20231会計合同ゼミ

1. ノーコード開発によるDX推進
山﨑ゼミナール
小林凌大 田中俊乃介 古舘諒
森田紘司 山下寛生
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2. 目次
・研究背景
・DX推進の現状と傾向
・DX推進の問題点
・ノーコード開発について
・導入事例
・まとめと考察
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3. 研究背景
・昨今のDX推進に伴い、各企業がデジタル人材不足
・理系分野だと思われがちなIT業界に文系が関わる方法は
ないのか
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【仮説】
誰でも扱えるノーコード開発であれば、人材不足解消にもつな
がるのではないか

4. DX推進の現状
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・新型コロナウイルス流行前と比較して、
65.1％の企業が「DXの重要度が上がった」と感じている
・81％の企業がDXに着手しており、
2020年からは7％、コロナ流行前の2019年から11％増加した
(電通デジタルNEWS RELEASE)
・コロナ禍において、
企業はこれまで以上にデジタル化や事業改革を急いでいる
・売上高・従業員数ともに、
規模の大きな企業の方がDXを推進できている
(企業IT動向調査報告書2022)

5. DX推進の傾向
・コロナ禍で、DX推進への関心が高まっている
・規模が大きい企業の方がDXを推進する傾向にある
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6. DX推進の問題点
6

7. 企業のDX推進の問題点
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・予算の不足
・デジタル人材の
不足
DX推進の課題「人材がいない」「予算がない」 調査でわかった日本企業の悲しい現実

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・予算不足
売上高が低い企業ほど、
2021年度からIT予算が増加した企業が少なくなっている
→中小企業ではDX化が進みにくい
(企業IT動向調査報告書2022)
・人材不足
8割の企業が問題として
「DX推進に関わる人材が不足」を挙げている
(一般社団法人日本能率協会 「日本企業の経営課題2022」調査報告【第1弾】)
2030年には45万人から最大で79万人のITエンジニアが不足すると言
われている
(IT人材需給に関する調査(概要) 平成31年4月 経済産業省 情報技術利用促進課)

9. ノーコード開発
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10. ノーコード開発とは？
・ノーコード/ローコード開発とは、いわゆるプログラミングを行わ
ず、もしくは必要最小限のプログラミングによってアプリケーショ
ンを開発できる仕組み
「DXを推進するノーコード /ローコード開発～誰でもアプリケーション開発者になれる時代の到来～」
（第一生命経済研究所）
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11. ノーコード開発の特徴
・開発にかかる期間が短縮されるため、コスト削減にも繋がる
アプリ開発やシステム開発を外注する場合、人数と日数がかかり、
その分が費用として上乗せされる
→期間・人員を短縮すればかかる費用を削減できる
・IT部門だけでなく、ユーザ部門が自ら開発することも可能
さらにプログラミング言語のような専門知識を必要としないため、育成のコ
ストも抑えられ人材不足の解決に繋がる
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12. 畝傍座×山崎ゼミナール
・使用したノーコード開発ツール「Studio」
・ホームページ作成がメイン
・作成、公開などは基本無料
・GoogleMapやGoogleForm、Twitterなどの埋め込
みが可能
・今回のウェブサイトは1週間から2週間ほどで作成
・有料版との違いはGoogleAnalytics等のツール
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う ね び ざ

13. Studio基本操作
見出しと画像挿入
・ボックス追加
・テキストボックス
・画像挿入
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要素の追加はドラッグ＆
ドロップで可能
また、それぞれダブルク
リックすることで編集でき
る

14. Studio応用操作 GoogleMapの埋め込み方法
①GoogleMapのアイコンをド
ラッグ＆ドロップ
②GoogleMapを開き、表示した
い場所を表示。「共有」から「地
図を埋め込む」をクリック
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①
②
右側の「HTMLをコピー」でコ
ピーした埋め込みコードを
Studioの「埋め込みコード」の
ところにペースト

15. ハンバーガーメニューの作成方法
ハンバーガーメニューとは...
3本線のナビゲーションメニュー
①追加タブのアイコンからハンバー
ガーメニューのアイコンを、ページにド
ラッグ＆ドロップ
②ページタブからページ（モーダル）を
追加した後、アイコンの詳細タブのリン
クをクリックし、モーダルを選択
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①
②

16. ノーコード開発の可能性
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17. 17
システム会社に外注する
ノーコード開発ツール
「Bubble」を使う
・Webアプリ：80万～300万円
・ホームページ：10万～150万円
・ECサイト：15万～50万円
・Freeプラン：0円
・Personalプラン：年間25ドル(約
3,500円)
・Professionalプラン：年間115ドル(約
16,000円)
・Productionプラン：年間475ドル(約
66,000円)
システム会社に外注する場合とノーコードツール
を使って開発する場合のコストの比較
※1ドル＝138円で計算(2022年11月29日時点)
ノーコード開発にかかる費用は？フルスクラッチとの比較や受託開発会社の選び方

18. 開発コスト削減の面での可能性
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一番高いProductionプランでも
年間475ドル（日本円で66000円）
DX導入ハードル低下
→中小企業のデジタル化加速

19. 人材不足解消の可能性
デジタル人材は不足している現状
(経産省によると、2030年には最大で79万人の不足)
＝企業が、新しいデジタル人材やエンジニアを採用するのは非常に難しい
状況
エンジニアを新しく採用するのではなく、既存社員に専門知識や技術がいら
ないノーコード開発ツールを通じてITを得意になってもらうことで、非エンジ
ニアでも関わることができる領域が増え、IT人材不足を解消できる
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20. ソースコードの場合
時間がかかる+バグも発生する
システム会社に依頼すると完成まで数か月かかる場合も珍しくな
い
ノーコードの場合
コード記述による問題が発生しないため開発作業効率が良い
修正も簡単かつ短時間で可能
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開発時間短縮の可能性

21. 問題点
①自由度や拡張性が低い
プログラミングによって制御できる幅が小さい
↓
もし開発ツールの設定項目で調整できなければやりたいことができない
②大規模開発には不向き
ノーコード開発はあらかじめ用意された機能でしか対応できない場合が多
い
↓
大規模なシステムで要求されることの多い複雑な機能を実現できない可
能性も
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22. ノーコード開発事例
・Shopify
オンラインストアのサイトを必要な機能だけ
で簡単に組み立てられる
ノーコード開発プラットフォーム
例)ゴーゴーカレー株式会社
・Forguncy
Excel感覚で使えるノーコードWeb開発＆運
用プラットフォーム
例)株式会社共進ペイパー＆パッケージ
日亜化学工業株式会社
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23. ゴーゴーカレー
・Shopifyを使用し作成
・これまで煩雑だった複数店舗の
受注・在庫管理の一括管理を実現
した
・1ヶ月で売上300％アップ
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24. 株式会社 共進ペイパー＆パッケージ
･Forguncyで小ロット印刷受注管理
システムを作成
･ECパッケージは業務にフィットせ
ず、システム開発を外注するにはコ
ストがかかりすぎる
↓
･内部で作り上げたため業務要件に
フィットした画面･機能を作り込めた
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25. 日亜化学工業株式会社
･Forguncyで40時間でLED製品製造の前
工程と後工程の型番情報を一元化するシ
ステムを開発
･半導体製品では、製造工程の前・後の型
番マスタからExcelVBAで製品に関する情
報を取得していたが、ファイル管理が煩雑
化していた
↓
･型番を通じて、すべての製造工程で製品
に関する情報を一元的に俯瞰できるように
なった
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26. まとめと考察
【問題点】
・近年のDX推進の流れの中で、企業の規模によって取り組み状況に差が
ある現状
・人材不足と予算不足が原因でDX化が進まない企業が多数
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企業の規模にかかわらずDX化に取り組むことが可能
→日本企業全体のDX化を加速させることができる
解決できる可能性を秘めているのがノーコード開発ツール
ノーコード開発なら開発費用の削減、人材不足の解消が可能

27. 出典
・「令和３年度 情報通信白書」総務省
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r03/pdf/n1200000.pdf
・電通デジタルDX調査 2020年版
https://www.dentsudigital.co.jp/news/release/services/2020-1218-000737
・一般社団法人日本能率協会『日本企業の経営課題2021』調査結果速報【第3弾】
https://jma-news.com/wp-content/uploads/2021/09/20210922keieikadai_No3DX_0921.pdf
・企業IT動向調査報告書2022
https://juas.or.jp/cms/media/2022/04/JUAS_IT2022.pdf
・DX推進の課題「人材がいない」「予算がない」調査でわかった日本企業の悲しい現実
https://ledge.ai/flect-dx-survey/
・IT人材需給に関する調査(概要) 平成31年4月 経済産業省 情報技術利用促進課
https://www.meti.go.jp/policy/it_policy/jinzai/gaiyou.pdf
･【Shopify事例紹介】ゴーゴーカレーリニューアルから1ヶ月で売上300％アップ
https://nocodo.net/case-study/case-study-4807/
･DX推進を強力に後押しした2社の事例に見る「ノーコード開発ツール」の有効性
https://wp.techtarget.itmedia.co.jp/contents/61578/reading_surveys
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28. 出典
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電通デジタル NEWS RELEASE
https://www.dentsudigital.co.jp/content/dam/dentsudigitalincprogram/japanese/
pressrelease/2022/0111-001215/DD2022002_0111.pdf

29. ご清聴ありがとうございました
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