劉備、益州に入り、孫夫人、呉に戻る
- 2. 第 49 集 劉備入川(劉備、軍を率いて益州に入る)2009.8.01 更新
―「3 時間で~」第 52 話参照
チャプター① 解説「益州牧・劉璋は張魯の侵攻を阻止すべく劉備に救援を求め、益州に来る
劉備を迎えるため、成都から涪城に赴いた」~
チャプター② 涪城の宴の返礼をするため、自分の陣営に劉璋を招く劉備~
チャプター③ 昼間、剣舞で劉璋を刺そうと計画した龐統を咎める劉備~
チャプター④ 兵士が趙雲に「孫夫人が阿斗(劉備の一人息子・劉禅)を連れて呉の使者と出か
けられました」と告げる~
チャプター⑤ 船に乗って阿斗を連れ戻す張飛と趙雲。岸には孔明と馬良が…
~解説「孫夫人はこれ以降、荊州に戻ることができず、劉備に会うことも叶わ
なかった…」
本第 49 集のやま場の1つ、つまり「劉備の軍師・龐統が益州牧・劉璋を殺そうとして武将・魏
延に剣舞を舞わせ、隙をみて刺すよう指示するが、間一髪のところで劉備に止められ、事なき
をえる場面」の中で、特に剣舞について述べてみたい。
劉備と劉璋が宴席で酒を酌み交わしている。そこへ魏延が進み出て「ご列席の皆様、本日は我
が主君と劉璋殿がこの場に集われ、私もこうしてお相伴させて頂けることは真に幸せなことで
あります。そこで、この席に興をそえるべく剣舞を舞わせて頂きます」と言うや、剣を抜き払
い、劉璋の席めがけて力強く舞い始める。
劉璋(左端・背中)
めがけて剣舞を
舞う魏延。
写真後方の茶色
の服を着た兵士
(劉備軍)は、龐統
(右端・背中)が杯
を投げるのを合
図に劉璋らを襲
うため、控えてい
る