SlideShare a Scribd company logo
1 of 29
一般公開用資料 リサーチ・プロジェクト 100 事務局編
ご注意 ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object]
Copyright©  2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. 最終報告書 リサーチ・プロジェクト 100 事務局 2010 年 10 月 8 日 Copyright©  2010 SAL Research Project 100. All rights reserved.
Copyright©  2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. 報告内容 ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],Copyright©  2010 SAL Research Project 100. All rights reserved.
1.  現状整理・調査設計 Copyright©  2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. 4 ヒアリング内容 現行事業プランの課題 ターゲット 設定 【 現在(開業から 1 年 】 都内の児童養護施設(小学生~高校生) 学生ボランティア(一部塾講師など社会人) 【 今後 】 事業の社会的価値を明確化して、一般支援者(寄付)、行政、企業にアピールしたい サービス自体のターゲット(受益者など現場のステークホルダー)は明確。 ただし、支援者・提携先として、行政や企業を巻き込むためのノウハウが不足している。 社会課題の 理解と共有 養護施設からのニーズは高い。営業した全施設で導入決定した。 現場の外にいる、行政、企業や、一般社会での問題認識はとても低いと感じる 養護施設内では学習遅滞は共有の課題として広く認知されているが、養護施設の絶対数も少なく、一般には認知が低い。 事業の 訴求方法 他の NPO サービスとは明確に差別化し、「学習支援」に特化。「学習支援」によって、学習遅滞から派生する生活保護 / ホームレスなどの社会課題を予防。 受益者には明確な事業訴求ができているが、事業の社会的価値を定性的にしか示せていないので、支援者や提携先などのステークホルダーの巻き込みに苦労している。 商品・サービス 学習遅滞児童・生徒(養護施設の職員が判断) 1 人に 1 人の学習ボランティアをマッチング。継続的に学習指導を行う。 現在は学習内容はボランティア個人に依存している。今後は指導プログラムを作って、支援のクオリティを上げたい 提供価値 児童・生徒個人の学習サポートにより、生活保護 / ホームレスなどの社会全体の課題解決につながること。 教育の成果を可視化するには時間が必要。 事業の社会的価値を具体的にどう示せるか、見えてない。
1.  現状整理・調査設計 Copyright©  2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. ・児童養護施設の現状 ・対策状況 ・サービス評価 受益者としての評価、成果指標 5 ヒアリング / 文献調査 対象 / 文献 収集できる情報 対応する 事業プラン課題 社会的養護下にある児童支援団体 ,[object Object],[object Object],[object Object],全般 (特に現場のターゲット、外部の理解状況、 PR ) 社会的養護下にある児童支援団体 / 自立支援団体 養護施設支援を取り巻く外部ステークホルダーへのアプローチ ターゲット、訴求方法、提供価値等 学生ボランティア 現場でサービス提供する中で気づく、この事業の意義、課題など セグメント、訴求方法、サービスクオリティ、提供価値 行政 / 企業関係者 事業の助成に関する、応募要件など 外部のターゲット、課題認識、事業訴求、提供価値 ヒアリング / 文献調査 対象 / 文献 収集できる情報 対応する 事業プラン課題 児童相談所職員 ・児童相談所 / 児童養護施 設の現状 ・対策状況 ・サービス評価 全般 児童養護施設職員 専門家 養護施設支援を取り巻く外部ステークホルダーへのアプローチ ターゲット、訴求方法、提供価値等 統計データ /web 検索 ,[object Object],[object Object],[object Object]
2.  ヒアリング報告 -社会的養護下にある児童支援団体 Copyright©  2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. 対象者・ プロフィール 社会的養護下にある児童支援団体所属。 社会課題における 立場・要望 ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],社会課題に対する取組みの現状 ,[object Object],[object Object],事業領域・商品・サービスの認知 ,[object Object],[object Object],[object Object],対象事業の印象 ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object]
2 .  ヒアリング報告 - 社会的養護下にある児童支援団体 / 自立支援団体 Copyright©  2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. 対象者・ プロフィール 社会的養護下にある児童支援団体と自立支援団体に所属。 社会課題における 立場・要望 ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],社会課題に対する取組みの現状 ,[object Object],[object Object],事業領域・商品・サービスの認知 ,[object Object],[object Object],対象事業の印象 ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object]
2.  ヒアリング報告 -専門家 Copyright©  2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. 対象者・ プロフィール 元 児童相談所職員、現 貧困解決推進団体所属。 社会課題における 立場・要望 ,[object Object],[object Object],社会課題に対する取組みの現状 ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],事業領域・商品・サービスの認知 ,[object Object],[object Object],[object Object],対象事業の印象 ,[object Object],[object Object],[object Object]
2.  ヒアリング報告 -専門家 Copyright©  2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. 対象者・ プロフィール フリーライター。 児童虐待相談 、児童虐待通報代行。 個人的にも 学習ボランティア を行っていた、児童への 学習指導 にも詳しい。 社会課題における 立場・要望 ,[object Object],[object Object],社会課題に対する取組みの現状 ,[object Object],[object Object],事業領域・商品・サービスの認知 ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],対象事業の印象 ,[object Object],[object Object]
2.  ヒアリング報告 -児童相談所 Copyright©  2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. 対象者・ プロフィール 児童相談所職員。 定年後も臨時職員として勤務。子どもたちの支援を続けている。 社会課題における 立場・要望 ,[object Object],[object Object],[object Object],社会課題に対する取組みの現状 ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],事業領域・商品・サービスの認知 ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],対象事業の印象 ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object]
2.  ヒアリング報告 -児童相談所 Copyright©  2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. 対象者・ プロフィール 児童相談所職員。 元 東京都職員。 社会課題における 立場・要望 ,[object Object],[object Object],社会課題に対する取組みの現状 ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],事業領域・商品・サービスの認知 ,[object Object],[object Object],[object Object],対象事業の印象 ,[object Object],[object Object],[object Object]
Copyright©  2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. 2. ヒアリング報告 -児童養護施設 Copyright©  2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. 対象者・ プロフィール 児童養護施設職員。 対象事業のサービスを現在活用している。 社会課題における立場・要望 ・ 児童養護施設の職員として、日々子どもたちのお世話をする立場。 ・子どもの悩みとしては、「学習面」での問題より、「心」の問題の方が大きい。学習面だけでなく、子どもの成長の助けになったり、 自己肯定感を持たせてあげるようなサービス を行ってほしい。 ・子ども 一人ひとりのニーズを満たしてあげたい。 社会課題に対する取り組みの現状 ・施設職員だけでは、より子どものニーズを満たしてあげることが難しい。 ・ボランティアセンターや、施設周辺の大学、HPを見た人から個別学習のボランティア希望はある。 事業領域・商品・サービスの認知 ・子どもたちは マンツーマンの希望が多い。 ・ボランティアと接するだけでも、子どもの気づきになる。 ・ボランティアを探す際には、時間がかかってしまったり、子どもニーズに合わないこともあるので、迅速かつニーズに適したボランティアを提供してくれることは、ありがたい。 ・成績向上以上に、勉強に対する拒否感を減らしてほしい。 対象事業の印象 ・ 自分だけの特別な担当者がいるという点が大きい( 認めてくれる人の存在 )。 ・児童養護施設に接する上で、事前知識として知っておいてもらいたいこと、少々改善してもらいたいところはある。 ・子どもたちの課題に 真摯に向き合ってくれる。 ・施設の 要望をきちんと取り組んでくれている ので、安心して任せられる。 ・子どもから ボランティアに対する苦情は今のところ出ていない 。 ・学習面だけでなく、 一人ひとりの子どものニーズをきちんと捉えてくれる存在。
2 . ヒアリング報告  -学生ボランティア Copyright©  2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. 対象者・ プロフィール 学生ボランティア(現在ボランティアを始めて 5 ヶ月目) 担当の子どもは、中学 3 年生の女の子。 数学を週に 1 時間 教えている。 アルバイトとしては 塾講師をしている(勉強の苦手な子どもには慣れている)。 社会課題における 立場・要望 ・ 児童虐待に興味があり 、自分でも何かしたいと考えており、検索で当事業を知った。 ・子どもが学習できるようにすることの方がただ遊ぶというよりも、将来的にその子どもの武器になるのではないかという考えのもと、当事業のメルマガに登録した。 ・メルマガでのボランティア募集に手を挙げて、現在は当事業のボランティアとして、子どもに勉強を教えている。 ・担当の子どもは学習意欲があるため、比較的教えやすい。 社会課題に対する 取り組みの現状 ・子どもと遊ぶボランティアは多いけれども、 学習支援に特化したボランティアは少ない。 ・勉強ができない子どもが多い。 ・ボランティアの人は福祉関係者や教育関係者が多い。 事業領域・商品・ サービスの認知 ・ボランティアのメリットとしては ①人間関係構築のノウハウが得られること ②子どもの喜ばせ方や教え方がわかるようになることがある。 ・事業としては 生徒のニーズとボランティアの人柄のマッチング が大切である。 ・子どもの中には ボランティアに学習補助を求める場合と絆を求める場合 の2つの場合がある。 ・なお教え方としてはほめることが大切(肯定されることが重要)。 対象事業の印象 ・ 社会問題に少し関わることができることがやりがい。 ・これからもできれば ボランティアを続けていきたい が、社会人になっても固定した時間がとれるのかどうかが不安。それを補完する体制があるとなお良い。 ・教え方の共有なども含め ボランティア同士の交流の機会がほしい。 ・何かのときのために スクールカウンセラーのような人がいると安心。 ・代表の仕事をもっと減らせるような方法をつくるべきではないか(副代表の設定)
2.  ヒアリング報告  - 行政 / 企業関係者 Copyright©  2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. 対象者・ プロフィール NPO ( 福祉施設や学校、 ボランティア・グループなどの非営利団体を含む ) と企業のマッチングを行う「中間支援組織」職員。 社会課題における 立場・要望 ,[object Object],社会課題に対する取組みの現状 ,[object Object],[object Object],事業領域・商品・サービスの認知 ,[object Object],[object Object],[object Object],対象事業の印象 ,[object Object],[object Object]
Copyright©  2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. [ 参考 ]    9/5 (日)対象事業 の説明会・懇親会 参加者との談話から 説明会 懇親会 児童養護施設 職員 大体、虐待する親は 6 日間、一生懸命子育てをします。 ただ、 7 日目にストレスの発散場所を間違えてしまう。 しかし、それは親失格ではないのです。 そういう親をサポートできないのが問題。 親だけを責めて、追い詰めるのはやめて欲しい。 大学生 (社会福祉系) 児童養護施設(の児童)に関心がある。 児童の学習支援は難しそう。 自治体職員 学習支援ボランティアに関心はあるが 一年間の定期的継続的な参加は困難 学校教師 他ボランティア 団体 「福祉」と「教育」 と分野は異なるが  「子どもたちの成長を応援する」 という立場では 同じ志を持つ人たちなのだなと実感した。 学生ボランティアの中には、教師志望の方も多かった。 児童福祉施設の児童と一緒に遊ぶのがメイン。 学習支援などを求められることもあるが難しい。 「学習」に特化している点が素晴らしいと感じた。
Copyright©  2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. [ 参考 ]  文献報告 1  教育の費用効果、費用便益分析  対象事業の学習支援の評価指標策定の参考にするため、 政策の比較検討に使われる費用効果分析、費用便益分析に関する書籍を調べた。  費用、効果および便益の算出には多数のデータが必要。 学校教育における事例はあるが、学校教育以外の事例は皆無。  ⇒  3keys の活動の評価に用いるのは極めて困難。 目的 要点 文献 『 教育の費用効果分析 ― 学校・生徒の教育データを使った政策の評価と立案 』 Henry M. Levin ( 原著 ), Patrick J. McEwan ( 原著 ),  赤林 英夫  ( 翻訳 ) 日本評論社  (2009/08) http://amazon.co.jp/dp/4535555826 『 教育とエビデンス-研究と政策の協同に向けて 』 OECD 教育研究革新センター  ( 編集 ), OECD ( 編集 ),  経済協力開発機構  ( 編集 ),  岩崎 久美子  ( 翻訳 ),  菊澤 佐江子  ( 翻訳 ),  藤江 陽子  ( 翻訳 ),  豊 浩子  ( 翻訳 ) 明石書店 http://amazon.co.jp/dp/4750331147 ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],事例 16
Copyright©  2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. [ 参考 ]  文献報告 2  企業の社会的責任、ソーシャルマーケティング  費用効果分析、費用便益分析に代わる評価指標の策定方法を考察するための材料集め。 フィリップ・コトラー のソーシャルマーケティングに関する著作にある「施策の評価方法」や 企業の社会的責任に関する著作にある「企業から資金援助や支援を獲得するための 10 の提案」は 参考になりうると思われる。 目的 要点 文献 『 社会が変わるマーケティング―民間企業の知恵を公共サービスに活かす』  フィリップ・コトラー  ( 著 ),  ナンシー・リー  ( 著 ),  スカイライトコンサルティング  ( 翻訳 ) 英治出版  (2007/9/4) http://amazon.co.jp/dp/4862760090 『 社会的責任のマーケティング―「事業の成功」と「 CSR 」を両立する』 フィリップ・コトラー  ( 著 ),  ナンシー・リー  ( 著 ),  恩藏 直人  ( 監訳 ),  早稲田大学大学院 恩藏研究室  ( 翻訳 ) 東洋経済新報社  (2007/08) http://amazon.co.jp/dp/4492555749 ,[object Object],[object Object],事例 17
3.  ヒアリング・文献調査からの示唆 ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],Copyright©  2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. 18
4.ステークホルダー  ~全体図~ Copyright©  2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. 企業(財団) 行政 個人(支援者) 企業 業界団体 学生ボランティア 社会人ボランティア スタッフ 大学 児童養護施設 家族 児童相談所 児童 職員 助成金 事業報告 事業報告   資金提供 人材育成 寄付金 事業報告 CSR 広報 教 育 人 材 人 材 教 育 情報提供 サービス提供 参加 運営 資金提供 19 対象事業
4.ステークホルダー  ~ 3keys 事業に各団体が期待する事~ Copyright©  2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. 企業 業界団体 スタッフ 大学 児童養護施設 家族 児童相談所 助成金 事業報告 事業報告   資金提供 人材育成 寄付金 事業報告 CSR 広報 教 育 人 材 人 材 教 育 情報提供 運営 資金提供 ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],行政 企業(財団) 個人(支援者) ,[object Object],[object Object],児童 職員 児童・施設以外にも目を向けた「社会との繋がり」を意識した展開が必要 ※ 赤字下線は現状で特に 3keys の弱みと考えられる部分 ,[object Object],[object Object],[object Object],学生・社会人 ボランティア 20 対象事業
4.ステークホルダー  ~ 対象事業に各団体が期待する事からの示唆~ ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],Copyright©  2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],行政 企業(財団) ,[object Object],個人(支援者) 21
Copyright©  2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. [ 補足 ]  対象事業の情報・データ 収集 の取り組み ~アンケート・現状~ 学習支援ボランティア 児童 職員 対象事業説明会 ボランティア 登録時 学習支援 活動中 児童養護施設 < 取得タイミング > < 取得対象 > 説明会アンケート 参加契機・感想・改善点・希望関与形態 ボランティア申込用紙 経験・指導科目・志望動機・不安事項 満足度調査 継続意欲・生徒との関係・ 3keys 運営面 満足度調査 先生との関係・学習意欲 満足度調査 負担軽減・児童の学習意欲 活動後 (卒業・担当者変更等) 主に、 対象事業が提供する学習支援の 品質管理のためのデータ収集  ⇒その場その時の意思決定に有効活用  ⇒蓄積による経時変化の把握は目的ではない 複数の児童養護施設におけるデータ収集の実施は特長  ⇒蓄積による経時変化の把握を目的とする調査の検討 学習指導ボランティア以外の協力者の 満足度調査 (例、運営スタッフや寄付者、外部協力者) 22
Copyright©  2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. [ 既存事例活用 ]  対象事業の情報・データ 収集 の取り組み ~非営利組織の事業評価~ 『 事例で学ぶ非営利組織の事業評価―日本財団の実践事例から』 (第 3 部 事業評価の実践事例「過疎地で 1 年間のボランティア体験 」 ,pp.114-124 )  太田黒 夏生  ( 著 ),  中田 和明  ( 著 ),  リサーチアンドディベロプメント  ( 編集 ), 日本評論社  (2003/12) http:// amazon .co. jp / dp /4535553548 学習支援ボランティアの活動前後の変化を、 3keys の事業の社会貢献度の 1 つとしてアピールする。 学習支援ボランティア 3key 説明会 ボランティア 登録時 学習支援 活動中 < 取得タイミング > < 取得対象 > 説明会アンケート 参加契機・感想・改善点・希望関与形態 ボランティア申込用紙 経験・指導科目・志望動機・不安事項 満足度調査 継続意欲・生徒との関係・ 3keys 運営面 活動後 (卒業・ 担当者 変更等) 参加者アンケート 自分自身の変化・ボランティア活動意欲 児童福祉、教育福祉に関する関心 < 設問例 > ■ 活動を通じた自分自身の変化(複数回答可)  社会的視野が広まった  Y/N ⇒  どういった視点・観点に(     )  人間関係が広まった  Y/N ⇒  活動前との違い(     )  今後の方向性が固まった  Y/N   ⇒ 希望職種・分野(     )  忍耐力が高まった  Y/N   ⇒ エピソード(     )  不測の事態に動じなくなった  Y/N   ⇒ エピソード(     )  友人・知人との会話などで、   児童福祉や教育福祉の話題を取り上げることが増えたよう      Y/N   ⇒ 話題(     )   周囲の人間に、ボランティア活動の良さを話したり   参加を勧めたりすることがあった。  Y/N   ⇒ 話題(     )  ■ 活動後、ボランティアに参加するか   対象事業で学習支援ボランティアを継続する  対象事業 で学習支援以外のボランティアに参加する   別の団体で児童養護施設の児童に対するボランティアに参加する  その他のボランティアに参加する  参加する気持ちはあるが、今はボランティア活動には不参加  参加は考えていない 23
5. 資金調達  -アプローチ方法:行政 Copyright©  2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. 企業や個人では解決できない領域における、重要な社会課題への解決を推進 助成金の目的 ,[object Object],[object Object],[object Object],確実な遂行 ,[object Object],[object Object],持続可能性 ,[object Object],[object Object],課題の重要性 ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],行政の視点 現状と3keysへの示唆 出典:各種ヒアリング結果、 関東経済産業局( 2006 )「コミュニティビジネス資金調達マニュアル」より作成 24
5. 資金調達  -アプローチ方法:企業(1 / 2) Copyright©  2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. 「社会貢献を行う企業」として企業を PR し SRI を高めること及び将来的な仲間 / 顧客獲得を目指すこと 助成金の目的 ,[object Object],[object Object],[object Object],確実な遂行 ,[object Object],[object Object],持続可能性 ,[object Object],[object Object],課題の意義 ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],企業の視点 現状と3keysへの示唆 出典:各種ヒアリング結果、各社助成金募集概要より作成 25
5. 資金調達  -アプローチ方法:企業(2 / 2) ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],Copyright©  2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. 26
5. 資金調達  -アプローチ方法:個人 Copyright©  2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. 社会問題に関心があり、解決の一翼を担いたい 寄付の目的 ,[object Object],[object Object],信頼 / 協働意識 ,[object Object],持続可能性 ,[object Object],[object Object],課題の意義 ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],個人の視点 現状と3keysへの示唆 出典:各種ヒアリング結果、各社寄付募集方法情報( web )を参考に作成 27
6:最終報告まとめ ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],Copyright©  2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. ,[object Object],[object Object],行政 ,[object Object],[object Object],[object Object],[object Object],企業 個人 課題 現時点で必要な取り組み 28

More Related Content

Similar to 【No.16】児童擁護施設で生活する児童の学習支援の可能性

【No.7】在日外国人留学生支援と多文化共生社会促進の可能性
【No.7】在日外国人留学生支援と多文化共生社会促進の可能性【No.7】在日外国人留学生支援と多文化共生社会促進の可能性
【No.7】在日外国人留学生支援と多文化共生社会促進の可能性etic_sal
 
社会課題としての「ドロップアウトする若者」、その学習支援事業の可能性リサーチ
社会課題としての「ドロップアウトする若者」、その学習支援事業の可能性リサーチ社会課題としての「ドロップアウトする若者」、その学習支援事業の可能性リサーチ
社会課題としての「ドロップアウトする若者」、その学習支援事業の可能性リサーチetic_sal
 
【No.6】日本における「低所得地域の学力低下問題」解消の可能性(その1)
【No.6】日本における「低所得地域の学力低下問題」解消の可能性(その1)【No.6】日本における「低所得地域の学力低下問題」解消の可能性(その1)
【No.6】日本における「低所得地域の学力低下問題」解消の可能性(その1)etic_sal
 
【No.5】食を通じた地域コミュニティ活性化事業におけるコミュニティの現状分析
【No.5】食を通じた地域コミュニティ活性化事業におけるコミュニティの現状分析【No.5】食を通じた地域コミュニティ活性化事業におけるコミュニティの現状分析
【No.5】食を通じた地域コミュニティ活性化事業におけるコミュニティの現状分析etic_sal
 
【No26】データで見る日本の子育ての現状と課題
【No26】データで見る日本の子育ての現状と課題【No26】データで見る日本の子育ての現状と課題
【No26】データで見る日本の子育ての現状と課題etic_sal
 
ツタグライベント#06 日本財団 高島氏セッション資料
ツタグライベント#06 日本財団 高島氏セッション資料ツタグライベント#06 日本財団 高島氏セッション資料
ツタグライベント#06 日本財団 高島氏セッション資料tsutagra
 
【No27】子どもの放課後問題に関する報告書
【No27】子どもの放課後問題に関する報告書【No27】子どもの放課後問題に関する報告書
【No27】子どもの放課後問題に関する報告書etic_sal
 
特別養子縁組に関する現状調査および、ソーシャルビジネスによる課題解決可能性について
特別養子縁組に関する現状調査および、ソーシャルビジネスによる課題解決可能性について特別養子縁組に関する現状調査および、ソーシャルビジネスによる課題解決可能性について
特別養子縁組に関する現状調査および、ソーシャルビジネスによる課題解決可能性についてspr_florence
 
児童養護施設テンプレート
児童養護施設テンプレート児童養護施設テンプレート
児童養護施設テンプレートLiving in Peace
 
新時代の子育て支援のあり方の検討
新時代の子育て支援のあり方の検討新時代の子育て支援のあり方の検討
新時代の子育て支援のあり方の検討Shun Fukushima
 
【教育×コミュニティ】NPO法人DNA 代表理事 沼田 翔二朗氏
【教育×コミュニティ】NPO法人DNA 代表理事  沼田 翔二朗氏【教育×コミュニティ】NPO法人DNA 代表理事  沼田 翔二朗氏
【教育×コミュニティ】NPO法人DNA 代表理事 沼田 翔二朗氏crfactory
 
【No20】高齢化団地における買い物難民に関する研究報告書
【No20】高齢化団地における買い物難民に関する研究報告書【No20】高齢化団地における買い物難民に関する研究報告書
【No20】高齢化団地における買い物難民に関する研究報告書etic_sal
 
【No30】フリーター・ニート問題と現状の対策
【No30】フリーター・ニート問題と現状の対策【No30】フリーター・ニート問題と現状の対策
【No30】フリーター・ニート問題と現状の対策etic_sal
 
【No.9】「在日外国人の医療問題」におけるマーケット分析とステークホルダー分析
【No.9】「在日外国人の医療問題」におけるマーケット分析とステークホルダー分析【No.9】「在日外国人の医療問題」におけるマーケット分析とステークホルダー分析
【No.9】「在日外国人の医療問題」におけるマーケット分析とステークホルダー分析etic_sal
 
【No.18】遺族喪失に伴う心理的ストレス解消に向けたアプローチ
【No.18】遺族喪失に伴う心理的ストレス解消に向けたアプローチ【No.18】遺族喪失に伴う心理的ストレス解消に向けたアプローチ
【No.18】遺族喪失に伴う心理的ストレス解消に向けたアプローチetic_sal
 
【No31】健診ビジネスの可能性を柱とした「健康への自己責任」を支えるビジネスの可能性
【No31】健診ビジネスの可能性を柱とした「健康への自己責任」を支えるビジネスの可能性【No31】健診ビジネスの可能性を柱とした「健康への自己責任」を支えるビジネスの可能性
【No31】健診ビジネスの可能性を柱とした「健康への自己責任」を支えるビジネスの可能性etic_sal
 

Similar to 【No.16】児童擁護施設で生活する児童の学習支援の可能性 (20)

【No.7】在日外国人留学生支援と多文化共生社会促進の可能性
【No.7】在日外国人留学生支援と多文化共生社会促進の可能性【No.7】在日外国人留学生支援と多文化共生社会促進の可能性
【No.7】在日外国人留学生支援と多文化共生社会促進の可能性
 
社会課題としての「ドロップアウトする若者」、その学習支援事業の可能性リサーチ
社会課題としての「ドロップアウトする若者」、その学習支援事業の可能性リサーチ社会課題としての「ドロップアウトする若者」、その学習支援事業の可能性リサーチ
社会課題としての「ドロップアウトする若者」、その学習支援事業の可能性リサーチ
 
【No.6】日本における「低所得地域の学力低下問題」解消の可能性(その1)
【No.6】日本における「低所得地域の学力低下問題」解消の可能性(その1)【No.6】日本における「低所得地域の学力低下問題」解消の可能性(その1)
【No.6】日本における「低所得地域の学力低下問題」解消の可能性(その1)
 
【No.5】食を通じた地域コミュニティ活性化事業におけるコミュニティの現状分析
【No.5】食を通じた地域コミュニティ活性化事業におけるコミュニティの現状分析【No.5】食を通じた地域コミュニティ活性化事業におけるコミュニティの現状分析
【No.5】食を通じた地域コミュニティ活性化事業におけるコミュニティの現状分析
 
【No26】データで見る日本の子育ての現状と課題
【No26】データで見る日本の子育ての現状と課題【No26】データで見る日本の子育ての現状と課題
【No26】データで見る日本の子育ての現状と課題
 
ツタグライベント#06 日本財団 高島氏セッション資料
ツタグライベント#06 日本財団 高島氏セッション資料ツタグライベント#06 日本財団 高島氏セッション資料
ツタグライベント#06 日本財団 高島氏セッション資料
 
【No27】子どもの放課後問題に関する報告書
【No27】子どもの放課後問題に関する報告書【No27】子どもの放課後問題に関する報告書
【No27】子どもの放課後問題に関する報告書
 
特別養子縁組に関する現状調査および、ソーシャルビジネスによる課題解決可能性について
特別養子縁組に関する現状調査および、ソーシャルビジネスによる課題解決可能性について特別養子縁組に関する現状調査および、ソーシャルビジネスによる課題解決可能性について
特別養子縁組に関する現状調査および、ソーシャルビジネスによる課題解決可能性について
 
児童養護施設テンプレート
児童養護施設テンプレート児童養護施設テンプレート
児童養護施設テンプレート
 
新時代の子育て支援のあり方の検討
新時代の子育て支援のあり方の検討新時代の子育て支援のあり方の検討
新時代の子育て支援のあり方の検討
 
【教育×コミュニティ】NPO法人DNA 代表理事 沼田 翔二朗氏
【教育×コミュニティ】NPO法人DNA 代表理事  沼田 翔二朗氏【教育×コミュニティ】NPO法人DNA 代表理事  沼田 翔二朗氏
【教育×コミュニティ】NPO法人DNA 代表理事 沼田 翔二朗氏
 
18.lifenet benkyo kai
18.lifenet benkyo kai18.lifenet benkyo kai
18.lifenet benkyo kai
 
【No20】高齢化団地における買い物難民に関する研究報告書
【No20】高齢化団地における買い物難民に関する研究報告書【No20】高齢化団地における買い物難民に関する研究報告書
【No20】高齢化団地における買い物難民に関する研究報告書
 
【No30】フリーター・ニート問題と現状の対策
【No30】フリーター・ニート問題と現状の対策【No30】フリーター・ニート問題と現状の対策
【No30】フリーター・ニート問題と現状の対策
 
【No.9】「在日外国人の医療問題」におけるマーケット分析とステークホルダー分析
【No.9】「在日外国人の医療問題」におけるマーケット分析とステークホルダー分析【No.9】「在日外国人の医療問題」におけるマーケット分析とステークホルダー分析
【No.9】「在日外国人の医療問題」におけるマーケット分析とステークホルダー分析
 
【No.18】遺族喪失に伴う心理的ストレス解消に向けたアプローチ
【No.18】遺族喪失に伴う心理的ストレス解消に向けたアプローチ【No.18】遺族喪失に伴う心理的ストレス解消に向けたアプローチ
【No.18】遺族喪失に伴う心理的ストレス解消に向けたアプローチ
 
Isb報告
Isb報告Isb報告
Isb報告
 
【No31】健診ビジネスの可能性を柱とした「健康への自己責任」を支えるビジネスの可能性
【No31】健診ビジネスの可能性を柱とした「健康への自己責任」を支えるビジネスの可能性【No31】健診ビジネスの可能性を柱とした「健康への自己責任」を支えるビジネスの可能性
【No31】健診ビジネスの可能性を柱とした「健康への自己責任」を支えるビジネスの可能性
 
21.kyoto 2011 1223
21.kyoto 2011 122321.kyoto 2011 1223
21.kyoto 2011 1223
 
事業報告書(2017年度)
事業報告書(2017年度)事業報告書(2017年度)
事業報告書(2017年度)
 

More from etic_sal

イクメン白書
イクメン白書イクメン白書
イクメン白書etic_sal
 
「若年層向け傾聴ピアサポーター(聴くトモ)
「若年層向け傾聴ピアサポーター(聴くトモ)「若年層向け傾聴ピアサポーター(聴くトモ)
「若年層向け傾聴ピアサポーター(聴くトモ)etic_sal
 
漫画産業調査
漫画産業調査漫画産業調査
漫画産業調査etic_sal
 
名古屋市 津波災害意識調査
名古屋市 津波災害意識調査 名古屋市 津波災害意識調査
名古屋市 津波災害意識調査 etic_sal
 
Learning for All 公開用最終報告書 v1.0
Learning for All 公開用最終報告書 v1.0Learning for All 公開用最終報告書 v1.0
Learning for All 公開用最終報告書 v1.0etic_sal
 
20111101 ケアプロ健診弱者白書サマリ版 fin
20111101 ケアプロ健診弱者白書サマリ版 fin20111101 ケアプロ健診弱者白書サマリ版 fin
20111101 ケアプロ健診弱者白書サマリ版 finetic_sal
 
20110808 みんなの奨学金提案書
20110808 みんなの奨学金提案書20110808 みんなの奨学金提案書
20110808 みんなの奨学金提案書etic_sal
 
イキイキ職場Pjt 最終報告書公開用
イキイキ職場Pjt 最終報告書公開用イキイキ職場Pjt 最終報告書公開用
イキイキ職場Pjt 最終報告書公開用etic_sal
 
Book mentoringチーム リサーチ報告書
Book mentoringチーム リサーチ報告書Book mentoringチーム リサーチ報告書
Book mentoringチーム リサーチ報告書etic_sal
 
bookMentoring リサーチ報告書
bookMentoring リサーチ報告書bookMentoring リサーチ報告書
bookMentoring リサーチ報告書etic_sal
 
休眠預金を活用した東北復興構想
休眠預金を活用した東北復興構想休眠預金を活用した東北復興構想
休眠預金を活用した東北復興構想etic_sal
 
震災Ict復興に向けて
震災Ict復興に向けて震災Ict復興に向けて
震災Ict復興に向けてetic_sal
 
イキイキ働く職場づくり研修プログラムに関するリサーチ報告結果
イキイキ働く職場づくり研修プログラムに関するリサーチ報告結果イキイキ働く職場づくり研修プログラムに関するリサーチ報告結果
イキイキ働く職場づくり研修プログラムに関するリサーチ報告結果etic_sal
 
ドロップアウト帰還者に対する「高卒認定試験合格請負ビジネス」と関連ビジネスの可能性リサーチ
ドロップアウト帰還者に対する「高卒認定試験合格請負ビジネス」と関連ビジネスの可能性リサーチドロップアウト帰還者に対する「高卒認定試験合格請負ビジネス」と関連ビジネスの可能性リサーチ
ドロップアウト帰還者に対する「高卒認定試験合格請負ビジネス」と関連ビジネスの可能性リサーチetic_sal
 
【No33】中間報告2 『日本における休眠口座基金の創設プランの策定』 20110223
【No33】中間報告2 『日本における休眠口座基金の創設プランの策定』 20110223【No33】中間報告2 『日本における休眠口座基金の創設プランの策定』 20110223
【No33】中間報告2 『日本における休眠口座基金の創設プランの策定』 20110223etic_sal
 
【No33】中間報告1 『日本における休眠口座基金の創設プランの策定』 20110120
【No33】中間報告1 『日本における休眠口座基金の創設プランの策定』 20110120【No33】中間報告1 『日本における休眠口座基金の創設プランの策定』 20110120
【No33】中間報告1 『日本における休眠口座基金の創設プランの策定』 20110120etic_sal
 
【No32】自死遺族支援に関するリサーチ結果報告
【No32】自死遺族支援に関するリサーチ結果報告【No32】自死遺族支援に関するリサーチ結果報告
【No32】自死遺族支援に関するリサーチ結果報告etic_sal
 
【No29】社会的事業の資金調達
【No29】社会的事業の資金調達【No29】社会的事業の資金調達
【No29】社会的事業の資金調達etic_sal
 
【No28】介護にまつわる課題と対策
【No28】介護にまつわる課題と対策【No28】介護にまつわる課題と対策
【No28】介護にまつわる課題と対策etic_sal
 
【No25】npo職員のデスバレー問題
【No25】npo職員のデスバレー問題【No25】npo職員のデスバレー問題
【No25】npo職員のデスバレー問題etic_sal
 

More from etic_sal (20)

イクメン白書
イクメン白書イクメン白書
イクメン白書
 
「若年層向け傾聴ピアサポーター(聴くトモ)
「若年層向け傾聴ピアサポーター(聴くトモ)「若年層向け傾聴ピアサポーター(聴くトモ)
「若年層向け傾聴ピアサポーター(聴くトモ)
 
漫画産業調査
漫画産業調査漫画産業調査
漫画産業調査
 
名古屋市 津波災害意識調査
名古屋市 津波災害意識調査 名古屋市 津波災害意識調査
名古屋市 津波災害意識調査
 
Learning for All 公開用最終報告書 v1.0
Learning for All 公開用最終報告書 v1.0Learning for All 公開用最終報告書 v1.0
Learning for All 公開用最終報告書 v1.0
 
20111101 ケアプロ健診弱者白書サマリ版 fin
20111101 ケアプロ健診弱者白書サマリ版 fin20111101 ケアプロ健診弱者白書サマリ版 fin
20111101 ケアプロ健診弱者白書サマリ版 fin
 
20110808 みんなの奨学金提案書
20110808 みんなの奨学金提案書20110808 みんなの奨学金提案書
20110808 みんなの奨学金提案書
 
イキイキ職場Pjt 最終報告書公開用
イキイキ職場Pjt 最終報告書公開用イキイキ職場Pjt 最終報告書公開用
イキイキ職場Pjt 最終報告書公開用
 
Book mentoringチーム リサーチ報告書
Book mentoringチーム リサーチ報告書Book mentoringチーム リサーチ報告書
Book mentoringチーム リサーチ報告書
 
bookMentoring リサーチ報告書
bookMentoring リサーチ報告書bookMentoring リサーチ報告書
bookMentoring リサーチ報告書
 
休眠預金を活用した東北復興構想
休眠預金を活用した東北復興構想休眠預金を活用した東北復興構想
休眠預金を活用した東北復興構想
 
震災Ict復興に向けて
震災Ict復興に向けて震災Ict復興に向けて
震災Ict復興に向けて
 
イキイキ働く職場づくり研修プログラムに関するリサーチ報告結果
イキイキ働く職場づくり研修プログラムに関するリサーチ報告結果イキイキ働く職場づくり研修プログラムに関するリサーチ報告結果
イキイキ働く職場づくり研修プログラムに関するリサーチ報告結果
 
ドロップアウト帰還者に対する「高卒認定試験合格請負ビジネス」と関連ビジネスの可能性リサーチ
ドロップアウト帰還者に対する「高卒認定試験合格請負ビジネス」と関連ビジネスの可能性リサーチドロップアウト帰還者に対する「高卒認定試験合格請負ビジネス」と関連ビジネスの可能性リサーチ
ドロップアウト帰還者に対する「高卒認定試験合格請負ビジネス」と関連ビジネスの可能性リサーチ
 
【No33】中間報告2 『日本における休眠口座基金の創設プランの策定』 20110223
【No33】中間報告2 『日本における休眠口座基金の創設プランの策定』 20110223【No33】中間報告2 『日本における休眠口座基金の創設プランの策定』 20110223
【No33】中間報告2 『日本における休眠口座基金の創設プランの策定』 20110223
 
【No33】中間報告1 『日本における休眠口座基金の創設プランの策定』 20110120
【No33】中間報告1 『日本における休眠口座基金の創設プランの策定』 20110120【No33】中間報告1 『日本における休眠口座基金の創設プランの策定』 20110120
【No33】中間報告1 『日本における休眠口座基金の創設プランの策定』 20110120
 
【No32】自死遺族支援に関するリサーチ結果報告
【No32】自死遺族支援に関するリサーチ結果報告【No32】自死遺族支援に関するリサーチ結果報告
【No32】自死遺族支援に関するリサーチ結果報告
 
【No29】社会的事業の資金調達
【No29】社会的事業の資金調達【No29】社会的事業の資金調達
【No29】社会的事業の資金調達
 
【No28】介護にまつわる課題と対策
【No28】介護にまつわる課題と対策【No28】介護にまつわる課題と対策
【No28】介護にまつわる課題と対策
 
【No25】npo職員のデスバレー問題
【No25】npo職員のデスバレー問題【No25】npo職員のデスバレー問題
【No25】npo職員のデスバレー問題
 

【No.16】児童擁護施設で生活する児童の学習支援の可能性

  • 2.
  • 3. Copyright© 2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. 最終報告書 リサーチ・プロジェクト 100 事務局 2010 年 10 月 8 日 Copyright© 2010 SAL Research Project 100. All rights reserved.
  • 4.
  • 5. 1. 現状整理・調査設計 Copyright© 2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. 4 ヒアリング内容 現行事業プランの課題 ターゲット 設定 【 現在(開業から 1 年 】 都内の児童養護施設(小学生~高校生) 学生ボランティア(一部塾講師など社会人) 【 今後 】 事業の社会的価値を明確化して、一般支援者(寄付)、行政、企業にアピールしたい サービス自体のターゲット(受益者など現場のステークホルダー)は明確。 ただし、支援者・提携先として、行政や企業を巻き込むためのノウハウが不足している。 社会課題の 理解と共有 養護施設からのニーズは高い。営業した全施設で導入決定した。 現場の外にいる、行政、企業や、一般社会での問題認識はとても低いと感じる 養護施設内では学習遅滞は共有の課題として広く認知されているが、養護施設の絶対数も少なく、一般には認知が低い。 事業の 訴求方法 他の NPO サービスとは明確に差別化し、「学習支援」に特化。「学習支援」によって、学習遅滞から派生する生活保護 / ホームレスなどの社会課題を予防。 受益者には明確な事業訴求ができているが、事業の社会的価値を定性的にしか示せていないので、支援者や提携先などのステークホルダーの巻き込みに苦労している。 商品・サービス 学習遅滞児童・生徒(養護施設の職員が判断) 1 人に 1 人の学習ボランティアをマッチング。継続的に学習指導を行う。 現在は学習内容はボランティア個人に依存している。今後は指導プログラムを作って、支援のクオリティを上げたい 提供価値 児童・生徒個人の学習サポートにより、生活保護 / ホームレスなどの社会全体の課題解決につながること。 教育の成果を可視化するには時間が必要。 事業の社会的価値を具体的にどう示せるか、見えてない。
  • 6.
  • 7.
  • 8.
  • 9.
  • 10.
  • 11.
  • 12.
  • 13. Copyright© 2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. 2. ヒアリング報告 -児童養護施設 Copyright© 2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. 対象者・ プロフィール 児童養護施設職員。 対象事業のサービスを現在活用している。 社会課題における立場・要望 ・ 児童養護施設の職員として、日々子どもたちのお世話をする立場。 ・子どもの悩みとしては、「学習面」での問題より、「心」の問題の方が大きい。学習面だけでなく、子どもの成長の助けになったり、 自己肯定感を持たせてあげるようなサービス を行ってほしい。 ・子ども 一人ひとりのニーズを満たしてあげたい。 社会課題に対する取り組みの現状 ・施設職員だけでは、より子どものニーズを満たしてあげることが難しい。 ・ボランティアセンターや、施設周辺の大学、HPを見た人から個別学習のボランティア希望はある。 事業領域・商品・サービスの認知 ・子どもたちは マンツーマンの希望が多い。 ・ボランティアと接するだけでも、子どもの気づきになる。 ・ボランティアを探す際には、時間がかかってしまったり、子どもニーズに合わないこともあるので、迅速かつニーズに適したボランティアを提供してくれることは、ありがたい。 ・成績向上以上に、勉強に対する拒否感を減らしてほしい。 対象事業の印象 ・ 自分だけの特別な担当者がいるという点が大きい( 認めてくれる人の存在 )。 ・児童養護施設に接する上で、事前知識として知っておいてもらいたいこと、少々改善してもらいたいところはある。 ・子どもたちの課題に 真摯に向き合ってくれる。 ・施設の 要望をきちんと取り組んでくれている ので、安心して任せられる。 ・子どもから ボランティアに対する苦情は今のところ出ていない 。 ・学習面だけでなく、 一人ひとりの子どものニーズをきちんと捉えてくれる存在。
  • 14. 2 . ヒアリング報告 -学生ボランティア Copyright© 2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. 対象者・ プロフィール 学生ボランティア(現在ボランティアを始めて 5 ヶ月目) 担当の子どもは、中学 3 年生の女の子。 数学を週に 1 時間 教えている。 アルバイトとしては 塾講師をしている(勉強の苦手な子どもには慣れている)。 社会課題における 立場・要望 ・ 児童虐待に興味があり 、自分でも何かしたいと考えており、検索で当事業を知った。 ・子どもが学習できるようにすることの方がただ遊ぶというよりも、将来的にその子どもの武器になるのではないかという考えのもと、当事業のメルマガに登録した。 ・メルマガでのボランティア募集に手を挙げて、現在は当事業のボランティアとして、子どもに勉強を教えている。 ・担当の子どもは学習意欲があるため、比較的教えやすい。 社会課題に対する 取り組みの現状 ・子どもと遊ぶボランティアは多いけれども、 学習支援に特化したボランティアは少ない。 ・勉強ができない子どもが多い。 ・ボランティアの人は福祉関係者や教育関係者が多い。 事業領域・商品・ サービスの認知 ・ボランティアのメリットとしては ①人間関係構築のノウハウが得られること ②子どもの喜ばせ方や教え方がわかるようになることがある。 ・事業としては 生徒のニーズとボランティアの人柄のマッチング が大切である。 ・子どもの中には ボランティアに学習補助を求める場合と絆を求める場合 の2つの場合がある。 ・なお教え方としてはほめることが大切(肯定されることが重要)。 対象事業の印象 ・ 社会問題に少し関わることができることがやりがい。 ・これからもできれば ボランティアを続けていきたい が、社会人になっても固定した時間がとれるのかどうかが不安。それを補完する体制があるとなお良い。 ・教え方の共有なども含め ボランティア同士の交流の機会がほしい。 ・何かのときのために スクールカウンセラーのような人がいると安心。 ・代表の仕事をもっと減らせるような方法をつくるべきではないか(副代表の設定)
  • 15.
  • 16. Copyright© 2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. [ 参考 ]   9/5 (日)対象事業 の説明会・懇親会 参加者との談話から 説明会 懇親会 児童養護施設 職員 大体、虐待する親は 6 日間、一生懸命子育てをします。 ただ、 7 日目にストレスの発散場所を間違えてしまう。 しかし、それは親失格ではないのです。 そういう親をサポートできないのが問題。 親だけを責めて、追い詰めるのはやめて欲しい。 大学生 (社会福祉系) 児童養護施設(の児童)に関心がある。 児童の学習支援は難しそう。 自治体職員 学習支援ボランティアに関心はあるが 一年間の定期的継続的な参加は困難 学校教師 他ボランティア 団体 「福祉」と「教育」 と分野は異なるが 「子どもたちの成長を応援する」 という立場では 同じ志を持つ人たちなのだなと実感した。 学生ボランティアの中には、教師志望の方も多かった。 児童福祉施設の児童と一緒に遊ぶのがメイン。 学習支援などを求められることもあるが難しい。 「学習」に特化している点が素晴らしいと感じた。
  • 17.
  • 18.
  • 19.
  • 20. 4.ステークホルダー  ~全体図~ Copyright© 2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. 企業(財団) 行政 個人(支援者) 企業 業界団体 学生ボランティア 社会人ボランティア スタッフ 大学 児童養護施設 家族 児童相談所 児童 職員 助成金 事業報告 事業報告   資金提供 人材育成 寄付金 事業報告 CSR 広報 教 育 人 材 人 材 教 育 情報提供 サービス提供 参加 運営 資金提供 19 対象事業
  • 21.
  • 22.
  • 23. Copyright© 2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. [ 補足 ] 対象事業の情報・データ 収集 の取り組み ~アンケート・現状~ 学習支援ボランティア 児童 職員 対象事業説明会 ボランティア 登録時 学習支援 活動中 児童養護施設 < 取得タイミング > < 取得対象 > 説明会アンケート 参加契機・感想・改善点・希望関与形態 ボランティア申込用紙 経験・指導科目・志望動機・不安事項 満足度調査 継続意欲・生徒との関係・ 3keys 運営面 満足度調査 先生との関係・学習意欲 満足度調査 負担軽減・児童の学習意欲 活動後 (卒業・担当者変更等) 主に、 対象事業が提供する学習支援の 品質管理のためのデータ収集  ⇒その場その時の意思決定に有効活用  ⇒蓄積による経時変化の把握は目的ではない 複数の児童養護施設におけるデータ収集の実施は特長  ⇒蓄積による経時変化の把握を目的とする調査の検討 学習指導ボランティア以外の協力者の 満足度調査 (例、運営スタッフや寄付者、外部協力者) 22
  • 24. Copyright© 2010 SAL Research Project 100. All rights reserved. [ 既存事例活用 ] 対象事業の情報・データ 収集 の取り組み ~非営利組織の事業評価~ 『 事例で学ぶ非営利組織の事業評価―日本財団の実践事例から』 (第 3 部 事業評価の実践事例「過疎地で 1 年間のボランティア体験 」 ,pp.114-124 )  太田黒 夏生 ( 著 ), 中田 和明 ( 著 ), リサーチアンドディベロプメント ( 編集 ), 日本評論社 (2003/12) http:// amazon .co. jp / dp /4535553548 学習支援ボランティアの活動前後の変化を、 3keys の事業の社会貢献度の 1 つとしてアピールする。 学習支援ボランティア 3key 説明会 ボランティア 登録時 学習支援 活動中 < 取得タイミング > < 取得対象 > 説明会アンケート 参加契機・感想・改善点・希望関与形態 ボランティア申込用紙 経験・指導科目・志望動機・不安事項 満足度調査 継続意欲・生徒との関係・ 3keys 運営面 活動後 (卒業・ 担当者 変更等) 参加者アンケート 自分自身の変化・ボランティア活動意欲 児童福祉、教育福祉に関する関心 < 設問例 > ■ 活動を通じた自分自身の変化(複数回答可)  社会的視野が広まった  Y/N ⇒  どういった視点・観点に(     )  人間関係が広まった  Y/N ⇒  活動前との違い(     )  今後の方向性が固まった  Y/N  ⇒ 希望職種・分野(     )  忍耐力が高まった  Y/N  ⇒ エピソード(     )  不測の事態に動じなくなった  Y/N  ⇒ エピソード(     )  友人・知人との会話などで、   児童福祉や教育福祉の話題を取り上げることが増えたよう      Y/N  ⇒ 話題(     )   周囲の人間に、ボランティア活動の良さを話したり   参加を勧めたりすることがあった。  Y/N  ⇒ 話題(     )  ■ 活動後、ボランティアに参加するか   対象事業で学習支援ボランティアを継続する  対象事業 で学習支援以外のボランティアに参加する   別の団体で児童養護施設の児童に対するボランティアに参加する  その他のボランティアに参加する  参加する気持ちはあるが、今はボランティア活動には不参加  参加は考えていない 23
  • 25.
  • 26.
  • 27.
  • 28.
  • 29.