1. 市内高校3年生の
SNS利用と意識
函館大谷短期大学 2022
コミュニケーション心理ゼミ
1

2. 2
問題関心
・スマホは日常生活で欠かせない
→対人関係に影響があるのか？
・スマホ利用は低年齢化している
→高校生の利用実態が不明？
・SNS上でのコミュニケーション加速
→対面が不要になっている？

3. 3
研究課題
・市内高校生のSNS利用実態が不明
なので、実際に調べる
・主に性別やSNS利用時間によって
意識や行動（態度）が違うのか
・SNS上でのやりとりができると
対面上でのやりとりは減るのか

4. 4
使用データ
対象：市内高校生（3高校3年生376名）
方法：Webでの質問調査（全13問）
時期：2022年7月
表1 回答者の属性
学校名 男 女 答えたくない
A高校（公立） 50 107 3 160
B高校（私立） 69 52 6 127
C高校（私立） 65 17 7 89
全体 184 176 16 376
性別
全体

5. 5
結果① 1日のSNS利用時間
半数以上は「4時間以内」の使用
図1 全体・性別の1日のSNS利用時間
※性別「答えたくない」の集計は割愛
58.8%
58.7%
59.7%
35.6%
35.9%
34.7%
5.6%
5.4%
5.7%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
全体（N=376）
男（N=184）
女（N=176）
１～４時間 ５～１０時間 １１時間以上

6. 6
結果② SNSアプリケーションの利用
ライン＞インスタ＞ツイッター
図2 全体・性別 各アプリの利用（している）割合
※性別「答えたくない」の集計は割愛
88.8%
79.8%
47.9%
25.0%
90.8%
76.1%
48.4%
22.3%
87.5%
84.1%
46.6%
26.1%
0.0%
20.0%
40.0%
60.0%
80.0%
100.0%
LINE Instagram Twitter その他
全体（N=376） 男（N=184） 女（N=176）

7. 7
結果③ アプリ利用と1日の時間
図3 各アプリ利用有無別 1に位置のSNS利用時間
58.8%
57.5%
69.0%
56.3%
68.4%
57.8%
59.7%
40.4%
64.9%
35.6%
36.8%
26.2%
37.0%
30.3%
35.6%
35.7%
51.1%
30.5%
5.6%
5.7%
4.8%
6.7%
1.3%
6.7%
4.6%
8.5%
4.6%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
全体（N=376）
LINE
使う（N=334）
使わない（N=42）
Instagram
使う（N=300）
使わない（N=76）
Twitter
使う（N=180）
使わない（N=196）
その他
使う（N=94）
使わない（N=282）
１～４時間 ５～１０時間 １１時間以上
ア
プ
リ
を
使
う
と
1
日
の
時
間
も
増
え
る

8. 8
結果④ SNSと対面のどちらが気軽？
図 全体・性別・利用時間別 どちらが気軽か？
※性別「答えたくない」の集計は割愛
31.9%
29.3%
34.7%
29.4%
32.1%
57.1%
25.8%
29.3%
22.2%
26.2%
26.1%
19.0%
42.3%
41.3%
43.2%
44.3%
41.8%
23.8%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
全体（N=376）
男（N=184）
女（N=176）
SNSの1日の利用時間
１～４時間（N=221）
５～１０時間（N=134）
１１時間以上（N=21）
ＳＮＳ どちらでもない 対面
Ｓ
Ｎ
Ｓ
派
と
対
面
派
が
分
か
れ
る
（
性
差
は
な
い
）

9. 9
結果⑤ 大事な話をしたいとき
多くが
「対面」
と回答
一部、
性差
時間差
図5 全体・性別・利用時間別 大事な話は（SNSか、対面か）
※性別「答えたくない」の集計は割愛
14.6%
14.1%
14.8%
10.9%
18.7%
28.6%
16.2%
23.4%
9.1%
18.6%
11.2%
23.8%
69.1%
62.5%
76.1%
70.6%
70.1%
47.6%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
全体（N=376）
男（N=184）
女（N=176）
SNSの1日の利用時間
１～４時間（N=221）
５～１０時間（N=134）
１１時間以上（N=21）
ＳＮＳ どちらでもない 対面

10. 10
結果⑥ 友だちが多いのは？
大半は
「対面」
の
友だち
が多い
図6 全体・性別・利用時間別 友達が多い（SNS上、対面上）
※性別「答えたくない」の集計は割愛
8.0%
7.1%
8.5%
7.2%
9.0%
9.5%
20.7%
22.3%
18.8%
17.6%
24.6%
28.6%
71.3%
70.7%
72.7%
75.1%
66.4%
61.9%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
全体（N=376）
男（N=184）
女（N=176）
SNSの1日の利用時間
１～４時間（N=221）
５～１０時間（N=134）
１１時間以上（N=21）
ＳＮＳ上のほうが多い どちらも同じくらい 対面上のほうが多い

11. 11
結果⑦ 自分のSNS上での立場
基本は、
閲覧中心
で、
発信も
同じ程度
の立場で
関わる
図7 全体・性別・利用時間別 自分のSNS上での立場
※性別「答えたくない」の集計は割愛
5.3%
4.9%
4.5%
3.6%
9.0%
0.0%
33.2%
35.3%
29.5%
29.9%
32.1%
76.2%
61.4%
59.8%
65.9%
66.5%
59.0%
23.8%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
全体（N=376）
男（N=184）
女（N=176）
SNSの1日の利用時間
１～４時間（N=221）
５～１０時間（N=134）
１１時間以上（N=21）
発信する側（つぶやき、投稿を頻繁にする） 発信も閲覧も同じくらい 閲覧する側

12. 12
結果⑧ SNSで自分から話しかけるか？
男子
→多い
女子
→少ない
SNS上での
立場もある
図8 全体・性別・利用時間別・立場別 自分から話しかけること
※性別「答えたくない」の集計は割愛
12.5%
37.5%
10.8%
12.7%
10.4%
23.8%
50.0%
19.2%
5.6%
31.6%
31.3%
26.1%
28.5%
34.3%
47.6%
15.0%
44.8%
26.0%
55.9%
31.3%
63.1%
58.8%
55.2%
28.6%
35.0%
36.0%
68.4%
0% 20% 40% 60% 80% 100%
全体（N=376）
男（N=184）
女（N=176）
SNSの1日の利用時間
１～４時間（N=221）
５～１０時間（N=134）
１１時間以上（N=21）
SNSでの立場
発信する側（N=20）
同じくらい（N=125）
閲覧する側（N=231）
多い どちらでもない 少ない

13. 13
結果（まとめ）
・SNS利用と性差は大きな関係はない
・SNS利用時間の影響はある
長時間利用者ほどSNS依存
・多くの生徒が対面も重視
一部にSNS上の人間関係も重視
・対面とSNSを意識的に使う
SNS上の立場が行動にも出る

14. 14
考察
・SNSは単なるコミュニケーション
ツールではなく、すでに作られた
人間（交友）関係の影響がある
→SNSが必要であれば使うし、なくて
も困らない場合もある
・回答した多くの生徒は対面とSNS
との使い分けをして利用

15. 15
おわりに（今後の課題）
・分析の角度を変える：高校別
・高校生のSNS利用を質的に調べる
・対面との使い分け場面（もっと
具体的に）を掘下げる

16. 16
終
Webアンケート調査にご協力いただきました
市内３高校の3年生の皆さん
ありがとうございました
http://hakodate-otani.ac.jp/