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LibreOffice(リブレオフィス)」
in 第17回テックカフェ
2012/11/4
LibreOffice日本語チーム/ひょうごんテック世話人
榎真治
このドキュメントは
クリエイティブ・コモンズ表示-継承 2.1 日本
でライセンスされています
2. 自己紹介
●
LibreOffice(OpenOffice.org)のコンサル、サポート、トレーニング、品
質保証
2008年4月から2011年8月まで:株式会社グッデイ
–
– 2011年9月から:フリー
●
コミュニティ
LibreOffice 日本語チーム
–
– ひょうごんテック
– 関西LibreOffice勉強会、日本UNIXユーザ会、関西ウィキメ
ディアユーザ会、LILO、KOF、オープンソースカンファレン
ス京都、etc...
● メールアドレス:shinji.enoki@gmail.com
●
Twitter:eno_eno
2
3. アジェンダ
●
LibreOfficeってどんなもの?
●
LibreOfficeはどんな時に使える?
●
LibreOfficeの導入状況
● LibreOfficeで困った時に
3
5. 最近の統合オフィスソフトはどんな感じ?
●
商用のソフトでは、Microsoft Officeがよく利用されている
●
オープンソースのソフトでは、LibreOffice(など)が利用され
ている
●
どのソフトも機能的にはそれほど差はない(多言語対応は
別)
●
Google DocsなどWebサービスも出てきている
6. LibreOfficeって?
● 統合オフィスソフト
– ワープロ、表計算、プレゼンテーション、図形描画、データベース
● オープンソース
– 誰でも自由に利用/開発できる
– OpenOffice.orgの事実上の後継
● マルチプラットフォームに対応
– Windows、Mac OS X、Linux
● 多言語に対応
– 109のUIを選択可能(3.6.0 Win版)
● 国際標準ファイル形式のODF
– 多くの統合オフィスソフトで対応
7. LibreOfficeで何ができるの?
LibreOfficeのアプリ 相当するMicrosoft 利用例
ケーション Officeのアプリ
ケーション
ワープロ Writer(ライター) Word 印刷文書、マニュア
ル
表計算 Calc(カルク) Excel 表、グラフ、データ分
析
プレゼンテーション Impress(インプレス) PowerPoint プレゼン資料
図形描画 Draw(ドロー) Publisher チラシ、イラスト、レイ
アウト図
データベース Base(ベース) Access データベース
数式 Math(マス) (数式エディタ) 文書中の数式作成
8. LibreOfficeの歴史
●
1980年-90年代:商用ソフトウェアのStarOfficeとして開発
● 1999年:サン・マイクロシステムズが開発元を買収
● 2000年:オープンソースとして公開。OpenOffice.orgプロジェクトが開
始
●
2002年:OpenOffice.org 1.0 リリース
● 2005年:OpenOffice.org 2.0 リリース
● 2008年:OpenOffice.org 3.0 リリース
● 2010年:オラクルによるサン・マイクロシステムズの買収
● 2010年9月:TDF発足。LibreOfficeの開発が開始
●
2011年1月:LibreOffice 3.3.0 リリース
● 2012年8月:LibreOffice 3.6.0 リリース
9. コミュニティによる開発
●
ドキュメント財団(TDF)が運営の中心
– 運営は透明性が高い
– 特定の企業にコントロールされない
● 企業や団体、個人がボランティアとして参加
– 誰でも参加できる
– 実力主義
– 参加メンバの所属企業の例
(SUSE, Redhat, Canonical, Lanedoなど)
●
日本語圏で活動するメンバーが中心になって日本語チームを結成し
て活動
10. ファイル形式
●
ファイル形式に対応していれば、違うソフトでも利用できる
●
国際標準の中立的なファイル形式が必要
ODF(オープンドキュメント・フォーマット)が作られた
●
LibreOfficeではODFが標準形式
●
ほとんどのオフィスソフトではODFをサポート
11. Microsoft Officeとのファイルのやり取り
●
Microsoft Office 97-2003形式:読み書き可能
●
Microsoft Office 2007-2010形式:読み書き可能
●
通常のファイルのやり取りでは大きな問題はない
●
LibreOfficeはオリジナルのソフト(代替品ではない)
● Microsoft Officeの方がよいところ、
LibreOfficeの方がよいところそれぞれある
12. LibreOfficeのメリット
●
さまざまな環境(OS)で利用できる
●
様々な言語で利用できる
●
国際標準のファイル形式ODF
● ライセンス管理コストの低減
●
ライセンスコストの低減
●
誰でも利用できる(利用者の制限もない)
●
誰でも開発コミュニティに参加できる/風通しのよさ
13. LibreOfficeの入手方法
●
http://ja.libreoffice.org/ から最新版がダウンロード可能
●
本体(Main installer)とヘルプをインストールする
15. 団体で使う場合
●
ワープロ、表計算、プレゼンは他のソフトとほぼ同じ
●
マニュアル作成(Writer)
●
チラシを作る(Draw)
● 年賀状、ポストカードを作る(Draw)
●
ポスターを作った自治体も(Draw)
15
17. 自治体や企業で導入が進み中
●
OpenOffice.orgからLibreOfficeへ移行中
– 会津若松市(福島県)(約840台)
– 住友電工
– 交野市(大阪府)
● LibreOfficeから導入
– JA福岡市
– JEFスチール(導入決定)
– 久喜市(埼玉県)、甲賀市(滋賀県)、etc
●
OpenOffice.org導入済み、LibreOffice移行は?
– 山形県(約5600台)
– 徳島県(約4000台)
– 四国中央市(愛媛県)、豊川市(愛知県)、箕面市(大阪府)、深川市(北
海道)、夕張市(北海道)など
– トーホーなど 17
18. 海外での状況
●
ヨーロッパなどを中心に世界中で利用が進んでいる
●
ミュンヘン市(ドイツ)
●
フランス政府
● ウンブリア州(イタリア)
●
ラス・パルマス県(スペイン)
●
コペンハーゲンの病院グループ(デンマーク)
18
20. ヘルプを使いこなす
●
ヘルプには一通りの情報がある
●
索引で検索してみる
●
目次からたどる
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21. 調べる/聞いてみる
●
検索エンジンで調べる(“LibreOffice” “やりたいこと”)
●
LibreOfficeフォーラム
http://ja.libreofficeforum.org/
●
メーリングリスト
使い方の情報交換や質問は users@ja.libreoffice.org
がお勧め
http://ja.libreoffice.org/get-help/mailing-lists/
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22. 参考書籍
●
実務で使えるLibreOffice
● 導入事例に学ぶ!LibreOffice移行ガイド
● すぐわかる OpenOffice.org 3
● しっかり学べる!
OpenOffice.org&LibreOffice
●
オープンガイドブック
OpenOffice.org 3 第2版
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23. 今後のイベント予定
●
LibreOffice関連
– 11月9日(金)-10(土):関西オープンソース2012(大阪南
港)
– 12月22日(土):関西LibreOffice勉強会(新大阪)
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24. まとめ
●
誰でもダウンロードしてインストールできます
●
LibreOfficeをまずは使ってみてください
●
導入しているところは増えています
● 困ったら聞ける場所や書籍もあります