・態度が 2
0
一人前 6
3
16
3. 社会組織の求める知識・
技能・態度が卓越状態 4 8
8
4. 社会組織の求める知識・ 5
5
技能・態度が一人前 1
5. 分からない befor after
November 11, 2012 0:15 投票数: 28
JSISH-ITC第1回地方会
正解: 16 (40.0%) 14
15. インストラクターにも
コンピテンシーがある
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 15
16. あなたは自分の組織で
コンピテンシー状態のインストラクター?
1. 全くそう思わない(0) 1 1
2. 10/100(かなり否定) 2 7
3. 30/100(少し否定) 3 1
4. 50/100(びみょ~) 4 11
5. 70/100(少し肯定) 5 7
6. 90/100(かなり肯定) 6 1
7. 非常にそう思う(100) 7 1
投票数: 29 1 2 3 4 5 6 7
0:30JSISH-ITC第1回地方会 16 November 11, 2012
17. 組織が求める組織人の行動レベル
卓越者
一人前
駆け出し
ご注意ください!
コンピテンシーの定義には
組織が定めた基準が必要!
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 17
18. JSISI-ITCが求める学習支援者状態
卓越者
一人前
駆け出し
JSISH-ITCの
インストラクター基準は
あるでしょうか?
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 18
20. あなたは自分の組織で
インストラクターコンピテンシー欲しい?
1. 全くそう思わない(0) 1 0
2. 10/100(かなり否定) 2 1
3. 30/100(少し否定) 3 2
4. 50/100(びみょ~) 4 3
5. 70/100(少し肯定) 5 2
6. 90/100(かなり肯定) 6 11
7. 非常にそう思う(100) 7 10
投票数: 29 1 2 3 4 5 6 7
0:30JSISH-ITC第1回地方会 20 November 11, 2012
21. ibstpi インストラクターコンピテンシー
プロフェッショナルとしての基礎
1. 効果的なコミュニケーションを行う。
2. 専門分野の知識やスキルを常に磨いておく。
3. 規定の倫理や法を順守する。
4. プロフェッショナルとしての信用を確立する。
企画と準備
5. インストラクションと方法と教材を企画準備する。
6. インストラクションに必要な具体的な準備をする。
方法と戦略
7. 受講者が意欲的に、集中して学べるように働きかける。
8. プレゼンテーションを効果的に行う。
9. ファシリテ-ションを効果的に行う。
10. タイミングよく的確に質問をする。
11. 明確な説明とフィードバックを与える。
12. 学んだ知識やスキルが持続するように働きかける。
13. 学んだ知識やスキルが実際に使えるように働きかける。
14. メディアやテクノロジーを使って学習効果を高める。
評価
15. 学習成果とその実用性を評価する。
16. インストラクションの効果を評価する。
マネジメント
17.学習効率と学んだことの実践を促進する環境を維持する。
18.適切なテクノロジーを使って、インストラクションのプロセスを管理する。
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 21
22. 日本語訳でお読みになりましたか?
• 論文「インストラクターコンピ
テンシーの医療者教育への
応用」
– ibstpi インストラクターコン
ピテンシーの解説と応用提案
• 資料「ibstpi インストラク
ターコンピテンシー 第4章」
– 18項目の粗訳
JSISH-ITC第1回地方会 22
23. 日本語訳でお読みになりましたか?
オンライン
• 論文「インストラクターコンピ
内容が省略
テンシーの医療者教育への
されている
応用」
– ibstpi インストラクターコン
ピテンシーの解説と応用提案
内容が
• 資料「ibstpi インストラク
日本語訳
分かりにくい
ターコンピテンシー 第4章」
分かりにくい
– 18項目の粗訳
ごめんなさい(訳者)
JSISH-ITC第1回地方会 23
24. ibstpiインストラクターコンピテンシー
使いこなしたい
1. 全くそう思わない(0) 1 0
2. 10/100(かなり否定) 2 0
3. 30/100(少し否定) 3 0
4. 50/100(びみょ~) 4 1
5. 70/100(少し肯定) 5 6
6. 90/100(かなり肯定) 6 12
7. 非常にそう思う(100) 7 10
投票数: 29 1 2 3 4 5 6 7
0:30JSISH-ITC第1回地方会 24 November 11, 2012
25. 学びの場を創るには
学ばなきゃ
(学習必要性分析)
学ぶ・
教える 評価 どこまで・ど
う学ぶ
教材
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 25
26. ibstpiインストラクターコンピテンシーとISD
専門的基礎
コンピテンシー 1:効果的なコミュニケーション
コンピテンシー 2:自身の専門的知識とスキルの更新と改善
コンピテンシー 3:確立された倫理的/法的な標準への準拠
コンピテンシー 4:専門家としての信用の確立と維持
計画と準備
コンピテンシー 5:指導方法と教材の計画
コンピテンシー 6:指導のための準備。
指導方法と方略
コンピテンシー 7:学習者の動機付けと係り合い刺激の維持
コンピテンシー 8:効果的なプレゼンテーションスキルの実演
コンピテンシー 9:効果的な進行スキルの実演
コンピテンシー 10:効果的な質問スキルの実演
コンピテンシー 11:釈明とフィードバックの提供
コンピテンシー 12:知識とスキルの保持の促進
コンピテンシー 13:知識とスキルの伝達の促進
コンピテンシー 14:メディアとテクノロジーを活用した学習とパフォーマンスの促進
アセスメントと評価
コンピテンシー 15:学習とパフォーマンスのアセスメント
コンピテンシー 16:指導効果の評価
管理
コンピテンシー 17:学習と実践を促進する環境の管理
コンピテンシー 18:テクノロジーを適切に使用して教授過程を管理する
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 26
27. ibstpiインストラクターコンピテンシーとISD
A D D I E
専門的基礎 分析 → 設計 → 開発 → 実施 → 評価
コンピテンシー 1:効果的なコミュニケーション
コンピテンシー 2:自身の専門的知識とスキルの更新と改善
コンピテンシー 3:確立された倫理的/法的な標準への準拠
コンピテンシー 4:専門家としての信用の確立と維持
計画と準備
コンピテンシー 5:指導方法と教材の計画
コンピテンシー 6:指導のための準備。
指導方法と方略
コンピテンシー 7:学習者の動機付けと係り合い刺激の維持
コンピテンシー 8:効果的なプレゼンテーションスキルの実演
コンピテンシー 9:効果的な進行スキルの実演
コンピテンシー 10:効果的な質問スキルの実演
コンピテンシー 11:釈明とフィードバックの提供
コンピテンシー 12:知識とスキルの保持の促進
コンピテンシー 13:知識とスキルの伝達の促進
コンピテンシー 14:メディアとテクノロジーを活用した学習とパフォーマンスの促進
アセスメントと評価
コンピテンシー 15:学習とパフォーマンスのアセスメント
コンピテンシー 16:指導効果の評価
管理
コンピテンシー 17:学習と実践を促進する環境の管理
コンピテンシー 18:テクノロジーを適切に使用して教授過程を管理する
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 27
28. ibstpiインストラクターコンピテンシーとISD
A D D I E
専門的基礎
I 分析 → 設計 → 開発 → 実施 → 評価
コンピテンシー 1:効果的なコミュニケーション
コンピテンシー 2:自身の専門的知識とスキルの更新と改善
コンピテンシー 3:確立された倫理的/法的な標準への準拠
コンピテンシー 4:専門家としての信用の確立と維持
計画と準備
コンピテンシー
コンピテンシー
5:指導方法と教材の計画
6:指導のための準備。
D D
指導方法と方略
コンピテンシー 7:学習者の動機付けと係り合い刺激の維持
I コンピテンシー
コンピテンシー
8:効果的なプレゼンテーションスキルの実演
9:効果的な進行スキルの実演
コンピテンシー
コンピテンシー
10:効果的な質問スキルの実演
11:釈明とフィードバックの提供
A
コンピテンシー 12:知識とスキルの保持の促進
コンピテンシー 13:知識とスキルの伝達の促進
コンピテンシー 14:メディアとテクノロジーを活用した学習とパフォーマンスの促進
アセスメントと評価
コンピテンシー 15:学習とパフォーマンスのアセスメント
E コンピテンシー 16:指導効果の評価
管理
コンピテンシー 17:学習と実践を促進する環境の管理
コンピテンシー 18:テクノロジーを適切に使用して教授過程を管理する
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 28
29. ibstpiインストラクターコンピテンシーとISD
A D D I E
専門的基礎
I 分析 → 設計 → 開発 → 実施 → 評価
コンピテンシー 1:効果的なコミュニケーション
コンピテンシー 2:自身の専門的知識とスキルの更新と改善
コンピテンシー 3:確立された倫理的/法的な標準への準拠
コンピテンシー 4:専門家としての信用の確立と維持
計画と準備
コンピテンシー
コンピテンシー
5:指導方法と教材の計画
6:指導のための準備。
D D
指導方法と方略
コンピテンシー 7:学習者の動機付けと係り合い刺激の維持
I コンピテンシー
コンピテンシー
8:効果的なプレゼンテーションスキルの実演
9:効果的な進行スキルの実演
インストラクター
コンピテンシー 10:効果的な質問スキルの実演 A
コンピテンシー
コンピテンシー
11:釈明とフィードバックの提供
12:知識とスキルの保持の促進
コンピテンシーは
コンピテンシー 13:知識とスキルの伝達の促進
コンピテンシー 14:メディアとテクノロジーを活用した学習とパフォーマンスの促進
E
アセスメントと評価
コンピテンシー
コンピテンシー
15:学習とパフォーマンスのアセスメント
16:指導効果の評価
ISDの実例
管理
コンピテンシー 17:学習と実践を促進する環境の管理
コンピテンシー 18:テクノロジーを適切に使用して教授過程を管理する
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 29
30. ibstpi インストラクターコンピテンシー
プロフェッショナルとしての基礎
1. 効果的なコミュニケーションを行う。
2. 専門分野の知識やスキルを常に磨いておく。
3. 規定の倫理や法を順守する。
4. プロフェッショナルとしての信用を確立する。
企画と準備
5. インストラクションと方法と教材を企画準備する。
6. インストラクションに必要な具体的な準備をする。
方法と戦略
7. 受講者が意欲的に、集中して学べるように働きかける。
8. プレゼンテーションを効果的に行う。
9. ファシリテ-ションを効果的に行う。
10. タイミングよく的確に質問をする。
11. 明確な説明とフィードバックを与える。
12. 学んだ知識やスキルが持続するように働きかける。
13. 学んだ知識やスキルが実際に使えるように働きかける。
14. メディアやテクノロジーを使って学習効果を高める。
評価
15. 学習成果とその実用性を評価する。
16. インストラクションの効果を評価する。
マネジメント
17.学習効率と学んだことの実践を促進する環境を維持する。
18.適切なテクノロジーを使って、インストラクションのプロセスを管理する。
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 30
31. IIC 15: 学習成果と
その実用性を評価する
a. 評価基準を共有する.
b. 個人とグループの成果を監視する.
c. 学習者の態度と反応を評価する.
d. 学習結果を評価する.
e. 学習者に自己評価の機会を提供する.
(資料参照:p59, 医療職の能力開発1:53-62、2011)
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 31
32. それぞれの学習内容では、
どんな評価方法を計画しますか?
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 32
33. 個人ワーク1:評価項目を作る
• 心肺蘇生術コース経験のある方
– 「除細動器」時限の評価項目
• 心肺蘇生術コース経験のない方
– 経験した◎◎コースの、ある時限評価項目
• その時限に「学習結果があった」と判定できる
評価項目を作りましょう(5分間)
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 33
35. 学習成果の評価が出来ると
•学習内容を分析
評価項目 •学習内容に適切な評価項目を作成
•評価項目からチェックリスト作成
チェックリスト
作成
•評価者間の差をなくす練り上げ
•訓練実施
訓練 •学習成果を検討、再び評価項目改善
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 35
36. ibstpi インストラクターコンピテンシー
プロフェッショナルとしての基礎
1. 効果的なコミュニケーションを行う。
2. 専門分野の知識やスキルを常に磨いておく。
3. 規定の倫理や法を順守する。
4. プロフェッショナルとしての信用を確立する。
企画と準備
5. インストラクションと方法と教材を企画準備する。
6. インストラクションに必要な具体的な準備をする。
方法と戦略
7. 受講者が意欲的に、集中して学べるように働きかける。
8. プレゼンテーションを効果的に行う。
9. ファシリテ-ションを効果的に行う。
10. タイミングよく的確に質問をする。
11. 明確な説明とフィードバックを与える。
使いこなすには、
12. 学んだ知識やスキルが持続するように働きかける。
チェックリストが欲しい
13. 学んだ知識やスキルが実際に使えるように働きかける。
14. メディアやテクノロジーを使って学習効果を高める。
評価
15. 学習成果とその実用性を評価する。
16. インストラクションの効果を評価する。
マネジメント
17.学習効率と学んだことの実践を促進する環境を維持する。
18.適切なテクノロジーを使って、インストラクションのプロセスを管理する。
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 36
37. 小まとめ1【提案】:
インストラクター技能発展のために
• ibstpiインストラクターコンピテンシー(IIC)を応
用しよう。
• IIC チェックリストを創ってみよう
– 自分で創ってみる
– 自分の組織で創ってみる
– JSISH-ITCで創ってみる
• IIC 応用して指導者養成を実施しよう
– AHA コアインストラクターコース
– IIC応用型 ICLS指導者ワークショップ
– 現場で、IICミニコース
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 37
38. ibstpiインストラクターコンピテンシー
(IIC)使いこなしたい
1. 全くそう思わない(0) 1 0
0
2. 10/100(かなり否定) 2 0
0
3. 30/100(少し否定) 3 0
0
4. 50/100(びみょ~) 4 0
1
5. 70/100(少し肯定) 5 4
6
6. 90/100(かなり肯定) 6 11
12
7. 非常にそう思う(100) 7 10
14
投票数: 29 before after
0:30JSISH-ITC第1回地方会 38 November 11, 2012
39. IICに基づいたチェックリスト創りに
参加してみたい
1. 全くそう思わない(0) 1 0
2. 10/100(かなり否定) 2 0
3. 30/100(少し否定) 3 1
4. 50/100(びみょ~) 4 4
5. 70/100(少し肯定) 5 7
6. 90/100(かなり肯定) 6 13
7. 非常にそう思う(100) 7 4
投票数: 29 1 2 3 4 5 6 7
0:30JSISH-ITC第1回地方会 39 November 11, 2012
43. コースでは、あなたは指導者、
私は受講生
インストラクターの言うことは、 受講生は、分かった振り、
受け入れられる 見た目は、実技が出来る
死んだふりするウサギ
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 43
44. コースで「インストラクター役」が
可能な理由
1350年代の講義 説教、演説と類似
人は、言って教える(teaching by telling)ことができる、と
信じられている、のではないでしょうか?
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 44
45. 個人ワーク2:
コースでのインストラクター
インストラクターが可能な理由 インストラクターの限界
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 45
46. グループワーク2:
目的は、コースインストラクター?
• 4-5名のグループを作ります。
– 1名:1回目と異なる司会者
– 1名:1回目と異なる記録・発表者
• 各人が分析した内容を共有
• 議論の焦点
– 「コースでインストラクターになる」で十分?
– コースでインストラクター上手くいっても現場で
大丈夫?
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 46
47. コースのインストラクター限界が
理解できた
1. 全くそう思わない(0) 1 0
2. 10/100(かなり否定) 2 1
3. 30/100(少し否定) 3 0
4. 50/100(びみょ~) 4 1
5. 70/100(少し肯定) 5 3
6. 90/100(かなり肯定) 6 11
7. 非常にそう思う(100) 7 13
投票数: 29 1 2 3 4 5 6 7
0:30JSISH-ITC第1回地方会 47 November 11, 2012
50. 日本医療教授システム学会(JSISH)の
使命
ならば、JSISH-ITCのインストラクターは、
どうあるべきでしょうか?
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 50
52. 何故、組織での訓練が
上手くいかない?
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 52
53. 何故、組織での訓練が
上手くいかない?
It’s just like school.
(Roger Schank, p7, Designing World-Class E-
Learning)
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 53
54. 何故、組織での訓練が
上手くいかない?
It’s just like school.
(Roger Schank, p7, Designing World-Class E-
Learning)
学校みたいにやると上手くいかない
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 54
55. 何故、組織での訓練が
上手くいかない?
人は言われて学ぶのではなく、やりながら学ぶ
(teaching by tellingではなく、learning by doing)
It’s just like school.
(Roger Schank, p7, Designing World-Class E-
Learning)
学校みたいにやると上手くいかない
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 55
57. 人は「言われて学べない」から、
「実践して振り返って学ぶ」のが効果的
• 振り返り(デブリーフィング)学習とは
– 2~数名での会話
– イベントや行動について振り返る
– 行動や思考過程、感情、情報を分析
– 目標は将来のパフォーマンス改善
• (http://www.harvardmedsim.org/debriefing-assesment-simulation-
healthcare.php
• 構造化(手順化)デブリーフィングが注目
– GAS 法、GREAT法など
医療従事者のためのフィードバック・デブリーフィング学習会
@慈恵医大開発中です。興味のある方は、ご連絡下さい
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 57
58. パフォーマンスギャップ
(MGH: マサチューセッツ総合病院)
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 58
59. パフォーマンスギャップ
(MGH: マサチューセッツ総合病院)
望ましい
フレーム 現場での 行動
(知識、感情 実践における
思い込み) 実際の行動 パフォーマンス
ギャップ
パフォーマンスギャップの図。
フレームは見えないが質問をつうじて可視化できる。フレー
ムが学習者の行動を左右する。Action(発言を含む)は観
察できる。「パフォーマンスギャップ」は「望ましい行動」と学
習者の「実際の行動」の差違であり、「望ましい行動」と比
べ高度だったり不足だったりする。
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 59
60. みかけの「行動を変える」くらいはできる
望ましい
フレーム 現場での 行動
(知識、感情 実践における
思い込み) 実際の行動 パフォーマンス
ギャップ
インストラクター(とにかく、あれこれ言
う指導者)でも、「目に見える行動」は、
変えることが出来る可能性は高い。
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 60
61. 行動はFrameに由来する
望ましい
フレーム 現場での 行動
(知識、感情 実践における
思い込み) 実際の行動 パフォーマンス
ギャップ
パフォーマンスギャップの図。
フレームは見えないが質問をつうじて可視化できる。フレー
ムが学習者の行動を左右する。Action(発言を含む)は観
察できる。「パフォーマンスギャップ」は「望ましい行動」と学
習者の「実際の行動」の差違であり、「望ましい行動」と比
べ高度だったり不足だったりする。
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 61
62. 中堅とベテランは扱いにくい
• 訓練では手順どおりに実施出来る
– 例)ガイドラインどおりの手順は実施可能
• 実際の現場では、自分の知識技術に基づく
– 例)ガイドラインは知っていても、「あくまでガイドライン
であり、現場の裁量が重要」と自分の意思で行動
• (Knowles MS. Application in continuing education for
the health professions: ch5, Andragogy in Action.
Mobius 1985; 5: 80-100.)
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 62
63. 「行動を変える」くらいはできて
も、
望ましい
フレーム 現場での 行動
(知識、感情 実践における
思い込み) 実際の行動 パフォーマンス
ギャップ
「フレーム(価値観・人格)を変えろ」と、
言われても、大人は通常受け入れない。
(インストラクターでは無理)
より高度な学習者支援技能が必要
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 63
64. 「振り返り」は
「行動調整」と「再フレーム」に関わる
望ましい
フレーム 現場での 行動
(知識、感情 実践における
思い込み) 実際の行動 パフォーマンス
ギャップ
振り返りを通じて、
1)とりあえず、行動が変わり、パフォー
マンスギャップが小さくなる
2)フレームを見つめ直す可能性もある
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 64
65. あるヒヤリハット事例検討
「取り違え、思い込み」
望ましい
フレーム 現場での 行動
(知識、感情 実践における
思い込み) 実際の行動 パフォーマンス
ギャップ
不適切とされる行動も、本人には、
1)この選択が正しい(取り違え例)
2)この行動が正しい(思い込み)
など「正しいというフレーム」に基づく
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 65
66. 患者安全の鍵は、
フレームを見つめなおすこと
• 患者安全の促進には、「ヒヤリハット」改善
• 「ヒヤリハット」の要因に「思い込み」
– (小松原明哲、ヒューマンエラー、丸善、2003)
• 通常訓練では行動を変えるのが関の山
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 66
67. 患者安全の鍵は、
フレームを見つめなおすこと
• 患者安全の促進には、「ヒヤリハット」改善
• 「ヒヤリハット」の要因に「思い込み」
– (小松原明哲、ヒューマンエラー、丸善、2003)
• 通常訓練では行動を変えるのが関の山
フレームを見つめ直すために
デブリーフィングが非常に重要
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 67
68. 個人ワーク3:
デブリーフィング支援者技能
• 「デブリーフィング学習方法で学ぶ」学習者を
支援するには、あなたは何が出来ればいいで
しょうか?
– ヒント:IICの18項目を参考に
– (資料参照:p52, 医療職の能力開発1、2011)
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 68
69. グループワーク3:
デブリーフィング支援者とインストラクターの違い
• 4-5名のグループを作ります。
– 1名:1,2回目と異なる司会者
– 1名:1,2回目と異なる記録・発表者
• 各人が分析した内容を共有
– デブリーフィング支援者技能
– IICの応用項目
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 69
71. 現場でのデブリーフィング学習者
支援技能を列挙出来る
1. 全くそう思わない(0) 1 0
2. 10/100(かなり否定) 2 0
3. 30/100(少し否定) 3 1
4. 50/100(びみょ~) 4 3
5. 70/100(少し肯定) 5 10
6. 90/100(かなり肯定) 6 13
7. 非常にそう思う(100) 7 2
投票数: 29 1 2 3 4 5 6 7
0:30JSISH-ITC第1回地方会 71 November 11, 2012
72. 現場でのデブリーフィング学習支援者を
目指して訓練を続けたい
1. 全くそう思わない(0) 1 0
2. 10/100(かなり否定) 2 0
3. 30/100(少し否定) 3 0
4. 50/100(びみょ~) 4 0
5. 70/100(少し肯定) 5 4
6. 90/100(かなり肯定) 6 8
7. 非常にそう思う(100) 7 16
投票数: 28 1 2 3 4 5 6 7
0:30JSISH-ITC第1回地方会 72 November 11, 2012
73. Take Home Messages
• 指導者技能の発展に明確な基準をもとう
– IICは一つの基準として応用可能
• コースのインストラクターから現場での患者
安全教育へ
– インストラクターの限界を知ろう
– デブリーフィング支援者技能を身につけよう
November 11, 2012 JSISH-ITC第1回地方会 73