社会に向き合う越境⼈財 プロボノとは
NPO法⼈地域情報化モデル研究会 代表理事
⼀般社団法⼈観光・地域データ活⽤⽀援機構 代表理事
Code for Aomori 代表理事
富⼠通株式会社
⽶⽥ 剛
総務省地域情報化アドバイザ
内閣官房オープンデータ伝道師
2019.10.15
モチベーション&イノベーション
特定⾮営利活動法⼈ 地域情報化モデル研究会
ICTの利活⽤による地域活性化モデルを創出し、
地域の課題解決と地域のICT利活⽤促進に貢献する
プロボノ活動団体
設⽴ 2007年4⽉26⽇
Copyright@NPO法⼈地域情報化モデル研究会 ⽶⽥ 2019
地域社会のコミュニケーションモデルをデザインする
平成29年度 総務省「情報通信⽉間」東北総合通信局⻑表彰 (オープンデータ)
平成26年度 総務省「電波の⽇・情報通信⽉間」中央記念式典
情報通信⽉間推進協議会会⻑表彰 情報通信功績賞 (個⼈功績)
平成26年度 総務省「地域情報化⼤賞」特別賞 受賞 (観光クラウド)
平成24年度 オープンデータ流通推進コンソーシアム 優秀賞
平成23年度 総務省「情報通信⽉間」東北総合通信局⻑表彰 (太宰治⽣誕百年事業)
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働くことの幸福感はあるか︖
Copyright@NPO法⼈地域情報化モデル研究会 ⽶⽥ 20192
働くことの⽇本⼈の幸福感
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ü 幸福度ランキング 世界54位
ü 仕事に強いストレス 58.3%
ü 仕事でのわくわく感
1⽇1回以上 5%未満
発展途上国より低い
世界でも圧倒的に低い⽔準
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その原因
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ü 仕事や私⽣活での⾃⼰決定権の低さ
ü 仕事⼀辺倒の昭和時代の働き⽅
背景・・・⾼度成⻑期時代
しかし・・・⾼度成⻑期が終わって
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・ポストなし 収⼊頭打ち → 仕事の⽬標を失う
・住宅ローンや⼦供の教育費 → 今の仕事を続けるしかない
・会社を⽣活の中⼼に置き、残業をいとわず出世と収⼊増を⽬指す
・50代になればポスト・収⼊・⽣活⽔準が獲得できた
昭和の働き⽅に代わる
新たな仕事への向き合い⽅が必要
Copyright@NPO法⼈地域情報化モデル研究会 ⽶⽥ 2019
ü ワークライフバランスを重視せよ
ü 好きを仕事にせよ
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・・・でも、今の職場でそれができるの︖
会社と社会をつなぐ出島
プロボノ
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職能を活かす もうひとつの領域
- 3rd Place -
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プロボノとは︖
職業の専⾨能⼒を社会貢献に活かす
“プロボノ”とは、ラテン語でPro Bono Publico(公共善のために)を略した⾔葉。
プロボノ 職能+時間の奉仕
ボランティア 時間の奉仕
7 Copyright@NPO法⼈地域情報化モデル研究会 ⽶⽥ 2019
プロボノは働く喜び回復の突破⼝
Copyright@NPO法⼈地域情報化モデル研究会 ⽶⽥ 20198
ü 得意分野をプロボノとして
社会に貢献してワクワクする
ü ⾃⼰決定権のあるプロボノ領域で
⾃信と働く喜びを回復
ü 地域社会に
⾃分の存在価値や新たな可能性を⾒出す
ü 家庭・仕事・⾃分・社会
4つの側⾯で健全なワークライフバランス
企業の経営課題と
求められる⼈財像
Copyright@NPO法⼈地域情報化モデル研究会 ⽶⽥ 20199
これからの成⻑領域 ソーシャルシフト
Copyright@NPO法⼈地域情報化モデル研究会 ⽶⽥ 201910
ソーシャル・ビジネス
コレクティブ・インパクト
Society5.0
SDGs … etc
イノベーション時代の企業の経営課題
顧客・社会との共創
本業の価値・価格
本業の価値・価格はそのままでは時間とともに下落していく
そのため顧客や社会との共創により、それを補うべく新たな
付加価値を創造していく必要がある
社会との共創
求められる越境できる⼈財
Copyright@NPO法⼈地域情報化モデル研究会 ⽶⽥ 201911
モチベーション3.0 by ダニエル・ピンク
賞罰・損得による外発動機
利⼰の欲求が原動⼒
ルーティーン向き(枠組み内⾏動)
志・⾃律・熟達がもたらす内発動機
善意や⾃⼰実現欲求が原動⼒
⾮ルーティーン向き(知恵・創造)
⾷うための危機的動機
⽣存本能による原動⼒
滅私奉公向き(何でもやる)
有志連帯
ヒエラルキー
依存
労働⽣産時代から知恵創造時代へ
知恵を⽣み出す新たな働く動機
Copyright@NPO法⼈地域情報化モデル研究会 ⽶⽥ 2019
1.0
2.0
3.0
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⼀⾒「全員⼀丸」となって機能的・効率的に思えるが、互いと
互いがつながっている閉鎖性は、⼀緒に何かをするだけの集団
になりやすく、情報収集⼒が弱く、新規の情報が⼊りにくい。
同質な情報だけが内部に蓄積し循環しやすいため、パフォーマ
ンスを上げにくく、イノベーションも⽣まれにくい。
⼀⾒、隙間が多く壊れやすそうに⾒えるが、冗⻑につながり満
ちた閉鎖的なネットワークより、社会的に隙間が多く開放的な
ネットワークの⽅が、より広いネットワークにアクセスでき、
より多くのアイディアや機会に恵まれイノベーションがおきや
すい。
Copyright@NPO法⼈地域情報化モデル研究会 ⽶⽥ 201913
会社組織の中 プロボノによる社会参加
企業にとってプロボノとは
ソーシャルビジネス領域へ
お⾦のかからない⼈財開発投資
Copyright@NPO法⼈地域情報化モデル研究会 ⽶⽥ 201914
越境⼈財を育む
企業の出島
会社の私
オープン
イノベータ
越境⼈財
越境⼈財はこうして育つ
社会の私
多様な実践知
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感謝される
やりがい
内発動機
Copyright@NPO法⼈地域情報化モデル研究会 ⽶⽥ 2019
広い疎な
ネットワーク
プロボノ
ICT⼈財を社会に解放する
プロボノネットワーク
Copyright@NPO法⼈地域情報化モデル研究会 ⽶⽥ 201916
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https://www.cordeforaomori.org
Copyright@NPO法⼈地域情報化モデル研究会 ⽶⽥ 2019
⽇頃、地域社会との交流機会が限られる企業や学⽣等のICT
⼈財へ、プロボノ活動の枠組みを活⽤した社会参加の機会を
創り、モチベーション&イノベーションの創発につなげる
プロボノネットワーキング活動
①社会⼈と学⽣の世代を越えた交流
②プロボノ活動を通じた
新たな働くモチベーションの発⾒
③地域社会とのオープンな共創から
本業のビジネスや地域社会の
イノベーションの誘発
2018.11.30設⽴
学⽣ 社会⼈
企業 NPO ⾏政
社員のプロボノ開放 社会貢献機会の提供 市⺠協働⽀援
プロボノ活動
●ICT⼈財の社会参加の促進
●社会⼈×学⽣などオープンな交流
●シビックテック活動の発信
プロボノ応援企業・団体
<活動⽅針>
Copyright@NPO法⼈地域情報化モデル研究会 ⽶⽥ 201918
<Code for Aomori参加条件>
・Code for Aomori 活動⽅針へ賛同し、⾃ら活動する意思があること
・プロボノ活動であること(専⾨的知⾒の無償提供)
・プログラミングやデザイン、プロモーション、ICT利活⽤などSoE分野に関する知⾒を有していること
・⻘森県をよりよくすることに想いをもっていること(⻘森県に居住している必要はありません)
・プロボノ活動の情報提供・情報発信に協⼒いただけること
ü ICTを活⽤したプロボノとしての社会参加
ü ⻘森をよりよくするためCSV活動
(CSV : Create Shared Value 社会の共通善の創造)
ü シビックテック活動の情報発信
Code for Aomori 活動三原則
Copyright@NPO法⼈地域情報化モデル研究会 ⽶⽥ 201919
プロボノ応援企業・団体
Copyright@NPO法⼈地域情報化モデル研究会 ⽶⽥ 2019
社員のプロボノ参加 オープンデータの開放
社会貢献機会の提供 プロボノ活動者へのサポート
場所やIT環境などの提供 認知拡⼤・情報発信等の協⼒
団体活動への助⾔や⼈材紹介イベントの共催
⻘森⼤学 ⼋⼾⼯業⼤学 ⻘森県 ⻘森市
富⼠通株式会社 株式会社⻘森共同計算センター
NPO法⼈地域情報化モデル研究会
株式会社ソフトアカデミーあおもり
⼀般社団法⼈観光・地域データ活⽤⽀援機構
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ありがとうございました

モチベーション&イノベーション プロボノの可能性について