レガシーシステム再生のアンチパターン




          要求開発アライアンス
          細川


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レガシーシステムとは
レガシーシステムは、従来、メインフレームやオフコンなどを用いて作ら
れたシステムを意味していたが、最近は、5年以上稼働したオープンシス
テムのレガシー化が目立ってきている。

   メインフレーム                           (老朽化した)オープンシステム

    オン ラ イ ン             バッ チ
      処理 理                処理理
    ( 会話処理)
         理


       ①          更新
                   更            参照
                  処理理           処理
                                 理
                   ②            ③



           メ イ ン フ レ ームOS




               データ ベース




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レガシーシステムの再生は大変(でもやりがいのある仕事)
レガシーシステムは、現在でも数多くの企業で稼働している。
これらの古いシステムを使い続けるのも一つの選択だが、
いつかは、レガシーシステムを刷新/再生しなければいけない時期がやってくる。

   レガシーシステムを          レガシーシステムの
    使い続ける理由             デメリット

 ● サポート体制           ● サポート問題
    メーカーにサポートを         メーカーによるサポートが
    一括して任せられる          打ち切られる

 ● 安定性・信頼性          ● 人材問題
    技術的に十分かれており、       古いインフラを支える
    トラブルが少なく、安心        技術者が希少化

 ● ソフトウェア資産         ● 最新の技術を利用できない
    長年使ってきたソフトウェア      Webなどの新しい技術
    資産をこれからも使いたい       を使うことが困難

 ● 運用・保守            ● コスト
    運用と保守に関するノウハウ      ランニングコストが高いこと
    やツールが充実している

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で、今回は
レガシーシステムの再生の際に
陥りやすい問題点についてお話しします。




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レガシー再生アンチパターン     要求開発編(その1)

  時間かけすぎ

状況と問題   システム再構築のための分析作業やドキュメント作業
        に時間をかけすぎる

症状と結果   いつまで経っても
        再構築案がまとまらない
        長く時間をかけて全てを均等に詳細化しても時間がかかりす
        ぎて、その間にビジネス自体が変化してしまう

処方箋     「目的」指向デザイン
        目標の実現に寄与する部分を中心に詳細化し、他は概括レベ
        ルでデザインする




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レガシー再生アンチパターン        要求開発編(その2)

      関係者不在

状況と問題    システム再構築に関する検討に経営や現場が十分に参
         加していない

症状と結果    使われないシステム

         システム構築検討の段階から経営や現場利用者が参加していないと、
         使われないシステムになってしまう確率が高い


処方箋      コタツモデルの確立

         自社のビジネスに寄与するシステムを構築するためには、経営や現場
         と情報システム部門との協力関係(コタツモデル)の構築が不可欠




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レガシー再生アンチパターン       要求開発編(その3)

  絵に描いた餅

状況と問題   システム再構築要件の具体化ばかりに注力してしまい、
        移行に関する検討がおろそかになる

症状と結果   新システムへの移行で大失敗する

        移行方法や移行計画の検討が十分でなく、移行の段階で失敗する例が
        多く見られる


処方箋     再構築検討時に
        移行についても検討
        移行方法や移行計画についても具体化しないとシステム再構築計画は
        計画倒れになる恐れが




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レガシー再生のためのアーキテクチャの重要性
• 情報システムの投資対効果を高めるにはアーキテクチャが重要

 統合性の弱い企業システム         統合性が強い企業システム




                      基盤アーキテクチャ


 ×   情報活用性が低い         ◎ 情報を戦略的に活用できる
 ×   変更が複数個所に影響       ◎ 変更対応力が高い
 ×   障害が全体に影響         ◎ 障害の影響が局所化
 ×   メンテナンスコストが高い     ◎ メンテナンスコストが安い
 ×   IT進化メリットが活かせない   ◎ 最新IT(クラウド等)を活用可能

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レガシー再生アンチパターン       システム構築編(その1)

  ストーブパイプ

状況と問題   無計画なシステム間連携や統合を繰り返した結果、複
        雑な連携形態に

症状と結果   システム全体としてのメンテナンス性が低下

        システム変更を行うと波及的に影響する
        その結果、システムのメンテナンス性が低下


処方箋     システム間連携の標準化や、統合基盤の構築等によっ
        て連携のトポロジーを改善する




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レガシー再生アンチパターン    システム構築編(その2)

 ファットメッセージ

状況と問題   システム間で交換する
        データの種類と量が多い

症状と結果   システム全体としてのパフォーマンス低下
        基盤コストの増加

処方箋     必要以上にシステム単位を細かくしない
        メッセージ交換を必要以上に多用しない




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レガシー再生アンチパターン    システム構築編(その3)

  レガシー汚染

状況と問題   レガシーシステムの
        陳腐化した設計を
        新システムにそのまま
        持ち込んでしまう
症状と結果   システムを再構築しても
        レガシーシステムの問題点を
        そのまま引きずってしまう
処方箋     システム再構築の際には
        アーキテクチャや設計指針の見直しを行う




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END




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