お財布プロジェクト
        ワークショップ

デザイン思考家になるための90分集中講座より
  http://kashinotakanori.com/bootleg/index.php?video




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人間中心設計(HCD)とは




作り手(企画者、開発者、デザイナ)の思い込みや


   システムや環境の都合ではなく、


     利用者のために作ること




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HCDプロセス
ISO9241-210(旧:ISO1407/JIS Z8530)…人間中心設計の国際標準規格



      人間中心設計の計画




                                利用状況の把握
                                  と明示
      解決策がユーザの
      要求事項を満たす




                  要求事項に対す                 ユーザの要求事
                   る設計の評価                   項の明示




                                ユーザの要求を
                                満たす解決策の
                                  作成



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HCDプロセス
ISO9241-210(旧:ISO1407/JIS Z8530)…人間中心設計の国際標準規格



      人間中心設計の計画




                              調査
      解決策がユーザの
      要求事項を満たす




                    評価                  分析




                              作成


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お財布プロジェクト

• HCDを体験できるワークショップ
• スタンフォード大学d.schoolが制作した動画で進行
• 10週間を90分に凝縮したブートキャンプ式なので
 ひとつひとつの行程が短くて展開が早い
• 完成させるのが目的ではなく、流れを体験することが目的




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デザイン思考

• 動画のなかに「デザイン思考」が頻繁に出現
• IDEOが定義したイノベーションまたは課題解決を目的とし
 た人間中心デザインのコンセプト
• 5つのステップ   HCD
 – 共感         調査
 – 問題定義       分析
 – 創造
              作成
 – プロトタイプ
 – テスト        評価




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ワークショップの前に

• お財布をデザインします
• 動画では「プレゼント体験」ですが、全て「お財布」に置
 き換えて観てください
• 2人1組のペアになってください




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ステップ

                           相手の「理想のお財布」を勝手に想像してスケッチを描く
step0           3分
                           (相手には見せない)

step1(共感)       8分(4分×2)   相手のお財布を見せてもらいながら相手の要求を聞き出す

step2(共感)       8分(4分×2)   さらに深堀して、要求の背後にある真のニーズを探る


step3(問題定義)     3分         相手のニーズとインサイトを探る


step4(問題定義)     3分         重要なニーズとインサイトを定義する

step5(創造)       5分         アイデアを(最低でも)5つスケッチする

step6(創造)       8分(4分×2)   スケッチを相手に見せてフィードバックを得る

step7(創造)       3分         アイデアを1つに絞ってスケッチする

step8(プロトタイプ)   10分        有り合わせの材料でプロトタイプを作る

                           相手に実物を手に取ってもらいながらフィードバックを得
step9(評価)       8分(4分×2)
                           る

step10          25分        全員で振り返り
                             8
step0:3分

相手の「理想のお財布」を想像して描く




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step1(共感):8分(4分×2)

 相手のお財布を見せてもらいながら相手の要求を聞き出す

• 相手のお財布に対する想いを聞いて共感を高めます
 – 「お財布選びで重視しているのは何ですか?」
 – 「今使っているお財布で気にいっている点は?」
 – 「今使っているお財布の不満点は?」など




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step2(共感):8分(4分×2)

  さらに深堀して、要求の背後にある真のニーズを探る


• 何度も「なぜ?」と聞きましょう
 – 相手「お財布はもっと薄いのがいい」(step1で得た情報)
 – 自分「なぜ、もっと薄いのがいいのですか?」
 – 相手「薄い方が邪魔にならない」
 – 自分「なぜ邪魔にならないのがいいのですか?」
 – 相手「その方がスマートでカッコいい」




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step3(問題定義):3分

       相手のニーズとインサイトを探る


• インタビューメモの中から「ニーズ」や「インサイト」に
 ◯をつけて抜き出す
• ニーズは「◯◯◯したい」と表せる
• インサイトはその背景にある感情や価値観などの気づき
 – インサイトは相手が話した言葉だけではない
 – 自分の気づきが大切
 – 「有能なビジネスマンとしての振る舞いに気を付けている」
 – 「伝統や先祖を大切にしたい」




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step4(問題定義):3分

     重要なニーズとインサイトを定義する


• 複数あるニーズとインサイトの中から、一番重要なニーズ
 とその背景となるインサイトを抜き出す




              13
step5(創造):3分

      アイデアを(最低でも)5つスケッチする

• 質より量!
• アイデアを評価するのではなく、アイデアを生み出すための時間
• 上手く描く必要はない
• 棒人間と曲がりくねった線だけでも十分
• 5個以上のアイデアは用紙の裏などのスペースを利用




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step6(創造):8分(4分×2)

    スケッチを相手に見せてフィードバックを得る

• 相手が興味をもったことや気に入らなかったことを聞く
• アイデアの素晴らしさを主張しない
• 相手の感情や価値観をより深く学ぶための時間




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step7(創造):3分

       アイデアを1つに絞ってスケッチする

• step6の新たな理解から新しいアイデアを描く
• step5のアイデアからの変化でも、全く新しいアイデアでもOK
• 相手の生活にどんな風にマッチするか想像する




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step8(プロトタイプ):10分

       有り合わせの材料でプロトタイプを作る

• step7のアイデアをカタチにする
• 解決策全体のうち1つの側面のみに焦点を合わせる
• 経験が生まれるものか、反応できるもの(触って動かせる)を作る




                      17
step10:25分

             全員で振り返り

• 5つのテーマについて皆さんの感想を共有




                 18
step10:5分/25分

実際に人と作業して、プロトタイプをテストしてもらい、プ
ロトタイプの方向性がどのように変わったか?




              19
step10:5分/25分

未完成の仕事(スケッチやプロトタイプ)を他人に見せるの
はどんな感じがしたか?




              20
step10:5分/25分

ペースはどうでしたか?
今回のワークは早くて繰り返しの多いサイクルでした。
普段の仕事と比べてどう感じましたか?




              21
step10:5分/25分

デザイン思考は繰り返し行う自発的なプロセスです。
今回のプロセスをもう一度戻るとしたら、どの部分を再び繰
り返したいですか?
また新たに何をしたいですか?




              22
step10:5分/25分

今日の学びを、明日からどんな仕事に取り入れますか?




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イノベーションにおいて大切なこと

• 人間中心
  – 仕事のやり方をより人間中心的に行う(外に出てユーザを観察し共
    感することでインサイトを明らかにする)
• プロトタイプ
  – あらゆる行動においてプロトタイプ的態度をもつ
• 共同作業
  – 自分と異なる視点を持つ人々と取り組み、多様性のあるチームを作
    る。イノベーションはチームスポーツ。
• 行動第一
  – 自分がたくさん話しをしていたら、立ち上がって何かするとき。誰
    かに話したりアウトプットしよう。

※行き詰まった時に異なった直感を得る事に対してもイノベーションという表現を使っている

                     デザイン思考家になるための90分集中講座(スタンフォード大学 d.school教室)より

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Hcd体験ワークショップ