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  • 1. 2013年6月5日「ソーシャル・リスク」2013/6/5 高度情報化と社会生活 1第9回
  • 2. 高度情報化と社会生活 教養科目 水曜日 第3限目 講師 藤野幸嗣 yuki@fujino.com 講義資料のウェブのアドレスhttp://www.fujino.com 講義連絡用ツイッターアカウント@fujinocom 講義用のハッシュタグ#kjoho2013/6/5 高度情報化と社会生活 2
  • 3. 今週の課題 今週の課題(締切は6月12日の講義開始時間まで) ネットへの投稿の際に気をつけていることがあれば。 あるいは、とくに気をつけていないのならその理由などを。 「気にしていない」とか、簡単なものでもかまいません。2013/6/5 高度情報化と社会生活 3
  • 4. 今週のネットトピック ファミマが無料の無線LANを開始。→講義でも扱った「無料の事例」 利用規約に批判が集まる。 Webの利用履歴データを利用者の許諾の元に収集しているあたり。 商売としてわからなくもないけれど、ちょっと「さもしい」感じ。 「せこさ」はイメージダウンにつながる。2013/6/5 高度情報化と社会生活 4
  • 5. 今週のネットトピック2013/6/5 高度情報化と社会生活 5カンニング竹山、RTで広がる“美談”は「デマです」Twitterで明言
  • 6. ネットのデマに注意 「竹山さんが、亡くなった相方の遺族を援助するためにコンビ名をまだ名乗っている」感動したらシェアしてください、というデマ(悪意ある業者による捏造) 血液が足りません、行方不明の人捜しなど拡散すると収拾がつかなくなる善意のシェアにも注意しましょう。→チェーンメールは転送しないのが鉄則。2013/6/5 高度情報化と社会生活 6
  • 7. スマートフォンの対策 パソコンと同様にウィルスや不正データの対策に加えて、ケータイと同様に紛失や盗難、破壊の際の対策も必要。 最近はスマートフォンをターゲットにした「ワンクリック詐欺」なども出てきている。→慣れない利用者が沢山いるので餌食になりやすい。2013/6/5 高度情報化と社会生活 7
  • 8. ソーシャルリスク 情報漏洩 誹謗中傷・風評被害 荒らし・炎上 クレーム・苦情 事後対策~悪い噂ははやく、広く、広まる。2013/6/5 高度情報化と社会生活 8
  • 9. 企業や組織の対策 ソーシャル・メディア・ポリシーを作成して周知する。 ひとつは組織防衛~免責 利用のためのガイドラインを作成してリテラシーの向上をはかる。 たとえば米軍では身分をちゃんと明かしてFacebookやTwitterを使うことを推奨しています。2013/6/5 高度情報化と社会生活 9
  • 10. 米軍のポリシー(さわり)身分・所属を明かして利用をすることが大前提。 「やるべきこと」投稿前にスペルチェックを行うこと;軍の評判が掛っています。短く、未編集の、キャッチーな映像を活用する。よい写真5点程度、できるだけ頻繁に更新すること(活動や視点、人員の多様性をちゃんと示すこと)。 「これは、やってはいけない」プロとしての投稿なので、子供っぽい言葉を使わないこと。必要でない限り、定型のメッセージや退屈なプレスリリースを使わない。位置情報がわかるプログラムを使用しないこと。 「覚えておいて欲しいこと」プロとしてふさわしくないたった一つのミスが、評判に泥を塗ることを忘れないように。2013/6/5 高度情報化と社会生活 10
  • 11. ソーシャルメディアポリシー ソーシャルメディアポリシー/ガイドラインの国内実例まとめ+策定者向け情報 Policy Database(英文)2013/6/5 高度情報化と社会生活 11
  • 12. ソーシャルメディアポリシーに必須の10項目1. ソーシャルメディアの目的を紹介する。2.自分の書くことに、責任を持つ3. 正直に書く4. 読み手のことを考慮する5. 適切な判断をする (うかつに挑発にのらない)6. 「コミュニティ」の概念を理解する7. 著作権と公正使用を尊重する8. 秘密情報・専有情報を保護する9. 価値をもたらす10. 生産性が重要2013/6/5 高度情報化と社会生活 12
  • 13. 企業のポリシーはマチマチ ソーシャルメディアの身分を明かしての利用を全面的に禁止している企業や組織もあります。→企業としての将来性は乏しいかも。 「仕事に関することは書かない」といった枠をはめるポリシーは多くみられます。 米国では自律を求めるものが多い。 転職を前提にしてアカウントの管理の規定なども。2013/6/5 高度情報化と社会生活 13
  • 14. 組織も個人も同じ ちゃんとしたポリシーを持たずに安易にネットを使っていると様々なトラブルを引き起こす。 ソーシャルリスクは自分でまねくことが多い。 目的、責任、相手への配慮、共有価値そして著作権への配慮も必要。2013/6/5 高度情報化と社会生活 14
  • 15. 情報漏洩の原因 情報を取り扱っているサービスに起因→不正アクセスなどによる漏洩→業者による横流し。 標的型攻撃(ソーシャルハッキング) 自分でうっかり悪徳サイトに登録をしてしまう。 友達による漏洩→ソーシャルサービスの普及でこれが多くなっている。2013/6/5 高度情報化と社会生活 15
  • 16. たとえばメールアドレス ケータイやスマホのアドレス帳の管理→紛失や盗難、盗み見にも注意。 友達を探すなど、データの取り扱いがはっきりしないサービスにスマホなどのアドレス帳データを登録してしまう。 同報メールでアドレスをばらまく。 もちろん自分や人のアドレスやIDを勝手にネットに書き込まない。2013/6/5 高度情報化と社会生活 16
  • 17. メールアドレスの漏洩 メールアドレス収集の闇ビジネス。→スパム業者に名簿が販売される。 ネットをサーベイする。 正規のメルマガなどからの横流し。 アドレス収集用のサービスを立ち上げる。→アドレス帳をうっかり登録してしまう。2013/6/5 高度情報化と社会生活 17
  • 18. メールアドレスを渡す 渡したメールアドレスはどう使われるかわからない。 アドレスが漏洩する原因~渡した相手が悪かった。 でもアドレスを相手に渡さないとメールは来ない。 結局、メールアドレスは絶対にスパムの餌食になってしまう。2013/6/5 高度情報化と社会生活 18
  • 19. 企業の情報漏洩の原因 会社のWebサイトから情報が漏洩 メールの誤送信 P2Pで情報漏洩 ウィルスで情報漏洩 ブログやSNSに会社の情報を記入 標的型攻撃による漏洩→人為的な原因の場合は技術では対処が難しい。2013/6/5 高度情報化と社会生活 19
  • 20. 標的型攻撃 社内スタッフや取引先を装ってメールを送信。 メールの添付ファイルやリンクをクリックさせる。 トロイの木馬のソフトをダウンロード。 トリガーが来るまで潜んでいる。 トリガーによって、パソコン内のデータを侵入者のサイトに送ってしまう。2013/6/5 高度情報化と社会生活 20
  • 21. メールはなりすましが簡単 メールの送信者は本当にその人なのか? 不審を感じたらアドレスを確認する。 そのアドレスに返信をしてみれば簡単にわかる。 FacebookやTwitterなどは簡単になりすましをして登録ができる。 あるいはアカウントを乗っ取られたりする。→仕事で使う人は要注意。2013/6/5 高度情報化と社会生活 21
  • 22. ソーシャル・ハッキングソーシャル・エンジニアリング~「欺術」 スタッフになりすます。 3回電話をかければどんなに警備の厳重な会社でも侵入可能らしい。 人はシステムでもっとも脆弱なパーツ。2013/6/5 高度情報化と社会生活 22
  • 23. 誹謗中傷・風評被害 エゴサーチをしてみよう。 自分のフルネーム、会社の人は自分の会社名などでネット検索をして、常にネットでの評判のチェックをする時代。 何も出てこない→ネットプレゼンス無し ちゃんと自分のFacebookが出てくる。 友達が書いた悪口が出てくる。 同姓同名の他の人の情報ばかり。2013/6/5 高度情報化と社会生活 23
  • 24. ネットで悪口が出てくる。 削除依頼をする。 削除に応じる、応じないは相手次第。 実際はサイトを管理しているところが相手。 海外や管理者不明なことも多い。 実際の対抗策は自分でポジティブな情報を継続的に出していくぐらいしかない。→Facebookは対策として有効。2013/6/5 高度情報化と社会生活 24
  • 25. プライバシーの進化 昔はほおって置かれる権利だった。 ネット時代の今はプライバシーを守るのは自分の情報を自分でコントロールをする時代。 ネットに個人情報を出すな→古い価値観。 適切な個人情報を自分で制御をしてネットの評判をよく見せる時代に。2013/6/5 高度情報化と社会生活 25
  • 26. 個人情報をネットに出す 個人情報を出すリスク→身近な人が詐欺に遭うかも。→ストーカーに狙われる?→いたずらメールが来る? 個人情報を出さないリスク→自分が誰なのかネットで検索されない。→人からの悪口ばかりになる。→なりすまされて、友達が騙される?2013/6/5 高度情報化と社会生活 26
  • 27. むしろ信用失墜の方が問題 ネットで嘘をつく。 ウィルスを送ってしまう。 変なリンクを紹介する。 ネットに間違った情報を発信する。 変な情報をシェアしてしまう。 友達に変な人がいる。 ネットに言ってはいけないことを。 匿名アカウントが特定される→炎上。2013/6/5 高度情報化と社会生活 27
  • 28. 炎上対策 炎上するような行為をしないことが鉄則ですが、発生してしまったら対応が大事。 先延ばしはトラブルを大きくする元 ただちに対処をすることが鉄則。 素早い対処や陳謝は個人や組織の信用力を逆に向上させる。2013/6/5 高度情報化と社会生活 28
  • 29. Facebookは危険なの? 漏れたら困る個人情報は登録しない、書き込まない。 そもそも所属や氏名、顔写真は守秘しなければならない個人情報か? プライベートな行動記録を不用意に書き込むことによるトラブル。→友達がうっかりシェアしちゃう。 ばれたらまずい情報は書き込まない。2013/6/5 高度情報化と社会生活 29
  • 30. Facebookの危険性 公開と非公開の場が人によって異なる。 とくに個人のウォール。 非公開(友達限定)の人が公開(一般公開)の人と友達になった場合に、公開と非公開の記事が混在して、内輪のやりとりが公開されてしまうリスクがある。 シェアボタンでできるのは共通の友達のみだけど、コピーされたらアウト。2013/6/5 高度情報化と社会生活 30
  • 31. こんな友達申請に注意 知らない人からは基本的に承認しない、とりあえず保留。 輪を広げたいなら友達のプロフィールに注意。 やたらと友達が多い(1000人以上とか)→なにか魂胆がある。 友達リストが非公開 タイムラインが非公開2013/6/5 高度情報化と社会生活 31
  • 32. 変な勧誘に注意 出会い系 新興宗教(サークルの勧誘を装う) マルチ商法(試供品の配布を装う) セミナー系(夢をかなえるとか) ネットビジネス系(ネットで儲ける)→サイドビジネスで誘う ギャンブル必勝法とかも。2013/6/5 高度情報化と社会生活 32
  • 33. 親や家族にも注意 大分大学でフルネームを明らかにしているので、身近な人や友達が「なりすまし」の被害に遭う可能性もあります。 個人情報を公開している旨を親にもいっておき、「母さん助けて詐欺」の被害にあわないよう、日頃からのコミュニケーションや、いざという時の合い言葉などを決めておくのもよいでしょう。2013/6/5 高度情報化と社会生活 33
  • 34. Facebookスパム 勝手に個人のウォールに記事を投稿してしまう。アプリを許可してしまった人が投稿を繰り返して広がる。 友達の個人情報を抜き取る悪質なスパムもある。 アプリの許可にはくれぐれも気を付ける。2013/6/5 高度情報化と社会生活 34
  • 35. こんなアプリに注意2013/6/5 高度情報化と社会生活 35
  • 36. Facebookの注意 占い系、診断系アプリに注意。 無害なものもあるが、勝手に友達を誘うなどスパムの振る舞いをするものがあります。 確認できないなら、アプリの承認には注意をしておきましょう。2013/6/5 高度情報化と社会生活 36
  • 37. いい話、面白写真も注意 剽窃した感動話や動物の面白い写真などいわゆる「~たらシェア」系は、業者が運営しているものが多い。 アフリエイトなど変なサイトへのリンクがついたいたりする。 写真コメントは修正できるので、感動話がいつのまにか、宣伝文にすり替えられていることもあります。2013/6/5 高度情報化と社会生活 37
  • 38. タイムラインの見え方 自分の「タイムライン」が知り合いだけでなく、第三者からどう見えているのか常に注意をしておきましょう。 占いアプリ→あまり慣れていない? スポーツや芸能の話題ばかり→社会事象に関心がない? 友達の写真or風景写真ばかり。→コミュニケーション取りたくない?2013/6/5 高度情報化と社会生活 38
  • 39. ネットは増幅装置 世間への関心や感度の有無が投稿記事の内容に反映されます。 自分宛ではなく、読み手への配慮がどの程度なされているか、見ている人は敏感に感じ取ります。 自分自身をネットでどう表現するのか?細心の注意を払って投稿内容をよく吟味をしましょう。2013/6/5 高度情報化と社会生活 39
  • 40. 何も見られないことも問題 Twitterは鍵付き。 Facebookのプロフィールや投稿は友達限定のみ。→中高生なら妥当かもしれませんが、大学生のネットの利用では「不可」。→ネットに個人のプレゼンスがない=ネットを使いこなせていない証拠になります。2013/6/5 高度情報化と社会生活 40
  • 41. 公開・非公開の線引は困難 どのような情報を公開するか。 どのような情報を非公開にするか。 ネットのポリシーは人それぞれですので正しい解はありません。 なるべく慣れて=たくさん投稿して、公開範囲についての「間合い」を会得することが必要です。~つまり、使ってみないとわからない。2013/6/5 高度情報化と社会生活 41
  • 42. 2.情報リテラシーネット以外にも危険はいっぱい2013/6/5 42高度情報化と社会生活
  • 43. 個人情報漏洩の原因 情報を取り扱っているサービスに起因→不正アクセスなどによる漏洩→業者による横流し。 自分でうっかり悪徳サイトに登録をしてしまう。 友達による漏洩→ソーシャルサービスの普及でこれが多くなっている。2013/6/5 高度情報化と社会生活 43
  • 44. 情報漏洩の大半は人から うっかりブログやSNSに書き込んでしまう。 ヒューマンハッキングの問題 人間はシステムで最大の脆弱要素 人の心の弱みにつけこんでくる。 セキュリティを守るのは「健康」と「健全な精神」を保つのが一番の安全2013/6/5 高度情報化と社会生活 44
  • 45. ソーシャルハッキングに注意 ネットの不正侵入の事例もあるが、多くのトラブルは、いわゆる詐欺。 オレオレ詐欺は人ごとではない。 社員を装って、大切な情報聞き出す事例は意外に多い。 電話を数回かけることで、社内への侵入方法を聞き出すことが簡単にできてしまう。2013/6/5 高度情報化と社会生活 45
  • 46. 意外に多い肩越しの覗き見 ショルダー・ハッキング 人がパスワードや暗証番号を入れるのを後ろから見ている。 ひどい場合にはパスワードを付箋に書いてパソコンに貼っているケースもある。 身近な(同僚や同居人)からの危険にとにかく注意しよう!! 「いじめ」による情報漏洩もあるよ。2013/6/5 高度情報化と社会生活 46
  • 47. セキュリティポリシーの確立 セキュリティは利便性と相反する。 セキュリティはコストとも相反する。 経営のトップレベルで配慮するべき事項。 ネットワークの利用者も管理ポリシーやルールを理解してコンピュータを使う必要がある。 踏み台になったり、書き換えられたりしていったん失った信用は回復が困難である。 自らトラブルに巻き込まれない為に、対処を怠らない。2013/6/5 高度情報化と社会生活 47
  • 48. 情報リテラシーと危機管理 ウィルスや不正侵入対策よりも安定した機器利用の方が困難 業務で使っているパソコンやケータイが壊れたら? 企業や個人は動産保険をかけておく 情報リテラシーを身につける。→トラブルの対処方法を考えておく。→マニュアル化も必要。2013/6/5 高度情報化と社会生活 48
  • 49. 情報リテラシーとセキュリティ バックアップの知識 リカバリーの知識 トラブル対処法の知識サポートの窓口や保険など。マニュアル化しておくことも大切。 社内教育も必要な状況 ネット社会の常識として認識しよう。2013/6/5 高度情報化と社会生活 49
  • 50. ソーシャルメディア対策 スタッフがうっかり内部機密をしゃべってしまう。 ソーシャルメディア経由でのアタックパスワードの漏洩やなりすましの被害。 キャンペーンの失敗 参加ルールや活用ルールの不在。→今後増えてくるので慣れておくことが必要。ソーシャルメディア・ポリシーの導入。2013/5/29 高度情報化と社会生活 50
  • 51. 3.著作権2012/5/30 高度情報化と社会生活 51
  • 52. 情報発信の原則 なにを出してもよいです。 ただし「公序良俗」に従って。 法令違反のコンテント→× 誹謗中傷→× 真実でも名誉毀損になることもあります。 文章、画像、動画、様々な情報発信手法があります。 リミックスや編集もしやすくなりました。2012/5/30 高度情報化と社会生活 52
  • 53. 2012/5/30 高度情報化と社会生活 53著作権に注意をはらおう ネットへの投稿は自分の著作物です。→他人の権利侵害に気をつけましょう。 個人の投稿でも権利のある肖像や音楽の使用には原則として事前の許諾が必要です。商用のサイトでは使用許諾は常識、匿名のサイトでも注意は必要。音楽著作権については個人サイトの利用は厳しい→使用料の請求が来ることを前提に。
  • 54. とくに画像に注意 ネットで持ってきた画像や写真を自分のアイコンやカバー写真に使ったりすることは著作権法に違反する行為です。 画像の権利をもっているところから、告発をされたら、刑事事件、あるいは民事上の損害賠償責任を負う可能性があります。 安易な画像の転用は「絶対に」やめましょう。2012/5/30 高度情報化と社会生活 54
  • 55. 2012/5/30 高度情報化と社会生活 55「著作権法」の簡単な解説 著作物~人間の思想や感情を創作的に表現したもの。 著作物でないもの~事実やアイデア、法令など。 著作物を利用するのは著作者の独占的権利 他人が著作物を利用するには使用許諾が必要。複製権、公衆送信権なども定義している。 日本では「インターネット送信権」も規定
  • 56. 2012/5/30 高度情報化と社会生活 56関連する法律など 著作権法(作者の死後50年は権利がある) 民法上の権利(無体財産権)他に肖像権やパブリシティ権など法律ではないが、判例として確立した権利もある。 刑法や迷惑防止条例など(人格権のひとつとしてのプライバシーの侵害など) 意匠法→日本ではあまり問題にならないかも。
  • 57. 2012/5/30 高度情報化と社会生活 57マスメディアでは 「著作権や肖像権」と「報道の自由」とを天秤にかけている事情がある。もちろんあらゆるリスク管理をした上で。 個人とマスメディアの違い沢山の人に伝えるために巨大な装置が必要であった、→インターネットによって変革→マスメディアと個人の違いはリスク管理をするか、しないかの違いでしかない?
  • 58. 2012/5/30 高度情報化と社会生活 58法律に対する考え方 全て遵守をしないといけないもの。 紛争の際の解決手法の一つ。→行為を差し止めるための有効な手段。相手が気に入らない情報をだしている場合にクレームをつけるひとつの手法として「著作権」による申し立てる手法が確立している。→著作権法は「親告罪」である点もポイント。
  • 59. 2012/5/30 高度情報化と社会生活 59著作物利用の例外規定 適切な引用 私的複製※私的複製の適用範囲に問題もある。 図書館や学校教育機関での複製プログラムの所有者による複製など。法律で例示的に列挙されるもののみに限定されている。
  • 60. 適切な「引用」とは法律が認めている引用の条件(1)引用する必然性があること 。(2)引用部が周りの文章に対して従の関係にあること。(3)引用されていることが明確であること。(4)出所(でどころ)を明示してあること。(5)引用部の長さが必要最低限であること。(6)引用部は元の著作物から改変しないこと。※画像や音声の「引用」は定義されていない。2012/5/30 高度情報化と社会生活 60
  • 61. 2012/5/30 高度情報化と社会生活 61「引用」の適用除外 文章の場合には判例などで事例が示されている。しかし「画像や動画」の場合には適切な判例がまだ存在しない点に注意が必要。 偶然映り込んだ映像はやむを得ないかもしれないが・・・グレーゾーンである。 撮影場所の変更や編集テクニックによって権利侵害が容易に克服できる場合にはどうなるか?→法律論として難しい問題。
  • 62. 2012/5/30 高度情報化と社会生活 62著作権法の私的複製 私的利用の除外~法律の範疇の外個人で楽しむ家族で楽しむ仲間うちで楽しむ(このへんからグレー)会社内(私的利用の範囲外が・・・)「私的利用」以外は全て「権利侵害」とみなされる。
  • 63. 2012/5/30 高度情報化と社会生活 63インターネットでの「公開」 インターネットの場合には「インターネット送信権」という新しい定義がある。 いったん公開したものは取消しができない特徴。 インターネットで公開ということは→あらゆるリスクを考えないといけない状況。 たとえ子供の発表会のビデオでも音楽などの著作権を侵害している可能性は高い。
  • 64. 2012/5/30 高度情報化と社会生活 64たまたま著作物を撮影した 著作権法の例外規定→屋外で公衆の目に触れるようになっている著作物は著作権の申し立てができない。 ただし著作物を意図的に写真に撮って公開した場合にはどうなのか・・・ 部屋の中での取材、オブジェの紹介などは?→法令違反の可能性もある。
  • 65. 2012/5/30 高度情報化と社会生活 65著作権や名誉棄損は親告罪 音楽や映画の著作権と一部のパブリシティ権を除いては個人が著作権法で告訴される例は大変に少ない。 たまたま訴えられなかったというケースやマナーの問題は依然として残るけれども。 相手(権利者)が喜んだら問題ないのか?→米国法では「フェアユース」という考え方。
  • 66. 著作権法の改正 違法な著作物のダウンロード行為が違法になった。 著作権法違反の非親告罪化。2012/5/30 高度情報化と社会生活 66
  • 67. 2012/5/30 高度情報化と社会生活 67リスク管理の手法 権利者から使用許諾をとっておく。 公開前に書面によって使用許諾書をとっておく。 使用許諾をとれない場合 公開をやめる まず公開をしてクレームを待つという方法もある。ただしリスクはある。※ウェブによる注意書きなどで対処。 内容についてもできる限りクレームのこないようにする。 非難や誹謗中傷、一方の見解を強調する表現など。 考え方の違う人からのクレームは、著作権違反などの法令違反によってつっこんでくることが大半である。 意見は人それぞれ、権利を調整するために法律がある。
  • 68. 2012/6/6 高度情報化と社会生活 68著作権法の問題~つづき。 原権利者の保護が強くて、果たして創作活動にたいして寄与をしているのかという問題。 とくに音楽や映像では問題が顕著に。 デジタル編集技術の発達でリミックスやマッシュアップ、原曲や映像利用の制約など。 訴訟リスクを負いながら発表している実態。
  • 69. クリエイティブ・コモンズ 著作権についての新しい考え方。 従来の著作権関連の法律は権利者側寄りだったが、ネットの普及、皆が情報をだせる時代にふさわしい、新しい考え方が必要。 ローレンス・レッシグ 私のブログではCCの表示をしています。→表示-非営利-継承 2.1 日本商用利用の場合には許諾が必要、他は原典を明記すれば自由に利用可能になっています。2012/6/6 高度情報化と社会生活 69
  • 70. CCライセンスのマーク2012/6/6 高度情報化と社会生活 70
  • 71. CCライセンスのパターン表示表示-継承表示-改変禁止表示-非営利表示-非営利-継承表示-非営利-改変禁止2012/6/6 高度情報化と社会生活 71
  • 72. 著作権とクリエィティブコモンズ 選択肢が二者択一。 権利パターンが6種類2012/6/6 高度情報化と社会生活 72
  • 73. 2012/6/6 高度情報化と社会生活 73「リンク」のマナー リンクはWebの本質的な機能。→リンクを張るのに元サイトの承諾が必要か?これは「法律」ではなく「マナー」の問題。会社や組織などのオープンなページではリンクは勝手に張っても問題ないと思われます。 個人ブログなどはいちおうメールでことわりをいれる方がよい。あと内輪のページへのリンクは問題となることがあるかもしれません。※「リンク禁止」はネットでは非常識でしょう。※新聞社の記事もディープリンク禁止が多い。
  • 74. では違法なものへのリンクは? 著作権法に違反した動画の紹介やリンクはどうでしょうか? 訴えられる可能性は低いですが、幇助罪が適用される可能性はあります。 権利の無い人がアップしている動画などのリンクは避けておいた方がよいかもしれません。 とくに音楽著作権や映画の著作権は厳しいです。2012/6/6 高度情報化と社会生活 74
  • 75. 2013/6/5 高度情報化と社会生活 75次回の講義予定6月12日ネット情報の集め方発信の仕方

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