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Similar to これからの図書館が目指す道(2010-12-18 りぶらフォーラム) (20) More from Yuka Egusa (20) これからの図書館が目指す道(2010-12-18 りぶらフォーラム)2. 自己紹介
• 図書館情報大学で図書館情報学を学ぶ
– どちらかというと図書館関係科目は苦手、、、
• 大学/大学院では情報検索システムの開発/研究
– データベースや情報資源の選択支援システム
• 国立教育政策研究所の教育図書館担当の研究員
– 図書館サービスの向上に資する情報収集
– 教育図書館 作成
教育図書館が作成しているデータベースの作成支援
るデ タ 作成支援
– 試作システムの開発
– 新しいサービスの提案 etc…
• WWW上の利用者の情報探索行動に着目した研究
• 大学で「情報検索演習」の非常勤講師
情 」 非 勤
3. 本日、伝えたいメッセージ
本日 伝えたいメッセージ
図書館のWebサイト利用者
= 図書館利用者
– 来館するかしないかの違いだけで、来館する図
書館利用者と同様に図書館利用者である
– 図書館の「本」を使わなくても図書館利用者
• 図書館に来る、図書館の本を使う、図書館の本を借り
る人だけが利用者じゃない
4. 図書館法
• 第 章 総則
第一章
(この法律の目的)
• 第一条 この法律は、社会教育法 (昭和二十四年法律第
第 条 法律は、社会教育法 (昭和 十 年法律第
二百七号)の精神に基き、図書館の設置及び運営に関し
て必要な事項を定め、その健全な発達を図り、もつて国民
の教育と文化の発展に寄与することを目的とする。
(定義)
• 第二条 この法律において「図書館」とは 図書 記録そ
この法律において「図書館」とは、図書、記録そ
の他必要な資料を収集し、整理し、保存して、一般公衆の
利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーショ ン等に
資することを目的とする施設で、地方公共団体、日本赤十
字社又は一般社団法人若しくは一般財団法人が設置する
も (学校 附属する図書館又は図書室 を除く。)を う。
もの(学校に附属する図書館又は図書室 を除く。)をいう。
5. ランガナータンの「図書館学の5法則」
The Five Laws of Library Science
有名なインドの図書館学者の言葉
• 図書は利用するためにある
– Books are for use.
• すべての人に求める図書を
– Books are for all.
• すべての図書に読者を
– Every book its reader.
• 図書を求める人の時間を節約せよ
– Save the time of the reader.
• 図書館は成長する有機体である
– A library is a growing organism.
The Five Laws of Library Science
The Five Laws of Library Science
http://hdl.handle.net/10150/105454
Shiyali Ramamrita Ranganathan, 1892~1972, インド
6. 図書館の目的
• 図書館法
書館法
– 国民の教育と文化の発展に寄与すること
国民 教育 文化 発展 寄与する
– その教養、調査研究、レクリエーショ ン等に資す
ること
• ランガナータン
– すべての人に求める図書(情報)を
• Books are for all.
– 図書(情報)を求める人の時間を節約せよ
• Save the time of the reader.
7. 図書館の目的
• 図書館法
書館法
図書館が所蔵している
– 国民 教育 文化 発展 寄与する
国民の教育と文化の発展に寄与すること
図書を使ってもらう/借
– その教養、調査研究、レクリエーショ ン等に資す
りてもらうことが図書
ること 館の目的ではない!
• ランガナータン
– すべての人に求める図書(情報)を
求める図書、情報
• Books are for all.
を届ける手助けが
– 図書(情報)を求める人の時間を節約せよ
できればよい
• Save the time of the reader.
8. 図書館の利用(館とWeb)
• 館の図書館サービスの利用
– 図書館の蔵書を使って調べ物をする
– 図書館の蔵書を借りる etc
図書館の蔵書を借りる…etc
どちらも図書館利用!
書館 ビ 書館
• Webの図書館サービス(= 図書館のWebサイト)
の利用
– 図書館に本があるかどうかを調べる
– 本のレビューを見る etc
本のレビューを見る…etc
つまり、館とWebどちらを使ったとしても
等しく図書館利用者
9. Web/非来館型の図書館サービス例
• 図書館がW b経由で提供しているサ ビス※
図書館がWeb経由で提供しているサービス※
– 本の所蔵確認 (Web蔵書検索の利用)
– 新刊案内
– 本のレビュー
– レファレンス事例の紹介
– Web情報資源への案内
– 電子書籍、電子ジャーナル
– データベース検索
デ タベ ス検索
– 書誌データの利用
– 本の使い方(パスファインダ )
本の使い方(パスファインダー)
• {Web/電話/メール/チャット}レファレンス
注:図書館の館種を問わずあげています
10. 公共図書館の
Webの図書館サービス例
• 新着雑誌記事速報(ゆうき図書館)
• 情報源リンク集(市川市立図書館)
( )
• 新聞掲載図書情報(横芝光図書館)
• レファレンス事例集(福井県立図書館)
• 覚え間違いタイトル集(福井県立図書館)
• Webレファレンス受付(さいたま市立図書館)
• 写真のデジタルア カイブ(山中湖情報創造
写真のデジタルアーカイブ(山中湖情報創造
館)
※参考:http://www.jla.or.jp/link/public2.html
18. 本日、伝えたいメッセージ
本日 伝えたいメッセージ
• 図書館のWebサイトを使う人
書館 を使う
=図書館利用者である
– 来館するかしないかの違いだけで、来館する図
書館利用者と同様に図書館利用者である
– 図書館の「本」を使わなくても図書館利用者
• 図書館の本を使う 借りる人だけが利用者じゃない
図書館の本を使う、借りる人だけが利用者じゃない
図書館Webサイト利用に起因する
何らかのインシデントが起きたときに、
何らかのイ シデ トが起きたときに
館の図書館利用者でのインシデントとその対応と
同様の対応がとれ、くだんの事件のようなことは
同様の対応がとれ くだんの事件のようなことは
未然に防げるはず。
19. まとめ
• 図書館
図書館の目的は「教養、調査研究、レクリエーショ
的は「教養 調査 究 ク シ
ン等に資すること」→求める本、情報を届ける手助
けをする(手段)
• 館を訪れる利用者だけでなく、Webサイトを訪れる
利用者もいる。どちらも等しく図書館利用者。
• 館での図書館サービスも大事だが、同様に、Webの
館での図書館サ ビスも大事だが、同様に、Webの
図書館サービスも大事
20. Code4Lib JAPAN
に明るい図書館づくりを全国に
• ICTに明るい図書館づくりを全国に
• ICTを担う人材作り
– 図書館関係者向けICT研修(ワークショップ)の開催
• 例:第2回Code4Lib JAPAN Workshop「Webのログファイルを
読む・解析する」(10月24日)(サービス構築コース)
読む 解析する」(10月24日)(サ ビス構築 ス)
• 図書館ICTについてのネットワークの構築
– 相談 きる窓
相談できる窓口・人材ネットワーク
人材ネ ト ク
• 図書館ICT関連の提言
– 図書館共通APIの提言などを通じて、ウェブの発展に
柔軟に対応する図書館システム環境の構築支援
• http://www.code4lib.jp/
21. Next‐L
(次世代図書館システムプロジェクト)
• まともな図書館シ
まともな図書館システムを図書館員の手でつ ムを図書館員 手
くろうじゃないか!
• 図書館システムを図書館員の手に取り戻す
• 全国の図書館員 図書館関係者の有志があ
全国の図書館員、図書館関係者の有志があ
つまって理想の(まともな)図書館システムの
仕様書を作成するプロジェクトとして開始
• 成果:オープンソースの図書館システム:
E j の開発
Enju
• http://www.next‐l.jp/
p jp