変化が激しい時代となっている現代で、必要となるマネジメント、組織、個人のあり方をまとめたものです。 不確実性が支配する時代をチャンスに変えれる組織/個人が現れればと思い作成しました。

1. これからのマネジメント
～ 不確実性が支配する時代の組織 ～

2. 世の中は変わってきているのに
マネジメントは変わらなくていいの？

3. 変わらないと組織は衰退する

4. これまでのマネジメント
組織、またはマネージャーが管理/想像できる範囲で目標を設定する
人の適正を無視し、ジェネラリストを信仰する
組織内に明確な格差が存在する（組織 >> マネージャー >> 個人）
目標を定め、目標達成に向けて人を管理/制御する

5. これまでのマネジメント
成果に対する報酬
目標に対する詰めマネジメント
個人の能力ではなく、使いやすいかどうかの評価（組織の駒化）
部下のコントールは外発的動機づけ

6. これまでのマネジメント
目
標
人
人
人
人 目
標
人
人
人
人
人
人 人
人
組織に個人を合わせていた

7. 組織は常に正しい目標をおけるのか？
個人を殺してしまって問題ないのか？

8. 令和のマネジメント
組織の利益ではなく、社会の利益をVisionとする
人に合わせた働く環境を整備する（物理環境、制度）
人の適正/気持ちを尊重し、人を組み合わせて成果を出していく（格差なし）
目指す姿(Vision)を定め、働く環境と人を組み合わせる

9. 令和のマネジメント
個人がやりたいことを尊重する
個人を尊重し評価する（短所ではなく、長所を伸ばす）
心理的安全性を担保する（チームで尊重されていると感じさせる）
部下のコントロールは内発的動機づけ

10. 令和のマネジメント
人
人
人
人
人
人
人
人
個人の能力、コラボレーションを促進させる
Vision

11. なぜ個を尊重するのか

12. 現代は不確実性が支配する時代

13. 不確実な世界
テクノロジーの進歩が著しい
欲求が見えなくって来ている（モノが足りているため、何が欲しいかわからなくっている）
1年後どころか半年後すら見通すのは難しい

14. 不確実な世界
誰でも全世界に発信できる時代（個人も競争相手となる）
多様性がないと何も生み出せない時代（特定の人をターゲットとする必要がある）
個人が強くなっていく

15. 不確実性が支配する時代では
個人という文脈が必要となる

16. 何をすればいいのか（組織）

17. 何を目指しているのかを明らかにする
社会に対して、どんな役割を果たすために存在しているのかを定義する
Visionは一部の人で決定/運用するのではなく、個人を巻き込むことが重要
組織の存在目的（Vision）を定義し柔軟に変更する

18. 多様な組織のあり方を推奨する
新しいものを作ることが目的の組織は、失敗し学びを得ることが重要となる（創造性）
安定して提供することが目的の組織は、失敗を減らす仕組みが重要となる（再現性）
求められる目的によって、組織のあり方は変わる

19. 本来の自分でいられる場を提供する
ピラミッド構造の組織では、作られた自分が生み出される
本来の自分でいられれば、発揮できる能力は会社にとっても有意である
偽りの自分は双方にとって損である

20. 格差をつくらない（社長も役割の1つ）
組織としての役割があるだけで、本来は格差なんかない
得意な人が得意なことをやるのが最も成果がでやすい
（何が得意かをシェアし協力することは必要）
得意な人が得意なことをすればいい

21. 組織は個人が集まったもの
→個人を意識する必要がある

22. 何をすればいいのか（マネージャー）

23. 個人を理解する
やってみたいことや適正を対話により理解する
向いていないと思うことでも後押しすることは有効である（適性を身をもって知ってもらう）
議論ではなく対話

24. 尖らせる
不確実な世界では、尖ったものが重要となる
短所は見方を変えれば長所である
「長所を伸ばす」と「短所を直す」はトレードオフの関係

25. 組み合わせる（尊重で作り上げる）
お互いを尊重できないと組み合わせても失敗する
能力だけではなく、考え方や働く場所を含めてお互いが理解する
何かができるから偉いということはない

26. 全てという思考を捨てる
上位層を伸ばすことで結果的に底上げされる（中位、下位もついてくる）
思考や行動特性も同じにはならない（2割程度がそっぽを向く方が組織としては健全）
全員が100%になることはない

27. 格差をつくらない
手のひら返しをやめる、指摘ではなくコメントが重要（メンバーとして協力、寄り添うこと）
格差を実感させても、自分が気持ち良いだけである
NG：情報格差マネジメント、マイクロマネジメント（特に重箱系の指摘はただの自己満足）
マネージャーも役割の1つ（チームのメンバーとして信頼されること）

28. チームは小さな組織
→チームの環境を整えることが必要

29. 何をすればいいのか（個人）

30. 受け入れること（すべてを受け入れる必要はない）
良いところがないか探そう（意見に懐疑的だとしても、すべてを否定する必要はない）
違う意見(提案)は、相手の否定ではない（なんでもかんでも肯定する必要はない）
みんな違う、それが当たり前

31. 自分を出すこと
自分を出さない人は信頼されない（自分のことを伝えないと何も始まらない）
行動や趣味嗜好、考え方、失敗談などを伝えよう（自分を理解してもらう）
知らない人を信頼することはできない

32. 協力すること
一人ではできないから組織（チーム）がある
自分のために協力させるだけでは、誰も協力してくれない（まずは自分から）
協力しないなら一人でやるのと同じ

33. 格差をつくらない（人を尊重すること）
自分とは違うことを尊重する（違うことは悪いことではない）
格差を実感させても、自分が気持ち良いだけである
NG：自分の価値観で格付けする、利用価値で人を格付けする
自分にできないことをできる人はすごい人

34. 言葉を変えても最後はすべて人
→気持ちよく働ける環境を作るのは自分

35. 自
分
の
価
値
観
で
人
を
責
め
な
い
一
つ
の
失
敗
で
全
て
否
定
し
な
い
長
所
を
見
て
短
所
を
見
な
い
心
を
見
て
結
果
を
見
な
い
吉
田
松
陰
（
武
士
・
思
想
家
・
教
育
者
）