1分ではじめる、クラウドのようなVPS
ConoHaにおける
オブジェクトストレージの
利用動向
2015年2月18日「OpenStack最新情報セミナー」
1分ではじめる、クラウドのようなVPS
自己紹介
• 斉藤弘信
• GMOインターネット株式会社
テクニカルエバンジェリスト
• 「お名前.com」など自社サービスの企
画、開発、及びインフラ運用などを担
当
• 現在はConoHa担当
1分ではじめる、クラウドのようなVPS
本日のアジェンダ
• ConoHa VPSについて
• ConoHaオブジェクトストレージについて
• OpenStack Swiftベース
• サービス提供までの経緯
• 現在の利用状況データ
1分ではじめる、クラウドのようなVPS
ConoHaについて
1分ではじめる、クラウドのようなVPS
ConoHa
• VPSサービス
• 仮想化基盤にOpenStack
• コントロールパネル
• 日割りの料金形態
https://www.conoha.jp/
1分ではじめる、クラウドのようなVPS
• GMOインターネット株式会社
• 1991年創業 (ホスティング事業の開始は1998年頃)
• 本社: 東京都渋谷区桜丘町26-1
• 資本金: 88億円
• 東証1部上場
• 従業員数: 4,198名(グループ合計数)
• 連結グループ会社79社 (うち上場8社)
(2014年12月末日現在)
運営会社紹介
1分ではじめる、クラウドのようなVPS
ConoHa
オブジェクトストレージ
1分ではじめる、クラウドのようなVPS
ConoHaオブジェクトストレージ
• 2014年9月から新サービスとして提供開始
• OpenStack Swiftベース
• 容量無制限、転送量課金なし、高可用性
• Swift API提供
• ConoHa VPSと統合されたコントロールパネル
1分ではじめる、クラウドのようなVPS
ConoHaコントロールパネル(コンテナリスト)
1分ではじめる、クラウドのようなVPS
ConoHaコントロールパネル(オブジェクト一覧)
1分ではじめる、クラウドのようなVPS
提供までの経緯
• もともと姉妹プロダクトのGMOアプリクラウドで
オブジェクトストレージを提供していた
• VPS(Compute)だけでなくStorageも強化したい
• 「ConoHaにも欲しいよね」という話が出る
• 事業者としてユーザーにメリットがあると判断
1分ではじめる、クラウドのようなVPS
リリース当初
• ConoHaオブジェクトストレージリリース(9/3)
• プレスリリースを配信
• ニュースサイトにも多く取り上げていただけた
• 初日で十数のお申し込み
1分ではじめる、クラウドのようなVPS
INTERNET Watch様
1分ではじめる、クラウドのようなVPS
リリース後
• 当初は「オブジェクトストレージってなんですか?
」という声が多かった。
• セミナーや技術ブログで情報公開(連載を組んだ)
https://www.conoha.jp/blog/tech/4305.html
• 1ヶ月後くらいから技術系サイトや個人ブログなど
で利用例が増え始める
1分ではじめる、クラウドのようなVPS
https://www.conoha.jp/blog/tech/2642.html
1分ではじめる、クラウドのようなVPS
https://www.conoha.jp/blog/tech/3781.html
1分ではじめる、クラウドのようなVPS
申し込み数
ローンチ初月がピーク
その後も堅調に推移
9月 10月 11月 12月 1月
申込数
(縦軸の数値は非公開になりました・・・すいません)
1分ではじめる、クラウドのようなVPS
モニタープログラム
• ConoHaオブジェクトストレージのモニタープログ
ラムを実施
• モニター約50名
• 定期的な利用調査にご協力いただくことで利用料を
無償に(上限100GB)。
• その利用調査の一部をご紹介します。
1分ではじめる、クラウドのようなVPS
どこに魅力を感じているか
0% 6% 12% 18% 24% 30%
転送量による課金がない
容量無制限
ConoHaブランド
低価格
信頼性・可用性の高さ
(複数回答可)
1分ではじめる、クラウドのようなVPS
利用目的
0% 10% 20% 30% 40%
サービス利用
検証目的
バックアップ
学習目的
その他
(複数回答可)
1分ではじめる、クラウドのようなVPS
データの種類
0% 10% 20% 30% 40%
画像
バックアップ
その他
Office/PDF
ログ
未回答
その他には、「テストデータ」「地理データ」「設定ファイル」「プログラム」など
(複数回答可)
1分ではじめる、クラウドのようなVPS
利用容量
0% 8% 15% 23% 30% 38%
100GB〜
10GB〜100GB
1GB〜10GB
100MB〜1GB
10MB〜100MB
〜10MB
1分ではじめる、クラウドのようなVPS
クライアントプログラム
0% 10% 20% 30% 40%
ConoHaコントロールパネル
REST API
swiftコマンド
Cyberduck
ownCloud
CloudBerry Explorer
(複数回答可)
利用言語は PHP, Python, Ruby, C#, Node.jsが多かった
1分ではじめる、クラウドのようなVPS
ご意見など(1)
• 転送量課金が無いのは安心
• ダウンロード/アップロードが速い
• Web公開機能が便利
• バックアップ先として有用
• 簡易クラウドストレージに使える
• モジュールがあるためWebアプリなどから簡単に扱える
1分ではじめる、クラウドのようなVPS
ご意見など(2)
• ストレージとの接続が疎結合になる
• 1つの同期用アプリケーションを使用するだけで同
じ環境が整えられる
• ストレージとしてVPSを使うより良い
• 画像を置いたときWebサーバに負荷が減る
1分ではじめる、クラウドのようなVPS
一方
1分ではじめる、クラウドのようなVPS
意外と多かった・・・
• 特にメリットを感じられない
• (使う理由を)まだ見つけていない
• (利点は)特になし
1分ではじめる、クラウドのようなVPS
オブジェクトストレージの現状
• 特長を理解して利用しているお客様
• 一方で敷居の高さを感じているお客様も多い
ConoHaでは、お客様によりオブジェクトストレージの
特長や利点を、わかりやすくお伝えする
必要があると考えている
1分ではじめる、クラウドのようなVPS
ご清聴ありがとうございました
本日お話ししたこと
• ConoHa VPSについて
• ConoHaオブジェクトストレージについて
• OpenStack Swiftベース
• サービス提供までの経緯
• 現在の利用状況データ

ConoHaにおけるオブジェクトストレージの利用動向 - OpenStack最新情報セミナー 2015年2月

Editor's Notes

  • #2  皆様こんにちは。 それでは「ConoHaにおけるオブジェクトストレージの利用動向」というテーマでお話を始めさせていただきたいと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。
  • #3 まず自己紹介です。 私は斉藤弘信と申します。GMOインターネット株式会社のテクニカルエバンジェリストです。 以前は自社サービスの企画、開発をしておりました。 私自身、もともとは開発者でして、Webアプリケーションの設計や実装、あとはLinux系サーバの構築や運用をしていました。 ちょうど昨年の夏くらいからConoHaを担当することとなりまして、現在はConoHaに関する技術的な面をお客様にお伝えする役目を担当しています。
  • #4 本日のアジェンダです。本日のセッションはオブジェクトストレージについてのお話です。ただ、ConoHaについてご存じない方も多いと思いますので、まずConoHaのメインサービスであるVPSサービスについて、簡単にお話をします。 そして次にConoHaオブジェクトストレージについてお話しします。技術的な側面は既に郷古からお話ししましたので、私からはサービスの概要と、サービス提供までの経緯、そして現在ConoHaオブジェクトストレージがどう使われているのかを、データをお見せしつつご紹介したいと思います。
  • #5 それでは、ConoHaについてお話しします。
  • #6 ConoHaは、GMOインターネット株式会社が運営しているVPSのサービスです。VPSとはどういうものかですが、ちょっと本日の皆様には釈迦に説法になってしまうかもしれませんがご容赦願います。 VPSというのは、いわゆるホスティングサービスの一種で、仮想化技術を使って仮想マシンを作り、それをお客様に提供するサービスです。ちょうど、一つのサーバを複数ユーザで共有する共用型のホスティングサービスと、一台の物理サーバをユーザが占有するタイプの占有型のホスティングサービスの中間にあるといえるかもしれません。 この大きなメリットは、お客様は仮想化されたサーバに対して完全な管理権限を使うことができて、 一方我々事業者側としては、一台の物理サーバに複数のお客様をホストするので、低価格で提供できると言うことです。ConoHaの一番低価格のプランは930円から使うことができます。 (間を置く) ConoHaは、この仮想化基盤にOpenStack、ハイパーバイザにはKVMを採用しています。機能の各部分もOpenStackのコンポーネントを使っていて、例えば認証の部分はKeystone、コンピュートはNova、今回お話しするオブジェクトストレージはSwiftになりますね。
  • #7 運営会社はGMOインターネット株式会社でございます。今でこそインターネットに関するいろいろなサービスを提供しておりますが、もともとはドメイン、ホスティング、あとプロバイダーの事業を中心に展開していた会社です。ホスティング商材は1998年頃から提供しておりまして、私は2000年頃に入社し、最初はデータセンターでサーバーのラッキングや、一日何十本もLANケーブルを作ったりしていました。
  • #8 それでは本日の本題であるConoHaオブジェクトストレージについてお話しします。
  • #9 まずConoHaオブジェクトストレージとはどういったものかをご説明します。ConoHaオブジェクトストレージは、昨年の9月に開始したConoHaの新サービスで、OpenStack Swiftをベースとしたオブジェクトストレージサービスです。容量無制限、3分散構成による冗長化、REST APIの提供という一般的なオブジェクトストレージの特長を踏まえつつ、転送量やリクエスト数による課金が無く、VPSを契約しなくとも単独でお使いいただけるといった特長があります。特に転送量による課金が無いというのは、お客様にとって大きなメリットになります。 そして、オブジェクトストレージなので、もちろんREST APIを使用して操作することを想定していますが、ConoHaでは独自にコントロールパネルからコンテナはオブジェクトを操作する画面を提供しています。
  • #10 こちらがConoHaのコントロールパネルで、オブジェクトストレージのコンテナリストを表示しているところです。普通オブジェクトストレージを使う場合、APIを自分で叩くコードを書いたり、swiftコマンドのようなものを使ってコマンドライン操作をする必要がありますが、ConoHaオブジェクトストレージの場合、このようなコントロールパネルが使えます。Webベースのファイル管理ツールのような見た目で、コンテナやオブジェクトを管理できます。 まぁ実際のところは、大量のオブジェクトを操作したりするのには正直向きません。やはりそういうところはAPIやSwiftコマンドを使った方が生産的です。どちらかというと、オブジェクトストレージを初めて使う方にとって敷居を下げたり、運用開始後のメンテナンス目的ですね。ちょっとオブジェクトを差し替えたりとか、そういうときに以外と便利です。
  • #11 オブジェクトの一覧はこういう画面になります。もう一般的なファイル管理ツールのような見た目ですね。オブジェクトストレージなのでファイルでは無くてオブジェクトなところが違いますが。 フォルダを作ることができるんですね。オブジェクトストレージの概念上は「フォルダ」というものは存在しないのですが、Swiftはコンテントタイプを変えることで擬似的なフォルダを作ることができます。 オブジェクトストレージに慣れてない人にとってはフォルダが作れるのは便利だと思います。
  • #12 ConoHaオブジェクトストレージですが、どういう形で提供に至ったのかと言いますと、もともと弊社の別プロダクトである「GMOアプリクラウド」というサービスがありまして、そちらでオブジェクトストレージを提供していたんですね。「GMOアプリクラウド」というのはソーシャルゲーム向けのクラウドサービスで、オブジェクトストレージは例えばアプリのアセットなどを置いてもらうことを想定して提供されていました。 ConoHa VPSはコンピュートノードを提供するものです。サービスラインナップを増やしていく中で、次にストレージも強化したいよねと、これは弊社企画サイドとエンジニアとが話した結果ですが、それで「ConoHaにもオブジェクトストレージ欲しいよね」という話になりました。 先ほど郷古からお話ししましたが、GMOアプリクラウドもOpenStackを基盤としたサービスです。既にノウハウもあり、ConoHa側で提供するにあたっても大きな問題は無く、ラインナップが増えるのはお客様にとってもメリットがあると判断しました。
  • #13 リリースに当たってですが、ConoHaとしては久しぶりの大きなアップデートでしたのでプレスリリースを配信しました。まだまだオブジェクトストレージというものも認知が少ないと考え、プレスリリースを打つことで、多くに方に興味を持っていただけるのでは、という狙いもありました。 実は、ちょうどこのタイミングでWebサイトのリニューアルと、あと別の「ConoHa支援プログラム」という、オープンソースのコミュニティ様などを支援する制度も開始しました。これらもあって、リリースは大きく取り上げていただき、大手のニュースサイトなどでも取り上げていただけました。 ちなみに、初日の申し込み数は十数でした。今でも継続してお使いいただいているお客様もいらっしゃいます。
  • #14 こちらは例としてINTERNET Watch様に取り上げていただいた例です。INTERNET Watch様はConoHaがサービス開始したときにも取り上げていただき、本当に感謝しています。
  • #15 リリースして実際にお申し込みもそれなりにいただけたのですが、どちらかというと「オブジェクトストレージ?なんだそれは?」という声の方が大きかったでしょうかね。まぁ、最初お話ししましたが私もリリース一ヶ月前の8月にConoHa担当になったのですが、その直前までオブジェクトストレージというものを知りませんでしたから。 これはもっと認知を増やさないといかんと言うことで、ConoHaが協賛させていただいている勉強会やセミナーなどで講演を行ったり、我々の技術ブログで連載を組んだりして、お客様にもっと理解してもらえるよう努めました。
  • #16 これはオブジェクトストレージの概要を解説したブログ記事です。オブジェクトストレージが従来のブロックストレージやファイルストレージとどう違うのかを解説しています。
  • #17 これはUnityというゲーム開発システムの勉強会で講演したときですね。Unityはスマートフォンゲームの開発で大きなシェアを持つツールです。そこでUnityからConoHaオブジェクトストレージを使ったデモアプリケーションを作成して、実際にその場でプログラミングを行い実装の説明を行いました。 この資料は後ほど公開すると思いますので、興味を持たれた方はこのURLにアクセスしてみてください。
  • #18 さて、実際のお申し込み数などのデータのお話をしていきたいと思います。これがお申し込み状況のグラフですね。すみませんが縦軸の数値は非公開なのですが、リリース月の9月はやはり多くのお申し込みをいただき、その後は落ち着くかなと思ったのですが毎月堅調にお申し込みをいただけている状況です。 まぁこっそり話してしまうと、9月の申し込みは数百それ以降は数十くらいですね。
  • #19 ConoHaオブジェクトストレージですが、リリースした少し後のタイミングでモニタープログラムを実施しました。オブジェクトストレージのサービスはGMOアプリクラウド側で実績がありましたが、ConoHaはVPSサービスですのでユーザ層が違います。実際にConoHaのお客様がオブジェクトストレージをどう受け止めるのかや、実際に利用してみて感じられたこと、また不便なところ、改善が必要なところなどのフィードバックをいただく仕組みが必要と考えたからです。 モニタープログラムのお客様には、今のところ2回の利用調査をお願いしました。1回目は主にConoHaオブジェクトストレージを選択された理由などを伺い、2回目は利用状況を伺いました。 このデータを少しご紹介したいと思います。
  • #20 これはConoHaオブジェクトストレージのどこに魅力を感じているかを調査したデータです。多くのお客様が転送量による課金が無いことに魅力を感じていただけているようです。また容量無制限についても同じく魅力だと考えている方が多いようでした。あとでお話ししますが、オブジェクトストレージをバックアップ目的で利用されている方が多いからかと思います。 一方で、オブジェクトストレージ自体の大きな特長である信頼性の高さや高可用性の部分は、あまり回答が集まりませんでした。
  • #21 次にオブジェクトストレージをどのような目的に使用しているかのデータです。やはり多くのお客様が何かしらのサービスに利用されています。サービスというのはいろいろなのですが、Webアプリケーションの一部として使われている方が大半です。 また、検証目的のご利用もまだまだ多いです。この設問は複数回答可能でしたが、上位3つは回答がかぶっていることが多かったですね。サービスで使うコンテナとバックアップで使うコンテナを分けているとかです。
  • #22 次にデータの種類です。画像データとバックアップが中心です。画像データはWebアプリケーションで使う小容量のデータや、あとデジタルカメラのRAWデータを保存されている方が多いです。RAWデータは数十MBになるので、大量に保存するとかなりの容量になりますから。 バックアップもいろいろなケースがありました。ノートPCの中身を丸ごとオブジェクトストレージに置いているという方もいれば、ownCloudという自前でDropboxのようなサービスを立てられるソフトウェアがあるのですが、VPSと組み合わせて自分用のDropboxを作っている方もいらっしゃいました。
  • #23 次に利用容量です。グラフを見ていただければわかるのですが、オブジェクトストレージの特長を生かしてたくさんの容量を使っている方と、数十から数百MBで利用されている検証や学習目的の方と、はっきり二極化しています。10MB以下の部分では、ほぼ利用をあきらめてしまった方もいらっしゃいます。 100GBを超えている方が8%ほどいらっしゃいます。ConoHaのオブジェクトストレージは100GB毎に金額が上がりますので、ここの方々はそれだけメリットがあると考えてくださっているのだと思います。
  • #24 これはオブジェクトストレージへどのように接続しているか、と言う設問です。API接続については使用言語も聞いています。1位がConoHaのコントロールパネルになっていますが、これは複数回答という性質上で、実質REST APIを使われている方とswiftコマンド、これはOpenStackで提供されているpython実装のコマンドラインツールですね、その二つが圧倒的に多いという結果でした。それらのお客様が、時々コントロールパネルも使っていると言うのが実態です。 その下を見ていくと、CyberduckというのはGUIのファイル転送ユーティリティで、OpenStack Swift以外にも一般的なFTPやSFTP、あとAWSのS3等にも対応しています。このツールは非常に便利ですが、日本語がうまく扱えないなどがちょっとあります。ただ現状でGUI操作するなら一番便利でしょう。 ownCloudというのはオープンソースのファイル共有ソフトウェアで、Dropboxのようなサービスを自分で立てられるものです。ConoHaのVPSでこれを立てて、ストレージ部分をオブジェクトストレージを使っているそうです。 またRESTAPIへの接続言語は、一応これが多い順なのですが、ほぼ横並びでした。
  • #25 最後にいただいたご意見を紹介いたします。そうですね・・・、だいたい今までご説明してきた内容ですが。 3つめのWeb公開というのは、コンテナのアクセス権を変更してPublicにアクセスできるという意味です。これはSwiftの機能で、オブジェクトストレージは本来認証が必要なものですが、設定を変更することでコンテナを公開することができます。これによりURLを指定すればストレージ上のオブジェクトにアクセスができるようになり、例えばWebサイトの静的ファイルなどをオブジェクトストレージ上に直接ホストすることが可能になります。これはとても便利な機能です。
  • #26 こちらもそうですね。一つ目のストレージを分離できるというのは設計上利点がありますね。オブジェクトストレージだとREST APIでのやりとりになるので、ストレージの独立性が高く疎結合といえるでしょう。複数のサーバからNFSで共有ディスクをマウントしたりすると、マウントが外れたりとかありますから。 ただ、当然オブジェクトストレージとブロックストレージは別物なので、どちらが優れているという話では無くて、要件に応じてメリデメを判断することになります。
  • #27 一方ですが
  • #28 このようにメリットが無いというご意見も結構多くいただきました。ちょっと悲しい部分ではありますが・・・。これは一般の利用者からのご意見では無く、モニタープログラムにご応募いただいたお客様からのご意見ですから・・・。 個人的には、ファイルでは無くオブジェクトを扱うという点や、REST APIを使用したりコマンドラインからの操作が必要なるので、技術的に難しいという側面が、背景にあったのかなと思っています。
  • #29 それでは最後のまとめになります。このように、ConoHaのオブジェクトストレージについては、特長をご理解いただき活用していただいているお客様がいらっしゃる一方、まだまだメリッがわからない、敷居が高いと考えられているお客様も多いのが現状です。 我々はお客様に、よりオブジェクトストレージの特長や利点を、わかりやすくお伝えする必要があると考えています。
  • #30 用意した資料は以上になります。こちらが本日お話しした内容です。本日の発表が、皆様がOpenStackを導入される際のお役に立てば幸いです。ご清聴ありがとうございました。