「混声合唱収録におけるアレコレ」 実例を3つのポイントでご紹介

1. 横田 拓也
サウンドディレクター
クリエイティブ部サウンドG
KLab株式会社
混声合唱収録における
アレコレ
■実例を3つのポイントでご紹介

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サウンド制作会社、ゲーム開発会社を経て2017年KLabに入社
3Dアクションゲームのサウンド担当を引き継ぎ現在に至る
歯よわよわ芸人
横田 拓也
サウンドディレクター
クリエイティブ部サウンドG
KLab株式会社
「経歴」

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はじめに

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はじめに
混声合唱を収録できるチャンスはあまり多くなく、その
ためか情報もほかの楽器類に比べて少ないと感じます。
この機会に弊社で混声合唱を収録した際の実例を簡単で
はありますがご紹介します！
混声合唱の収録したいけど
なんだかハードル高そう…

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©久保帯人/集英社・テレビ東京・ｄｅｎｔｓｕ・ぴえろ ©KLabGames
はじめに
お題となる楽曲
【BLEACH Brave Souls】
6周年記念楽曲
『凌駕』
※フルバージョンはこちら
本日の内容
①歌唱人数について
②アレンジについて
③音源の併用について

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①歌唱人数について

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①歌唱人数について
小規模でも各パート8人～10人が
配置されるとのことだがレコーデ
ィングでは果たして…
諸々調整の結果、今回の収録では
各パート2人ずつで収録
（男声パートはダブルで録音）
合唱というと大人数のイメージだけど
何人いればいいんだろう…

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①歌唱人数について
結果、歌手の皆さんの素晴らしいパフォーマンスに
より収録は滞りなく終了！
しかし・・・
「もし可能であれば各パート3人呼べる
と良いですよ」
2人と3人では人数感や混ざり方などで大きな違いが
あり、歌う側の歌いやすさにも影響するとのこと
ダブルで録るのもいいけど、やっぱりその場にもう
１人いる、というのはとても大きい
2人だとそれぞれの
声が際立ってしまう
3人いると混ざりあ
い馴染んで個が際立
たず人数感も増す

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②アレンジについて

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②アレンジについて
この音の重ね方ってどうだろう
この音域って歌えるのかな…
楽曲の品質をより高めるため
・コーラスアレンジ
・収録時の歌唱ディレクション
社外のアレンジャーに依頼

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②アレンジについて
すると
素晴らしい結果を得られた！
男声メインで緊張感のあるアレンジを、という
こちらからの要望に完全に合致
アカデミックなコーラスアレンジにより楽曲の
品格が高まり説得力が増した
現場での歌手とのやりとりもとてもスムーズで、
おそらく自分たちだけでは気にしなかったであ
ろう箇所も漏れなく指摘
”A”を「エー」でも「ラ」でもなく「アー」と自
然に言えるかっこよさ・・・

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③音源の併用について

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③音源の併用について
各パート2人だと規模が小さく感じら
れるかな…
各パート2人に決まったものの
人数感、スケール感的に不安…
コーラス音源を重ねて人数感
をマシマシさせる

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③音源の併用について
いざやってみると
「思ってたんと違う・・・」
想像してたよりも上手く混ざらない…！
試行錯誤の末コーラス音源は↓のように使用
・母音のみを使用し音量はかなり小さめに設定
・オケが薄くなる＆ほぼ歌のみの箇所ではレイヤーを外す
・オーディオにしてからアタックやリリース、パンを歌に合わせて編集
Tips
（当たり前かもだけど）アンビマイクの存在が超重要
厚み、まとまり、人数感の⤴⤴に超絶効果的
歌 音源

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最後に

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最後に
簡単ではありますが、混声合唱の収録を行った際の実例をお話させていただきま
した。
今後合唱を録ってみたい、録る予定があるけどいろいろ不安、また合唱収録に興
味がある、という方々にとって少しでもお役に立つことができれば幸いです。
ありがとうございました！

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以上