1. 17 掛印封金（関羽、曹操より漢寿亭侯の印を賜る）
曹操より賜った漢寿亭侯の印を見つめる関羽

2. 第 17 集 掛印封金（関羽、曹操より漢寿亭侯の印を賜る） 2009.4.22 更新
―「３時間で～」第 19 話参照
チャプター① 劉備の二人の妻を護衛して許都に向う関羽～
チャプター② 参謀・程昱、曹操に「顔良を倒せるのは関羽だけです」と告げる～
チャプター③ 袁紹の陣。伝令が袁紹に「顔良が切られました」と告げる～
チャプター④ 陣太鼓が鳴る中、文醜が進み出て曹操の武将と戦う。そこへ関羽が…
チャプター⑤ 関羽が帰宅すると、そこには張遼が待ち構えていて…
～関羽、劉備の妻達を伴い劉備のもとへ向う。
④関羽が曹操陣にいると知った劉備、早速関羽を自分のところへ呼び寄せようと手紙を書
いた。その文面はこうだ「私と貴殿は、桃園で生死を共にしようと誓った仲。それなのに
どうして誓いを破ろうとするのか？ もし貴殿が名を上げ、富を求めているのなら、私は
喜んでこの首を差し出すつもりだ。手紙ではなかなか意を尽くせない。お返事を待ってい
る。」なんとも婉曲的な手紙だ。だいたい劉備は「関羽が決して自分を裏切るような男で
はない」と知っているはずなのに、
「…どうして誓いを破ろうとするのか？」とはひどす
ぎる。私はこの点でずーと劉備に不満を持っていた。
ところが、どうやらこのドラマを作った監督も私と同じところが引っかかっていたらしく、
上手に新解釈（新しい場面の付け足し）をやっていた。それは劉備が袁紹の前で関羽に手
紙を書くと公言した際、袁紹の参謀・沮授がそれを疑い、劉備に「我々が見ている前で書
くように」と強要した（これは演義にはない）
。
←劉備に疑いの眼差し
を向ける沮授
だから劉備は袁紹らに気を遣い、袁紹の武将を切った関羽を責めるような文面になったよ
うである。うん、これなら私も納得！

3. ⑤「関羽の劉備への忠誠心の強さ」に負けた形になった曹操。それでも彼の公明正大さに
最大の敬意を払う。そして目先の利益のために関羽を殺そうとする家臣たちを叱り飛ばす。
←関羽を殺すよう
にと進言する参
謀・程昱を睨みつけ
る曹操
この時の曹操は、すごく格好よかった。