アイデアを出せ！と言われた人を助けたい

1. アイデアの出し方

2. アイデアとは
既存の要素の新しい組み合わせ
以外の何ものでもない
（An idea is nothing more or less than a new combination of old elements.）
アイデアのつくりかた
ジェームズ・W・ヤング

3. カメラ × デジタル

4. コミュニケーション × インターネット

5. タクシー × スマートフォン

6. アイデアは
知っている範囲(知識/経験)からしか生まれない
（要素を組み合わせるためには、要素を知らなければならない）
今までの経験より
Haruka Iwama

7. 知っている範囲を増やす

8. 知っている範囲を増やす3つの行動
知っていることに興味を持つ 知らないものを知る 普段と違うことをやってみる
当たり前を疑う
別の視点を取り入れる
ex) イギリスのEU離脱は
宗教が理由かもしれない
https://diamond.jp/articles/-/94438
受け身での情報取得
情報キュレーションサービスの利用
ex) テレビ(News、ドラマ)
グノシー、SmartNews 等
考え方、行動のクセを放棄する
変なバイアスをかけない
ex) いつもと違う駅で降りてみる
新幹線でグリーンに乗る 等
知識の深化/拡大 知識の拡大 経験の拡大

9. コミュニケーションは知っている範囲を劇的に増やす
自分が知っている範囲
他者が知っている範囲

10. アイデアを生み出す

11. ・既存の要素と新規の要素を組み合わせる
・ユーザのジョブを考える
・縛りを入れて考える
・自分事(原体験)で考える

12. 既存の要素と新規の要素を組み合わせる
知られているもの × 新しいものを組み合わせる
カメラ(既存)
×
デジタル(新規)
良い組み合わせであっても時期が悪いこともある
デジタルカメラは1975年にコダックによって開発されたが、
開発当時には使える保存媒体が普及しておらず、
実際に普及したのは1990年頃である。

13. ユーザのジョブを考える
ユーザのジョブ(課題)は何か？から考える
ジョブとは
人は何らかの「ジョブ」を処理するために、
プロダクトやサービスを「雇用」する
(クレイトン・M・クリステンセン氏の著作「ジョブ理論」より)
ジョブ理論をなんとなく理解する (Slideshare)
https://www.slideshare.net/ssuser876355/ss-133507938
ジョブ：穴が欲しい
雇用 ：ドリル

14. 縛りを入れて考える
全てが自由では、人は考えをまとめられない
企業理念やMissionも1つの縛りである
ex) Googleの使命は、世界中の情報を整理し、
世界中の人がアクセスできて使えるようにすることです。
https://about.google/
縛り1：IoT
縛り2：北九州

15. 自分事(原体験)で考える
自分が苦労しているもの/欲しいものは
他者も同様な状態である
不満：性能が低下する
ジェームズ・ダイソンは
使っていた掃除機の性能が低下することに不満を覚え、
吸引力の変わらないサイクロン掃除機を発明した。
https://www.dyson.co.jp/community/about-dyson.aspx

16. アイデアを整理する

17. Valueをキーにアイデアを整理する

18. ・Valueは何か
・Valueを与えるのは誰か（プレイヤー）
・Valueを受けるのは誰か（ユーザ）

19. Value 1 ：ワンタップで行きたい場所へ行ける
プレイヤー：Uberドライバー
ユーザ ：移動したい人
Value 2 ：誰でもUberドライバーになれる(副業できる)
プレイヤー：Uberプラットフォーム
ユーザ ：車を持っている人

20. アイデアをUpdateする

21. ・アイデアを組み合わせる
・アイデアを肯定/否定する(否定の解決策もセット)
・競合や既存のサービスと比較する

22. アイデアを組み合わせる
似ているアイデアを組み合わせる
ex) 同じユーザが登場するアイデアを組み合わせる
インバウンド向け観光場所レコメンド
課題：広告の効果検証ができない
インバウンド向け観光ガイド
課題：ガイドのモチベーション(インセンティブ)
ガイドが広告を発信しインセンティブを得る仕組み

23. アイデアを肯定/否定する
アイデアを肯定/否定する(否定の解決策もだす)
ex) インバウンド向け観光ガイド
・魅力を余すことなく伝えられる
・双方向コミュニケーションによる効果
顧客に合ったガイドが可能
ガイドの語学経験の蓄積
・写真を気軽に頼める
地域に特化したバラツキのある観光ガイド
Positive Negative → Solution
・質にバラツキがでる
→マニュアル作成、教育を実施
→バラツキも魅力としてしまう
・スケールできない
→ロボットの利用
→地域に閉じてスケールは無視する

24. 競合や既存のサービスと比較する
何が違うのかを明確にする(強み、魅力を発見する)
ex) Go Tokyoのエリア指定ガイドサービスと比較
ガイドによるバラツキが違い
地域に特化した広告付き
観光ガイドサービス
コース 固定 自由
ガイド ボランティア ボランティア
ガイド料 無料 有料
インセンティブ(金銭) ガイドにかかる交通費等は
旅行者負担
広告によるFee
(ガイドにかかる費用は自腹)
※架空
(バラツキが本当に魅力となるのか仮説検証を実施する必要あり)

25. アイデアを評価する

26. 目的により、評価指標は異なる
スタートアップ、大企業での新規ビジネスが目的
普段の業務を効率化することが目的
地域を活性化させることが目的
※次のスライドでは、個人的に大事にしている評価指標を紹介します

27. ・自分が欲しい/やりたい/楽しいと思うか
自分が幸せにならないものをやる気にはならない
・人が幸せになるか
人が幸せにならないものに価値を感じない
・クレイジーなアイデアか(独創的か)
アイデアを評価(採用)するとき
自分が出した企画やアイデアを、少なくとも一回は人に笑われるようでなければ、
独創的な発想をしているとはいえない
(The idea that he has issued, unless so at least once be laughed at in person,
it can not be said that the creative ideas.)
ビル・ゲイツ

28. さいごに

29. 多数のアイデアが実現し
多数の課題が解決され
人が幸せである社会を作り
たい