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Guidance&self regulation20110125
- 3. なぜ自己制御学習なのか 人の認知能力の向上メカニズム(Siegler, 1986) 自動化:慣れによって効率化する 符号化:必要な情報を取り出すようになる 一般化:過去経験の共通性を見いだす 方略構成:場面にあった問題解決の手立てを用いる 自己制御学習とは メタ認知 (自分の思考についての思考),方略的行為 (目標と比較した個人の進捗についてのプランニング,モニタリング,評価),そして学習への動機づけによってガイドされた学習 (Butler & Winne, 1995; Winne & Perry, 2000; Perry, Phillips, & Hutchinson, 2006; Zimmerman, 1990; Boekaerts & Corno, 2005) 目的に向かって自分をうまく制御すること 自己指導能力の1つの具体 3
- 9. モニタリング自己評価法梅本・中川(2003) 小学5年生 4クラス 126名 社会「日本の農産物と耕地」「水産業の盛んな地域」 以下の教授法の効果を比較 MG:過程を自己評価・討論あり MNG:過程を自己評価・討論なし CG:結果を自己評価・討論あり CNG:結果を自己評価・討論なし 中川惠正・梅本明宏,モニタリング自己評価を用いた教授法の社会科問題解決学習に及ぼす促進効果の分析,教育心理学研究,51巻,431-442,(2003)
- 18. 事実の関係づけと理由づけカード(事例全体で) 月 日 5年 組 番 名前( ) めあて:いろいろな資料から事実を関係づけし,その理由づけができる。 ○画用紙の上で,カードをはったり,動かしたりして考えよう。 1 関係づけた事実を集める(画用紙のカードの**を集める。) ( ) 黄色と薄緑色の付箋紙 2 事実と事実を関係づける。 黄色の付箋紙 (集めた**をつないで,新たに気づいたことを文にする) ( ) (他の資料の事実や教科書の本文とつないで考え文にする) ( ) (自主的に調べた事実とつないで考え文にする) ( ) 3 考えた理由を書く 桃色の付箋紙 (資料の中から理由を見つけよう。自分の経験からでもよい。経験の内容をきちんと書く。) ( ) 4 分からないこと,疑問に思ったこと,さらに知りたいことがあれば,疑問作りカードを参考に,疑問,予想,理由を書く。 ( ) 友達と「話し合いカード」をもとに,事実と事実の関係づけ,理由づけについて話し合ったことから,自分の考えを見直す。 ( ) 2,3に 薄緑色の付箋紙 を付け足す モニタリングカード 関係づけと理由カード
- 19. 振り返ろう 1・2時間目 5年 組 番 名前( ) 学習のめあて:「産地が分かるもの」の資料をもとに話し合 い,農産物について興味を持つ。 学習の計画を立てることができる。 できましたか。自分に当てはまるところに○をつけましょう。 疑問作りについて ┌よくできる(資料を見てたくさん疑問を出すことができる。) ├できる(資料を見て少しの疑問を出すことができる。) └もうすこし(資料を見ても疑問を出すことができない。) 話し合いについて ┌よくできる(友達と話し合いがよくできる。) ├できる(友達と話し合いができる。) └もうすこし(友達とあまり話し合いができない。) 感想を書こう モニタリングカード 到達度評価カード