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・スライドを改変しての利用

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コンセントデザインスクールは、第 一 線で活躍するデザイナーが

実践の中で培っ
てきたナレッジを誰もが学べる、ひらかれた学校です。
誰もがデザインを実 践できる世の中に
第一線で
活躍する
講師は
デザイナー
回
毎月 1
オンライン

プログラムを開催
デザインを
学びたい
すべての人が対象
レベルに合わせた3つのカテゴリーのプログラムを用意しています
program
Light
デザインをはじめるための

基本知識を学ぶ
program
Regular
より良いクリエイティブを

生み出す実践力を養う
program
Bold
プロジェクトをリードする

視点や思考を身に付ける
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インクルーシブデザインと
サービスデザイン
Introduction
14
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本日の進め方
l 自己紹介
l コンセントが考える「インクルーシブサービスデザイン」
l セッション
1. プロジェクトや組織の中でどうやって始めるのか?
2. 具体的にどのように実践すればいいのか?
3. インクルーシブデザインと向き合うための基本姿勢
l 質疑応答
15
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自己紹介
企業や行政サービスに関わるサービ
スデザイナー。多様な人々とのコミュ
ニケーションのデザインを切り口にあ
らゆるプロジェクトに関わる。
サービスデザインおよびUXデザイン
に従事。組織や事業のビジョン策定を
軸にしたプロジェクト設計を主に手が
ける。人文書とSFが好き。
コンテンツ企画、情報設計、グラ
フィックデザイン、ワークショップなど
さまざまな領域で、できるだけ初期段
階からインクルーシブデザインを取
り入れることを日々試みている。
小山田 那由他
(おやまだ なゆた)
佐々木 未来也
(ささき みきや)
佐野 実生
(さの みお)
サービスデザイナー/コンテンツデザイナー サービスデザイナー/UX/UIデザイナー サービスデザイナー/インクルーシブデザイナー
16
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インクルーシブデザインとは
一人ひとりの心理的・身体的な多様性をとらえることで、
潜在課題や解決策を見つけ出すアプローチ
→ユーザーと共につくるだけではなく、視点を持ち込むプロセスそのもの
インクルーシブデザイン・ソリューションズ「インクルーシブデザインとは」 http://i-d-sol.com/inclusivedesign/ (閲覧日:2023年1月19日)
高齢者、障がい者、外国人など、
従来、デザインプロセスから除外されてきた多様な人々を、
デザインプロセスの上流から巻き込むデザイン手法です。
幅広い人間の多様性を認め、それを活用する方法論。
重要なことは、インクルーシブデザインは
様々な視点を持つ人々を包摂し、彼らから学ぶことを意味する。
キャット・ホームズ(2019)「多様な関わり方」 『ミスマッチ 見えないユーザーを排除しない「インクルーシブ」なデザインへ』 ビー・エヌ・エヌ p.68
17
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“多様”とは
心理的・身体的な多様性に、状況・環境が加わったもの
→とても複雑で、日々移り変わっていく
私たちは
多様な一人ひとりの集まり
• 心理的属性
• 身体的属性
人の属性 状況・環境
• 社会的な立場
• 一時的な状況
+
18
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サービスデザインとは
よりよいユーザー(顧客)体験と、それを維持する仕組みをつくること
→多様なユーザー(顧客)をとらえ、持続可能なサービスをつくる
シビックデザインへの挑戦|Design Surf 2022 2022 © Concent, Inc. All Rights Reserved. 13
サービスデザインの領域
Jamin Hegeman: How I Learned to Stop Worrying and Give Service Design Away
(https://www.slideshare.net/sdnetwork/jamin-hegeman-how-i-learned-to-stop-
worrying-and-give-service-design-away)を参考にコンセントで検討を重ねて作成。
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組織⽂化 組織構造 業務オペレーション ツール
顧客
経営者 従業員
User Experience Design
UXD
顧客接点の利⽤体験のデザイン
CXD Customer Experience Design
顧客体験全体のデザイン
Service Design
SD
事業と組織
のデザイン
Inclusive Design
ID
多様性をとらえ
可能性を⾒いだすデザイン
VD
Vision Design
組織ビジョンの
デザイン・
ブランディング
EXD Employee Experience Design
組織構造とオペレーションのデザイン
⼼理的
⾝体的
多様性
19
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インクルーシブサービスデザイン
デザインプロセスに多様なユーザー(顧客)の視点を持ち込むことで、
よりよい体験の可能性が広がる
よい体験を届け続ける仕組みの持続可能性も高まる
インクルーシブデザイン
一人ひとりの心理的・身体的な
多様性をとらえることで、
潜在課題や解決策を見つけ出す
+
コンセントでは「インクルーシブデザイン」と「サービスデザイン」を統合しようとしている
サービスデザイン
よりよいユーザー(顧客)体験と
それを維持する仕組みをつくる
20
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“多様なユーザー”をどこまで包摂すべきか
社会的責任がある。すべてのユーザーを包摂すべき 経営判断・費用対効果で届けるユーザーを絞ることもある
サービスの位置付けや企業スタンスによって、ケースバイケース
→社会的責任×費用対効果に応じて判断する必要がある
※ただし、アクセシビリティの担保は必要
行政サービス・民間の公益サービス 民間サービス
21
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プロジェクトや組織の中で
どうやって始めるのか?
Session 1
22
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少しずつ段階的に進める
l 課題解決 / 意味創出のデザインは“やってみなければ分からない”
l しかし、取り組むために理解しようとすると幅の広さが大きな障害になる
l そのため、小さい単位で時間をかけて段階的に進める必要がある
23
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サービスデザインのツールマップ
社会科学
• ナラトロジー
• エスノグラフィ
ビジネス
• マーケティング
• マネジメント
• デザイン戦略
デザイン
• サービスデザイン
• ユーザーエクスペリエンス
• デザイン思考、など
テクノロジー
• アジャイル開発
• ヒューマンコンピューターインタラクション
Previous
1930
1960
1980
1990
2000
USER STORIES
CONCEPT
WALKTHROUGH
HUMAN COMPUTER
INTERACTION
ECOSYSTEM MAP
EMPATHY MAP
EXPERIENCE
PROTOTYPES
EXPERIENCE
PRINCIPLES
ISSUE CARDS
SERVICE IMAGE
MIND MAP
JOUNEY MAP EMOTIONAL
JOURNEY
OFFERING MAP
ROUGH
PROTOTYPING
SYSTEM MAP
SERVICE
SPECIFICATION
SYNTHESIS WALL
TOMORROW’S
NARRATIVES
HYPOTHESIS
GENERATION
USER SCENARIO
STAKEHOLDERS
MAPS
VALUE PROPOSITION
CANVAS
RECRUITING
SCREENER
SUCCESS METRICS
BUSINESS MODEL
CANVAS
EVALUATION MAP
SERVICE BLUEPRINT
SERVICE ROADMAP
PERSONAS
MANAGEMENT
DESIGN THINKING
USER EXPERIENCE
SERVICE DESIGN
PRODUCT DESIGN
AGILE DEVELOPMENT
OBSERVATION
NOTES
RESEARCH PLAN
ROLE PLAYING
INTERVIEW GUIDE
DIARY STUDY
Social science
Service Design
Tools map
Business Design Technology
NARRATOLOGY
ETHNOGRAPHY
MARKETING
DESIGN STRATEGY
ROLE SCRIPT
STORYBOARD
INFORMANCE
MOODBOARD
MOODBOARD
GUIDELINES
TEMPLATES
TOUCHPOINTS
EVIDENCES
MOCK-UP
SHADOWING
BENCHMARKING
OBSERVATION
INFORMANCE
METAPHORE STORYTELLING
CHARACTER
PROFILE
MARKET
RESEARCH
USER
SURVEY
SWOT
ANALYSIS
BUSINESS
PLAN
FEASIBILITY
CHECK
MOTIVATION
MATRIX
ACTIVITY
MAP
CONTEXT
PANORAMA
INTERACTION
TABLE
WIZARD
OF OZ
USABILITY
TESTING
HEURISTIC
EVALUATION
CONSTRUCTIVE
INTERACTIONS
USE CASES
SYSTEM OF
ACTIVITY MAP
STEP
ANALYSIS
FOCUS
GROUP
GROUP
SKETCHING
AFFINITY
DIAGRAM
CULTURAL
PROBES
出典:Service Design Tools. Service Design Tools map. https://servicedesigntools.org/tools, (参照2021-9-8)
24
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求められる探索型の思考様式
24
正解を探す ➡ 問題を探す
予測する ➡ 構想する
KPIで管理する ➡ 意味を与える
生産性を上げる ➡ 遊びを盛り込む
ルールに従う ➡ 自らの道徳観に従う
一つの組織に留まる ➡ 組織間を越境する
綿密に計画し実行する ➡ とりあえず試す
出典:山口周. 『ニュータイプの時代(Kindle版)』. ダイヤモンド社, 2019, Kindleの位置No.50 図1より抜粋
25
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サービスデザイン推進の発展モデル
規模
[導入フェーズ]
個別プロジェクトに
おける実践
[発展フェーズ]
能力育成と
プロセス標準化
[浸透フェーズ]
マネジメントと
組織全体への浸透
ワークショップ
などでの導入と実践
特定のプロジェクトでの実践
職員のトレーニングと
プロセスの標準化
マネジメントへの導入
時間
既存業務との融合
出典:『行政におけるサービスデザイン推進に関する調査研究』. 行政情報システム研究所, 2018
26
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戦略的デザインの視点を持つ
l 目の前のプロジェクトをメタな視点でみる
「組織内部からのレンズ、組織の外部からのレンズ」
l 最終的にはミドルレイヤーでの仕組み化を目指す
ボトムアップとトップダウンを組み合わせる
l ケースによっては、外部からアクションすることも重要
l プロジェクトを取り巻く環境のコミュニケーションデザインが必要。
庭師としてのデザイナーの態度
27
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ストラテジックデザインフレームワーク
l デザイン
研修
ビジョン策定・
浸透支援
l 組織ブランドデザイン
l 組織ビジョンデザイン
l デザインオプス導⼊
l デザインシステム構築
l ツールキット開発
デザイン
プロジェクト
実践支援
デザイン
能力育成
支援
デザイン
プロセス
標準化支援
l サービスビジョンデザイン
l サービスブランドデザイン
l ユーザーモデリング
l ビジネスモデルデザイン
l UXデザイン
l UIデザイン
形式知による
能力育成
概念理解と
実践での定着
実践による
ナレッジの形式知化
組織の指針と
実行プロセスを同期させる
ト
"
プ
▲
▲
▲
組
織
レ
イ
ヤ
&
▼
▼
▼
ボ
ト
ム
取り組みの意味
探索的活動の指針づくり、
デザイン活動の正当性担保
取り組みの意味
継続性の担保、
実践者の増加
取り組みの意味
新しい思考様式の浸透
共創活動の実践
© Concent, Inc.
28
© Concent, Inc. All Rights Reserved.
Q. どうすればインクルーシブデザインに
取り組む糸口を見いだせるか?
29
© Concent, Inc. All Rights Reserved.
具体的にどのように
実践すればいいのか?
Session 2
30
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サービスデザインのプロセス
構想 志向 探索 定義 展開 提供
志向 課題発見 課題解決
- リサーチ
- ペースレイヤリ
ング
- PESTLE分析
- シナリオプラン
ニング
など
- ストーリープロ
トタイピング
- ステートメント
への落とし込
み
など
現状を把握する。
組織・事業を取り
巻く環境を理解す
る。
組織・事業が目指
したい姿を議論し、
可視化する。
- 予備リサーチ
- エスノグラフィ
調査
- インタビュー
- ジャーニーマッ
ピング
など
課題を探索する。
ユーザー中心で
調査し、状況を把
握する。
- ステークホル
ダーマッピング
- キーインサイト
- デザインブリー
フ
など
課題を定義する。
調査を分析して、
本質的な課題を
抽出する
- How might
we?
- アイディエー
ション
- ジャーニーマッ
ピング
- UXシナリオ
など
課題に対応したア
イデアを洗い出す。
- プロトタイピン
グ
- サービス広告
- ユーザーテスト
など
アイデアを具体化
して検証し、解決
法を絞り込む。
31
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インクルーシブサービスデザインとして着目したいポイント
構想 志向 探索 定義 展開 提供
志向 課題発見 課題解決
- リサーチ
- ペースレイヤリ
ング
- PESTLE分析
- シナリオプラン
ニング
など
- ストーリープロ
トタイピング
- ステートメント
への落とし込
み
など
現状を把握する。
組織・事業を取り
巻く環境を理解す
る。
組織・事業が目指
したい姿を議論し、
可視化する。
- 予備リサーチ
- エスノグラフィ
調査
- インタビュー
- ジャーニーマッ
ピング
など
課題を探索する。
ユーザー中心で
調査し、状況を把
握する。
- ステークホル
ダーマッピング
- キーインサイト
- デザインブリー
フ
など
課題を定義する。
調査を分析して、
本質的な課題を
抽出する
- How might
we?
- アイディエー
ション
- ジャーニーマッ
ピング
- UXシナリオ
など
課題に対応したア
イデアを洗い出す。
- プロトタイピン
グ
- サービス広告
- ユーザーテスト
など
アイデアを具体化
して検証し、解決
法を絞り込む。
バイアスを
自覚する
ステロタイプを越えて、人
間の多様性を理解し、ユー
ザーの幅広さを認識する。
ユーザーに
向き合う
幅広いユーザー像を認識した上で、
今回対象とするユーザー像を細やかに把握する。
アクセシブルに
する
今回対象となるユーザーに
とって、またその近傍にいる
ユーザーにとってアクセシ
ブルなサービスとなるよう
に取り組む。
32
© Concent, Inc. All Rights Reserved.
Q. それぞれの着目ポイントに対して、
われわれがとりうるメソッド(やマインドセット)は
なにか?
33
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インクルーシブデザインと
向き合うための基本姿勢
Session 3
34
© Concent, Inc. All Rights Reserved. 34
中庸を行け。
地味に戦え。
35
© Concent, Inc. All Rights Reserved. 35
冷静と情熱。
36
© Concent, Inc. All Rights Reserved. 36
受け止める。

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多様性の時代を生きる、私たちのデザイン -インクルーシブデザインとサービスデザインを語る-

  • 1. 12 © Concent, Inc. All Rights Reserved. 12
  • 3. https:/ /cds.concentinc.jp/ コンセントデザインスクールは、第 一 線で活躍するデザイナーが 実践の中で培っ てきたナレッジを誰もが学べる、ひらかれた学校です。 誰もがデザインを実 践できる世の中に 第一線で 活躍する 講師は デザイナー 回 毎月 1 オンライン プログラムを開催 デザインを 学びたい すべての人が対象
  • 5.
  • 6. 13 © Concent, Inc. All Rights Reserved. インクルーシブデザインと サービスデザイン Introduction
  • 7. 14 © Concent, Inc. All Rights Reserved. 本日の進め方 l 自己紹介 l コンセントが考える「インクルーシブサービスデザイン」 l セッション 1. プロジェクトや組織の中でどうやって始めるのか? 2. 具体的にどのように実践すればいいのか? 3. インクルーシブデザインと向き合うための基本姿勢 l 質疑応答
  • 8. 15 © Concent, Inc. All Rights Reserved. 自己紹介 企業や行政サービスに関わるサービ スデザイナー。多様な人々とのコミュ ニケーションのデザインを切り口にあ らゆるプロジェクトに関わる。 サービスデザインおよびUXデザイン に従事。組織や事業のビジョン策定を 軸にしたプロジェクト設計を主に手が ける。人文書とSFが好き。 コンテンツ企画、情報設計、グラ フィックデザイン、ワークショップなど さまざまな領域で、できるだけ初期段 階からインクルーシブデザインを取 り入れることを日々試みている。 小山田 那由他 (おやまだ なゆた) 佐々木 未来也 (ささき みきや) 佐野 実生 (さの みお) サービスデザイナー/コンテンツデザイナー サービスデザイナー/UX/UIデザイナー サービスデザイナー/インクルーシブデザイナー
  • 9. 16 © Concent, Inc. All Rights Reserved. インクルーシブデザインとは 一人ひとりの心理的・身体的な多様性をとらえることで、 潜在課題や解決策を見つけ出すアプローチ →ユーザーと共につくるだけではなく、視点を持ち込むプロセスそのもの インクルーシブデザイン・ソリューションズ「インクルーシブデザインとは」 http://i-d-sol.com/inclusivedesign/ (閲覧日:2023年1月19日) 高齢者、障がい者、外国人など、 従来、デザインプロセスから除外されてきた多様な人々を、 デザインプロセスの上流から巻き込むデザイン手法です。 幅広い人間の多様性を認め、それを活用する方法論。 重要なことは、インクルーシブデザインは 様々な視点を持つ人々を包摂し、彼らから学ぶことを意味する。 キャット・ホームズ(2019)「多様な関わり方」 『ミスマッチ 見えないユーザーを排除しない「インクルーシブ」なデザインへ』 ビー・エヌ・エヌ p.68
  • 10. 17 © Concent, Inc. All Rights Reserved. “多様”とは 心理的・身体的な多様性に、状況・環境が加わったもの →とても複雑で、日々移り変わっていく 私たちは 多様な一人ひとりの集まり • 心理的属性 • 身体的属性 人の属性 状況・環境 • 社会的な立場 • 一時的な状況 +
  • 11. 18 © Concent, Inc. All Rights Reserved. サービスデザインとは よりよいユーザー(顧客)体験と、それを維持する仕組みをつくること →多様なユーザー(顧客)をとらえ、持続可能なサービスをつくる シビックデザインへの挑戦|Design Surf 2022 2022 © Concent, Inc. All Rights Reserved. 13 サービスデザインの領域 Jamin Hegeman: How I Learned to Stop Worrying and Give Service Design Away (https://www.slideshare.net/sdnetwork/jamin-hegeman-how-i-learned-to-stop- worrying-and-give-service-design-away)を参考にコンセントで検討を重ねて作成。 © Concent, Inc. 組織⽂化 組織構造 業務オペレーション ツール 顧客 経営者 従業員 User Experience Design UXD 顧客接点の利⽤体験のデザイン CXD Customer Experience Design 顧客体験全体のデザイン Service Design SD 事業と組織 のデザイン Inclusive Design ID 多様性をとらえ 可能性を⾒いだすデザイン VD Vision Design 組織ビジョンの デザイン・ ブランディング EXD Employee Experience Design 組織構造とオペレーションのデザイン ⼼理的 ⾝体的 多様性
  • 12. 19 © Concent, Inc. All Rights Reserved. インクルーシブサービスデザイン デザインプロセスに多様なユーザー(顧客)の視点を持ち込むことで、 よりよい体験の可能性が広がる よい体験を届け続ける仕組みの持続可能性も高まる インクルーシブデザイン 一人ひとりの心理的・身体的な 多様性をとらえることで、 潜在課題や解決策を見つけ出す + コンセントでは「インクルーシブデザイン」と「サービスデザイン」を統合しようとしている サービスデザイン よりよいユーザー(顧客)体験と それを維持する仕組みをつくる
  • 13. 20 © Concent, Inc. All Rights Reserved. “多様なユーザー”をどこまで包摂すべきか 社会的責任がある。すべてのユーザーを包摂すべき 経営判断・費用対効果で届けるユーザーを絞ることもある サービスの位置付けや企業スタンスによって、ケースバイケース →社会的責任×費用対効果に応じて判断する必要がある ※ただし、アクセシビリティの担保は必要 行政サービス・民間の公益サービス 民間サービス
  • 14. 21 © Concent, Inc. All Rights Reserved. プロジェクトや組織の中で どうやって始めるのか? Session 1
  • 15. 22 © Concent, Inc. All Rights Reserved. 少しずつ段階的に進める l 課題解決 / 意味創出のデザインは“やってみなければ分からない” l しかし、取り組むために理解しようとすると幅の広さが大きな障害になる l そのため、小さい単位で時間をかけて段階的に進める必要がある
  • 16. 23 © Concent, Inc. All Rights Reserved. サービスデザインのツールマップ 社会科学 • ナラトロジー • エスノグラフィ ビジネス • マーケティング • マネジメント • デザイン戦略 デザイン • サービスデザイン • ユーザーエクスペリエンス • デザイン思考、など テクノロジー • アジャイル開発 • ヒューマンコンピューターインタラクション Previous 1930 1960 1980 1990 2000 USER STORIES CONCEPT WALKTHROUGH HUMAN COMPUTER INTERACTION ECOSYSTEM MAP EMPATHY MAP EXPERIENCE PROTOTYPES EXPERIENCE PRINCIPLES ISSUE CARDS SERVICE IMAGE MIND MAP JOUNEY MAP EMOTIONAL JOURNEY OFFERING MAP ROUGH PROTOTYPING SYSTEM MAP SERVICE SPECIFICATION SYNTHESIS WALL TOMORROW’S NARRATIVES HYPOTHESIS GENERATION USER SCENARIO STAKEHOLDERS MAPS VALUE PROPOSITION CANVAS RECRUITING SCREENER SUCCESS METRICS BUSINESS MODEL CANVAS EVALUATION MAP SERVICE BLUEPRINT SERVICE ROADMAP PERSONAS MANAGEMENT DESIGN THINKING USER EXPERIENCE SERVICE DESIGN PRODUCT DESIGN AGILE DEVELOPMENT OBSERVATION NOTES RESEARCH PLAN ROLE PLAYING INTERVIEW GUIDE DIARY STUDY Social science Service Design Tools map Business Design Technology NARRATOLOGY ETHNOGRAPHY MARKETING DESIGN STRATEGY ROLE SCRIPT STORYBOARD INFORMANCE MOODBOARD MOODBOARD GUIDELINES TEMPLATES TOUCHPOINTS EVIDENCES MOCK-UP SHADOWING BENCHMARKING OBSERVATION INFORMANCE METAPHORE STORYTELLING CHARACTER PROFILE MARKET RESEARCH USER SURVEY SWOT ANALYSIS BUSINESS PLAN FEASIBILITY CHECK MOTIVATION MATRIX ACTIVITY MAP CONTEXT PANORAMA INTERACTION TABLE WIZARD OF OZ USABILITY TESTING HEURISTIC EVALUATION CONSTRUCTIVE INTERACTIONS USE CASES SYSTEM OF ACTIVITY MAP STEP ANALYSIS FOCUS GROUP GROUP SKETCHING AFFINITY DIAGRAM CULTURAL PROBES 出典:Service Design Tools. Service Design Tools map. https://servicedesigntools.org/tools, (参照2021-9-8)
  • 17. 24 © Concent, Inc. All Rights Reserved. 求められる探索型の思考様式 24 正解を探す ➡ 問題を探す 予測する ➡ 構想する KPIで管理する ➡ 意味を与える 生産性を上げる ➡ 遊びを盛り込む ルールに従う ➡ 自らの道徳観に従う 一つの組織に留まる ➡ 組織間を越境する 綿密に計画し実行する ➡ とりあえず試す 出典:山口周. 『ニュータイプの時代(Kindle版)』. ダイヤモンド社, 2019, Kindleの位置No.50 図1より抜粋
  • 18. 25 © Concent, Inc. All Rights Reserved. サービスデザイン推進の発展モデル 規模 [導入フェーズ] 個別プロジェクトに おける実践 [発展フェーズ] 能力育成と プロセス標準化 [浸透フェーズ] マネジメントと 組織全体への浸透 ワークショップ などでの導入と実践 特定のプロジェクトでの実践 職員のトレーニングと プロセスの標準化 マネジメントへの導入 時間 既存業務との融合 出典:『行政におけるサービスデザイン推進に関する調査研究』. 行政情報システム研究所, 2018
  • 19. 26 © Concent, Inc. All Rights Reserved. 戦略的デザインの視点を持つ l 目の前のプロジェクトをメタな視点でみる 「組織内部からのレンズ、組織の外部からのレンズ」 l 最終的にはミドルレイヤーでの仕組み化を目指す ボトムアップとトップダウンを組み合わせる l ケースによっては、外部からアクションすることも重要 l プロジェクトを取り巻く環境のコミュニケーションデザインが必要。 庭師としてのデザイナーの態度
  • 20. 27 © Concent, Inc. All Rights Reserved. ストラテジックデザインフレームワーク l デザイン 研修 ビジョン策定・ 浸透支援 l 組織ブランドデザイン l 組織ビジョンデザイン l デザインオプス導⼊ l デザインシステム構築 l ツールキット開発 デザイン プロジェクト 実践支援 デザイン 能力育成 支援 デザイン プロセス 標準化支援 l サービスビジョンデザイン l サービスブランドデザイン l ユーザーモデリング l ビジネスモデルデザイン l UXデザイン l UIデザイン 形式知による 能力育成 概念理解と 実践での定着 実践による ナレッジの形式知化 組織の指針と 実行プロセスを同期させる ト " プ ▲ ▲ ▲ 組 織 レ イ ヤ & ▼ ▼ ▼ ボ ト ム 取り組みの意味 探索的活動の指針づくり、 デザイン活動の正当性担保 取り組みの意味 継続性の担保、 実践者の増加 取り組みの意味 新しい思考様式の浸透 共創活動の実践 © Concent, Inc.
  • 21. 28 © Concent, Inc. All Rights Reserved. Q. どうすればインクルーシブデザインに 取り組む糸口を見いだせるか?
  • 22. 29 © Concent, Inc. All Rights Reserved. 具体的にどのように 実践すればいいのか? Session 2
  • 23. 30 © Concent, Inc. All Rights Reserved. サービスデザインのプロセス 構想 志向 探索 定義 展開 提供 志向 課題発見 課題解決 - リサーチ - ペースレイヤリ ング - PESTLE分析 - シナリオプラン ニング など - ストーリープロ トタイピング - ステートメント への落とし込 み など 現状を把握する。 組織・事業を取り 巻く環境を理解す る。 組織・事業が目指 したい姿を議論し、 可視化する。 - 予備リサーチ - エスノグラフィ 調査 - インタビュー - ジャーニーマッ ピング など 課題を探索する。 ユーザー中心で 調査し、状況を把 握する。 - ステークホル ダーマッピング - キーインサイト - デザインブリー フ など 課題を定義する。 調査を分析して、 本質的な課題を 抽出する - How might we? - アイディエー ション - ジャーニーマッ ピング - UXシナリオ など 課題に対応したア イデアを洗い出す。 - プロトタイピン グ - サービス広告 - ユーザーテスト など アイデアを具体化 して検証し、解決 法を絞り込む。
  • 24. 31 © Concent, Inc. All Rights Reserved. インクルーシブサービスデザインとして着目したいポイント 構想 志向 探索 定義 展開 提供 志向 課題発見 課題解決 - リサーチ - ペースレイヤリ ング - PESTLE分析 - シナリオプラン ニング など - ストーリープロ トタイピング - ステートメント への落とし込 み など 現状を把握する。 組織・事業を取り 巻く環境を理解す る。 組織・事業が目指 したい姿を議論し、 可視化する。 - 予備リサーチ - エスノグラフィ 調査 - インタビュー - ジャーニーマッ ピング など 課題を探索する。 ユーザー中心で 調査し、状況を把 握する。 - ステークホル ダーマッピング - キーインサイト - デザインブリー フ など 課題を定義する。 調査を分析して、 本質的な課題を 抽出する - How might we? - アイディエー ション - ジャーニーマッ ピング - UXシナリオ など 課題に対応したア イデアを洗い出す。 - プロトタイピン グ - サービス広告 - ユーザーテスト など アイデアを具体化 して検証し、解決 法を絞り込む。 バイアスを 自覚する ステロタイプを越えて、人 間の多様性を理解し、ユー ザーの幅広さを認識する。 ユーザーに 向き合う 幅広いユーザー像を認識した上で、 今回対象とするユーザー像を細やかに把握する。 アクセシブルに する 今回対象となるユーザーに とって、またその近傍にいる ユーザーにとってアクセシ ブルなサービスとなるよう に取り組む。
  • 25. 32 © Concent, Inc. All Rights Reserved. Q. それぞれの着目ポイントに対して、 われわれがとりうるメソッド(やマインドセット)は なにか?
  • 26. 33 © Concent, Inc. All Rights Reserved. インクルーシブデザインと 向き合うための基本姿勢 Session 3
  • 27. 34 © Concent, Inc. All Rights Reserved. 34 中庸を行け。 地味に戦え。
  • 28. 35 © Concent, Inc. All Rights Reserved. 35 冷静と情熱。
  • 29. 36 © Concent, Inc. All Rights Reserved. 36 受け止める。