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2016経営分析論Ⅱ⑩
- 3. • 事例で学ぼう:うどん屋の場合
うどん麺の原材料:小麦粉,水,食塩
だしの原材料:醤油,鰹節,水
その他の具の原材料:かまぼこ,卵,わかめ など
→ うどん屋では,従業員が設備を利用しながら,原材料を加工して
「うどん」という製品を生み出し,販売している。
• うどんの原材料の合計額(製造原価)が200円のとき,
300円で販売:新たに100円の価値が生まれる。
250円で販売:300円では顧客が価値を見出さず,250円で購入する。
このとき,新たに生み出される価値は50円になる。
200円で販売:原材料に対する追加的な価値は全く認められず,
事業そのものの存在意義がなくなる。
付加価値の意味
• 企業が新たに生み出す追加的な価値を付加価値という。
付加価値を生み出さない組織は原則として存在価値がないので,
すべての企業は付加価値を生み出す組織といえる。