小嶋志之(のりゆき)
    小嶋診療所
  2012年5月24日
 がん統計
 がんの予防
 がん検診
 がんの診断
 がんの治療
 2009年にがんで死亡した人は344,105例
  (男性206,352例、女性137,753例)。
 2005年に新たに診断されたがん(罹患全
  国推計値)は676,075例(男性390,835
  例、女性285,240例)。
  2009年
  死亡 34万人
  新たに診断 67万人
   2009年の死亡数が多い部位は順に
      1位     2位   3位    4位     5位

男性     肺     胃    肝臓    結腸    膵臓 結腸と直腸を合わせた大腸は3位

女性     肺     胃    結腸    膵臓    乳房 結腸と直腸を合わせた大腸は1位

男女計    肺     胃    肝臓    結腸    膵臓 結腸と直腸を合わせた大腸は3位

   2005年の罹患数(全国推計値)が多い部位は順に
      1位     2位   3位     4位     5位

男性     胃     肺    前立腺   結腸      肝臓   結腸と直腸を合わせた大腸は2位


女性    乳房*1   胃    結腸     肺     子宮*1 結腸と直腸を合わせた大腸は2位


男女計    胃     肺    結腸    乳房*1    肝臓   結腸と直腸を合わせた大腸は2位
 1993年から1996年にがんと診断された人
 の5年相対生存率は49.2%(男性
 45.1%、女性54.8%)。
   男性では、40歳以上で消
    化器系のがん(胃、大
    腸、肝臓)の死亡が多く
    を占めるが、70歳代以上
    ではその割合はやや減少
    し、肺がんと前立腺がん
    の割合が増加する。
   女性では、40歳代では乳
    がん、子宮がん、卵巣が
    んの死亡が多くを占める
    が、高齢になるほどその
    割合は減少し、消化器系
    (胃、大腸、肝臓)と肺
    がんの割合が増加する。
   2009年のがんの死亡率(粗死亡率)は男性性336.4、女性213.6(人口10万人あたり)。
   多くの部位、特に、口腔・咽頭、食道、肝臓、喉頭、肺、膀胱で男性が女性より粗死亡率が高
    い。
   甲状腺では女性が男性より死亡率が高い。
   全がん
       男女とも、おおよそ60歳代から増加し、高齢になるほど高い。
       60歳代以降は男性が女性より顕著に高い。
   累積死亡リスクとは・・・
    ある年齢までにある病
    気で死亡するおおよそ
    の確率

   生涯でがんで死亡する
    確率は、男性26%(4人
    に1人)、女性16%(6
    人に1人)。
   男性では、40歳以上で消化器系のがん(胃、大腸、肝臓)の罹患が多くを占めるが、70歳以上
    ではその割合は減少し、前立腺がんと肺がんの割合が増加する。
   女性では、40歳代では乳がん、子宮がん、卵巣がんの罹患が多くを占めるが、高齢になるほどそ
    の割合は減少し、消化器系のがん(胃、大腸、肝臓)と肺がんの割合が増加する。
   2005年のがんの罹患率(粗罹患率)は男性626.9、女性436.0(人口10万人あたり、全国推計値)。
   多くの部位、特に、口腔・咽頭、食道、胃、肝臓、喉頭、肺、膀胱で男性が女性より粗罹患率が高い。
   甲状腺では女性が男性より粗罹患率が高い。
   男女とも50歳代くらいから増加し、高齢になるほど高い。
   30歳代後半から40歳代で女性が男性よりやや高く、60歳代以降は男性が女性より顕
    著に高い。
   累積罹患リスクとは…ある年
    齢までにある病気に罹患す
    る(その病気と診断され
    る)おおよその確率
   生涯でがんに罹患する確率
    は、男性54%(2人に1
    人)、女性41%(2人に1
    人)。
   あるがんと診断された場合に、治療でどのくらい生命を救え
    るかを示す指標。あるがんと診断された人のうち5年後に生
    存している人の割合が、日本人全体*で5年後に生存している
    人の割合に比べてどのくらい低いかで表します。100%に近
    いほど治療で生命を救えるがん、0%に近いほど治療で生命
    を救い難いがんであることを意味します。
    *正確には、性別、生まれた年、および年齢の分布を同じくす
    る日本人集団。

   1993年から1996年にがんと診断された人の5年相対生存率は
    男性45.1%、女性54.8%。

   部位別では、女性の乳房と子宮が70%以上で高く、胃、大腸、
    直腸、結腸が約60~70%、肝臓と肺は20%前後で低い。
 健康な人の体の中でも毎日5000個のがん
細胞ができている。
 免疫細胞(リンパ球)がその都度癌細胞
を退治している。
 我々の体は60兆個の細胞からできてい
  る。
 毎日数千億個の細胞が死に替わりに新し
  い細胞が生まれる。
 新しい細胞は細胞の分裂でできる。この
  際コピーミスが生じ突然変異が起きる。
 コピーミスによりたいていの細胞は死ぬ
  が、時に死ぬことができなくなって増え
  続ける細胞ができる。この「死なない細
  胞」が「がん細胞」である。
 通常の細胞は52回しか分裂できないが、がん
  細胞は無限に分裂を繰り返し増殖していく。
 がん細胞が1cmの大きさになるには30回ぐら
  いの分裂を繰り返し10億個の細胞が必要。
  1cmのがんは検査で見つかる最小の大きさ。
 30回分裂には10~15年かかる。

   がん細胞ができてから検査で発見できる大き
    さになるには10年以上の時間が必要。
 日本人のほぼ2人に1人ががんになる。
 男性は6割、女性は4割ががんになる。
    これは喫煙率の差(男性4割、女性1割)に
     よるものとされている。
 かつて日本人の死因の第1位は「結核」
だったが、抗生物質により治るようにな
り、替わって脳卒中が死因の1位になり
1981年からはずっと「がん」が死因の1位
である。
 がんの年間死亡数は34万人。日本では毎
  年100万人の人が亡くなっているので3人
  に1人ががんで亡くなっている。
 2007年のデータで、ワースト3は、
  男性では肺がん、胃がん、大腸がん
  女性では大腸がん、肺がん、胃がん
 1993年から1996年にがんと診断された人
 の5年相対生存率は男性45.1%、女性
 54.8%。



   半分のがんは治る。
 がんは細胞の老化の一種。
 長寿国ほどがんが多くなる。
 アジア型がん(感染症型がん、胃がん、
子宮頸がん、肝臓がん)が減少し、欧米
型がん(喫煙や動物性脂肪の摂り過ぎ、
運動不足など生活の欧米化が原因、肺が
ん、乳がん、子宮体がん、前立腺がん、
大腸がん)が増えている。
   喫煙や飲酒、欧米型の食事などでがんのリスクが増す。
   タバコ
       細胞のコピーミスを引き起こす要因の第一。
       がんが女性より男性に多いのは喫煙率の差によるものと言われ
        る。
   飲酒
       アルコールは、口やのど食道の粘膜を傷つけ肝臓にも負担をか
        ける。
   欧米型の食事→動物性脂肪が多い。
       コレステロール→性ホルモンの原料
       過剰な性ホルモンの分泌→前立腺がん、乳がんなどと関連
       脂肪の多い食事は大腸の粘膜に突然変異を起こしやすくする。
   塩分
       胃の粘膜に突然変異を起こしやすくする。
   タバコを吸う人は吸わない人に比べるとがんになるリスクが
    1.6倍になる。
   タバコを吸う日本人男性
       喉頭がんになる確率33倍
       肺がん4.5倍
       食道がん2.3倍
       すい臓がん、肝臓がん、胃がんのリスクも高まる。
   間接喫煙の問題
       肺がんのリスクが20~30%増える。
       周囲の人にはフィルターを通さない煙が行く。
       タバコの煙は温度が下がるほど発がん性が高くなる。
       家族をがんにしたくないならただちにがんはやめるべき。
   タバコをやめて5年で肺がんのリスクが半分に減り、10年で
    「がんになる前段階の細胞」が修復される。
 動物性脂肪と塩分を控え、飲酒はほどほ
どにして休肝日を!
 少し汗をかく程度の運動で、大腸がん乳
がんの予防になる。
 激しい運動をやるよりは軽めの運動を続
けた方がよい。
 リスクを半分程度にすることはできるが
ゼロにすることはできない。
 現代生活の中では、やむを得ず生活習慣
の乱れを許容せざるを得ない場合があ
る。
 がん対策の仕上げは検診で!


 がん検診の受診で早期発見なら完治の可
能性大!
イギリスの疫学研究者DollとPetoは、数多くの科学論文をま
とめ、アメリカ人のがん死亡の原因として、どの要因がどれ
くらいの割合を占めているかという寄与割合を推定し、1981
年に発表しました 。

   食生活の改善により予防できるがん死亡の割合を35%(許容推計
    範囲:10~70%)
   喫煙が寄与する割合、言い換えると、禁煙により予防可能な割合
    を30%(25~40%)と推計しています。
   ウイルスや細菌などの感染が10%以上(少なくても1%)
   生殖要因、性行為7%(1~13%)
   職業4%(2~8%)
   飲酒3%(2~4%)
   自然放射線や紫外線などの地球物理環境3%(2~4%)
   大気や水質などの汚染2%(1%未満~5%)
   医薬品、医療行為1%(0.5~3%)
   食品添加物と産業生産物をおのおの1%と続きます。
その後、ハーバード大学(アメリカ)のがん予防センターも同様の推計を試み、
1996年に発表しています。喫煙、食事、運動、飲酒という代表的な生活習慣
要因が68%を占める一方、他の多くの要因も努力次第で改善することが可能な
ものです。


                              いずれも膨大な
                               数の疫学研究
                               (人を対象とし
                               た研究)を根拠
                               としていますが、
                               肺、大腸、乳房、
                               前立腺等の部位
                               のがんが主要な
                               死因であるアメ
                               リカでの推計値
                               であって、日本
                               人とは事情が異
                               なることに注意
                               が必要です。
   1)がんの原因に占める遺伝素因と環境要因
       血縁者に同じがんの発生率が高いという場合には、
        その要因としてまず遺伝子の類似性(遺伝素因)が
        考えられますが、生活習慣の類似性(環境要因)に
        ついても考慮する必要があります。また、飲酒行動
        のように、一人一人のアルコールを代謝する酵素の
        働きを決める遺伝素因によって、飲める、飲めない
        という体質の違いが生じ、そのために生活習慣が決
        まることがあります。さらに発がん化学物質の代謝
        については、特定の代謝酵素の遺伝子多型という一
        人一人の体質を決める遺伝素因が、関連する発がん
        物質への接触という環境要因の影響を強めたり弱め
        たりすることがわかっています。
   2)ほとんどのがんでは、遺伝素因の占める割合は小さい
       スウェーデン、デンマーク、フィンランドの同性の双子4万5
        千組についてがんの発生を追跡調査し、一卵性と二卵性で同一
        部位のがんにかかる率の差から、遺伝素因の影響の大きさを推
        定した研究があります。

       検討した11部位のがんのうち、大腸がん、乳がん、前立腺がん
        の3部位で、遺伝素因の寄与が統計的に有意に検出されまし
        た。その割合は、大腸がん35%、乳がん27%、前立腺がん42%
        とされています。あとの残りが環境要因の影響となります。た
        だし、遺伝素因の中にも環境要因の影響を強めたり弱めたりす
        る部分があるので、大部分は環境要因を変えることで予防でき
        ると考えられます。また、双子の1人がその3部位のうちいず
        れかのがんにかかった場合に、もう1人が75歳までに同じがん
        にかかるリスクも推計されています。一卵性と二卵性のそれぞ
        れの場合、大腸がんが11%と5%、乳がんが13%と9%、前立
        腺がんが18%と3%になっています。遺伝素因の影響の強いこ
        れらのがんでも、たとえ遺伝子が100%一致していても、同じが
        んになる確率は1~2割に過ぎないことが示されています。
 3)遺伝するがんと遺伝しないがん
    それでは、がんは「遺伝」は心配しなくてよ
     いのでしょうか。がんの種類にもよります
     が、大体、全部のがんの5%以下が「遺伝す
     るがん」といわれています。
    すなわち、ほとんどの人は心配しなくてもよ
     いのですが、遺伝するがんも間違いなくある
     ことがわかっています。
 特殊な遺伝性のがんも存在するが5%以
下。
    これらは遺伝カウンセリングが必要。
 その他のがんでは環境、生活習慣の要因
も大きい。
  喫煙、食事、運動、飲酒という代表的な生活
   習慣要因が68%を占める一方、他の多くの要
   因も努力次第で改善することが可能なもので
   す。
  特に喫煙は重要ながんの要因。
 がん検診の目的は、がんを早期発見し、適切
  な治療を行うことでがんによる死亡を減少さ
  せることです。単に多くのがんを見つけるこ
  とが、がん検診の目的ではありません。
 検診の対象は症状のない人
       無症状のうちに「がん」を早期に発見し治療する
        ことが大切です。無症状の人には進行がんが少な
        く、早期のうちにがんを発見することができます。
        そのがんを治療することにより、がんによる死亡
        のリスクを軽減することができます。
 検診は特定の病気を発見し、早期に治療
を行うことが目的です。具体的には、が
ん検診や糖尿病検診等があります。
 健診は健康かどうかを確認し、健康上の
問題がなく、社会生活が正常に行えるか
どうかを判断します。学校健診や就職時
の健診がこれに当たります。
1.   がんになる人が多く、また死亡の重大な原因で
     あること
2.   がん検診を行うことで、そのがんによる死亡が
     確実に減少すること
3.   がん検診を行う検査方法があること
4.   検査が安全であること
5.   検査の精度がある程度高いこと
6.   発見されたがんについて治療法があること
7.   総合的にみて、検診を受けるメリットがデメ
     リットを上回ること
 がん検診のメリット
     がん検診の目的は、早期発見により、そのが
      んで死亡する可能性を減少させることです。
 がん検診のデメリット
 1.   がん検診でがんが100%見つかるわけではな
      いこと
 2.   結果的に不必要な治療や検査を招く可能性
      があること
 3.   検査に伴う偶発症の問題
 4.   受診者の心理的影響
   途中で精密検査や治療を受けない場合は、
    がん検診の効果はなくなってしまいます。
対象臓器   効果のある検診方法


 胃     胃X線


子宮頸部   細胞診


 乳房    視触診とマンモグラフィ(乳房X線)の併用


 肺     胸部X線と喀痰細胞診(喫煙者のみ)の併用


 大腸    便潜血検査、大腸内視鏡
 男女ともに、40歳以上は年に1回、胃がん検
  診を受けましょう。
 胃がん検診の方法
       胃の検査方法として一般的なものは、「胃X線検
        査」、「胃内視鏡検査」、「ペプシノゲン検査」、
        「ヘリコバクターピロリ抗体検査」です。この中
        で胃がん検診の方法として、“効果がある”と判定
        されている検査は、「胃X線検査」です。胃がん
        検診として、「胃内視鏡検査」、「ペプシノゲン
        検査」、「ヘリコバクターピロリ抗体検査」は
        “効果不明”と判定されています。
   胃X線検査では、約10%の人が「精密検査が必要」と
    いう判定を受けます。この場合、必ず精密検査を受け
    ることが求められます。精密検査の方法は2種類あり
    ますが、その方法は“疑わしい病変の部位”、“悪性の可
    能性の程度”により選択されます。
    1.   胃内視鏡検査
         病変が疑われた部位を、内視鏡によって詳しく観察しま
         す。現在、精密検査には主にこの方法が用いられます。
         必要に応じて胃の粘膜に色素をつけたり、細胞を採る検
         査ができます。採取した細胞は、悪性かどうかを病理学
         的に診断します。
    2.   胃X線検査
         病変が疑われた部位を詳しく撮影します。このため検査
         に時間がかかったり、撮影のため、おなかを圧迫したり
         することがあります。
 検査で異常なしの場合
    40歳以上の方は、年1回、胃X線による胃がん
     検診を受けましょう。
 精密検査でがん以外の病気が指摘された場合
    治療が必要か、経過観察が必要かを、担当医と
     相談してください。
     治療や経過観察が必要な場合には次回のがん検
     診は不要ですが、担当医の指示に従って、必要
     な検査を受けてください。
 男女ともに、40歳以上は年に1回、大腸
  がん検診を受けましょう。
 大腸がん検診の方法
    大腸がん検診の方法として、「効果がある」
     と判定されている検査は「便潜血検査」、
     「全大腸内視鏡検査」です。がん検診の中で
     も効果が最もよくわかっている検診です。
   検査で異常なしの場合
       40歳以上の方は、年1回、便潜血検査による大腸
        がん検診を受けましょう。

   精密検査でがん以外の病気が指摘された場合
       治療が必要か、経過観察が必要かを、担当医と相
        談してください。
        治療や経過観察が必要な場合には次回のがん検診
        は不要ですが、担当医の指示に従って、必要な検
        査や治療を受けてください。
 言われた年齢によって癌である可能性は
変わってきます。

 免疫便潜血検査2日法
    感度
      病気がある人のうち検査で陽性に出る人の割合

    特異度
      病気でない人のうち検査が陰性に出る人の割合

    文献では感度85%、特異度96%とされる
 40歳男性の有病率
    100000人に30人
 70歳男性の有病率
    100000人に400人
癌あり   癌なし
   40歳男性
       有病率0.03%            便潜血   26    3998    4024
                            陽性
       便潜血陽性と出た場合
                            便潜血   4     95972   95976
       26/4024×100=0.63%   陰性
        が癌                        30    99970   100000


   70歳男性                         癌あり   癌なし
       有病率0.4%             便潜血   340   3984    4324
       便潜血陽性と出た場合          陽性
                            便潜血   60    95616   95676
       340/4324×100=8.5%
                            陰性
        が癌
                                  400   99600   100000
   画像診断
       がんの存在、進展診断、転移診断に用いる。
       内視鏡検査、超音波検査
       単純X線検査、CT検査、MRI検査
       RI、PET検査
   腫瘍マーカー
       がん細胞がつくる物質やがん細胞と反応して正常の細胞がつく
        る物質を血液、尿などから採取し検出する。
       がん細胞の目印になる。がんのタイプの判別や、治療効果の判
        定、再発の検出に用いる。
   病理検査
       実際に取りだした細胞、組織(生検、手術標本)を顕微鏡で調
        べ、がんのタイプや進展範囲、転移を判定する。
       ある意味、最終診断。
 画像診断、腫瘍マーカー、病理検査を組
み合わせ がんであるかどうか?、がん
の種類、がんの進展(局所浸潤、転移)
を判定する。
 がんの種類とステージから治療法が選択
される。
 画像診断、腫瘍マーカー、病理検査は治
療の判定、経過観察にも用いられる。
1.   どの臓器のがんか?
2.   がんのタイプは?(病理型)
3.   がんの進行度は?(ステージ)

 上記の三つは必ず理解しメモしておく。気が
  動転してよくわからない場合は医師に書いて
  もらってもよい。
 別の医師に相談する時(セカンドオピニオ
  ン)の際にも少なくともこの3点がわからな
  ければ意見を言うことは無理。
 根治が期待できるか否か?

 根治ができるならどこまでやるか?(個
  人の認容性を鑑みて。根治が望めても高
  齢で体力がない場合は徹底的にはやらな
  い。逆に若くて体力がある場合は徹底的
  に戦うべし。)
 根治が望めない場合も戦略はある。
 がんのステージは1-4であらわされる。
 ザックリ言ってステージ1,2(がんが局所
に留まる場合)は根治が望める。
 その場合は予想される進展範囲まで適切
な局所療法を施行すべし。
 インターネット
 書籍
 身近な人からの情報
    上記2つにくわわえての情報になるが、意外
     と最有力の情報になることが多い
 医療関係の情報は、実際には特殊な考え方が
  必要。医療情報リテラシー(読み書き術)が
  必要。
 日頃から用意するか?

 相談するか?→かかりつけ医
   インターネットには多くの情報があるが玉石混交。
   多くの情報がヒットする。
       怪しげな民間療法やサプリメントの類の情報も多くヒットする。
       体験談などもヒットするがあくまでも個人の体験談であることが多く一概に参考にできると
        はいえない。
   インターネットの場合は公的機関や団体が運営しているサイトが比較的信用できる。




             国立がんセンターの『がん情報サービス』
                 http://ganjoho.jp/public/index.html
             日本対がん協会
                 http://www.jcancer.jp/
             がん情報サイト
                 http://cancerinfo.tri-kobe.org/
             癌研有明病院の「がん医療・サポートに関する御相談」
                 http://www.jfcr.or.jp/hospital/conference/index.html
   編著 国立がん研究センター
           がん対策情報センター
   インターネットでPDFが入手可能
     http://ganjoho.jp/public
      /qa_links/hikkei/hikkei0
      1.html
   書籍版は1200円
 インターネットがん情報サイト
 がん情報ビデオライブラリーなども豊富


 http://www.cancernet.jp/

がんについて3

  • 1.
    小嶋志之(のりゆき) 小嶋診療所 2012年5月24日
  • 2.
     がん統計  がんの予防 がん検診  がんの診断  がんの治療
  • 3.
     2009年にがんで死亡した人は344,105例 (男性206,352例、女性137,753例)。  2005年に新たに診断されたがん(罹患全 国推計値)は676,075例(男性390,835 例、女性285,240例)。 2009年 死亡 34万人 新たに診断 67万人
  • 4.
    2009年の死亡数が多い部位は順に 1位 2位 3位 4位 5位 男性 肺 胃 肝臓 結腸 膵臓 結腸と直腸を合わせた大腸は3位 女性 肺 胃 結腸 膵臓 乳房 結腸と直腸を合わせた大腸は1位 男女計 肺 胃 肝臓 結腸 膵臓 結腸と直腸を合わせた大腸は3位  2005年の罹患数(全国推計値)が多い部位は順に 1位 2位 3位 4位 5位 男性 胃 肺 前立腺 結腸 肝臓 結腸と直腸を合わせた大腸は2位 女性 乳房*1 胃 結腸 肺 子宮*1 結腸と直腸を合わせた大腸は2位 男女計 胃 肺 結腸 乳房*1 肝臓 結腸と直腸を合わせた大腸は2位
  • 5.
  • 7.
    男性では、40歳以上で消 化器系のがん(胃、大 腸、肝臓)の死亡が多く を占めるが、70歳代以上 ではその割合はやや減少 し、肺がんと前立腺がん の割合が増加する。
  • 8.
    女性では、40歳代では乳 がん、子宮がん、卵巣が んの死亡が多くを占める が、高齢になるほどその 割合は減少し、消化器系 (胃、大腸、肝臓)と肺 がんの割合が増加する。
  • 9.
    2009年のがんの死亡率(粗死亡率)は男性性336.4、女性213.6(人口10万人あたり)。  多くの部位、特に、口腔・咽頭、食道、肝臓、喉頭、肺、膀胱で男性が女性より粗死亡率が高 い。  甲状腺では女性が男性より死亡率が高い。
  • 10.
    全がん  男女とも、おおよそ60歳代から増加し、高齢になるほど高い。  60歳代以降は男性が女性より顕著に高い。
  • 11.
    累積死亡リスクとは・・・ ある年齢までにある病 気で死亡するおおよそ の確率  生涯でがんで死亡する 確率は、男性26%(4人 に1人)、女性16%(6 人に1人)。
  • 13.
    男性では、40歳以上で消化器系のがん(胃、大腸、肝臓)の罹患が多くを占めるが、70歳以上 ではその割合は減少し、前立腺がんと肺がんの割合が増加する。  女性では、40歳代では乳がん、子宮がん、卵巣がんの罹患が多くを占めるが、高齢になるほどそ の割合は減少し、消化器系のがん(胃、大腸、肝臓)と肺がんの割合が増加する。
  • 14.
    2005年のがんの罹患率(粗罹患率)は男性626.9、女性436.0(人口10万人あたり、全国推計値)。  多くの部位、特に、口腔・咽頭、食道、胃、肝臓、喉頭、肺、膀胱で男性が女性より粗罹患率が高い。  甲状腺では女性が男性より粗罹患率が高い。
  • 15.
    男女とも50歳代くらいから増加し、高齢になるほど高い。  30歳代後半から40歳代で女性が男性よりやや高く、60歳代以降は男性が女性より顕 著に高い。
  • 16.
    累積罹患リスクとは…ある年 齢までにある病気に罹患す る(その病気と診断され る)おおよその確率  生涯でがんに罹患する確率 は、男性54%(2人に1 人)、女性41%(2人に1 人)。
  • 17.
    あるがんと診断された場合に、治療でどのくらい生命を救え るかを示す指標。あるがんと診断された人のうち5年後に生 存している人の割合が、日本人全体*で5年後に生存している 人の割合に比べてどのくらい低いかで表します。100%に近 いほど治療で生命を救えるがん、0%に近いほど治療で生命 を救い難いがんであることを意味します。 *正確には、性別、生まれた年、および年齢の分布を同じくす る日本人集団。  1993年から1996年にがんと診断された人の5年相対生存率は 男性45.1%、女性54.8%。  部位別では、女性の乳房と子宮が70%以上で高く、胃、大腸、 直腸、結腸が約60~70%、肝臓と肺は20%前後で低い。
  • 19.
  • 20.
     我々の体は60兆個の細胞からできてい る。  毎日数千億個の細胞が死に替わりに新し い細胞が生まれる。  新しい細胞は細胞の分裂でできる。この 際コピーミスが生じ突然変異が起きる。  コピーミスによりたいていの細胞は死ぬ が、時に死ぬことができなくなって増え 続ける細胞ができる。この「死なない細 胞」が「がん細胞」である。
  • 21.
     通常の細胞は52回しか分裂できないが、がん 細胞は無限に分裂を繰り返し増殖していく。  がん細胞が1cmの大きさになるには30回ぐら いの分裂を繰り返し10億個の細胞が必要。 1cmのがんは検査で見つかる最小の大きさ。  30回分裂には10~15年かかる。  がん細胞ができてから検査で発見できる大き さになるには10年以上の時間が必要。
  • 22.
     日本人のほぼ2人に1人ががんになる。  男性は6割、女性は4割ががんになる。  これは喫煙率の差(男性4割、女性1割)に よるものとされている。  かつて日本人の死因の第1位は「結核」 だったが、抗生物質により治るようにな り、替わって脳卒中が死因の1位になり 1981年からはずっと「がん」が死因の1位 である。
  • 23.
     がんの年間死亡数は34万人。日本では毎 年100万人の人が亡くなっているので3人 に1人ががんで亡くなっている。  2007年のデータで、ワースト3は、  男性では肺がん、胃がん、大腸がん  女性では大腸がん、肺がん、胃がん
  • 24.
  • 25.
  • 26.
  • 27.
    喫煙や飲酒、欧米型の食事などでがんのリスクが増す。  タバコ  細胞のコピーミスを引き起こす要因の第一。  がんが女性より男性に多いのは喫煙率の差によるものと言われ る。  飲酒  アルコールは、口やのど食道の粘膜を傷つけ肝臓にも負担をか ける。  欧米型の食事→動物性脂肪が多い。  コレステロール→性ホルモンの原料  過剰な性ホルモンの分泌→前立腺がん、乳がんなどと関連  脂肪の多い食事は大腸の粘膜に突然変異を起こしやすくする。  塩分  胃の粘膜に突然変異を起こしやすくする。
  • 28.
    タバコを吸う人は吸わない人に比べるとがんになるリスクが 1.6倍になる。  タバコを吸う日本人男性  喉頭がんになる確率33倍  肺がん4.5倍  食道がん2.3倍  すい臓がん、肝臓がん、胃がんのリスクも高まる。  間接喫煙の問題  肺がんのリスクが20~30%増える。  周囲の人にはフィルターを通さない煙が行く。  タバコの煙は温度が下がるほど発がん性が高くなる。  家族をがんにしたくないならただちにがんはやめるべき。  タバコをやめて5年で肺がんのリスクが半分に減り、10年で 「がんになる前段階の細胞」が修復される。
  • 29.
  • 30.
  • 31.
  • 32.
  • 34.
    イギリスの疫学研究者DollとPetoは、数多くの科学論文をま とめ、アメリカ人のがん死亡の原因として、どの要因がどれ くらいの割合を占めているかという寄与割合を推定し、1981 年に発表しました 。  食生活の改善により予防できるがん死亡の割合を35%(許容推計 範囲:10~70%)  喫煙が寄与する割合、言い換えると、禁煙により予防可能な割合 を30%(25~40%)と推計しています。  ウイルスや細菌などの感染が10%以上(少なくても1%)  生殖要因、性行為7%(1~13%)  職業4%(2~8%)  飲酒3%(2~4%)  自然放射線や紫外線などの地球物理環境3%(2~4%)  大気や水質などの汚染2%(1%未満~5%)  医薬品、医療行為1%(0.5~3%)  食品添加物と産業生産物をおのおの1%と続きます。
  • 35.
    その後、ハーバード大学(アメリカ)のがん予防センターも同様の推計を試み、 1996年に発表しています。喫煙、食事、運動、飲酒という代表的な生活習慣 要因が68%を占める一方、他の多くの要因も努力次第で改善することが可能な ものです。  いずれも膨大な 数の疫学研究 (人を対象とし た研究)を根拠 としていますが、 肺、大腸、乳房、 前立腺等の部位 のがんが主要な 死因であるアメ リカでの推計値 であって、日本 人とは事情が異 なることに注意 が必要です。
  • 36.
    1)がんの原因に占める遺伝素因と環境要因  血縁者に同じがんの発生率が高いという場合には、 その要因としてまず遺伝子の類似性(遺伝素因)が 考えられますが、生活習慣の類似性(環境要因)に ついても考慮する必要があります。また、飲酒行動 のように、一人一人のアルコールを代謝する酵素の 働きを決める遺伝素因によって、飲める、飲めない という体質の違いが生じ、そのために生活習慣が決 まることがあります。さらに発がん化学物質の代謝 については、特定の代謝酵素の遺伝子多型という一 人一人の体質を決める遺伝素因が、関連する発がん 物質への接触という環境要因の影響を強めたり弱め たりすることがわかっています。
  • 37.
    2)ほとんどのがんでは、遺伝素因の占める割合は小さい  スウェーデン、デンマーク、フィンランドの同性の双子4万5 千組についてがんの発生を追跡調査し、一卵性と二卵性で同一 部位のがんにかかる率の差から、遺伝素因の影響の大きさを推 定した研究があります。  検討した11部位のがんのうち、大腸がん、乳がん、前立腺がん の3部位で、遺伝素因の寄与が統計的に有意に検出されまし た。その割合は、大腸がん35%、乳がん27%、前立腺がん42% とされています。あとの残りが環境要因の影響となります。た だし、遺伝素因の中にも環境要因の影響を強めたり弱めたりす る部分があるので、大部分は環境要因を変えることで予防でき ると考えられます。また、双子の1人がその3部位のうちいず れかのがんにかかった場合に、もう1人が75歳までに同じがん にかかるリスクも推計されています。一卵性と二卵性のそれぞ れの場合、大腸がんが11%と5%、乳がんが13%と9%、前立 腺がんが18%と3%になっています。遺伝素因の影響の強いこ れらのがんでも、たとえ遺伝子が100%一致していても、同じが んになる確率は1~2割に過ぎないことが示されています。
  • 38.
     3)遺伝するがんと遺伝しないがん  それでは、がんは「遺伝」は心配しなくてよ いのでしょうか。がんの種類にもよります が、大体、全部のがんの5%以下が「遺伝す るがん」といわれています。  すなわち、ほとんどの人は心配しなくてもよ いのですが、遺伝するがんも間違いなくある ことがわかっています。
  • 40.
     特殊な遺伝性のがんも存在するが5%以 下。  これらは遺伝カウンセリングが必要。  その他のがんでは環境、生活習慣の要因 も大きい。  喫煙、食事、運動、飲酒という代表的な生活 習慣要因が68%を占める一方、他の多くの要 因も努力次第で改善することが可能なもので す。  特に喫煙は重要ながんの要因。
  • 42.
     がん検診の目的は、がんを早期発見し、適切 な治療を行うことでがんによる死亡を減少さ せることです。単に多くのがんを見つけるこ とが、がん検診の目的ではありません。  検診の対象は症状のない人  無症状のうちに「がん」を早期に発見し治療する ことが大切です。無症状の人には進行がんが少な く、早期のうちにがんを発見することができます。 そのがんを治療することにより、がんによる死亡 のリスクを軽減することができます。
  • 43.
  • 44.
    1. がんになる人が多く、また死亡の重大な原因で あること 2. がん検診を行うことで、そのがんによる死亡が 確実に減少すること 3. がん検診を行う検査方法があること 4. 検査が安全であること 5. 検査の精度がある程度高いこと 6. 発見されたがんについて治療法があること 7. 総合的にみて、検診を受けるメリットがデメ リットを上回ること
  • 45.
     がん検診のメリット  がん検診の目的は、早期発見により、そのが んで死亡する可能性を減少させることです。  がん検診のデメリット 1. がん検診でがんが100%見つかるわけではな いこと 2. 結果的に不必要な治療や検査を招く可能性 があること 3. 検査に伴う偶発症の問題 4. 受診者の心理的影響
  • 46.
    途中で精密検査や治療を受けない場合は、 がん検診の効果はなくなってしまいます。
  • 47.
    対象臓器 効果のある検診方法 胃 胃X線 子宮頸部 細胞診 乳房 視触診とマンモグラフィ(乳房X線)の併用 肺 胸部X線と喀痰細胞診(喫煙者のみ)の併用 大腸 便潜血検査、大腸内視鏡
  • 49.
     男女ともに、40歳以上は年に1回、胃がん検 診を受けましょう。  胃がん検診の方法  胃の検査方法として一般的なものは、「胃X線検 査」、「胃内視鏡検査」、「ペプシノゲン検査」、 「ヘリコバクターピロリ抗体検査」です。この中 で胃がん検診の方法として、“効果がある”と判定 されている検査は、「胃X線検査」です。胃がん 検診として、「胃内視鏡検査」、「ペプシノゲン 検査」、「ヘリコバクターピロリ抗体検査」は “効果不明”と判定されています。
  • 50.
    胃X線検査では、約10%の人が「精密検査が必要」と いう判定を受けます。この場合、必ず精密検査を受け ることが求められます。精密検査の方法は2種類あり ますが、その方法は“疑わしい病変の部位”、“悪性の可 能性の程度”により選択されます。 1. 胃内視鏡検査 病変が疑われた部位を、内視鏡によって詳しく観察しま す。現在、精密検査には主にこの方法が用いられます。 必要に応じて胃の粘膜に色素をつけたり、細胞を採る検 査ができます。採取した細胞は、悪性かどうかを病理学 的に診断します。 2. 胃X線検査 病変が疑われた部位を詳しく撮影します。このため検査 に時間がかかったり、撮影のため、おなかを圧迫したり することがあります。
  • 51.
     検査で異常なしの場合  40歳以上の方は、年1回、胃X線による胃がん 検診を受けましょう。  精密検査でがん以外の病気が指摘された場合  治療が必要か、経過観察が必要かを、担当医と 相談してください。 治療や経過観察が必要な場合には次回のがん検 診は不要ですが、担当医の指示に従って、必要 な検査を受けてください。
  • 52.
     男女ともに、40歳以上は年に1回、大腸 がん検診を受けましょう。  大腸がん検診の方法  大腸がん検診の方法として、「効果がある」 と判定されている検査は「便潜血検査」、 「全大腸内視鏡検査」です。がん検診の中で も効果が最もよくわかっている検診です。
  • 53.
    検査で異常なしの場合  40歳以上の方は、年1回、便潜血検査による大腸 がん検診を受けましょう。  精密検査でがん以外の病気が指摘された場合  治療が必要か、経過観察が必要かを、担当医と相 談してください。 治療や経過観察が必要な場合には次回のがん検診 は不要ですが、担当医の指示に従って、必要な検 査や治療を受けてください。
  • 54.
     言われた年齢によって癌である可能性は 変わってきます。  免疫便潜血検査2日法  感度  病気がある人のうち検査で陽性に出る人の割合  特異度  病気でない人のうち検査が陰性に出る人の割合  文献では感度85%、特異度96%とされる
  • 55.
     40歳男性の有病率  100000人に30人  70歳男性の有病率  100000人に400人
  • 56.
    癌あり 癌なし  40歳男性  有病率0.03% 便潜血 26 3998 4024 陽性  便潜血陽性と出た場合 便潜血 4 95972 95976  26/4024×100=0.63% 陰性 が癌 30 99970 100000  70歳男性 癌あり 癌なし  有病率0.4% 便潜血 340 3984 4324  便潜血陽性と出た場合 陽性 便潜血 60 95616 95676  340/4324×100=8.5% 陰性 が癌 400 99600 100000
  • 57.
    画像診断  がんの存在、進展診断、転移診断に用いる。  内視鏡検査、超音波検査  単純X線検査、CT検査、MRI検査  RI、PET検査  腫瘍マーカー  がん細胞がつくる物質やがん細胞と反応して正常の細胞がつく る物質を血液、尿などから採取し検出する。  がん細胞の目印になる。がんのタイプの判別や、治療効果の判 定、再発の検出に用いる。  病理検査  実際に取りだした細胞、組織(生検、手術標本)を顕微鏡で調 べ、がんのタイプや進展範囲、転移を判定する。  ある意味、最終診断。
  • 58.
     画像診断、腫瘍マーカー、病理検査を組 み合わせ がんであるかどうか?、がん の種類、がんの進展(局所浸潤、転移) を判定する。 がんの種類とステージから治療法が選択 される。  画像診断、腫瘍マーカー、病理検査は治 療の判定、経過観察にも用いられる。
  • 59.
    1. どの臓器のがんか? 2. がんのタイプは?(病理型) 3. がんの進行度は?(ステージ)  上記の三つは必ず理解しメモしておく。気が 動転してよくわからない場合は医師に書いて もらってもよい。  別の医師に相談する時(セカンドオピニオ ン)の際にも少なくともこの3点がわからな ければ意見を言うことは無理。
  • 60.
     根治が期待できるか否か?  根治ができるならどこまでやるか?(個 人の認容性を鑑みて。根治が望めても高 齢で体力がない場合は徹底的にはやらな い。逆に若くて体力がある場合は徹底的 に戦うべし。)  根治が望めない場合も戦略はある。
  • 61.
  • 62.
     インターネット  書籍 身近な人からの情報  上記2つにくわわえての情報になるが、意外 と最有力の情報になることが多い
  • 63.
     医療関係の情報は、実際には特殊な考え方が 必要。医療情報リテラシー(読み書き術)が 必要。  日頃から用意するか?  相談するか?→かかりつけ医
  • 64.
    インターネットには多くの情報があるが玉石混交。  多くの情報がヒットする。  怪しげな民間療法やサプリメントの類の情報も多くヒットする。  体験談などもヒットするがあくまでも個人の体験談であることが多く一概に参考にできると はいえない。  インターネットの場合は公的機関や団体が運営しているサイトが比較的信用できる。  国立がんセンターの『がん情報サービス』  http://ganjoho.jp/public/index.html  日本対がん協会  http://www.jcancer.jp/  がん情報サイト  http://cancerinfo.tri-kobe.org/  癌研有明病院の「がん医療・サポートに関する御相談」  http://www.jfcr.or.jp/hospital/conference/index.html
  • 65.
    編著 国立がん研究センター がん対策情報センター  インターネットでPDFが入手可能  http://ganjoho.jp/public /qa_links/hikkei/hikkei0 1.html  書籍版は1200円
  • 66.