ログバトル企画素案 for SmartPhone

1. 「ログバトル」
PRG 企画素案
For SmartPhone
2014 年 1 月 24 日
MilkSpec

2. ■ スペック■
対象ハード：スマートフォン

ジャンル：ログ RPG

対象：全年齢

プレイ人数：１人

ネットワーク： Wi−Fi 、インターネット対応


3. ■ 概要■

コマンドラインに表示されるコマンドの内容を操作
し、開始直前に表示される達成目標を成し遂げるゲー
ムである。

4. ■ 画面構成■




スマートフォンは横持ちを想定する。
画面中央を 2 画面に分割し、左側をコマンド画面、右側を
バトル画面とする。
左側が操作対象となり、結果が右側のバトル画面に反映さ
れる。
ビジュアル＝描画方法に関しては、特に定義しない。

5. ■ バトルの流れ■



コマンドが表示される。
コマンドの内容が達成目標に準じたものならそのままとす
る。
そうでなければセルを入れ替え、達成目標に準じた内容に
替える。

上記を繰り返し、達成目標が叶えば勝利となる。

そうでなければ敗北となる。

6. ■ バトルシステム 1/4■

画面左側にコマンド画面、右側にバトル画面が配置される。

コマンドは、日本語の短文と同様、「品詞」で構成される。

文型は、例外なく「主語」＋「目的語」＋「動詞」とする。

例：） A 「主語」は、 B 「目的語」を、攻撃「動詞」する。

コマンドを数える単位を「行」とする。

品詞を数える単位を「列」とする。

上記のように、品詞は、表計算ソフトのセル（列と行によって
区切られる升目）の様に配置される。

7. ■ バトルシステム 2/4■

当該ゲームにおけるコマンド画面とは、 OS のコマンドライン
インターフェイスと同様な構成を成すが、コマンドは画面下か
ら上へとスタックする。

コマンドは全て予め用意されたものが順次表示される。

「 A は B を攻撃する」…といった具合である。




ここでいう、 A と B はバトル画面ではユニットとして扱われ
る。
また、 A と B はゲーム開始時に明示される達成目標の内容によ
り、扱いが異なる。
達成目標が、「 A を倒せ」である場合、プレイヤーはコマンド
を操作して A を倒すよう操作し、 A が勝利するよう導く必要が
ある。
「 B を倒せ」なら、上記と反対のことをする必要がある。

8. ■ バトルシステム 3/4■






コマンドは、主に達成目標とは異なる結果を招くようなものが
占める。
達成目標が※ 1 「 B を倒せ」の時は、「 B は A を攻撃する」な
どといったコマンドが多く出力される（＝レベルに応じて変動
する）。
当該ゲームは、主語と目的語を入れ替えることにより、目的と
する結果を導くコマンドに変更することが遊びの要となる。
※1 の場合、 A のセルをタッチしてホールドしたまま B のセル
にスライドさせることにより、両者を入れ替えることができ
る。
つまり…「 B は A を攻撃する」は「 A は B を攻撃する」…とい
う具合になるのである。
目標を達成するまでこのような手順をくり返す。

9. ■ バトルシステム 4/4■




コマンド画面は、中央付近から入れ替えができなくなり、以降
は正式なコマンドとして実行され、バトルに反映される。
コマンドが出現する速度も時間の経過と共に上昇する。
上記の 2 つの要素は、当該ゲームをゲームとして成り立たせる
為の要素である。
目標を理解し、コマンドを読み解き、適切な入れ替えを淀みな
く行う、という操作がスリルある遊びを提供する。

10. ■ 補足■

スマートフォンの持ち方は、便宜的に横持ちとしたが、正
式にはプリプロダクションを行い、縦横どちらの向きが遊
び易いかを検証する必要がある。