Copyright © NTT COMWARE CORPORATION 2015
NFVとその周辺の話題
2015/11/25
NTTコムウェア株式会社
古西 孝成
NTTグループ OpenStack Summit 2015 Tokyo 報告会
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はじめに
この発表では、OpenStack Summit 2015 Tokyoでの
NFV(Network Function Virtualization)と
その周辺の話題(SDN、Neutron等)の発表、議論の様子を中心に
報告します。
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目次
1. OpenStack Summit TokyoにおけるNFVとその周辺情報の共有
 Telco WG BoF
 OPNFV BoF
 Tacker BoF
 Service Function Chaining
 Neutron関連の話題
 SDN関連の話題
2. OpenStack Summit Tokyoでの所感など
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自己紹介
4
氏名 古西 孝成 (こにし たかなり)
所属 NTTコムウェア 品質生産性技術本部 技術SE部
担当業務
ここ10年ほど さまざまな開発PJの性能・方式関連業務
 サーバ・NW基盤構築
 性能試験計画策定・実施・改善
 技術トラブルレスキュー
等々
ここ4年ほど 弊社内およびお客様クラウド基盤関連支援業務
ここ2年ほど OpenStack関連技術支援業務
・NTTグループ内外システム問わず
・業務分野を問わず
・1人PJから1000人PJまで幅広く
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1.OpenStack Summit Tokyoにおける
NFVとその周辺情報の共有
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 Telco WG
 前々回のParis Summitから開催。
 OpenStackに通信会社が必要な要件・ユースケースを議論する。
 今回で3回目。今回はBoF※形式で開催。
 ※BoF:Birds of Feather。興味を持つ人が集まって議論する形式。
 参加者はキャリアやキャリア向けベンダの社員など。
 開始早々に司会者から、昨今のトピックである次の3つのテーマに興味を持つ人たちで
集まって議論するよう説明あり。
 Service Function Chaining
 BGP VPN
 Session Border Controller
 前回は議論が低調に感じたが、今回は外野が少なく議論に集中する人が多いように
感じました。WGとして成熟してきていると思われます。
Telco WG BoF
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前回より専門性の高い議論がされるようになっていました。
Etherpadによる議事録: https://etherpad.openstack.org/p/TYO-telcowg
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 OPNFV
2014年10月よりオープンソースによるNFVのリファレンスアーキテクチャ策定をめ
ざすOSSコミュニティ。
 https://www.opnfv.org/
基本方針
 ETSI NFVユースケースと既存OSS実装のギャップ分析を実施。要件を明確化。
 開発は、母体となるOSS(OpenStack等)に実装。独自コードを書かない。
 各OSSのインテグレーションおよびテストを実施。
今回のBoFでは、OPNFVで検討する新プロジェクトの紹介を実施。
 Gluon: BGP L3VPN 用API
 マルチサイトユースケース(High Availabilty、Disaster Recovery)
11/9-12にOPNFV Summitが開催されるため、詳細はそちらで議論、という
話題が多いように感じました。
 http://events.linuxfoundation.org/events/opnfv-summit
OPNFV BoF
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OPNFVのBoFが開かれました。
Eherpadによる議事録: https://etherpad.opnfv.org/p/OpenStackTokyo
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 Tacker
前回のバンクーバーSummitではスコープがVNF Managerだったのが、
今回 NFV Orchestratorまで広がっていました。
Service Function ChainingやマルチVIMまでスコープに入れており、
一つのプロジェクトの中に詰め込みすぎている印象を受けました。
Market PlaceにてBrocadeの方によるTackerのデモ講演を
実施されていました。
Tacker BoF
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開発スコープがVNFMだけでなくNFVOまで広がっていました。
Wikiページ: https://wiki.openstack.org/wiki/Tacker
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Service Function Chaining
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Service Function Chaining機能の開発が進んでいます。
Service Function Chaining(SFC)
利用するネットワーク機能のみを
通過するようにNW上の経路を
選択する技術
NeutronのSFC拡張機能の開発
次のMitakaリリースでは、
Open vSwtichベースのChaining実装を
リリース予定。
将来的には、各種SDNコントローラとの
連携や、Tackerとの連携を予定。
 HP社がOpenDaylightを利用した
SFCを提案する等、各ベンダでの独自の取り組みもあり。
Webサーバ
FW WAF ウィルスチェック
SFCの例
講演動画:https://www.openstack.org/summit/tokyo-2015/videos/presentation/empower-your-cloud-through-neutron-service-function-chaining
https://www.openstack.org/summit/tokyo-2015/videos/presentation/extensible-neutron-service-function-chaining-here-it-comes
https://www.openstack.org/summit/tokyo-2015/videos/presentation/hp-carrier-grade-solution-for-dynamic-service-function-chaining-using-opendaylight
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Neutron関連の話題
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ネットワークコンポーネントであるNeutronもまだまだ機能拡張が続い
ています。
開発中の機能
Kulyer
 Docker等のコンテナNWとNeutronのNWを統合するプロジェクト
OVN
 Open vSwitchによる新たなL2/L3実装
BGP Dynamic Routing
Astara
 Network Orchestration Service
リファクタリング中の機能
LBaaS
FWaaS
 APIの改善等
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SDN関連の話題
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SDN関連では、OpenDaylightと並んでONOSの注目度が上がってきて
いるようでした。
SDNコントローラとの連携
OpenDaylight : 3rd リリース(Lithium)となりSDN/NFV関連のセッションを聞い
ていてもまず連携するSDNコントローラの第一候補として名前があがるようでせい
た。
ONOS: Summit直前10月にプロジェクトがLinux Foundationに参加したことも
あり、WAN志向のSDNコントローラとして今回良く名前を聞きました。
OpenContrail、Midonet:OpenDaylight、ONOSより頻度は下がりますが、商
用利用をしているユーザーもあることからセッションやBoF中で名前があがるようで
した。
SDN連携に関するセッションやBoFを聞く限り、SDNコントローラはオープ
ンソース製品を利用してOpenStackとの連携の事例モデルを世界的に広報す
るパターンが多いと感じました。
プロプライエタリ製品であるCisco ACIやAlcatel-Lucent Nuage、PLUMGrid等
はMarket Placeでは展示されていましたが、技術セッションの中ではほとんど名前
を聞きませんでした。
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2.OpenStack Summit Tokyoでの所感など
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まだまだ時間がかかるかと思われていたSFCの実装が急ピッチで進んでおり、
次のMitakaリリースにてAPI等基本機能はリリース予定である等、
OpenStackコミュニティの開発の早さを象徴しているように感じました。
Tacker等、MANO領域の開発も精力的に続けられています。
一方、OPNFV Summitが別途開催されるなど、オープンソースを利用した
NFV開発全体の議論は、OPNFV側に移っているようにも感じました。
所感
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OpenStackコミュニティでのNFV関連の実装が急ピッチで進んでいる
印象をうけました。
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Summitの動画・議事録
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基調講演・ジェネラルセッションの動画
 https://www.youtube.com/user/OpenStackFoundation
 https://www.openstack.org/summit/tokyo-2015/videos/
デザインサミット議事録
 https://wiki.openstack.org/wiki/Design_Summit/Mitaka/Etherpads
基調講演・ジェネラルセッションは動画を見ることができます。
デザインサミットは議事録があります。
まずは自分が興味を持ったキーワードのあるセッション動画を見ること
をお奨めします。
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商標等引用に関する表示
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 OpenStackのワードマークとOpenStackのロゴは、米国とその他の国におけるOpenStack Foundation の登録
商標/サービスマークまたは商標/サービスマークのどちらかであり、OpenStack Foundationの許諾の下で使用
されています。
 OpenDaylight Project は OpenDaylight Project, Inc. の商標です。
 Juniper Networksは、米国およびその他の国におけるJuniper Networks, Inc.の商標です。
 その他、記載されている社名、製品名、サービス名などは各社の商標または登録商標である場合があります。

NFVとその周辺の話題

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    Copyright © NTTCOMWARE CORPORATION 2015 NFVとその周辺の話題 2015/11/25 NTTコムウェア株式会社 古西 孝成 NTTグループ OpenStack Summit 2015 Tokyo 報告会
  • 2.
    Copyright © NTTCOMWARE CORPORATION 2015 はじめに この発表では、OpenStack Summit 2015 Tokyoでの NFV(Network Function Virtualization)と その周辺の話題(SDN、Neutron等)の発表、議論の様子を中心に 報告します。 2
  • 3.
    Copyright © NTTCOMWARE CORPORATION 2015 目次 1. OpenStack Summit TokyoにおけるNFVとその周辺情報の共有  Telco WG BoF  OPNFV BoF  Tacker BoF  Service Function Chaining  Neutron関連の話題  SDN関連の話題 2. OpenStack Summit Tokyoでの所感など 3
  • 4.
    Copyright © NTTCOMWARE CORPORATION 2015 自己紹介 4 氏名 古西 孝成 (こにし たかなり) 所属 NTTコムウェア 品質生産性技術本部 技術SE部 担当業務 ここ10年ほど さまざまな開発PJの性能・方式関連業務  サーバ・NW基盤構築  性能試験計画策定・実施・改善  技術トラブルレスキュー 等々 ここ4年ほど 弊社内およびお客様クラウド基盤関連支援業務 ここ2年ほど OpenStack関連技術支援業務 ・NTTグループ内外システム問わず ・業務分野を問わず ・1人PJから1000人PJまで幅広く
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    Copyright © NTTCOMWARE CORPORATION 2015 1.OpenStack Summit Tokyoにおける NFVとその周辺情報の共有 5
  • 6.
    Copyright © NTTCOMWARE CORPORATION 2015  Telco WG  前々回のParis Summitから開催。  OpenStackに通信会社が必要な要件・ユースケースを議論する。  今回で3回目。今回はBoF※形式で開催。  ※BoF:Birds of Feather。興味を持つ人が集まって議論する形式。  参加者はキャリアやキャリア向けベンダの社員など。  開始早々に司会者から、昨今のトピックである次の3つのテーマに興味を持つ人たちで 集まって議論するよう説明あり。  Service Function Chaining  BGP VPN  Session Border Controller  前回は議論が低調に感じたが、今回は外野が少なく議論に集中する人が多いように 感じました。WGとして成熟してきていると思われます。 Telco WG BoF 6 前回より専門性の高い議論がされるようになっていました。 Etherpadによる議事録: https://etherpad.openstack.org/p/TYO-telcowg
  • 7.
    Copyright © NTTCOMWARE CORPORATION 2015  OPNFV 2014年10月よりオープンソースによるNFVのリファレンスアーキテクチャ策定をめ ざすOSSコミュニティ。  https://www.opnfv.org/ 基本方針  ETSI NFVユースケースと既存OSS実装のギャップ分析を実施。要件を明確化。  開発は、母体となるOSS(OpenStack等)に実装。独自コードを書かない。  各OSSのインテグレーションおよびテストを実施。 今回のBoFでは、OPNFVで検討する新プロジェクトの紹介を実施。  Gluon: BGP L3VPN 用API  マルチサイトユースケース(High Availabilty、Disaster Recovery) 11/9-12にOPNFV Summitが開催されるため、詳細はそちらで議論、という 話題が多いように感じました。  http://events.linuxfoundation.org/events/opnfv-summit OPNFV BoF 7 OPNFVのBoFが開かれました。 Eherpadによる議事録: https://etherpad.opnfv.org/p/OpenStackTokyo
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    Copyright © NTTCOMWARE CORPORATION 2015  Tacker 前回のバンクーバーSummitではスコープがVNF Managerだったのが、 今回 NFV Orchestratorまで広がっていました。 Service Function ChainingやマルチVIMまでスコープに入れており、 一つのプロジェクトの中に詰め込みすぎている印象を受けました。 Market PlaceにてBrocadeの方によるTackerのデモ講演を 実施されていました。 Tacker BoF 8 開発スコープがVNFMだけでなくNFVOまで広がっていました。 Wikiページ: https://wiki.openstack.org/wiki/Tacker
  • 9.
    Copyright © NTTCOMWARE CORPORATION 2015 Service Function Chaining 9 Service Function Chaining機能の開発が進んでいます。 Service Function Chaining(SFC) 利用するネットワーク機能のみを 通過するようにNW上の経路を 選択する技術 NeutronのSFC拡張機能の開発 次のMitakaリリースでは、 Open vSwtichベースのChaining実装を リリース予定。 将来的には、各種SDNコントローラとの 連携や、Tackerとの連携を予定。  HP社がOpenDaylightを利用した SFCを提案する等、各ベンダでの独自の取り組みもあり。 Webサーバ FW WAF ウィルスチェック SFCの例 講演動画:https://www.openstack.org/summit/tokyo-2015/videos/presentation/empower-your-cloud-through-neutron-service-function-chaining https://www.openstack.org/summit/tokyo-2015/videos/presentation/extensible-neutron-service-function-chaining-here-it-comes https://www.openstack.org/summit/tokyo-2015/videos/presentation/hp-carrier-grade-solution-for-dynamic-service-function-chaining-using-opendaylight
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    Copyright © NTTCOMWARE CORPORATION 2015 Neutron関連の話題 10 ネットワークコンポーネントであるNeutronもまだまだ機能拡張が続い ています。 開発中の機能 Kulyer  Docker等のコンテナNWとNeutronのNWを統合するプロジェクト OVN  Open vSwitchによる新たなL2/L3実装 BGP Dynamic Routing Astara  Network Orchestration Service リファクタリング中の機能 LBaaS FWaaS  APIの改善等
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    Copyright © NTTCOMWARE CORPORATION 2015 SDN関連の話題 11 SDN関連では、OpenDaylightと並んでONOSの注目度が上がってきて いるようでした。 SDNコントローラとの連携 OpenDaylight : 3rd リリース(Lithium)となりSDN/NFV関連のセッションを聞い ていてもまず連携するSDNコントローラの第一候補として名前があがるようでせい た。 ONOS: Summit直前10月にプロジェクトがLinux Foundationに参加したことも あり、WAN志向のSDNコントローラとして今回良く名前を聞きました。 OpenContrail、Midonet:OpenDaylight、ONOSより頻度は下がりますが、商 用利用をしているユーザーもあることからセッションやBoF中で名前があがるようで した。 SDN連携に関するセッションやBoFを聞く限り、SDNコントローラはオープ ンソース製品を利用してOpenStackとの連携の事例モデルを世界的に広報す るパターンが多いと感じました。 プロプライエタリ製品であるCisco ACIやAlcatel-Lucent Nuage、PLUMGrid等 はMarket Placeでは展示されていましたが、技術セッションの中ではほとんど名前 を聞きませんでした。
  • 12.
    Copyright © NTTCOMWARE CORPORATION 2015 2.OpenStack Summit Tokyoでの所感など 12
  • 13.
    Copyright © NTTCOMWARE CORPORATION 2015 まだまだ時間がかかるかと思われていたSFCの実装が急ピッチで進んでおり、 次のMitakaリリースにてAPI等基本機能はリリース予定である等、 OpenStackコミュニティの開発の早さを象徴しているように感じました。 Tacker等、MANO領域の開発も精力的に続けられています。 一方、OPNFV Summitが別途開催されるなど、オープンソースを利用した NFV開発全体の議論は、OPNFV側に移っているようにも感じました。 所感 13 OpenStackコミュニティでのNFV関連の実装が急ピッチで進んでいる 印象をうけました。
  • 14.
    Copyright © NTTCOMWARE CORPORATION 2015 Summitの動画・議事録 14 基調講演・ジェネラルセッションの動画  https://www.youtube.com/user/OpenStackFoundation  https://www.openstack.org/summit/tokyo-2015/videos/ デザインサミット議事録  https://wiki.openstack.org/wiki/Design_Summit/Mitaka/Etherpads 基調講演・ジェネラルセッションは動画を見ることができます。 デザインサミットは議事録があります。 まずは自分が興味を持ったキーワードのあるセッション動画を見ること をお奨めします。
  • 15.
    Copyright © NTTCOMWARE CORPORATION 2015 商標等引用に関する表示 15  OpenStackのワードマークとOpenStackのロゴは、米国とその他の国におけるOpenStack Foundation の登録 商標/サービスマークまたは商標/サービスマークのどちらかであり、OpenStack Foundationの許諾の下で使用 されています。  OpenDaylight Project は OpenDaylight Project, Inc. の商標です。  Juniper Networksは、米国およびその他の国におけるJuniper Networks, Inc.の商標です。  その他、記載されている社名、製品名、サービス名などは各社の商標または登録商標である場合があります。