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©2012 Sakiko Hashimoto & Tomoshige Nakamura
Beyond The Life Cycle
ライフサイクルからの脱却
Research about second wave sales
売り上げ第 2 波に関する仮説・調査計画
©2012 Sakiko Hashimoto & Tomoshige Nakamura
Purpose - 目的 -
• 製品には、経営学上「プロダクトライフサイクル」が存在するとされる。そんな中で
、「成長期がそれまでの業界の常識よりも大幅に長」かったり、または「成熟期や衰
退期を迎えてから再ブレイクする」事例が少なからず存在する。
• 今回の調査では、ある意味「異常値」を示す事例に焦点を当て、その表品のマーケ
ティング / プロモーションがどのようなものであったかを「ユーザーの視点」から調
査し、その共通点を抽出することを目的とする。
• また、その抽出結果から、製品のプロモーションにおいて「どのような考え方」で
「どのような戦略」を創ることが製品の再ブレイクにつながるのかの「指針」を示す
1 .各製品には「ライフサイクル」が存在すると仮定する。
2 .その「ライフサイクル」が業界において平均値が存在することも仮定する
3 .市場の変更等による(別の国に輸出する)モデルは対象としない
4 .仮定条件はかなり強力であることに留意する
Precondition - 前提 -
©2012 Sakiko Hashimoto & Tomoshige Nakamura
Example -Ghana Milk Chocolate
• ライフサイクルを越える例
– ガーナミルクチョコレートの売り上げが最も大きな時期は〇〇であり、年々売り上げは横
ばい〜下降の一途をたどっていたが、「母の日」にチョコレートを送るという新しい認知
を創り出すことで、売り上げ再度増加させている。
First Wave Second Wave
第 2 波を起こした原因は何か?
業界
ライフサイクル
平均
【仮説】
第一波を創ったのは間違いなく新製品による「イノベーション」であるが、どんな製品も同じようにライフサイクル
として同じように上図のように売り上げは最後は落ちていく。その際、たまたま売り上げが落ちずに、「製品に対す
るユーザーからの認識」を変えることで多きな収益を新たに創り出すということをしている事例が存在するのではな
いか。これを分析すれば、多くの既存の商品に新たな価値を付加することができるのではないか
time
sales
©2012 Sakiko Hashimoto & Tomoshige Nakamura
Example -Bradesco Seguros Insurance
• ライフサイクルを越えたかはっきりしない例
– Bradesco の iPad の事例については、この効果で売り上げ・利益に大きな影響を与えてい
るかどうかを分析したが、それほどこのアプリケーションが出た前後で収益増加に影響は
ない。理由は、ブラジルは発展途上国であり、年々売り上げの増加は起こっている。
iPad App
確かに利用者が多い場合はこれ
が効果的かもしれない
が、 iPad の普及率の低さなど
が影響して、それほど売り上げ
に大きな影響を与えた痕跡はな
い
業界
ライフサイクル
平均
【仮説】
途上段階の国家における、企業の収益は比較的増加しており、これだけでは「広告効果」(販促の経験革新)によっ
て、イノベーションが生まれたと考えるのはいささか早計であると判断できるのではないかと考える。つまり、発展
途上国における事例を参考にすると、私たちは何がイノベーションかと判断する材料を見誤る可能性があるので、注
意が必要になる
time
sales
©2012 Sakiko Hashimoto & Tomoshige Nakamura
MODEL IMAGE
First Wave Second Wave
業界
ライフサイクル
平均
【仮説】
実は、ユーザーの「(ガーナ)チョコレート」に対する認知を変えたことによる変化だと考えることはできないだろ
うか。その方法として「母の日」を創り、プロモーションしたと考えると、この話の筋は通ることになるのではない
か。つまり、このモデルでは、認知を「どう」変化させるのかを「 Bias Portfolio 」で創り出し、それを実現する手段
を選択した。
time
sales
チョコってこういうとき
食べるもの! チョコって
贈り物でもある!
ユー
ザー
の
想
定
バ
レ
ン
タ
イ
ン
美
味
し
く
食
べ
る
小さな
感謝の贈り物
User Planner
User
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実は、ユーザーの「(ガーナ)チョコレート」に対する認知を変えたことによる変化だと考えることはできないだろ
うか。その方法として「母の日」を創り、プロモーションしたと考えると、この話の筋は通ることになるのではない
か。つまり、このモデルでは、認知を「どう」変化させるのかを「 Bias Portfolio 」で創り出し、それを実現する手段
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ザー
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ライフサイクルからの脱却

  • 1. ©2012 Sakiko Hashimoto & Tomoshige Nakamura Beyond The Life Cycle ライフサイクルからの脱却 Research about second wave sales 売り上げ第 2 波に関する仮説・調査計画
  • 2. ©2012 Sakiko Hashimoto & Tomoshige Nakamura Purpose - 目的 - • 製品には、経営学上「プロダクトライフサイクル」が存在するとされる。そんな中で 、「成長期がそれまでの業界の常識よりも大幅に長」かったり、または「成熟期や衰 退期を迎えてから再ブレイクする」事例が少なからず存在する。 • 今回の調査では、ある意味「異常値」を示す事例に焦点を当て、その表品のマーケ ティング / プロモーションがどのようなものであったかを「ユーザーの視点」から調 査し、その共通点を抽出することを目的とする。 • また、その抽出結果から、製品のプロモーションにおいて「どのような考え方」で 「どのような戦略」を創ることが製品の再ブレイクにつながるのかの「指針」を示す 1 .各製品には「ライフサイクル」が存在すると仮定する。 2 .その「ライフサイクル」が業界において平均値が存在することも仮定する 3 .市場の変更等による(別の国に輸出する)モデルは対象としない 4 .仮定条件はかなり強力であることに留意する Precondition - 前提 -
  • 3. ©2012 Sakiko Hashimoto & Tomoshige Nakamura Example -Ghana Milk Chocolate • ライフサイクルを越える例 – ガーナミルクチョコレートの売り上げが最も大きな時期は〇〇であり、年々売り上げは横 ばい〜下降の一途をたどっていたが、「母の日」にチョコレートを送るという新しい認知 を創り出すことで、売り上げ再度増加させている。 First Wave Second Wave 第 2 波を起こした原因は何か? 業界 ライフサイクル 平均 【仮説】 第一波を創ったのは間違いなく新製品による「イノベーション」であるが、どんな製品も同じようにライフサイクル として同じように上図のように売り上げは最後は落ちていく。その際、たまたま売り上げが落ちずに、「製品に対す るユーザーからの認識」を変えることで多きな収益を新たに創り出すということをしている事例が存在するのではな いか。これを分析すれば、多くの既存の商品に新たな価値を付加することができるのではないか time sales
  • 4. ©2012 Sakiko Hashimoto & Tomoshige Nakamura Example -Bradesco Seguros Insurance • ライフサイクルを越えたかはっきりしない例 – Bradesco の iPad の事例については、この効果で売り上げ・利益に大きな影響を与えてい るかどうかを分析したが、それほどこのアプリケーションが出た前後で収益増加に影響は ない。理由は、ブラジルは発展途上国であり、年々売り上げの増加は起こっている。 iPad App 確かに利用者が多い場合はこれ が効果的かもしれない が、 iPad の普及率の低さなど が影響して、それほど売り上げ に大きな影響を与えた痕跡はな い 業界 ライフサイクル 平均 【仮説】 途上段階の国家における、企業の収益は比較的増加しており、これだけでは「広告効果」(販促の経験革新)によっ て、イノベーションが生まれたと考えるのはいささか早計であると判断できるのではないかと考える。つまり、発展 途上国における事例を参考にすると、私たちは何がイノベーションかと判断する材料を見誤る可能性があるので、注 意が必要になる time sales
  • 5. ©2012 Sakiko Hashimoto & Tomoshige Nakamura MODEL IMAGE First Wave Second Wave 業界 ライフサイクル 平均 【仮説】 実は、ユーザーの「(ガーナ)チョコレート」に対する認知を変えたことによる変化だと考えることはできないだろ うか。その方法として「母の日」を創り、プロモーションしたと考えると、この話の筋は通ることになるのではない か。つまり、このモデルでは、認知を「どう」変化させるのかを「 Bias Portfolio 」で創り出し、それを実現する手段 を選択した。 time sales チョコってこういうとき 食べるもの! チョコって 贈り物でもある! ユー ザー の 想 定 バ レ ン タ イ ン 美 味 し く 食 べ る 小さな 感謝の贈り物 User Planner User
  • 6. ©2012 Sakiko Hashimoto & Tomoshige Nakamura MODEL IMAGE First Wave Second Wave 業界 ライフサイクル 平均 【仮説】 実は、ユーザーの「(ガーナ)チョコレート」に対する認知を変えたことによる変化だと考えることはできないだろ うか。その方法として「母の日」を創り、プロモーションしたと考えると、この話の筋は通ることになるのではない か。つまり、このモデルでは、認知を「どう」変化させるのかを「 Bias Portfolio 」で創り出し、それを実現する手段 を選択した。 time sales チョコってこういうとき 食べるもの! チョコって 贈り物でもある! ユー ザー の 想 定 バ レ ン タ イ ン 美 味 し く 食 べ る 小さな 感謝の贈り物 User Planner User