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【17-E-1】自動化はどこに向かうのか~まだ開発・運用の自動化で消耗しているの?~

  1. @zembutsu When We Cry
  2. 誰? @zembutsu • 運用系(サーバ) … データセンタの運用・サポート対応 • HashiCorp / Munin / Zabbix / Docker などに興味 • エンジニアのためのプレゼン研究会 • ドキュメント翻訳 • 稲作農家(富山県滑川市出身) 2
  3. 今日皆さんと共有したいこと 「自動化」が目的になると地獄行き どうして私/私たちの自動化プロジェクトはうまくいかないのか 「ツール」は私たちの問題を解決しない なにか良いツールは無い?という問いは正しいのか 問題解決の道標「必要は発明の母」 技術の先にある現実 3
  4. 今日皆さんと共有したいこと 「自動化」が目的になると地獄行き どうして私/私たちの自動化プロジェクトはうまくいかないのか 「ツール」は私たちの問題を解決しない なにか良いツールは無い?という問いは正しいのか 問題解決の道標「必要は発明の母」 技術の先にある現実 4   
  5. 5 自動化ってモヤモヤしませんか?
  6. 自動化 世間一般 • 自動運転車 • 自動改札 • 自動販売機 • 自動現金支払機 • などなど わたしたち • Infrastructure as Code • Configuration as Code • 仮想化基盤 • Vagrant • Packer • Terraform • などなど 6
  7. なぜ自動化は消耗するのか ゴール(達成すべき目的)が間違っている • ツール導入が目的化してしまう危険性 • 業務フロー全体がねじ曲げられる • 「投資したから…」 7
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  10. 10
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  14. そもそもなぜ自動化が必要になったのか 省力化 時間短縮 人的ミスの防止 14
  15. 00年代、時代背景の変化 15(出典)総務省「平成23年通信利用動向調査」 http://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/statistics/statistics05.html 5,593 6,942 7,730 7,948 8,529 8,754 8,811 9,091 9,408 9,462 9,610 46.3 57.8 64.3 66.0 70.8 72.6 73.0 75.3 78.0 78.2 79.1 0 10 20 30 40 50 60 70 80 90 100 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000 7,000 8,000 9,000 10,000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 2010 2011 普 及 率 ( % ) 利 用 者 数 ( 万 人 ) 利用者数 人口普及率 インターネット利用者数と普及率の推移 PC) PC ) PC )
  16. ペットから家畜へ 16 Architectures for open and scalable clouds http://www.slideshare.net/randybias/architectures-for-open-and-scalable-clouds
  17. そして伝説へ・・・ ツール入れれば解決するんでしょ?という誤解 • 物理システム基盤を仮想化で解決した • 速さ・リソース有効活用につながった • コスト削減につながった 17
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  20. 本来は、競合他社に勝つために必要 現実的な課題解決のための自動化 • 省力化 • 時間短縮 • 人的ミスの防止 現場視点と全体俯瞰 • 単に使いたいは NG • 使うべき理由がある 20
  21. そもそも、自動化には2段階 手作業の自動化 • 目の前の辛い仕事を楽に • 頑張っても越えられない壁 本来あるべき理想状態 • チームやプロジェクト全体が 正しい方向性を向いているか • 目的を達成できているのか 21
  22. 課題は環境によって異なる 本当に自動化が必要なのですか? • 自動化で何を達成するのか • 「速さ」と「品質」と「コスト」のバランス 自動化「したい」ではなく「すべき」か否か • 現場視点 … 常に正しい努力をしているか • 組織視点 … 皆が同じ方向を向いているか 22
  23. HashiCorp の定義 • アプリケーションのリリース、繰り返し、安定性の問題を最小限に • 従来は安定性重視のため、 変更ごとに多くのチームと チェックが必要だった • 組織で要件は異なる • 正しく行えば各チームが 並行して働ける • Operations • Security • Development 23 https://www.hashicorp.com/devops.html https://www.hashicorp.com/devops.html
  24. あくまで目的達成のための自動化 ツールを使いたい、その気持ちは分かる 組織全体として何が正しいか? 他チームに強制していませんか? 24
  25. 25 モヤモヤの原因は 目的を喪失したツールの話 個人と組織レベルの話が混同
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  27. 現実的な課題は、組織の話になる 自動化やツールありきではない • 全体として何を達成するのか?(必要性の有無) • 組織によって課題は異なるので、事例は参考程度 • ×やりたい ○やるべき • 自分で手を動かしてから 運用の仕事・開発の仕事 • 運用の仕事は無くなるのか? • 組織が分かれている場合は? • 人を減らす話じゃないよ? 27
  28. 改めて、今日皆さんと共有したいこと 「自動化」が目的になると地獄行き どうして私/私たちの自動化プロジェクトはうまくいかないのか 「ツール」は私たちの問題を解決しない なにか良いツールは無い?という問いは正しいのか 問題解決の道標「必要は発明の母」 技術の先にある現実 28
  29. 改めて、今日皆さんと共有したいこと 「自動化」が目的になると地獄行き どうして私/私たちの自動化プロジェクトはうまくいかないのか 「ツール」は私たちの問題を解決しない なにか良いツールは無い?という問いは正しいのか 問題解決の道標「必要は発明の母」 技術の先にある現実 29   
  30. 何か気になるところはありますか? 30 • 時間があれば議論・質疑応答 • 過去の発表スライド http://slideshare.net/zembutsu twitter: @zembutsu みなさま、ありがとうございました。
  31. 発表後の質問から 他のチームと問題意識を共有するには? バリューストリームマップ(VSM)の作成が役立つと思います。誰が、どの 工程で、どれだけの時間や無駄がかかっているか分かります。 参考:バリューストリームマッピング(牛尾さんの資料) 新しい情報や知識を社内で共有するには? 個々人が色々試行錯誤し、知識(ツール)や智恵(ノウハウ)の引き出し を増やすしかないと思います。社内での勉強会やハッカソンも良いかも しれません。ネットやコミュニティで情報を集めるだけでなく、ブログで試 行錯誤したことを発信するのも必要ではないでしょうか。 31
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