2018年8月24日にカサレアルで開催したフリーセミナー用の発表資料です。

1. 株式会社カサレアル
営業部 ラーニングサービス営業課
畠山 俊太郎
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エンジニアの育成に必要なこととは

2. 自己紹介
▌ 現在のメインミッション
▸ カサレアルの新人研修の企画・販促活動
▌ これまでの経験
▸ 求職者支援訓練の運営・実施(講師として)
▸ 社内新人・中途採用者研修の企画・実施
▸ エンジニアのキャリアプラン策定・運用
▸ 配属後のアフターフォロー
▸ 社外講師として研修実施
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3. 今回のテーマ
前項の経験を通した気付きを共有し、現在、新入社員研
修に課題を感じていらっしゃる方の解決の糸口の一つと
して「新入社員に何を与えるのか」をテーマにお話しし
ます。
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4. こんな声をよく聞きませんか？
▌ 配属側
▸配属後に再教育が必要で、研修の時に何をやっていたの？
▸技術や業務に対してモチベーションが低いのでは？
▸自分が新卒の時はもっと〇〇だった、なぜできないのか？
▌ 新入社員側
▸色々教わったけど結局どう業務に活かすのかわからない。
▸まだまだ一人前ではないのは自覚できているが、何から学んだらよ
いのか。
▸今後どう成長していったらいいのかわからない/不安
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5. 新入社員の傾向
▌ 昨今の傾向
▸技術に対してドライな人の割合が増えた
▸指示されたことは真面目に取り組み、質が高い
▸正解をすぐに欲しがりがち
▸悪目立ちしたくない、が個人を認めてほしい
▸コミュニケーション能力＝人と仲良く話せる能力だと思ってしまっ
ている
▸空いた時間で自由に色々試してみて、がうまくできない
▌ ちなみに過去こんな人がいました
▸サンプルコードを見てどんな処理をしているのか理解できる
▸確認テストを実施しても合格ラインの点数を取れる
▸が、全く書けない。サンプルコードの流用すらもできない。
• テストの点数、日報の内容以外の判断材料がないため講師側と人事側で
捉え方のギャップが発生してしまった
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6. 考えられる問題点
▌ 受講する新入社員側の問題点
▸正解を与えられるとそこで思考が止まってしまう
▸「考えてみる」「タスクを設定して管理する」「自分で調べながら
やる」「課題を見つけて改善する」機会が少なかったからどうやっ
ていいかわからない
▸チームを組んでもわからないことを教えあうだけになってしまい一
つのものを作り上げる経験ができない
▌ 受講側・実施側双方の問題点
▸網羅的に教える（教わる）とその場のお互いの満足度が高くなりが
ち。
▸研修期間内で何を得るのかにフォーカスが当たりすぎると研修を満
了することが目的になってしまう。
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エンジニアとして長期的な成長を促す土台としては不十分

7. エンジニアに必要な力とは
▌ どんなエンジニアにもまず養ってもらいたい力の一つとして
「不確実性に立ち向かう力」が挙げられる。
▌ 「不確実性に立ち向かう力」とは？
• 日本で使用例が少ない〇〇社提供のAPIを使うことになった
• お客様の強い要望で経験のないプラットフォームで開発する必要が出てきた
• 現状の運用予算でできるベストなチューニングを求められた など
▸仮に見通しが悪くても、肝を据えて行動できる
▸「上手くいくかわからないからこそ、チャレンジする、楽しめる」
▸失敗を経験値として活かす、リカバリーの原動力とする
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8. 不確実性に
立ち向かう
力
知識の一般化
メタ認知検証
不確実性に立ち向かうためのサイクル
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このサイクルを循環することで不確実性に立ち向かう力が
養われていく
▌ 知識の一般化
▸ テンプレート化
▸ テンプレートの応用
▌ メタ認知
▸ なぜうまくいったのか
▸ 自分は何を理解してい
て何を理解していない
のか
▌ 検証
▸ 他人が検証済みでも自身
が未検証のものは自己の
知識として扱わない
▸ 過去の成功例も疑う

9. 研修期間に何を与えるべきか
▌ 答えのないものを実現するためにトライ＆エラーを行う環境
▌ 成功体験を積み重ねることができる環境
▌ 「何がわからないのかわからない」で立ち止まらず自己・第三者
分析が行える環境
「何を教えるか」よりも
「どうすれば自ら学ぼうとする環境になるのか」を検討
することが重要
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10. カサレアルが提供する新人研修
「トレンドの技術を使って」
「トレンドの開発手法を取り入れて」
「トレンドのアプリケーションを作る」
▌ 自発的な学びを促す環境を提供するための一つの方法論としての活用
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従来型の新人研修 カサレアルの新人研修
講師のアウトプット
明確な正解を教える 何を参照したら解決/ヒントに繋が
るかを教える
コミュニケーション
同年代の同僚(友人) 一つの問題をともに解決するビジ
ネスパートナー
課題のコンセプト
要件を満たす ユーザーの満足度を高めるために
何を実現すればよいのか

11. ご清聴ありがとうございました。
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