積極的に海外展開を進めている同社では、海外大学を卒業した新入社員の採用・教育を実施するに当たり、日本のビジネスシーンにおける「当たり前・常識」をいかに新入社員に習得・発揮させるかが課題になっていた。特にビジネスマナーを苦手とする傾向があり、新入社員研修の見直しが求められていた。そこで、同社において求められるビジネスマナーを明確にし、マインド・スキルの両面から新入社員に対する教育を実施し、ビジネスパーソンとしての礎の構築を図った。

1. Ｄ
Ｃ
Ｐ
Ａｃｔｉｖａｔｉｏｎ Ｍａｎａｇｅｍｅｎｔ Ｓｔｙｌｅ 導入企業の声
Ｃｏｍｐａｎｙ Ｐｒｏｆｉｌｅ
会社名
設立年 従業員数
上場区分資本金
Ｐｒｏｄｕｃｔｓ ａｎｄ Ｓｅｒｖｉｃｅ
Ｓｕｍｍａｒｙ
Copyright© 2014 Active and Company Ltd. All Rights Reserved
び新入社員)にとっては「当たり前」であることも、彼らに
とっては「未知との遭遇」であり、国内大学出身者と海外
大学出身者の間で意識の差が生じていました。特にビジ
ネスマナーに関しては海外大学出身者が苦手としている
ことが多く、既存社員も含めビジネスマナーを苦手として
いる社員への対策が進んでいませんでした。
そのような問題の解決策を模索している時に、アクティ
ブ アンド カンパニ－の存在を知り、前述の問題を解決す
る提案を頂けたので、支援をお願いするに至りました。
 どのような施策を導入しましたか。
新入社員研修の一環として、『前に出る力』強化プログラ
ム、規範心得力育成プログラム、自己打開力育成プログ
ラムの3つの施策を導入しました。
①『前に出る力』強化プログラム
『前に出る力』強化プログラムでは新入社員の正しい主
体性の発揮の仕方の習得に重点を置きました。自ら海外
大学への進学を選んだ新入社員のため、「自ら考え動くこ
と」は国内大学出身者と比較し得意としていますが、それ
が当社が求める役割と合致していないために、空回りして
いる光景を目にすることがありました。
ビジネスマナーの本質的な理解・習得を通し、
社会人としての第一歩を踏み出す
積極的に海外展開を進めている同社では、海外大学を卒業した新入社員の採用・教育を実施するに当たり、日本のビジネス
シーンにおける「当たり前・常識」をいかに新入社員に習得・発揮させるかが課題になっていた。特にビジネスマナーを苦手とす
る傾向があり、新入社員研修の見直しが求められていた。そこで、同社において求められるビジネスマナーを明確にし、マイン
ド・スキルの両面から新入社員に対する教育を実施し、ビジネスパーソンとしての礎の構築を図った。
株式会社インテージ
2013年 977名
4億5,000万円 非上場
2013年3月末現在
インタビューイー
経営推進部 人事戦略グループ マネージャー 塩野谷 豊 様
 サービスを導入した背景を教えてください。
当社の社名である「インテージ」とは、21世紀を「知の時
代=Intelligence Age」と規定し、その新しい時代を切り開く
大いなる志を込めてインテージと致しました。2013年には
持ち株会社制の移行に伴い、インテージホールディングス
より事業を継承し、新生インテージが誕生しました。
私たちはお客様のビジネス上の問題・課題を解決する
ために、総合的なマーケティングの理解力を背景に、リ
サーチ技術、システム化技術、業界・業務知識、コンサル
ティング力などの専門性を融合し、インテリジェンス(意思
決定に役立つ情報)の提供を行っています。経験や机上
の空論ではなく、常に事実(ファクト)を基にしたコンサル
ティングを行い、数多くの企業の発展を支援しています。
近年は生活者の購買動線の変化に対応するために、新
たに「循環型マーケティング」という理論をベースとしたソ
リューションの提供にも取り組んでいます。
また、海外での展開を活発に進めていることから、グ
ローバル人財の確保・育成が急務となっており、その一環
として海外大学を卒業した日本人学生の採用にも力を入
れています。 しかし、短い者でも4年間、日本とは違う文
化圏で生活をしてきたため、国内大学出身者(既存社員及
「地球社会の明日を拓く「知」の創造」を存在意義に掲げ、リサーチノウハウ、
データ解析力、システム化技術をコア・コンピタンスとして、経営及びマーケティ
ング上の意思決定に役立つ情報提供事業を展開している。
お問合せはこちら ／ 03-6231-9505

2. Copyright© 2014 Active and Company Ltd. All Rights Reserved
③自己打開力育成プログラム(総合演習)
自己打開力育成プログラムでは、規範心得力育成プロ
グラムで学んだ知識・スキルを活用し、講師にビジネスマ
ナー研修を提案する模擬業務に取り組んでもらいました。
ビジネスマナーに不備があるとアポイントをもらえないな
ど、ビジネスマナーができていないと、ビジネスが円滑に
進まないことを体感させることで、ビジネスマナーの重要
性を身を持って学んでくれたと考えています。また、講師
の方には提案内容も厳しく見て頂いたため、自身が期待
されているレベルの高さを理解してくれたと考えています。
導入した感想はいかがですか。
講師より「皆さんのレベルはこの程度ですか？他社と比
べるとレベルが低いですよ。」という言葉がスイッチとなり、
新入社員は目の色を変えて研修に真剣に取り組んでいま
した。また、自己打開力育成プログラムでは、顧客役講師
への提案に同席することで、新入社員のビジネスマナー
に対する理解度・習得度の把握に加え、メモの取り方、コ
ミュニケーションの取り方、チームワームの取り方など別
の課題を見つけることもできました。
今後は研修実施後の一過性の効果で終わらせず、学ん
だスキルを継続的に取り組ませる仕掛けを考えていくこと
が課題です。現場配属後はOJTが中心にはなりますが、
新入社員の成長ぶりを追いかけ、一人前のビジネスパー
ソンとして活躍できるよう引き続き支援していきたいと考え
ています。
『前に出る力』強化プログラムの前半では、新入社員に
求められている役割、その役割を果たすために取るべき
具体的な行動を考えさせるワークを行います。彼らが考え
た役割、行動と会社が求める役割、行動を突合すると両
者の差が可視化され、自分たちに足りなかった考えに気
付くことができたと考えます。
その後取り組む1分間スピーチでは、開始直後は勝手に
スピーチを止めてしまう者も見られましたが、講師からの
投げかけ、グループワークを通し、「仕事のゴール=依頼
者が決めるもの」ということを理解してからは、講師の期
待値を超えようとするようになり、最終的に全員・全チーム
が合格することができました。
②規範心得力育成プログラム(ビジネスマナー)
規範心得力育成ログラムではビジネスマナーの「基本
形」の習得に重点を置きました。過去に実施した研修では
ビジネスマナーの重要性まで訴求出来ず、マインドセット
に至りませんでした。そこで、今回は「目的(何のために)」
「必要性(なぜ)」を新入社員自身で考えさせ、講師から
フィードバックをもらうことで、「自身の言葉」でビジネスマ
ナーの重要性を理解してもらえたのではないかと考えて
います。
各スキルのロールプレイ、反復演習を行う際は、既にビ
ジネスマナーの重要性を理解しているため、過去と比較し
新入社員の真剣度・熱心度は高かったと考えています。
【育成のステップ】
ブレイクスルートレーニングによる
主体性『前に出る力』の強化
ロールプレイ、レクチャーによる
ビジネスマナーの習得
模擬業務によるビジネスマナーの実践
新入社員の期待役割を理解した後、
発揮のための第一歩であるマインドの強化を図る
ビジネスマナーの習得を通じて、ビ
ジネスマインドの強化も図る
「仕事の厳しさ」「ビジネスマ
ナーの重要性」を実感
お問合せはこちら ／ 03-6231-9505