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季節の移り変わり
「雑木林」
「大木の水場」
撮影された時間帯
「孟宗竹の水場」
© 2013 N.Naka
トレイルカメラに撮影された動物
林道の危険
2019年2月
© 2013 N.Naka
2月は晴れた日が多く引き続き乾燥していた。
1/31に降った雪が路肩や日陰に残っていた。標⾼の⾼
い場所では積雪が約2〜10cmあり、林道ではニホンジカ
の⾜跡が⾒られた。しかし、林の中では殆ど⾜跡がなかっ
た。
どの場所でも⾜跡が少なく、動物たちが移動を避けてい
るかのように感じた。トレイルカメラにもあまり撮影されてい
なかった。
- 季節の移り変わり (1/2)
峰谷川
2019年2月
© 2013 N.Naka
- 季節の移り変わり (2/2)
白丸湖は2月中は川のままだった。
この季節は日が短い上、道路の凍結などで⾞の移動が難しい場
所がある。雪道は当然、歩きも遅くなる。時間との戦いで、⾏きも
帰りも暗い時間帯になってしまう。ただ、月や星と出会える季節だ。
2/9の雪は奥多摩町や⼩菅村ではほとんど降らなかったらしい。
国道沿いの路肩に積雪はほとんどなかった。
東京都心部や多摩地域の平野部でうっすら積もっただけだった。
⼤雪の予報を受けてか、道路には塩カルが多く撒かれていた。
奥多摩湖と月
白丸湖
この道路ではパンクの話は聞いてい
た。心の準備はできていたが、ショック
は⼤きい。これからもっと気をつけよう。
2/17,砂利道の林道は気をつけて⾞を⾛らせて
いたつもりだったがパンクしてしまった。ロードサービス
を呼び事なきを得たが、こんなところまでよく来てくれ
た。「またいつでも駆けつける」と言ってくれたが、もう
パンクは懲りごりだ。
2019年2月
© 2013 N.Naka
- 「雑⽊林」
1/31の降雪で雑
⽊林は深いところで
約20cmの積雪が
あった。
林道にはニホンジ
カなどの⾜跡があっ
たが、雑⽊林の中に
は⾜跡がなかった。
日向の雪は程なく
溶け、日陰に残って
いた。
積雪の雑木林
雪積もる林道 ニホンジカの⾜跡
雪のない雑木林
2019年2月
© 2013 N.Naka
- 「大⽊の水場」
⼤⽊の水場は1/31の雪が深いところ
で約10cmほど積もっていた。
ニホンジカの⾜跡がいくつかあった。
⼩鳥の声は多くあったが動物の気配
はなかった。
ニホンジカ
水場に積もった雪 ニホンジカの⾜跡
2019年2月
© 2013 N.Naka
- 「孟宗竹の水場」
孟宗竹の水場は1/31の積雪量は少なく、数cmだった。雪上に⾜跡
や糞もあり動物たちの痕跡が多かった。
2/3のカメラチェックでは水場の一つが深く掘られていた。トレイルカメラ
にはニホンイノシシが掘ってヌタ浴びをする姿が映っていた。
2/17には水が減り、無くなっているところもあった。
ヌタ場に現れたニホンイノシシヌタ場に現れたニホンジカ
2019年2月
© 2013 N.Naka
- 林道の危険
カメラの設置場所の1つは砂利道の林道を⾞で移動している。⼤⾬や雪の後は
道が荒れたり凍ったりで非常に危険だ。
充分に気をつけて⾛っていたつもりだったが、とうとうパンクした。雪はあまり残ってい
なかったが、地⾯は凍っていた。おそらく、砂利も凍っていて運悪くタイヤに突き刺さっ
たようだ。
ロードサービスを呼ぶしか無いので直ぐに連絡した。運良く直ぐに電話がつながった
が、場所の説明が伝わらない。山の中なので目印がない。コールセンターは地元の
⼈でなく、地名を言ってもなかなか伝わらない。やっとのことで数キロ離れた国道沿
いの目印が伝わった。そして地元のロードサービスからの連絡を待つことになった。数
時間後、ロードサービスから連絡を受け、場所を説明し到着した。
⼿際良く作業をしてくれ、程なくタイヤの交換は完了した。
その後、ロードサービスの⼈と話が弾み、こんな山奥は来たことが無いとのこと。そ
の後のタイヤ交換のことなど教えてもらった。⼤変に親切ないい⼈で助かった。
パンクは災難だったが、何度も通った道で最終的には歩いて避難もできる状況
だったため、あまり不安はなかった。ただ、どんな時も余裕が持てるとは限らない。今
回は、好条件が重なっただけ。助けを呼べる状況がどれだけありがたいことか。
気を引き締めて、事故を起こさない、万が一起きてしまった時に、落ち着いて⾏動
できるかを考え直す機会となった。
2019年2月
© 2013 N.Naka
- 撮影された時間帯
1ヶ月間に撮影された動物の映像を時間別にカウン
トして表にした(次頁参照)。
「雑⽊林」ではニホンジカが来ていたが撮影枚数は
少ない。「⼤⽊の水場」ではアトリの群れが来ていた。
「孟宗竹の水場」では水が少ないが湿っているため、
動物たちが集まった。寒くてもヌタ浴びをするニホンイノ
シシがいたり、多くの動物は僅かな水を飲んでいた。
2019年2月
© 2013 N.Naka
- 撮影された時間帯(グラフ)
日の出は6:23頃
日の入は17:21頃
とした。
(国⽴天⽂台の東
京都のデータ参照)
トレイルカメラに撮影された動物の1映像を1としてカウントした。
続けて30分以内の同じ動物の映像はまとめてで1としてカウントした。
「⼤⽊の水場」 「孟宗竹の水場」「雑⽊林」
日の出
日の入
時間:
0 24 0 24 0 24動物名
アオゲラ
アトリ
ヒヨドリ
アトリ
シジュウカラ
ヤマドリ
カケス
キジバト
鳥の仲間
ニホンアナグマ
ニホンイノシシ
ニホンカモシカ
ニホンザル
ニホンジカ
ホンドタヌキ
ホンドテン
ネズミの仲間
ニホンリス
2019年2月
© 2013 N.Naka
- トレイルカメラに撮影された動物
【雑⽊林】
◎ニホンジカ
○鳥の仲間
・カケス
・ニホンタヌキ
「多摩川水源に生きる」 http://tama-forest.seesaa.net/
◎は公開している動画
(動画は映像の状況により
公開/非公開としています。)
○は本スライド内で写真を掲載
【大⽊の水場】
◎○ニホンジカ
・アトリ
・ニホンリス
・ネズミの仲間
・ホンドテン
【孟宗竹の水場】
・鳥の仲間
・カケス
・キジバト
・アトリ
・ヒヨドリ
・シジュウカラ
・ヤマドリ
◎○ニホンイノシシ
◎ニホンタヌキ
○ニホンジカ
・ニホンアナグマ
・ニホンカモシカ
・ニホンザル
・ニホンリス
・ホンドテン
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  • 3. 2019年2月 © 2013 N.Naka - 季節の移り変わり (2/2) 白丸湖は2月中は川のままだった。 この季節は日が短い上、道路の凍結などで⾞の移動が難しい場 所がある。雪道は当然、歩きも遅くなる。時間との戦いで、⾏きも 帰りも暗い時間帯になってしまう。ただ、月や星と出会える季節だ。 2/9の雪は奥多摩町や⼩菅村ではほとんど降らなかったらしい。 国道沿いの路肩に積雪はほとんどなかった。 東京都心部や多摩地域の平野部でうっすら積もっただけだった。 ⼤雪の予報を受けてか、道路には塩カルが多く撒かれていた。 奥多摩湖と月 白丸湖 この道路ではパンクの話は聞いてい た。心の準備はできていたが、ショック は⼤きい。これからもっと気をつけよう。 2/17,砂利道の林道は気をつけて⾞を⾛らせて いたつもりだったがパンクしてしまった。ロードサービス を呼び事なきを得たが、こんなところまでよく来てくれ た。「またいつでも駆けつける」と言ってくれたが、もう パンクは懲りごりだ。
  • 4. 2019年2月 © 2013 N.Naka - 「雑⽊林」 1/31の降雪で雑 ⽊林は深いところで 約20cmの積雪が あった。 林道にはニホンジ カなどの⾜跡があっ たが、雑⽊林の中に は⾜跡がなかった。 日向の雪は程なく 溶け、日陰に残って いた。 積雪の雑木林 雪積もる林道 ニホンジカの⾜跡 雪のない雑木林
  • 5. 2019年2月 © 2013 N.Naka - 「大⽊の水場」 ⼤⽊の水場は1/31の雪が深いところ で約10cmほど積もっていた。 ニホンジカの⾜跡がいくつかあった。 ⼩鳥の声は多くあったが動物の気配 はなかった。 ニホンジカ 水場に積もった雪 ニホンジカの⾜跡
  • 6. 2019年2月 © 2013 N.Naka - 「孟宗竹の水場」 孟宗竹の水場は1/31の積雪量は少なく、数cmだった。雪上に⾜跡 や糞もあり動物たちの痕跡が多かった。 2/3のカメラチェックでは水場の一つが深く掘られていた。トレイルカメラ にはニホンイノシシが掘ってヌタ浴びをする姿が映っていた。 2/17には水が減り、無くなっているところもあった。 ヌタ場に現れたニホンイノシシヌタ場に現れたニホンジカ
  • 7. 2019年2月 © 2013 N.Naka - 林道の危険 カメラの設置場所の1つは砂利道の林道を⾞で移動している。⼤⾬や雪の後は 道が荒れたり凍ったりで非常に危険だ。 充分に気をつけて⾛っていたつもりだったが、とうとうパンクした。雪はあまり残ってい なかったが、地⾯は凍っていた。おそらく、砂利も凍っていて運悪くタイヤに突き刺さっ たようだ。 ロードサービスを呼ぶしか無いので直ぐに連絡した。運良く直ぐに電話がつながった が、場所の説明が伝わらない。山の中なので目印がない。コールセンターは地元の ⼈でなく、地名を言ってもなかなか伝わらない。やっとのことで数キロ離れた国道沿 いの目印が伝わった。そして地元のロードサービスからの連絡を待つことになった。数 時間後、ロードサービスから連絡を受け、場所を説明し到着した。 ⼿際良く作業をしてくれ、程なくタイヤの交換は完了した。 その後、ロードサービスの⼈と話が弾み、こんな山奥は来たことが無いとのこと。そ の後のタイヤ交換のことなど教えてもらった。⼤変に親切ないい⼈で助かった。 パンクは災難だったが、何度も通った道で最終的には歩いて避難もできる状況 だったため、あまり不安はなかった。ただ、どんな時も余裕が持てるとは限らない。今 回は、好条件が重なっただけ。助けを呼べる状況がどれだけありがたいことか。 気を引き締めて、事故を起こさない、万が一起きてしまった時に、落ち着いて⾏動 できるかを考え直す機会となった。
  • 8. 2019年2月 © 2013 N.Naka - 撮影された時間帯 1ヶ月間に撮影された動物の映像を時間別にカウン トして表にした(次頁参照)。 「雑⽊林」ではニホンジカが来ていたが撮影枚数は 少ない。「⼤⽊の水場」ではアトリの群れが来ていた。 「孟宗竹の水場」では水が少ないが湿っているため、 動物たちが集まった。寒くてもヌタ浴びをするニホンイノ シシがいたり、多くの動物は僅かな水を飲んでいた。
  • 9. 2019年2月 © 2013 N.Naka - 撮影された時間帯(グラフ) 日の出は6:23頃 日の入は17:21頃 とした。 (国⽴天⽂台の東 京都のデータ参照) トレイルカメラに撮影された動物の1映像を1としてカウントした。 続けて30分以内の同じ動物の映像はまとめてで1としてカウントした。 「⼤⽊の水場」 「孟宗竹の水場」「雑⽊林」 日の出 日の入 時間: 0 24 0 24 0 24動物名 アオゲラ アトリ ヒヨドリ アトリ シジュウカラ ヤマドリ カケス キジバト 鳥の仲間 ニホンアナグマ ニホンイノシシ ニホンカモシカ ニホンザル ニホンジカ ホンドタヌキ ホンドテン ネズミの仲間 ニホンリス
  • 10. 2019年2月 © 2013 N.Naka - トレイルカメラに撮影された動物 【雑⽊林】 ◎ニホンジカ ○鳥の仲間 ・カケス ・ニホンタヌキ 「多摩川水源に生きる」 http://tama-forest.seesaa.net/ ◎は公開している動画 (動画は映像の状況により 公開/非公開としています。) ○は本スライド内で写真を掲載 【大⽊の水場】 ◎○ニホンジカ ・アトリ ・ニホンリス ・ネズミの仲間 ・ホンドテン 【孟宗竹の水場】 ・鳥の仲間 ・カケス ・キジバト ・アトリ ・ヒヨドリ ・シジュウカラ ・ヤマドリ ◎○ニホンイノシシ ◎ニホンタヌキ ○ニホンジカ ・ニホンアナグマ ・ニホンカモシカ ・ニホンザル ・ニホンリス ・ホンドテン ※SlideShareでYoutubeの追加ができなくなったため、 動画は下記ブログのリンクから視聴してください。