2021年02月多摩川水源に生きる

1. @Tama River water source forest
© 2013 N.Naka
[2021/01続き]山奥に逃げ込んだのはおそらく母
と姉（または兄）。一番小さな子鹿が残された。
急場の最善策だったのではないだろうか。
連れ去りたいくらい可愛い子鹿。もっと見てい
たかったけれど、小刻みに震える姿にそっと離
れるしかなかった。

2. @Tama River water source forest
2021年02月
© 2013 N.Naka
－ 季節の移り変わり
2月も乾燥する日々が続いていた。
積雪はほとんど無く、気温もそれほど下がず、⾬も降らず、
少ない水場の水も凍ってしまった。
寒い冬がぽつんぽつんと数日現れて消えるような季節に
なってきているのかな。
積雪残る山肌
雑⽊林

3. @Tama River water source forest
2021年02月
© 2013 N.Naka
－ 「孟宗竹の水場」 (1/2)
アオゲラ
カケス
シジュウカラ
ヒヨドリ
鳥の仲間
「多摩川水源に生きる」 http://tama-forest.seesaa.net/
◎は公開している動画 （動画は映像の状況により公開/非公開としています。）
○は本スライド内で写真を掲載
トレイルカメラに撮影された動物
孟宗竹の水場︓⽵林の中にある⼩さな水場
◎ ニホンイノシシ
◎ ニホンカモシカ
○ニホンザル
ニホンジカ
ニホンタヌキ
ニホンリス
ホンドギツネ
ホンドテン
ネズミの仲間
コウモリの仲間
徐々に減っていく水場の水を飲む姿が多くあった。
水が少なく水浴びができないためか鳥の姿は減ってきた。

4. @Tama River water source forest
2021年02月
© 2013 N.Naka
－ 「孟宗竹の水場」 (2/2)
頻繁にニホンザルの群れが
水飲みに来ていた。
ニホンザルよりも多くきていた
のがニホンリスだが、水飲み
ばかりではなかった。
ニホンザル
ニホンジカやニホンカモシカも水を探しながら飲む
ほど少なくなっていた。

5. @Tama River water source forest
2021年02月
© 2013 N.Naka
－ 「雑⽊林」風まかせ (1/4)
◎ ニホンイノシシ
○ニホンザル
◎ ニホンジカ
◎ ニホンタヌキ
ホンドテン
「多摩川水源に生きる」 http://tama-forest.seesaa.net/
◎は公開している動画 （動画は映像の状況により公開/非公開としています。）
○は本スライド内で写真を掲載
トレイルカメラに撮影された動物
雑⽊林︓⼈⼯林に囲まれた雑⽊林
疥癬のようなニホンイノシシが水場でも雑木林でも映っていた。
数km離れた場所にあるが、同じ個体だろうか。

6. @Tama River water source forest
2021年02月
© 2013 N.Naka
－ 「雑⽊林」風まかせ (2/4)
1. 雪が降った後はホンドテンとニホン
ジカの⾜跡が⾒られた。
2. 以前に観察していた水場は凍っ
ていた。
3. 皮だけとなったニホンジカの死体
はもう誰も興味を示さなくなった。
2. ニホンジカ 3. ニホンジカ
1. ニホンザル

7. @Tama River water source forest
2021年02月
© 2013 N.Naka
－ 2月の雪
今年も雪が積もらない。薄っすらと⽩くなるくらいの雪し
か降らない。
2014年の2月の⼤雪以来、降っていない。
雪が積もって地面が凍る季節がないと春も夏も秋も
季節が変わってしまう。

8. @Tama River water source forest
●ニホンザル探し
タイトル変更に伴い、少しだけ昔話を。
熱帯多雨林では霊長類を探す旅をしていた。その延長
で国内でもニホンザルを追いかけていた。
日本の山は急峻で立体的に移動できるサルを追いか
けるのは難しかった。付いていくと崖や川になっているこ
ともあった。サルたちは移動していくが、こちらは足止め
となってしまった。そこで移動が少ない早朝や夕方を
狙ってみたり、車道沿いから観察しやすい場所を探した
りした。やはりサルと同じように移動することは難しい。
山の中や近くをブラブラしながらトレイルカメラを使って
みたいなと漠然と考え始めていた。
© N.Naka