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1.
2013年6月19日 「ネットのソーシャル化の流れ」 2013/6/19 高度情報化と社会生活 1 第11回
2.
高度情報化と社会生活 教養科目 水曜日
第3限目 講師 藤野幸嗣 yuki@fujino.com 講義資料のウェブのアドレス http://www.fujino.com 講義連絡用ツイッターアカウント @fujinocom 講義用のハッシュタグ #kjoho 2013/6/19 高度情報化と社会生活 2
3.
今週の課題 今週の課題(締切は6月26日の講義開始時間 まで) Facebookを使っていて不安に思うところ。 あるいは使い始めた際に心配であったことな ど。 既に解決をしているものでもかまいません。 とくになければ、なし、でもかまいません。 2013/6/19
高度情報化と社会生活 3
4.
成績評価について 7月24日(水)23時59分 締切。
以降の投稿は評価しません。 週6件の投稿×12週 72件の投稿で 成績評価します。多少の過不足はOK。 毎週の締切に遅れても、評価はします が、 評価点はそれなりになります。 ページ全体としての運用度を評価しま す。2013/6/19 高度情報化と社会生活 4
5.
評価の日程 既に投稿が沢山ある人は先行して評価し ます。 基本的には締切日から一週間程度、7月 中には評価を終えます。
8月末日までは、講義用のページを公開 しておいてください。 その後はそのままでも、閉鎖してもかま いませんが、できれば、そのまま残して おくことをお薦めします。 2013/6/19 高度情報化と社会生活 5
6.
今週のネットトピック 2013/6/19 高度情報化と社会生活 6 総務省
7.
SNS利用者の増加 2013/6/19 高度情報化と社会生活 7 ICT総研
調べ
8.
SNSの利用頻度 2013/6/19 高度情報化と社会生活 8
9.
SNSなどの印象 2013/6/19 高度情報化と社会生活 9
10.
消費文化論からみる ソーシャルメディアの小史 2013/6/19 高度情報化と社会生活 10
11.
プライバシー1.0 プライバシー1.0 静謐な世界にいられる権利 フェルメール 「手紙を読む青衣の女」 ~手紙に没入するため 社会から自分を消す行為が プライバシーだった時代。 “The right
to be let alone” 2013/6/19 高度情報化と社会生活 11
12.
プライバシー2.0 Facebookで全世界にプロフィールを晒す。 Facebookスポットにチェックインして自分の 居場所を晒す。
近況報告で昼飯に何を食べたか、写真入りで 晒す。 →シェアという行為は新しい社会規範だ。 マーク・ザッカーバーク Sharing is the “Social Norm” 2013/6/19 高度情報化と社会生活 12
13.
ネットで実名をさらす行為 ブログや掲示板で実名をさらす行為を 「危険」だという考え方はどこからきた のか? 市民はネットは匿名でつかうべきものな のか?
「匿名の市民」という考え方は20世紀 特有のもので、実は普遍的な概念ではな いのではないか? 2013/6/19 高度情報化と社会生活 13
14.
19世紀前半パリのパサージュ 産業革命によって豊富 な繊維商品がパリの街 に溢れる状況になった。 鉄とガラスとで囲われ た 「パサージュ」に新 しい形態の商店が出現 する。 Passage Vivienne 2013/6/19
高度情報化と社会生活 14
15.
産業革命と大衆消費社会 1851年 ロンドン万国博覧会 2013/6/19 高度情報化と社会生活
15 Source: http://intranet.arc.miami.edu/rjohn/ARC%20268%20-%202003/Iron_and_Glass.htm. I assume that this image was created at the time so I assume it is in the public domain.
16.
消費社会とアーキテクチャ 19世紀パリの「マガザン・ド・ヌヴォテ」 直訳すると「流行品店」 都市型・匿名消費の嚆矢。 →大量生産の萌芽 それまでの商店は客が名乗って入店していた。 値段も客の顔を見てつけられていた。 正札制度、匿名のお客という「新機軸」 「グラン・マガザン」→デパートへ発展 2013/6/19 高度情報化と社会生活
16
17.
ボンマルシェ 1877 2013/6/19 高度情報化と社会生活
17
18.
大衆消費社会の系譜 19世紀~産業革命 新聞や雑誌の誕生、プライバシーの概念
大衆消費社会 対面販売から匿名販売へ 万国博覧会を模した→百貨店の誕生 USAでは通信販売→シアーズカタログ 「大衆消費社会を家庭へ運ぶ」 USAでは聖書に次いで二番目に売れた 書籍といわれている。 →通信販売 ~実名で、大衆を顧客化2013/6/19 高度情報化と社会生活 18
19.
2013/6/19 高度情報化と社会生活 19 メディアザウルスの系譜 20世紀は電話の世紀、 そしてマスメディアの世紀・・・
電話の発明 1876年 無線通信 1895年 タイタニック遭難 1912年 ラジオ商業放送の開始 1922年 テレビ商業放送の開始 1939年 メディアザウルス 1993年
20.
2013/6/19 高度情報化と社会生活 20 タイタニックのSOSをうける 若き日のデビッド・サーノフ
A young David Sarnoff ( 1891 - 1971 ), reinacting his monitoring of the Titanic disaster of 1912
21.
2013/6/19 高度情報化と社会生活 21 最初の放送はラジオのおまけ?
RCA(世界初の商業ラジオ放送局) 1918年~ 最初はラジオを買えば「放送」がついてきた、 コンサートの中継などをラジオメーカーがやって た。 1922年RCAのデビッド・サーノフが「広告付ラジ オ番組」というCMモデルを思いついた。 →コマーシャル放送の元祖。民間放送の誕生。 →工場で大量生産された消費財(石鹸) ソープドラマ(昼メロ) スポーツ中継もマスメディアの目玉のひとつ プロ野球、サッカー、オリンピック
22.
20世紀は匿名消費社会 都市型消費のライフスタイル 大衆消費社会 「皆が同じ製品を購入する」→大量生産。 つまり「無名の消費者」で十分。 必要なのはサイズだけ。S、M、Lと か。
大衆消費社会=この数十年の特殊な時代 いまは、性別、年代など細かく傾向分析 →ワン・トゥ・ワン・マーケティングへ2013/6/19 高度情報化と社会生活 22
23.
2013/6/19 高度情報化と社会生活 23 メディアの特性 電話
1対1 パーソナル=コミュニケーション・ テレビ 1対10万 マス=コミュニケーション コンピュータ 数人対数千人 ソーシャル=コミュニケーション
24.
2013/6/19 高度情報化と社会生活 24 順調に発展するマスメディア
商業ラジオ放送 →商業テレビ放送(白黒) →カラーテレビ放送 宇宙探検、戦争、オリンピック、サッカー試合 など、プロスポーツとマスメディアは両輪 受動的メディアとエンタティンメント化 「頭をからっぽにして楽しむマスメディア」 20世紀の「大量生産」と「大衆化」をマス メディアは具現していた。
25.
2013/6/19 高度情報化と社会生活 25 マスメディアの役割
大衆にとって重大な事実の報道 事実の解説と評価づけを行う 文化の世代間伝達 →しかし硬直化する危惧 →番組毎に切り替えられる思考 →テレビは2メートル離れて見る。
26.
2013/6/19 高度情報化と社会生活 26 マスメディアの変容と限界
独占でなければやっていけないビジネス →批判やライバルを許さない利権商売 世界的なメディアの寡占化と硬直化 権力との融合による堕落 記者クラブ制度 政治や自治体などからの広 告収入に依存する。 もちろん産業界からの広告が主な収益元 地域メディアも寡占へ メディアで報道しない事件は存在しない? 事実をメディアの眼鏡を通してみている。
27.
2013/6/19 高度情報化と社会生活 27 世界のメディア複合体 The
Big 10
28.
2013/6/19 高度情報化と社会生活 28 日本は中央のメディアの系列
全国紙と関東キー局5グループによるマスメ ディアの寡占状況。 →テレビは東京の話題しか放送しない。 →「台風も北海道へ去り」byNHKニュース 地方新聞社も大半が一紙独占で、特定会社に 関わりのない内容は報道されない。 →しかしメディアに載らない社会活動が大半。 中小企業やNPOはどうやって自社の宣伝をす る?
29.
2013/6/19 高度情報化と社会生活 29 メディアザウルスの滅亡 1993年作家マイクル・クライ トンのプレスクラブでの講演録 Mediasaurus 「インターネットの台頭によって マスメディアは10年で絶滅す る。」
30.
2013/6/19 高度情報化と社会生活 30 インターネットは情報の宝庫か?
テレビの著名ニュースキャスター(故筑紫哲也)は かってインターネットを「便所の落書き」と酷評し た。 たしかにインターネットの情報は玉石混淆だ。 しかし、絶滅しかけているマスメディアよりはマシな のかもしれない。 ただし、マスメディア=ザウルスはまだ存在してい る。 それはインターネットがマスコミの補完として機能し ている要素も大きい →匿名社会(2ちゃんねる、ニコニコ動画etc)
31.
2013/6/19 高度情報化と社会生活 31 20世紀モデルから21世紀へ
ケータイによるパーソナルコミュニケーション →友達、数名によるマイクロコミュニティは活発だ が、社会的パワーになるのか不明。 音声通話、メール、LINE、クローズなTwitter マスメディアは寡占化により自己崩壊? →21世紀はソーシャル・メディアの時代 特定中数のためのコミュニケーション・ツールが台頭 する。
32.
2013/6/19 高度情報化と社会生活 32 メディアの特性 電話
1対1 パーソナル=コミュニケーション・ テレビ 1対10万 マス=コミュニケーション コンピュータ 数人対数千人 ソーシャル=コミュニケーション
33.
ネット活用の可能性 マイクロ・コミュニティでなく マスメディアでもない。 特定中数(グループや組織、そして新し い関係を持つための「社交」の仕組み)
とくに地域においてネットを活用するた めの適切な仕組がつくれないか? 28年間取り組んできましたが未だに 適切な事例がみつかりません。 2013/6/19 高度情報化と社会生活 33
34.
実名消費社会への回帰 通信販売(実名、住所記載) 各種のポイントカード
記名式の交通ICカード 2013/6/19 高度情報化と社会生活 34
35.
実名消費の問題も ソフトバンクの代理店が探偵社に警察関 係者の自宅や電話番号を漏らして逮捕。 Pasmo(首都圏の私鉄交通ICカード) の利用履歴を駅員が不正に閲覧。
佐賀県武雄市は市立図書館の指定管理者 にTUTAYAを選定、貸出カードをTポイ ントカードに、議論が沸騰。 →情報漏洩やビッグデータの問題。 2013/6/19 高度情報化と社会生活 35
36.
個人情報の問題とは? 氏名やメールアドレス、住所や電話番号 などは、個人を識別するための情報。 →識別するデータを相手に渡さないと意味 がない、本来共有されるべきもので、保 護をされるものではない? →逆に現状の「個人情報保護法」では、悪 意をもった収集や「忘れられる権利」な どに対応できない、不備が多い法律。 →ネット時代に対応ができていない。 2013/6/19 高度情報化と社会生活
36
37.
ビッグデータの活用 ネット上や業務データなど大量のコン ピュータ・ネットワーク上に集積された データを解析して、有効に活用しようと する様々な試み。 大量、解析、ダイナミックといった特長 がある。 2013/6/19
高度情報化と社会生活 37
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渋滞情報 ケータイやスマートフォン、カーナビな どの移動情報を集積して、解析すること で、道路のリアルタイムの渋滞情報を確 認することができる。 →GoogleMap コンビニの嗜好、売れ筋商品の解析、 気象、群衆解析など様々な応用が。 2013/6/19 高度情報化と社会生活
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ネット上の個人情報の活用 総務省で検討中。 利用の際のルール作り。
個人に紐つけられる情報を排除 しかし、一定の情報を条件付きで第三者 に提供できるようにして有効に活用でき るようにする。 「個人情報保護ガイドライン」の見直し に着手→客観的な基準づくりが検討され ています。 2013/6/19 高度情報化と社会生活 39
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忘れられる権利の主張 ネットはけっして忘れない。 クリック一つでデータの複製可
記事はバックアップに残る。 まとめサイトに残る。 検索エンジンに残る。 インターネット・タイムマシン 2013/6/19 高度情報化と社会生活 40
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EUでは法整備を検討 日本やUSAでは問題としてあげられてい るが、あまり大きな動きにはなっていな い。 プライバシーの考え方が異なる。
USAでは社交としてのネットの使い方に コンセンサスがある。 日本はかなり危険。未来永劫ネットに名 前が残ってしまいます。 2013/6/19 高度情報化と社会生活 41
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ネットに実名は危険か? 通常の規範に則ってネットで情報を出す ことには何ら問題になりません。 問題は「規範」から外れる際に発生。
法令違反、名誉毀損、組織批判 熱狂的なファンがいる分野での批判的な 発言も炎上の要因になります。 社会人としての節度を保ったコミュニ ケーションを 2013/6/19 高度情報化と社会生活 42
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ソーシャルメディアの危険 公開や非公開の場を理解しないままに 使っている。友達からしかコメントが帰 らないのでクローズだと勘違いしてしま うこと。 たとえクローズな場でも、友達がシェア してしまうことがあります。
参加者同士がクローズな場というコンセ ンサスがある場いがいでの不用意な発言 は危険。 2013/6/19 高度情報化と社会生活 43
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2013/6/19 高度情報化と社会生活 44 ソーシャル・メディアの時代
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ソーシャルメディアとは? 利用者が情報発信可能であり、発信され た情報に対して人々の相互作用が促進さ れる仕組みがあるWebサイト。 具体的には、ブログ、SNS(Social Networking
Service、mixiなど)、動画 共有サイト(YouTubeなど)、などもこ れに当たります。 JMR生活総合研究所~「マーケティング用語集」による解釈。 2013/6/19 高度情報化と社会生活 45
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ソーシャルメディアの二つの方向 プラットホーム化 →巨大SNS(Facebook) →コミュニケーションの基盤として。 専門化 動画、写真、音楽などに細分化する? Twitterなどリアルタイム、ミニブログ は? 2013/6/19
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YouTube Googleが買収 インターネット上の動画共有サービス
サービスは全て無料 著作権問題が常に →USAデジタルミレニアム法 著作権者から指摘をうけたら削除をす れば免責になる法律。 →日本にもプロバイダ責任法がある。 2013/6/19 高度情報化と社会生活 48
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Flikr (フリッカー) 写真の共有サービス 一定量以上のアップロードは有料にな る。 (フリーミアムモデル) 様々なソーシャルサービスの写真インフ ラに。 写真サービスは競合が多い。 Google→Picasa Facebookもアルバム機能を強化2013/6/19 高度情報化と社会生活
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50.
ソーシャルメディア Web上に出現した、共有、共感、共創 のための空間。 発信の共有→ブログ、Wiki、
映像や動画の共有→Flickr、YouTube つぶやきの共有→Twitter ブックマークの共有→del.cio.us ネット空間共有→Facebook 3次元共有→SecondLife ゲームやモバイルの共有→Facebook・GREE・ Mobage 2013/6/19 高度情報化と社会生活 50
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利用者評価によるコミュニティ レコメンデーション・サービス Amazonの評価システム kakaku.comのクチコミ掲示板 ぐるなび 食べログ
など飲食店評価サービス。 →日本は匿名コメントが多数派だが、将来 は実名ソーシャルメディアへ進化するか も? 2013/6/19 高度情報化と社会生活 51
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利用者による評価サイト ぐるなび 食べログ →匿名の利用者によってお店を評価する サイト。 リコメンデーション・サービス USAではFacebookやTwitterとリコメ ンデーションサイトが融合しつつある。 2013/6/19
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地域リコメンド~yelp サンフランシスコエリアの地域のお店評 サイトから全米に。 基本的に実名ないし固定ハンドルで評価
厳しい評価も載せる お店側の評価はそれぞれ この秋からiPhoneの基本アプリに 2013/6/19 高度情報化と社会生活 53
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USAでは地域掲示板も盛ん 週末にスマートフォンからアクセス 交換サイトやイベント情報
雑談まで → craigslist クレイグさんが運営している巨大掲示板 発言は登録制である。 米国版「2ちゃんねる」だが、概して真面目 新聞の3行広告を駆逐してしまった。 2013/6/19 高度情報化と社会生活 54
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ソーシャルのビジネス活用 販売促進の手段として 利用者ヒアリング
社内SNS →企業内のコミュニケーションの活性化 →プロジェクトベースのデータのやりとり に 2013/6/19 高度情報化と社会生活 55
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最近は社内での活用も 社内ブログ →組織内の情報共有のため 社内SNS 組織内コミュニケーションの新機軸 大きな組織では情報のやりとりが困難 暗黙知も含めたコミュニケーションを いかに実現するか? 社会学の仮説に基づいたSNSが台頭 2013/6/19
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首相官邸の Webサイト 2013/6/19 高度情報化と社会生活 57 Facebook LINE 専用アプリ Twitter YouTube
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ネットの政治的課題 群衆が集まると正しい方向に行くとは限 らない。とくに匿名ネットでは。 祭り→発言の異様な盛り上がり
ネットいじめ サイバーカスケード コメントスクラム →自分自身で情報を評価する能力が問われ ている。 2013/6/19 高度情報化と社会生活 58
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監視社会の象徴 2013/6/19 高度情報化と社会生活 59 ベンサム・パノプティコン フーコー
監視社会
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WikiLeaksの出現 国家が民衆から監視される社会の到来 組織の悪事は内部崩壊する。
尖閣ビデオのYouTubeへの投稿 国家機密がネットに流出する時代。 逆パノプティコン社会 組織は倫理性を最重要課題にしないといけな い。 企業も「利益追求」から「共有価値の創造」 2013/6/19 高度情報化と社会生活 60
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ソーシャルメディアと政治 「ジャスミン革命」 チュニジア
ベン=アリ政権 23年間にわたる独裁体制とメディア規 制 おもにFacebookを使って呼びかけられ た反政府デモにより、わずか3週間あま りで国外逃亡に追い込まれた。 エジプト、リビアと中東エリアに拡大 中。 2013/6/19 高度情報化と社会生活 61
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日本でもネットがパワーを FacebookやTwitterの呼びかけで原発再 稼働反対のデモ。 2013/6/19 高度情報化と社会生活
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ニコニコ超会議 2013/6/19 高度情報化と社会生活 63
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SNSのプラットホーム化 ソーシャルグラフ(人間関係)を他のS NSやコミュニケーションサイトと共有 する動き。 プロフをあちこちに書くのは面倒。 他のアクティビティを持ってきたい。 Google→Open
Socialの提案 Facebook→オープンソース化 他SNS連携のためのツールが次々と 出現している。2013/6/19 高度情報化と社会生活 64
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ソーシャルグラフについて 人間関係を「見える化」する手法 2013/6/19 65高度情報化と社会生活
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スモールワールド仮説 世間って意外と狭い? 「6次の隔たり」という仮説
どんな人でも5人~6人を間に介せば繋がれる というスタンレー・ミルグラムの仮説。 1960年代に手紙で実験をしたみた。 国内5人、海外7人ぐらいで相手に到達でき た。 Facebook時代には何次の隔たりなのか? 「3.74人」ぐらいを介したら世界中の Facebook利用者が友達になるらしい。 2013/6/19 高度情報化と社会生活 66
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「弱い紐帯」のネットワーク 就職活動についての調査。 USAの社会学者 グラノベッター 米国では意外にも就職のチャンスは普段の付 き合いがない軽い知り合いからもたらされる ものが相当にある、という研究。 →日本では否定されている研究もある。 →日本は「強い紐帯」いわゆるコネで決まる?
セレンディピティ(思いがけない出会い) が就活や営業には必要。 2013/6/19 高度情報化と社会生活 67
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スケールフリー・ネットワーク 人のネットワークは人気者が中心 知り合いが多い人はますます多くの知り 合いが増える。
財布の中身分布は正規分布にならない。 パレートの法則やベキ法則など応用事例 多し。人の集団は平均分布ではない。 パーティではとりあえず、取り巻きの多 い人に挨拶をしておくとか・・・ 2013/6/19 高度情報化と社会生活 68
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ソーシャルグラフとは? 人間関係を図式化したもの。 2013/6/19 高度情報化と社会生活
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ソーシャル・グラフ 2013/6/19 高度情報化と社会生活 70 ノード エッジ ノード ノード(結節点)とエッジ(枝) ソーシャル=関係性・社交
グラフ=図解 ソーシャルグラフ=関係を図解したもの →ダイナミックな変化を構造解析可能にしたもの。
71.
ソーシャル・グラフ 従来は人間関係を図解したものだが、 ソーシャル・ネットワーク・サービスを 使うことで、「エッジ=連結関係」の 「方向性」や「関係性」のダイナミック な変化を解析することができるように なった。 Facebookは人だけでなく、組織や場 所、品物も含めたソーシャルグラフを創 造することが目的だと考えている。 2013/6/19
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Facebookのソーシャルグラフ ノード 人=アカウント ページ(人の表現、モノや場所、情報)= パーマリンク=URL エッジ 構造化されたリンク=XMLによって構造化さ れた記事や写真、リンクなど。
リアルな人間、モノ、情報をフラットに 処理し、それらの関係を構造化するこ と。2013/6/19 高度情報化と社会生活 72
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サークルの同級や親しいクラスメイト 研究室の指導教授 数十名~百名程度 学部生や学友、知り合いレベル 先生やスタッフなど 200名~ 近隣の人など一時的なグループ 大学生のソーシャルグラフ 2013/6/19 高度情報化と社会生活 73 家族やごく親しい友人 数名~十数名
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段階的なソーシャルグラフ 日常的な関係~親しい友だち メールや電話を頻繁にやりとりする。 強い紐帯~友達 顔と名前が一致する関係=認知限界数。 ダンバー数(群れの数)
だいたい160名 一時的な関係~弱い紐帯~友達の友達 仕事や就職をもたらしてくれたりする セレンディピティ(予期しないこと)が起こる。 2013/6/19 高度情報化と社会生活 74
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強い紐帯は安定組織 猿の群れ、会社の事業部など。 一人のボスの管理限界という説も。
組織としては安定をするが、新しいことが起 こりにくい人数。 リスクはないけれど、出会いも無い。 Facebookの平均友達数は130名らしい。 ただ友達をこのくらい作っても次のステップ には進まないことが多い。 セレンディピティをいかに生成するか? 2013/6/19 高度情報化と社会生活 75
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弱い紐帯を如何につくるか? Facebookの仕組み。 1.「友達の友達」に公開というモード。 500名?レヴィ=ストロースの「地域共 同体」 高崎山B群549頭 C群816頭 2.インタレスト・グラフを形成する。 興味の対象による連携。 →グループやFacebookページ 2013/6/19 高度情報化と社会生活
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インタレストグラフ テーマを選んでやりとりする、匿名掲示 板など。 2013/6/19 高度情報化と社会生活
77 ゲーム スポーツ 音楽 食事・旅行 買い物
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ソーシャル+インタレスト 2013/6/19 高度情報化と社会生活 78 家族やごく親しい友人 数名~十数名 サークルの同級や親しいクラスメイト 研究室の指導教授 数十名~百名程度 学部生や学友、知り合いレベル 先生やスタッフなど 200名~ 近隣の人など一時的なグループ 2011/5/25
高度情報化と社会生活 78 ゲーム スポーツ 音楽 食事・旅行 買い物
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ソーシャルサービスの輪 2013/6/19 高度情報化と社会生活 79 メールやチャット SalesForce.com
Yammer mixi LINE Facebook Twitter
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様々なソーシャルサービス プラットフォーム志向 Facebook Twitter
LINE ビジネス志向 SalesFroce Yammer LinkedIn ゲーム志向 Mobage GREE mixi ニッチ(ジオメディアなど特定分野) foursquare flikcr YouTube 2013/6/19 高度情報化と社会生活 80
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Facebookの機能 「友達」→実際の知りあい(強い紐帯) → 友達の友達(弱い紐帯) ※友達を広げようとするとプロフィールやウォール の公開、セルフ・ブランディングなどが必要。
「グループ」 個人で参加 人数最大100人程度が限界か も? 個人ページやコミュニティ →テーマを決 めてブランディング可能。数千人も可能。 2013/6/19 高度情報化と社会生活 81
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企業や組織のFacebookページ 組織のWebサイトと連動をさせて 公式のFacebookページを運営。 会社、商品、担当者などのブランディ ングが可能。 顧客サポートやキャンペーンも
ショッピングも可能(Fコマース)だ が、 これはまだ未知数かも? 2013/6/19 高度情報化と社会生活 82
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2013/6/19 高度情報化と社会生活 83 メディアの進化 パーソナル=コミュニケーション マス=コミュニケーション 20世紀型のメディア
21世紀型のメディア ケータイによるマイクロコミニュティ 匿名掲示板 ソーシャル=コミュニケーション
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2013/6/19 高度情報化と社会生活 84 次回の講義予定 電子商取引の概要~ ソーシャル・コマースへ
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