1. その事業に必要な
基本的な要素を列挙する
そのうち1つを、
取り除いてみる
必須要素が⽋落することで、
奇妙（ストレンジ）な事業モデルに
仮に、成り⽴つとしたら、
どんなものだろう？
531ストレンジ（はてなタクシー）
1

2. 2

3. 531ストレンジ
（はてなタクシー）
既存事業の前提を⼀つ取り去り、ずらす
2
3

4. （設定）
あなたは地域活性に取り組んでいます。
【駐⾞場事業】を展開する地元企業が相談に来ました。
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「既存の事業の停滞を打ち破る、
新しい事業アイデアを⾒出したい」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
↓
そこで同社の新事業アイデアを、掘り出すことに。
・・・そんな状況だと思ってください。
4

5. 「うーん、新しい事業と⾔ってもなぁ」
「IT業界みたいに
どんどん新しい技術や製品が
出てくるものと違って
この業界は、そんなに変化が無いし…」
「さりとて、“低価格で勝負！“の路線では、
企業体⼒的に続かないし。。」
5

6. 実は、そういう業界は、
たくさんの「可能性」が
埋まっています。
…新しい産業よりも、多く！
6

7. 実は、そういう業界は、
たくさんの「可能性」が
埋まっています。
…新しい産業よりも、多く！
7

8. ■ 「531ストレンジ」詳細⼿順 ■
8
2-1

9. 1
2
3
1
531ストレンジ（はてなタクシー）
その事業をするのに
要る基本的な要素を
5つ以上書き出す
重要なものに〇を付け、
重要な順に、
１，2，3 と書く
重要な要素（①）を⽋いた、
「⼀⾒奇妙な事業の名称」
を書きだす
そのコンセプトの事業が
意味をもちえるとしたら、
それはどんな事業だろう？
と発想する
※「②の要素」「③の要素」
についても、同様に実施
※思う浮かばないときは：
「6観点リスト」を使って
項⽬を変えながら
考えてみると良い。
例
「教えない学校･･･」
「⾷材の無い⾷堂･･･」
「塗らない塗装屋･･･」
※重要度の判断は、
さほど厳密さは要らない。
新発想を引き出すのは、
通常「⽋く事はできない」と
思われている要素である。
それを⾒出そう。
9

10. 発想例
（駐⾞場事業）
10
2-2

11. 駐車場事業の基本的要素
• 広い駐車スペース
• 出入り口に発券機・精算機がある（？）
• 広い保有地を、街の中心部に持っている
• 空車が外から分かるあの機械
• 月極めの契約顧客もある（？？どうかな）
その事業をするのに要る、
基本的な要素を5つ以上書き出す1
間違っていてもOK
抜けがあってもOK
11

12. 重要度の判定の正確さは
あまり問題ではない
重要なものに〇を付け、
重要な順に、１，2，3 と書く
1
2
3
2
• 広い駐車スペース
• 出入り口に発券機・精算機がある（？）
• 広い保有地を、街の中心部に持っている
• 空車が外から分かるあの機械
• 月極めの契約顧客もある（？？どうかな）
12

13. • 広い駐車スペース
• 出入り口に発券機・精算機がある（？）
• 広い保有地を、街の中心部に持っている
• 空車が外から分かるあの機械
• 月極めの契約顧客もある（？？どうかな）
まんまな名称でも、⾔い換えた表現でもOK
重要な要素（①）を⽋いた、
「⼀⾒奇妙な事業の名称」を書きだす
3
1
“ 寂れた街はずれ・パーキング ”
13

14. そのコンセプトの事業が
意味をもちえるとしたら、
それはどんな事業だろう？と発想する
4
離れた街のはずれのあの⼟地・・・。あの辺に⽤事のある⼈は少ないなあ。
街の中⼼部まで歩くには30分、かかるしなぁ。
⾃転⾞なら、5分ちょっとの距離だけど…。
いやまてよ・・・。
・最近、朝⼣は、街の中⼼部は渋滞がひどくて、⾞で⼊っていくのは⼤変。
・街の中⼼部にも、⾞の⼊りにくい、狭く奥まった⼟地は、買い⼿がつかず、あったな。
じゃあ、「⾃転⾞ 付き 駐⾞場」というのは？
まず、⾼速を降りて、街の⼿前で、そのまま街はずれパーキングにすっと駐⾞。そこで⾃転⾞が借りられる。
次に、渋滞する⾞をわき⽬に、⽬的のビルに早く確実につく。⾃転⾞は、街中に作る専⽤駐輪場に。
運動にもなるし、移動時間も確実なので、ある種の⼈には訴求するかも？！
いったん、実現性を度外視して発想し、
その後、軌道修正していくとよい
“ 寂れた街はずれ・パーキング ”
14

15. 15
ワークシート
2-3

16. 1
2
3
1
531ストレンジ・ワークシート
その事業をするのに
要る基本的な要素を
5つ以上書き出す
重要なものに〇を付け、
重要な順に、
１，2，3 と書く
重要な要素（①）を⽋いた、
「⼀⾒奇妙な事業の名称」
を書きだす
そのコンセプトの事業が
意味をもちえるとしたら、
それはどんな事業だろう？
と発想する
※「②の要素」「③の要素」
についても、同様に実施
※思う浮かばないときは：
「6観点リスト」を使って
項⽬を変えながら
考えてみると良い。
例
「教えない学校･･･」
「⾷材の無い⾷堂･･･」
「塗らない塗装屋･･･」
※重要度の判断は、
さほど厳密さは要らない。
新発想を引き出すのは、
通常「⽋く事はできない」と
思われている要素である。
それを⾒出そう。
1
16

17. 観点毎に、「基本的な要素がないか？」
と、考える。 思いつくものを書き出す。
その事業
「⼈」
「モノ」
「プロセスや関係性」
「五感で感じるもの」
「意味、価値、お⾦
⼿にとれないもの」
「取り巻く環境、時間、
⼈間よりずっと⼤きいもの」
6観点リスト
補助ツール
17

18. 実践！
ペアで、⼆⼈のうちの
どちらかの事業を
題材にして実践してみます。
決まらない時 ⇒ 【モデル課題】で！
「定⾷屋」「ビジネスホテル」「レンタカー」
「学習塾」「⺠営バス」「街の書店」
出すときは、いろいろ気にしない
━━━━━━━━━━━━━━━━━━
発想できること と、実際にやれること、
の間には⼤きな壁は、もちろんあります。
事業モデルの⾰新は、あなたが
社⻑でなければ実現できないでしょう。
ならば、今だけ、社⻑になったN年後の
未来の⾃分のために、やってみましょう。
また、
やるには、きっとコストがかかり過ぎ！
・・・るのかもしれませんが、
会社にとって⾼収益の新事業の芽かも
しれないその案、捨ててしまって
いいんでしょうか。
まずは、思いつくことみんな、机の上に
ざららっと出してみましょう。
18
（ワークシート）
2-4