2016年2月20日
非営利型株式会社Polaris
取締役 大槻昌美
<分科会C>
メンタリング(個別支援)
【コミュニティフォーラム2016】
〜”強くあたたかい組織”を社会に増やすために〜
自己紹介
1976生まれ。大学卒業後、一般企業にて営業事務を6
年経験し、出産を機に退職後は子育てに専念する。
2005年に地域で活動をする人たちの多様な「は たらく」
に出会い、第2子出産後、娘ふたりと共に子連れでボラ
ンティアを始める。産後の家事援助「マザリングベル」(
子育て支援グループamigo)の産 褥シッターやNPO法
人せたがや子育てネットの理事、保育スタッフ、子育て
ひろばのスタッフなども経験。「チーム」ではたらくことで
引き出る力の凄さを実 感、よりその人らしさが発揮でき
るチームビルディングと暮らしを価値に換えるしごと創り
を実践中。
大槻昌美 (おおつき まさみ)
非営利型株式会社Polaris 取締役/COO
ロコワーク事業部担当
「走る」担当です!
Polarisについて
Polarisのミッション
未来における、
あたりまえのはたらきかたを創る。
心地よく暮らし、心地よくはたらく。
(あり方への問い)
コラボワークとロコワーク
(方法論への問い)
「ゆるやかだけど本気ではたらく」
「暮らしを価値に変える」
働きたい、でも、働けない。
「フツウ」の私たちでもできる、
もっと多様で柔軟、自由な働き方を創る!
このままの私たちで「価値」を生み出す!
そんな人たちが
一歩踏み出して、
小さくても
働き続けるための
仕組みづくり!
6
まずは「場」だ!
ということで2011年につくりました
• 身近な地域に、暮らしの延長線上に
• あくまでも「大人が働く場」に子どもが共存
• 「ママ」だけじゃない大人たちが出入りする
• 子どもたちと大人たちが直接「普通に」関わる
• “楽”と”楽しい”は違う
• 「新しい経験」をよしとする
• 上手に失敗する
ただし、責任を個人に帰結させない
「場」「チーム」で解決する
地域×クラウド!
ライフステージに合わせて、誰でも自由に、
自分が望む分だけ仕事ができ、
自分が望む分だけ暮らしを大切にすることができる
つぎに、仕事の流れだ!
ということで庶務部を創りました
「ゆるやかだけど本気ではたらく」を実践するあたらしい形の組織
“私たちがもつ価値”をきちんと伝えるために
「ロコワーク」を考え出しました。
Local×Coworking
Loco-working!
「暮らす」と「働く」が、
愛着のある場所でつながる働き方のこと。
「愛着と誇りを持って、自分の生活からの視点や
そのまちにある資源を活用して創り出す仕事」=ロコワーク
Loco=Hawaii語の”地元”
地元っ子たちの、自分がいる場所、育った場所への
「愛着と誇り」みたいなものを感じる言葉。
~ロコワーキングへの取り組み
育児によるキャリアブランクを価値に転換する
自分たちが暮らすまちを、
自分たちの言葉で紹介する。
自分たちの暮らしかたを、
そのままに紹介する。
仕事をきっかけに、新しい関係性をつくる。
(仕事は、多様な人たちと対等に関われる一番いい方法)
古い価値観に縛られることなく
自由な発想で仕事をつくっていく。
地域からはたらきかたを変えていく!
“シゴト軸”のコミュニティづくり
Polarisコミュニティの
マネジメントについて
12
経営メンバー
3人
コアメンバー
3人+4人(ブンキョー)
マネジメント
メンバー
(2015年秋より)
庶務部
登録メンバー
(190名)
外部ネットワーク団体
(連携、ソーシャルフランチャイズ)
• 定例MTG(毎月)
• 合宿(年1回)
• セルフチェック
(半年ごと)
• 交流会(年2回)
• アンケート(年1回)
• イベントや研修(適宜)
Polarisコミュニティ
マネジメントのスタイル
Polaris Quality
ミッション
チーム セルフチェック
(自己評価)
ビジョン
マネジメントの根っこにある考え方
• 多様であることを前提
• 一人ひとりの心地よさを共存させる
「自ずと明らかになる」仕組みや場を創る
座談会など
対話の場
真ん中の
テーブル
(文化や理念)
セルフチェック
シート
自分が言っちゃっていいんだ、やっちゃっていいんだ、と思っ
てもらえることもとても大切。
Polarisが大切に思っている
11のキーワードをベースに
セルフアセスメント(自己評価の仕組み)
あり方
(存在・役割)
方法
(業務)
Polarisとの関係性=ビジョンの体現
自分の役割=Polarisにおける存在
業務における役割
生み出すべき価値
11のキーワー
ド
(半期)
総括
(セルフチェッ
ク振返り)
半期
KPT
(半期)
セルフ
アセスメント
(年初、月次)
理念は、掲げるのではなく、
一人ひとりに降ろす。
【コア・マネジメント】
・セルフチェック
・提案
・半年ごとの振り返り
・1年ごとの関わりの見直し
【庶務部メンバー】
・基本業務委託契約
・自分で手を上げる
・1年ごとのアンケート
・2年ごとの関わりの見直し
それぞれマネジメントの深さは異なるけれど、「Polaris」という
組織にどう関わるのか、自分たちが選べるし定期的に見直しできる、
ということは共通のこと。Polarisが一人ひとりに約束したいのは
「自己選択」の機会の提供であり、組織からの信頼の表現です。
それが「メンタリング」ということなのかなーと思っております。
庶務部アンケートから見えてきたこと
~私たちの気持ちは伝わっているのか・・〜
• 前職を辞めてしまった後悔がありましたが、今まで携わることができなかっ
た仕事にも出会うことができ、考え方もシフトできてきたと思います。
• 子どもとの生活と、自分自身のやりたい仕事を両立できるものなんだ、とい
う事自体が、ものすごい発見でした。
• 子育て中でも時間に制約のある立場でも、みんなでチームを組めば仕事はで
きる!と自信が持てた
• 仕事をすること、お金をもらうことに、ためらいを感じず、強みを生かしな
がら「人生を創っていく」一端をつかめた。
• 働くのって楽しい、もっと働きたい!と思った。
• 子育てが始まる前の、母でなく、一個人としての感覚が戻ってきた。ここか
ら「働く」ということに前向きになれた。
• 所属するまでは社会人としての空白の時間だったのですが、少しでも社会と
繋がっているという気持ちが、ポジティブにしてくれました。
• 主婦や母親という今の自分がいるカテゴリーに、こんなにたくさんの素敵な
ロールモデルがあるのだということが見えて嬉しかったです。
• 色々な働き方、暮らし方をしている方に出会えたことがプラスの変化です。
2015年春に実施。有効回答数 129件(回答率 64% 退会者も含む)
メンタリングの
前提としている考え方
一人ひとりが心地よく関わるために
「チーム」全体で成長する。
成果にコミットする
一番大切なのは「ラスト1マイル」
を走り抜けること。
あと少し、がんばれるために。
「持ち寄る」
「チーム」
「視点を借りる」
「声掛け」
なぜ、そうなのか、が大事。
第2創業期を迎え・・
2016年4月〜
社会的インパクトを高めるため
代表市川が大学院進学
創業者が築き上げてきたもの、
これからはメンバー一人ひとりが力を発揮し、
あたらしい組織に成長するタイミング。
とってもチャレンジングだけど
新しい才能に出会えるのが楽しみです。

Polaris 大槻昌美(分科会C)