1. リーダーに必要な経営のセンスとは
2013.05.03
株式会社TAM 爲廣 慎二

2. マーケティング・マネージメント

3. マーケティングとは？
・「売れる仕組みづくり」
・放っておいても自然と売れるようにすること
（セールスを不要にすること）
・買いたいと思う顧客を創造すること
（顧客創造）

4. マネージメントとは？
「チームの成果を最大にする活動・仕組みづくり」

5. 左脳思考と右脳思考
左脳思考
（直列思考）
マネージメント向き
右脳思考
（並列思考）
マーケティング向き

6. 両方必要
どちらか一方が欠けても
経営は成り立たないことが多い。
バランスが必要。

7. リーダーのタイプ
技術エッジ（クールな青）
・論理的
・順序立てた、かしこい
・融通が効かない、組合せは苦手
管理エッジ（安心の緑）
・計画的
・支配的、仕組み、ルール
・細かく指示されたい、したい、頑固
独自性エッジ（開放的な黄色）
・抽象的、概念的
・理念的、誰もやっていない新しい
・ロジカルでない、バラバラの考え
「人」エッジ（情熱の赤）
・直感的
・いっしょにやる、コミュニケーション
・お調子者、回りが気になる

8. リーダーのタイプ
バランスが取れてれている
or
尖っている
↓
自分とは違うパートナーが必要

9. ソニーも松下もホンダもジブリも
優れたリーダー
と
優れた番頭
セットだから発展した

10. マネージメントに偏ると
管理が強くなり、
メンバーは歯車になっていく
新しい発想が生まれない
新規獲得がされにくくなっていく

11. マーケティングに偏ると
仕組み化されないまま、
属人的になる
知識やノウハウが継承されにくく、
スケールしにくくなる

12. クリステンセン 「顧客思考の罠」
既存顧客のニーズに応えることばかりに集中する
↓
気がついた時
↓
未来の潜在顧客のニーズに適応出来なくなる
↓
マネージメントに偏った経営はいずれ破綻する
↓
企業の成長に必要＝マーケティング（顧客創造）

13. 成長期と成熟期
・成長期
＝ マネージメント ＞ マーケティング
・成熟期
＝ マネージメント ＜ マーケティング
（→イノベーション、自主性、クリエイティブクラス・・と叫ばれる）
→大小あれど、両方要る

14. 今、リーダーに求められているのは

15. 「経営のセンス」
マーケティング・マネージメントを
使いこなすその人独自の能力

16. 経営のセンスがある人
とはどういうことか？
■「スキル」：説明しやすい、身につけやすい
→スキルばかり磨いても経営は出来ない
■「センス」：説明できない、身につけにくい、教えられない
→「経営のセンスがある」とはどういうことか？
は自ら考え続けて多くの事例から学ぶ以外に方法がない
（ex.帝王学）

17. 理念・ビジョンを実現しようとする
強い意志がある、
（その上で）

18. 「こうしようという未来への意思」
（＝良い戦略のこと）
を明確に描き、
「言葉」で伝えられる人
※ 経営は「こうしようという未来への意思」。
意思は「言葉」でしか伝えられない。

19. 経営のセンスがある人とは
「こうしようという未来への意思」を
↓
マーケティング・マネージメントの
両方を駆使して
↓
実現に向かわせる人

20. 経営に必要なことは
経営のセンス
と、未来への意思（こうしよう）を実現に向かわせる
マーケティング・マネージメント
である。