HOLOPLAY PLUGIN FOR UE4を使ってみた
ゲームスタジオおぎのけ YUKI OGINO
第3回 Looking Glass勉強会
自己紹介
• 荻野雄季(おぎのゆうき)
• 今年からフリーランス(ゲームスタジオおぎのけとして活動)
• 現在は秋葉原にあるEDEN合同会社の業務委託社員と
して働いています
• Unityを仕事、UE4を趣味で使ってます
• Unreal Engine MeetUp Saitama主催
• Looking Glassは4月に行われたエキスポで実物を見て、
衝撃を受けて公式サイトから即購入しました
• Twitter @YuukiOgino
Looking Glass来てから一晩でビューワーを作ってみた ※Unity製
UE4版がクローズドベータでリリースされたので触ってみた
※仕事で完徹した日の朝6時に触ったのでテンションがおかしいです
今日話すこと
• クローズドベータ テスター登録
• ライセンス禁止行為(これだけはやってはダメを抜粋)
• HoloPlay Plugin For UE4使い方(ビルド、シーケンサー、スクリーンショット除く)
• コンポーネント紹介(一部、時間がなくて調査できなかった項目があります)
• プラグインを使った個人的な感想
※クローズドベータ版のため、これから話す内容は製品版で大きく変更される可能性が高いです
クローズドベータ テスター登録
プラグイン入手するために、クローズドベータのテスター登録する必要があります。
https://airtable.com/shrw9bog5jY2sZ8ad
登録
メールが届くので、リンクからサンプルプロジェクトをダウンロード
(サンプルに未ビルドのプラグインが入ってる)
登録
https://github.com/Looking-Glass/UnrealPlugin_Issues/issues
バグ報告は報告用GitHubブランチのIssuesに投稿
リリースノート
• 2019/6/1 ver1.1.0リリース
• 2019/7/3 ver1.1.8リリース(最新版)
Update内容が通知されていないため、どのような修正を入れたのかはわかりません……
ライセンス禁止行為
比較的緩いライセンスですが、これだけはNGがいくつか
商業利用は許可が必要
クローズドベータ版のため、商業利用目的でコンテンツ公開する場合は、
Looking Glass Factory社の許可が必要です。
(bizdev@lookingglassfactory.comへメール!)
非営利目的の使用であれば連絡不要です。
ソースの改造(修正)の公開禁止
SDKにプラグインの全ソース、Dllが添付されているため、ソースの修正や逆
コンパイルすることが一応可能です。
が、その内容を外部に公開するのはライセンスで禁止されています。
改造を楽しむならせめて仲間内、バグの修正をしたい場合はGitHubにIssuesを投稿してください。
使い方をブログ公開するのは、特にライセンスで禁止されていはいないので、ガンガン書いて問題ないかと思います
その他、詳しい内容はライセンスのPDFを見てください。
HOLOPLAY PLUGIN FOR UE4使い方
プラグイン導入~簡単な使い方まで(ベータ版のため、変わる場合があります)
詳しくはドキュメントを見てください。
http://docs-ja.lookingglassfactory.com/UE4/
※英語のみ
大雑把な使い方
• サンプルプロジェクトにあるuprojectを起動
• プラグインのビルドを行う
→Blueprintのみのため、Visual Studioのプロジェクトファイル生成は不要
• ビルド終了後、サンプルが起動する
→pluginフォルダを自分のプロジェクトフォルダに配置
• エンジンでC++ファイルを表示するように設定
• 後はプラグインのファイルからカメラを設置して、HoloPlayのPlayボタンを押す
https://qiita.com/YuukiOgino/items/35f1cb8a73fa186e42a1
※ver1.1.8も同様の手順で表示できます
HOLOPLAY PLUGIN FOR UE4 環境設定
• Windows10
• Unreal Engine 4
インストールするバージョンは22以降
→ドキュメントに21以降とかかれていますが、ビルドに失敗したため、22が安定です
• Visual Studio 2017以降
→プラグインのビルドが必要なため、Visual Studio本体とC++をインストール
HOLOPLAY PLUGIN FOR UE4 環境設定
• Macはビルドに失敗するため、現状Windowsのみとなります
→JoystickPluginでエラーが起きる
プラグインビルド
• 使用するにはプラグインビルドが必須
• 環境設定が整っていれば、サンプルのUnrealSDK.uprojectを
起動すればビルドが実行されます
プラグインビルド トラブルシューティング
プラグインのビルド失敗した場合、大まかに以下の原因が考えられます
• Visual Studioが最新版になっていない
• C++のインストールし忘れ
• ウイルス対策ソフトによって、プラグインのフォルダに含まれているDLL
が削除されてしまった
プラグインを自分のプロジェクトで使いたい場合
• ビルド終了後、サンプルプロジェクトのPluginsフォルダをコピーし
て、自分のプロジェクトフォルダに貼り付けてください
LOOKING GLASSに表示してみる
• まずプラグインが有効になっているか確認
LOOKING GLASSに表示してみる
• Looking GlassのライブラリはC++で作られているため、コンテン
ツの表示オプションにあるライブラリのC++プロジェクトを表示させる
LOOKING GLASSに表示してみる
• HoloPlay Captureをビューポートにドラッグ&ドロップ
LOOKING GLASSに表示してみる
• HoloPlay Captureの位置を調整して、ツールバーのLooking
GlassマークがついたPlayボタンを押すだけ
LOOKING GLASSに表示してみる
とっても簡単
表示までの手順が面倒な感じで、それが終わればUnity版と同じ感覚で使用できる
コンポーネント紹介
HOLO PLAY CAPTURE
Looking Glassに表示する一番重要なActorクラス
Unityと同じ感覚で使用できます
HOLO PLAY
CAPTURE
Size:ボックス(青線)の大きさ指定
NearClipFactor:HoloPlay GameObjectの中心
から、近距離をどこまで表示するかの距離
Use Far Clip Plane:遠距離の表示領域を制限する
か否か
Far Clip Factor:HoloPlay GameObjectの中心
から、遠距離をどこまで表示するかの距離
FOV:視野、カメラが中心からどれだけ離れているかを
変更
HOLO PLAY
CAPTURE
枠線の色、サイズも変更可能
プロパティ説明は割愛
HOLO PLAY
CAPTURE
Use Custom Vertical Angle:垂直の角度を変更する
か否か
Custom Vertical Angle:垂直角度(画像参照)
Use Custom View Cone:立体視の見え方を変更する
か否か
Custom View Cone:立体視の見え方、0は平面
Enable Advanced Rendering Features:ドキュメント
に記載がないため不明。高度なレンダリング機能を有効にす
るか否か、らしいけど何も変わらない……
Is Simple Render:Advanced:項目にある設定を無
視する?(ドキュメントに記載がないため推測です)
SETTING
ツールバーにあるSettingsボタンを押すと、Pluginの設定ができます。
(Looking Glassに表示する画像サイズ、ショートカット等)
調査する時間が取れなかったため、詳しくはドキュメントを見てください。
https://docs.lookingglassfactory.com/UE4/holoplay-settings/
INPUT SYSTEM
BlueprintでLooking Glassのボタンが取れるらしいが、現状検索
に引っかからない(要調査)
LEAP MOTION
UE4のプラグインにあるLeap Motionではなく、 LeapUnreal
forkを使う必要がある?(要調査)
https://github.com/GeodesicGames/LeapUnreal/
プラグインを使った個人的な感想
Looking Glassをエディターでデバッグするには、相当いいGPUを積まないと、処理
落ちしてまともにデバッグができない
→サンプルでもリアルタイムレンダリング、最高画質で行うと10FPSぐらいしかでない
(GeForce1080の場合)
→デバッグ中はリアルタイムレンダリングを切り、画質を落とす必要あり
Blueprintで使用できないLooking Glass用のコンポーネント、メソッド、クラスが多
いので、公式が対応するまではC++で実装する必要がある
→Holo Play Captureが複数あるときの切り替え制御、マルチビューを行いたい等
→現状だとドキュメントとソースを読まないといけないため、初心者は敷居が高い
ご清聴ありがとうございます!

HoloPlay Plugin for UE4を使ってみた