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「過去の延⻑線上」ではなく
「理想状態から戻ってくる」思考技術
「新しい発想」だけれど、確実に「理想度（〜価値）が⾼い」案に
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（TRIZの）理想解
現状の
製品
理想状態
の製品
現実の射程に入る
製品企画案
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3. （TRIZの） 理想解
「過去の延⻑線上からでは無く、新しいアイデアを発想したい」という時の思考技術
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4. （製品等の）モノには
「理想性」という“量“が
定義できる
「理想性」の値は
「時間とともに⼤きくなる」
という特性がある
理想性
機能、便益
害、コスト
＝
理想性
時間
60
70
80
90
はじめに （この思考技術の根底にある２つのこと）
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5. まず原点である「現時点での理想性の度合い」を知る
理想性
時間
5

6. 次に“式”を⼿がかりに、
「理想性が無限⼤の状態（理想解）」を描き出す
理想性
時間
【理想性】＝【＋∞】 になるには･･･
・機能、便益 ⇒「極端に⼤きく」
・害、コスト ⇒「ほとんど０に」
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7. 理想性の無限⼤の状態は、実際は無理がある。
現状⽅向に、スペックを落としていく。
理想性
時間
7

8. 理想性
時間
まだ、きつい。
もうすこし、落としてみる。
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9. 頑張れば実現できる⽔準まで
スペックを⽢くしていく。
理想性
時間
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10. 理想性
時間
そのスペックをかなえるような製品を、
具体的なアイデアとして考えてみる。
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11. やり⽅を、⼀枚にまとめますと・・・
3-1
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12. （TRIZの）理想解
２．【理想解】と【現在】の間に補助線を引く
（理想解と現在をつなぐ“変化する量”を⾒出す）
０a．モノゴトには「理想性」が式で定義できる
効能＋機能
理想性＝━━━━━
コスト＋害
０b．「理想性」は時間が進むとひたすら
増加する、という進化パターンがある
０c．無限時間たった、進化の⾏きつく先が【理想解】。
そこでは「理想性」という量は【+∞】になる。
現在
理想解
３．補助線にそって、どんどんスペックを下げていく
↓
（N年ぐらいで）開発可能なぐらいまで。
（N年=⽬標開発期間）
コツ： “現在”の「理想性」が⾔えると
結構、簡単にできる。
a) “現在”の「コスト・害」は不満点である。
“理想解”は、それが殆ど解消されている
状態を考えてみればよい。
b) “現在”の「効能・機能」は
意外と書けないもの。その時は、
「⼤昔の⼈々の状態」と⽐較してみる。
例えば、“傘”であれば、“かぶり笠”だった時代、
あるいは、⽊の葉を傘にしていた時代、と
⽐べると、現在の傘がどれぐらい便利なのかを
具体的に書き出すことができる。
１．“理想性”が【+∞】 になった状態 を導出する
１a．「コスト＋害」⇒【殆どゼロにする】
１b．「効能＋機能」⇒【極端に増⼤させる】
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13. ワークシート
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14. 現実の開発の
射程に⼊る
コスト＆害
【理想解シート】
理想解に達した時のコスト＆害
理想解に達した時の効能＆機能
現実の開発の
射程に⼊る
効能＆機能
現在の効能＆機能
現在のコスト＆害
原始的な時点の
効能＆機能
原始的な時点の
コスト＆害
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15. 仮想の設定：
あなたは、⽇⽤品メーカの社員です。
社⻑直属のプロジェクトチームに
配属になりました。
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今までにない、
新しい“傘“を
企画せよ！
発想の例
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16. 傘か…。
熟成された製品であって、
もう、新しい発展の余地が
ないように思えるケド・・・
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17. そもそも、
現在の傘の理想性（の分⼦分⺟）って
なんだろう・・・
（そうだ、ちょっと傘の無かった時代や、
かぶり傘を使った時代と⽐較して考えてみよう）
で、その「効能や機能」を無限⼤にしてみるのか・・・。
あと、「コストや害」を限りなくゼロにしてみるのか・・・。
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18. 「機能や便益が、∞」から・・・
【台⾵でも濡れない】
【有害物質からのバリヤーになる】
「コストや害が、0」から・・・
【使ってない時は、体積ほぼゼロ】
【傘の⾻が折れることがない】
【⼿をふさがない】
・・・・とか、かな。
で、実現できる程度に⽢くすると…
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19. “⼿をふさがない”（つまり、２４時間、ずっとハンズフリーになる傘）
↓ スペックを⽢くして・・・
１時間、ハンズフリーは？ ・・・無理
１０分なら、どう？ ・・・まだ、厳しいなぁ。
（ドローンの性能が、⾶躍的に発展し、低コスト化した時代なら可能性が無くもないけれど。）
２０秒なら？ ・・・あっ、ありえる！作れる。
２０秒間、両⼿が使える傘
（ただし、⽴ち⽌まっている状態で）
〜カバンから鍵や携帯を出す時に便利！〜
で、具体的な
構造としては・・・
（⇒ホワイトボード）
例えば
具体的アイデアとしては･･･
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20. ⼤事なことは
「スペックの下げ⽅って、⼀つじゃない」
ということ。
どれかひとつでも発想の⽰唆になればいい、というスタンスで、
あれこれ、⽢くするスペックを変えてみる。
【⼿をふさがない】に対して、
“２０秒間両⼿が使える”以外の⽢くしかたも
きっと、あったでしょう。
それも正解。そこから商品企画案が出たならば。
（例えば、⼿をふさがない⇒5本の指を⼀本も使わない。ととらえてみると
⽢くする⽅法には「⼿の甲に取り付けて、スマフォを握れる傘」とか。）
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21. ペアでディスカッションしながら、ワークシートを埋めていってください。
お題＝「傘」か「キッチン」か「トイレ」か「バスルーム」か
「⼆⼈がお題にしたい別の製品」か、のいずれか。
その、3〜5年後の新製品アイデアを考案。（〜30分）
【！】今回は、ワークシートの上半分（機能･効能）だけでOKです。
進め⽅ ワークシート
3-3 実践！
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