2012年12月14日HCDnet研究発表会で発表した内容です。

1. 失敗をしてもよい場を創って学ぶ
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コミュニティhcdvalueの活動報告
-­‐
◯佐々木将之 小林真子 伊藤英明
(hcdvalue)
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2. アジェンダ
• hcdvalueの紹介
• ワークショップ企画の概要
• ワークショップ企画の内容(3つ)
• ワークショップ企画のまとめ
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3. アジェンダ
• hcdvalueの紹介
• ワークショップ企画の概要
• ワークショップ企画の内容(3つ)
• ワークショップ企画のまとめ
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4. hcdvalueの紹介
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5. hcdvalueの紹介：コンセプト
コンセプト：
現場で使える人間中心設計の実践
hcdvalueとは何か：
2011年2月に発足した社外勉強会コミュニティ
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6. hcdvalueの紹介：メンバー構成
産業技術大学院大学履修証明プログラム
「人間中心デザイン」
2010
2012
2011
HCDに
興味が
ある方
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7. hcdvalueの紹介：メンバー構成
職種
業種
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エンジニア
webサービス系
デザイナー
webメディア系
インフォメーションアーキテクト
SIer系
企画・ディレクター
メーカー系
コーダー
広告系
研究開発
etc.
etc.
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8. hcdvalue紹介：活動内容
• 試す
• 議論する
– アプリアワード応募
– UX白書翻訳
– WS企画
– ISO9241-­‐210読書会
• 交流する
• 発表する
– 懇親会 /
忘年会
– HI学会など
– 他団体とコラボ
– 研究会・セミナーなど
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9. アジェンダ
• hcdvalueの紹介
• ワークショップ企画の概要
• ワークショップ企画の内容(3つ)
• ワークショップ企画のまとめ
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10. ワークショップ企画の概要
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11. ワークショップ企画：背景
【背景】
失敗しにくい
うまくいくように
練られている
失敗したくない
実践する
学びの場
現場
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12. ワークショップ企画：コンセプト
【コンセプト】
「失敗してもよい場としてのワークショップ」
【条件】
・「裏方」によるテーマ発案者のサポート
・必ず「素振り」を行なう
・アンケート/懇親会によるフィードバック
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13. ワークショップ企画：条件
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14. ワークショップ企画：日程
2012年3月： テーマ募集
2012年4月： テーマ人気投票
2012年6月
4日：「UXのためのUIデザイン」
2012年7月22日：「インタビュー祭り」
2012年9月22日：「簡易フィールドワーク」
※それぞれの1〜2ヶ月前から準備と素振り
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15. アジェンダ
• hcdvalueの紹介
• ワークショップ企画の概要
• ワークショップ企画の内容(3つ)
• ワークショップ企画のまとめ
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16. 1.UXのためのUIデザイン
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17. UXのためのUIデザイン
背景：
UXデザインのワークショップで、ストーリーボードなどでUIデ
ザインをする場合、(時間の都合上などの理由で、)すぐに書
いてしまうことが多い。または、書かない。
目的：
せっかくUXのためにデザインしたものを、しっかりとUIに落
とし込むためのひとつの手法を体験する。(スマートフォン等
アプリケーション開発者向け。)
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18. UXのためのUIデザイン：アクション(1/6)
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19. UXのためのUIデザイン：アクション(2/6)
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20. UXのためのUIデザイン：流れ(3/6)
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21. UXのためのUIデザイン：2つに分ける(4/6)
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22. UXのためのUIデザイン：優先順位づけ(5/6)
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23. UXのためのUIデザイン：つなげる(6/6)
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24. UXのためのUIデザイン：まとめ
参加者から：
• UIデザインに対する理由付けがはっきりする
• アクションのフロー図により合意形成に有効
• web制作プロセスにも組み込めるのではないか
発案者などから：
• 自分のフローをまとめるきっかけになった
• web制作プロセスにも組み込めるのではないか
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25. 2.インタビュー祭り
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26. インタビュー祭り
背景：
ユーザー調査の方法として、インタビューの重要性は分
かったが、実際にどうすればいいか分からない。属人的な部
分が大きい。
目的：
インタビューの「実施」にフォーカスして場数を踏みたい。
(計画、分析も重要だが、今回は実施して慣れる）
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27. インタビュー祭り
【役割】
・インタビュアー
・インタビュー対象者
・観察者
【実施】
・1セット＝15分インタビュー
実施＋5分フィードバック。
・1サイクル＝3セット
上記を2サイクル。
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28. インタビュー祭り
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29. インタビュー祭り
参加者から：
• 他人のインタビューをみることで、良い面・悪い面が見れて
学びが多かった
• インタビューの前説明が重要なのではと気にしていたが、
そこまで気にしなくてもよいと気が楽になった
発案者から：
• 空気にすごく気を配っていることに素人との違いを見て学
ぶことができた
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30. 3.簡易フィールドワーク
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31. 簡易フィールドワーク
背景：
観察を通じてユーザの望んでいることに気付くこと、その望
みに応えるための考えるということの面白さを体験してもらい
たい。
目的：
「課題発見」をテーマとして、フィールドワークをした場所に
どんな課題があるかにフォーカス。（その後のソリューション
のアイデア発想は別フェーズとして対象としない。）
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32. 簡易フィールドワーク
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33. 簡易フィールドワーク
JR東京駅 JR東日本
JR東海 新幹線乗り入れ口
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34. 簡易フィールドワーク
JR東京駅 新幹線乗り入れ口の駅員配置
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35. 簡易フィールドワーク
荷物収容の停止案内 と 荷物置場案内図
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36. 簡易フィールドワーク
参加者から：
• 普段通る東京駅でもこんなに課題があるのに気付いて面
白かった
• もうちょっとアイデア発想に時間が欲しかった（観察で時間
が余った）
発案者から：
• この後、実務でワークショップをする経験があり、役に立っ
た
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37. アジェンダ
• hcdvalueの紹介
• ワークショップ企画の概要
• ワークショップ企画の内容(3つ)
• ワークショップ企画のまとめ
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38. ワークショップ企画まとめ
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39. まとめ：総括
ワークショップに対する満足度は高かった。
それは何故か。
1. 発案者個人の動機・目的意識がはっきりし
ていた
2. 裏方のサポートで必ず「素振り」と称した事
前練習を行っていた
3. グループ内外で議論・発表する場があった
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40. まとめ：1.発案者の動機
• 発案者の明確な動機があった
– 自分のアイデアを試してみたい
– 場数を踏みたい
– 面白さを知って欲しい
→参加者もそれを理解しやすく、自分事にしや
すかったのではないか
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41. まとめ：2.素振りの意義
•
事前に素振りをした箇所は、WS運営が自信
をもって取り組めた
– 時間の都合上素振りをしなかった箇所で遅延が
発生したり、足らなかった箇所があった
→不安要素を中心に、事前に数人で練習する
と問題点が見えてくる。自信になる
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42. まとめ：3.議論・発表の場
• 3〜5人の4〜5グループでワークショップを進
めた。また、観察者を設けたワークショップも
あった。
→議論や発表、他者の観察によって、他人の
考えを知ることができる。
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43. ありがとうございました
「現場で使えるHCDの実践」
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@hcdvalue
hcdvalueinfo
at
gmail.com
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44. 予備
以下は予備のスライドです
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45.
ワークショップとは
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46. ワークショップとは：系譜
1946年 ：「人種差別をなくすために働く
出自
ソーシャルワーカーのワークショップ」
@アメリカ・コネティカット州ニューブリテン市
発展
【演劇】・【美術】・【まちづくり】・【心理学】
環境教育・自然体験活動・平和人権教
展開
育・社会教育・自己成長・学校教育・企
業研修・ビジネス…etc.
中野民夫：「ワークショップ
–新しい学びと創造の場
-­‐」(岩波新書:2001)
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47. ワークショップの分類
創る(能動的)
ビ
ジ
まち
アート
ネ づくり
ス
教育・ 社会
個人(内向き)
学習
変革
社会(外向き)
精神
自然
世界
環境
学ぶ(受動的)
中野民夫：「ワークショップ
–新しい学びと創造の場
-­‐」(岩波新書:2001)
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48. ワークショップの定義と特徴
参加者には主体的
に参加する積極的
姿勢が不可欠
参加
ボディ(身体性)
マインド(知性)
他者からの学び合い
スピリット(直観・霊性)
シナジー
エモーション(感情)
グループダイナミクス
共創・協働
体験→指摘→
分析→概念化
体験
相互作用
中野民夫：「ワークショップ
–新しい学びと創造の場
-­‐」(岩波新書:2001)
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49. ワークショップの広がり
• 対象の広がり
– ミュージアム、大学、NPO、企業…
• 「できる」「わかる」から「分かち合う」へ
– 社会構成主義学習観
• 他者理解と合意形成のエクササイズ
– 仲間づくり
• 「まなびほぐし」
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