劉備、関羽、張飛、荊州に落ちのびる
- 2. 第 24 集 躍馬檀渓(劉備の馬・的盧、川を跳ぶ)2009.5.15 更新
―「3 時間で~」第 26 話参照
チャプター① 解説「北方を平定した曹操は、それを記念して銅雀台を建設。一方、劉表
の許へ身を寄せていた劉備は…」~
チャプター② 蔡瑁の計略で招待された劉備、趙雲を連れて襄陽にやってくる~
チャプター③ 的盧に乗って川を跳び越えた劉備に蔡瑁「劉備殿はなぜ宴席から脱け出さ
れる?」と呼び止めようとするが…
チャプター④ 竹やぶの向こうから、水牛にまたがり笛を吹く少年がやってくる~
~水鏡先生の玄関先。水鏡先生の家に招き入れられる劉備。
②劉備を宴会の主人役に仕立てて、盛り上がらせている隙に屋敷を取り囲んで劉備殺害を
計画する劉表の義弟・蔡瑁。その陰謀を察知した劉表の幕僚・伊籍は、劉備にそれを告げ
に行く。その時彼は劉備に向って“請玄徳公更衣”と言う。
“更衣”とは日本語で「服を着替えること」であるし、現代中国語でも意味は同じだ。し
かし、古代中国ではこれは「便所へ行く」とう意味の遠まわしの表現である。つまり主人
役に指名され散々お酒を飲まされている劉備に「そろそろ、お手洗いに立たれては如何で
すか?」と言って、劉備を包囲網から逃がしてやる。なかなかうまい手だ。
だから今回の字幕のように「お着替えを」と訳してしまえば、
「ふ~ん、昔は宴半ばで服を着替える習慣があったのか。まるで結婚式のお色直しみたい」