日本パブリックリレーションズ協会主催「第10回 PRプランナー交流会」（2014年6月28日開催）での、株式会社コンセント 千々和 淳（Content Strategy チーム／ディレクター）による講演資料です。

1. PRプランナー交流会 Introduction ofContent Strategy
Jun Chijiwa

2. 情報の洪水…10年間で410倍に
印刷日：2014/10/14 Page : 1

3. 情報の受け手にとって
情報の獲得＜情報の選別・管理
⇒狭まってゆく文脈

4. 企業（情報発信者）にとって あらゆる企業が情報発信を 「しなければならない」状況に
印刷日：2014/10/14 Page : 3
⇒コンテンツ量産、サイト乱立、
営業ツール増加

5. 疲弊する発信者と頑なになる受け手
印刷日：2014/10/14 Page : 4
「情報量」を巡る悪循環

6. 結局、限られた時間とコストの中で
情報のパフォーマンスを最大限にするには？
やっぱりコンテンツって量より質だ！ （誰もが初めから分かっている…）
Content Strategy？

7. Content Strategyって… =編集 ＝ライティング ＝企画 でしょ？
印刷日：2014/10/14 Page : 6

8. Editorial Strategy
⇒コンテンツを戦略的に編集すること
（コンテンツがスタートであり、ゴール）
Content
Strategy
Contents
編集制作
KPI設定
編集
方針立案
Editorial
Strategy
Content Strategy
⇒コンテンツを戦略的に扱うこと

9. Content Strategy の視点
コンテンツは質でも量でもなく
KPIへの効果

10. Content Strategy のアプローチ
－良いコンテンツとは、ビジネスに貢献するコンテンツ
－KPIからコンテンツへのリニアなプロセス
－検証、改善（PDCA）が出来るようコンテンツを設計する
－必須項目は「KPI」「ストーリー（仮説）」「検証」
「新たなストーリー」。

11. おまけ：Content Strategistの職能
USコカコーラ社のコンテントマネージャーの募集要項
・コンテンツチームが必要とするスキルの定義を人事部門と共に行うこと ・ユーザーニーズとビジネスゴールに即したコンテンツ企画を、ソーシャルメディア、モバイル、PC等全てのプ
ラットフォームで行うこと ・コンテンツ制作の方向性を決め、優先順位をつけること ・的確なデザインを通じて、直感的にコミュニケーションができるコンテンツを展開すること ・コンテンツページをプロデュースし、Webのコンテンツを創造していくこと ・既存のコンテンツを把握し、不足しているコンテンツを追加していくこと ・検索への最適化を考慮して、コンテンツのカテゴライズ、情報整理をすること ・自然検索で上位表示されるための、SEOの推進 ・コンテンツ制作の基準を設定し、ユーザーにとって価値のあるコンテンツを展開すること ・制作したコンテンツのビジネスへの貢献度を測ること ・コンテンツ制作のスケジュール管理をすること ・部門横断的にビジネスインパクトをもたらすためのコンテンツ戦略を推進すること ・適切なセキュリティを維持してコンテンツを展開すること ・レポーティング部門とKPI設定し、パフォーマンスをモニタリングし、ギャップを埋めていくこと
・コンテンツをユーザーの文脈に沿わせること（SEO対策など）
・他部門と連携してコンテンツを推進（システム、法務等との組織的連携）
・コンテンツのパフォーマンスをビジネス視点で測定すること（効果測定）