2. 2
Fatherhood;
it’s the best job on the planet
いきなり質問です
2人に1人
なんの数字でしょうか?
大卒の
(専門学校含む)
高卒の
学校を中退、卒業後に就職できない、
あるいは就職3年以内に離職。
が、
が、3人に2人
3. 3
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教育の目的
子ども教育の目的
↓↓↓
社会人としての自立
・経済的な自立 ;生活できる経済力を持つこと
・社会的な自立 ;社会の中で役割を持つこと
・精神的な自立 ;仕事に生きがいを持つこと
4. 4
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子ども教育⇒社会人として自立
20世紀
子どもを
教育
社会
(仕事・会社)
比較的スムーズ
21世紀
子どもを
教育
社会
(仕事・会社)
好景気
自立の仕組
有り
??
不景気
5. 5
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仕事で、活躍できない人
持続力
が足りない
貢献心
が足りない
向上心
が足りない
3つとも不足の人は、
残念ながら、
仕事での活躍が、
難しいかも。
(自立できないかも)
6. 6
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逆に言えば、
持続力
を身に付ける
貢献心
を身に付ける
向上心
を身に付ける
この3つが身に付く
ための教育が、
子ども・若者には
必要
7. 7
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自己紹介
・仕事 総合商社、現在は系列会社の社長
・教育 PTA会長
少年野球のコーチ
NPOコヂカラ・ニッポン 代表
NPOファザーリング・ジャパン 理事
8. 8
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NPO法人 コヂカラ・ニッポン
「子どものチカラで、社会が変わり、大人が輝く」
「社会に役立つことで、子どもが伸びる」
これをモットーに、
子どもの教育と、企業や地域の活性化を、
同時に目的としているNPO。
http://www.kodikara.org/
9. 9
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NPO法人 ファザーリング・ジャパン
「父親であることを楽しもう」をモットーに、
父親の子育て(イクメン)を支援しているNPO。
主な事業は、イクメンに関するセミナー
父親学校(パパ・スクール)、絵本読み聞かせ、
その他、イクメンやWork-Life-Balance関係。
http://www.fathering.jp/
15. 15
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働く環境の激変
・終身雇用、年功序列が、
当たり前でなくなった。
・大手企業も倒産、
あるいは買収される時代。
・定年延長、非正規社員の増加、
及び、企業の海外移転により、
新卒(日本人)の採用数が、減少。
19. 19
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地域は?
地域
子どもの教育にとって大切な
斜めの関係と本番体験が、少ない
近所の
おっちゃん、おばちゃん
実社会で役に立つこと
実社会への参画
20. 20
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学校は?
学校
多忙すぎる教師
・教師の過労死、鬱(うつ)
予算の削減
・先進国で最低(率)の公的教育費
学びの場であるはずが、
・大学 ; 就活のための場?
・高校 ; 大学の予備校化?
・中学 ; 偏差値競争?
・小学 ; サービス産業化?
21. 21
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家庭は?
家庭
子育て・教育に参画する父親が少ない
ストレスや孤立に悩む母親
お受験・偏差値競争の激化
過干渉な親か、放任な親
子どもは、親の代理戦争
22. 22
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こんな子ども、大丈夫? ①
欲しがるものを
すぐに与えてしまう親
欲しがっていない
のに与えてしまう親
与え過ぎは、栄養過多
で動けなくなってしまう
太って動けなくなったトラ
23. 23
Fatherhood;
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こんな子ども、大丈夫? ②
ちょっと出来ないと、
親がすぐに手を貸す
困っていると、
親が何でも手助け
飼育員からのエサを
待つだけのペンギンに
エサを待つだけのペンギン
24. 24
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こんな子ども、大丈夫? ③
塾や習い事などで、
超多忙な子ども
しかも、自分ではなく
親が決めている
オロナミンシーが
似合う子どもに
疲れ果てた犬
25. 25
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結果、今どきの子ども・若者は
意欲の低下、自信の喪失
夢や希望を持てない
自分で考え行動することが苦手
冒険しない、挑戦しない、失敗を恐れすぎる
仲間行動苦手、孤立化、引きこもり、イジメ
社会への参画意識が低い
26. 26
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意欲が低い
43% 78% 78%
勉強ができるようになりたい
48% 75% 72%
将来のためにも、
今がんばりたい
出所 小学生の生活習慣 財団法人日本青少年研究所 2007年
33. 33
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自立した社会人になるために
持続力
を身に付ける
貢献心
を身に付ける
向上心
を身に付ける
この3つが身に付く
ための教育が、
子ども・若者には
必要
34. 34
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持続力を身に付けるには
「~をたくさんやりたい、
続けたい」
「時間を忘れる
ほど楽しい」
「楽しかった、
充実していた」
「次は、いつ
できるだろう」
好きな事を、やりたいだけやらせる。
すると、同じことを続ける資質が身に付く。
そして、
再びやりたくなる
35. 35
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好きな事とは
スポーツ、音楽などの「趣味」。
家族、友達などの「対人」。
はしゃぐ、静かに過ごすなどの「行動」。
好きな事の対象は、何でもいい。
マンガでも、昼寝でも、いいんじゃない。
36. 36
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向上心を身に付けるには
「~の成績がいい、
~が得意」
高い評価や
成績を得る
新たな
課題が見つかる
「課題を乗り越え、もっと
上達したい」
得意を伸ばせる分野に、労力を優先配分させる。
すると、自分を高めようとする力が身に付く。
そして、
更に得意になる
37. 37
Fatherhood;
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得意な事とは
国語、数学などの「教科」。
スポーツ、音楽などの「運動・文化」。
活発、几帳面などの「長所」。
得意な事の対象は、何でもいい。
欠点も、裏から見れば長所になる。
38. 38
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貢献心を身に付けるには
社会で役割を持つ
自分は何を
すべきか考える
アクション
を起こす
「役に立った、
感謝された」
家庭や地域など、社会の中で役割を持たせると、
貢献したいという欲求が、高まっていく。
そして、
また、役に立ちたくなる
39. 39
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役割を持つとは
幼児なら、家庭でのお手伝い。
小学生になれば、地域社会で。
中学生以上なら、地域を越えて。
役割を持つ事は、いくらでもある。
ビジネス(仕事)の場でも、機会はある。
40. 40
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でも、どこで経験できるの?
好きな
事
役に立つ
事
得意な
事
お子さんは今、
次の3つが可能ですか?
「好きな事を、続けられる」
「得意な事を、優先していい」
「社会の中で、役割を持てる」
41. 41
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そこで、「社会でのホンバン体験を」
我が子を自立させるには、
自分の好きな領域で、
自分の得意なことを発揮し、
社会で役に立つという経験を、
多くさせよう。
42. 42
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事例① 小学生が、食料自給率アップに貢献
日本のお米の消費量を増やすた
めに、12才の社会起業家達が、
レシピ、パッケージデザイン、
キャッチフレーズなどを考案した
「お米のシューアイス」(商品名:
コメミスコラーレ)を、全国ブランド
の「ヒロタ(HIROTA)」が商品化。
同社で過去最高の売上げを達成。
43. 43
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事例② 地域の子が、商店街を活性化
客数の減少が続いている商店街を
活性化させようという目的で、地域
の子ども達が集まり、お店を運営。
何を売るか、仕入れ、販売、当日の
運営まで、子ども達が中心となり、
大人はサポート役に。
44. 44
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事例③ 我が子が、ママの「働く」をサポート
子どもが、”ママの家庭と仕事の両
立”を手助けすることで、ママのワー
キングと子どもの自立の両方を目的
とする事業。
料理教室をきっかけに、日常に料理
を手伝うことができる子どもの育成
を目指す。
子どもが自立することで、女性が働
きやすい環境が整っていく。
最初のお料理には、火を使わずに
調理完結までできる「ルクエ」を使用。
49. 49
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夢を持っていなくて、当たり前
将来の夢を持っていない子どもは、たくさんいる。
でも、そんなの当たり前、嘆くことはない。
「夢や希望が無いの!」、「夢を持ちなさい!」と、
無理して持たせる指導は、逆効果。
「好きな事」 x 「得意な事」 x 「役に立つ事」
さえ続けていれば、必ず、持てるようになる。
但し、「自分探し」と称して、目の前の仕事から
「逃げる」ことは、させないほうがいい。
50. 50
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自立につながる3大要素
自己肯定感
達 成 意 欲
自己効力感
自 立
やればできるんだ、役に立っているんだ、
自分は価値ある存在なんだ!
と子どもが思うようになること。
「あなたが産まれてよかった」
と、度々、親から聞く。
「ダメでしょ」より、「ほうがいい」という教育。
51. 51
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「自動詞」教育をしよう
・避けよう、過干渉と、過支配
・なるべく、手を貸さない(子どもを待つこと)
・子どもを「いじり」過ぎない
・他動詞だけではなく、自動詞も
↓ ↓
「子育て」だけではなく、「子育ち」も
教育 = 「教える」 + 「育つ」
52. 52
Fatherhood;
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「失敗OK」を子どもに伝えよう
成功者の言葉 「失敗ばかりしてきた」。
苦労して得るほど、感動と涙も得る。
成功の確率を倍にしたければ、
失敗の確率も倍にすることだ。
柳井社長(ユニクロ) ;「1勝9敗」が口癖
山中教授(ノーベル賞) ;9回失敗、1回成功
イチローの失敗率 ; 6割以上
53. 53
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評価する対象を広げよう
「優秀」と、高い評価
を受ける子ども
偏差値が高い
運動部でレギュラー
音楽や美術で受賞
「ダメなやつだ」と、
見下される子ども
勉強、運動、音楽や美術
のどれも不得意
勉強、運動、音楽や美術以外で、「すごいね!」と
評価してくれる大人が少ない。例えば、人に優しい、
明るい、補助が得意、あやとり上手、整理整頓好き、、。
これらについても、ちゃんと評価してあげよう。
54. 54
Fatherhood;
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パパ、出番ですよ!
自立、つまり子どもが「自分で立つ」ようになる。
そのためには、「父性」的教育が必須。
父性 母性
機能 切る 包む
責任 個人の責任 場(組織)の責任
人間感 能力差の肯定 絶対的平等感
役割 指導者 調整役
また、「職業観を養う」とか、「社会での実体験」
において、パパの出番が期待されている。
55. 55
Fatherhood;
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笑っている親でいよう
仕事がつらい、嫌いだ、と愚痴ばかりのパパ。
パパを、馬鹿にしているような発言をするママ。
これでは、子どもが「大人になりたい」とは
思わないだろう。
パパもママも、仕事、家庭、夫婦間、地域、
友達、趣味などを楽しみ、笑っていること。
これが、子どもの自立には、何よりも重要。
56. 56
Fatherhood;
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まとめ
・「有名大学→大手企業」が絶対ではない時代に。
・農家も本屋も、グローバル競争に巻き込まれる。
・子どもが「自立」するための教育機会が少ない。
・意欲が低い、希望が持てない子どもが増加。
我が子が、自立せず、
職場が無い、ワーキングプア、使い捨て労働者に。
57. 57
Fatherhood;
it’s the best job on the planet
まとめ
持続力、向上心、貢献心の3つが、
仕事で活躍するうえで必要なこと
そのためには、①好きな事を続けられる、
②得意な事を優先していい、③社会で役割を持つ
この3つが可能な教育を受けた子ども・若者ほど、
自立した社会人になる確率が高い