２０１５年８月に実施した高校生・大学生合同インターンシップ特別プログラムの報告書です。

1. ２０１５夏 高校生・大学生
インターンシップ特別プログ
ラム報告書
実施年月日 ：平成２７年８月５日〜７日
実施者：江東区議会議員 鈴木 綾子
協力：吉田 要 議員・屋敷田 綾香 議員
江東区観光キャラクター コトミちゃん
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写真：江東区議会本会議場見学（２日目）

2. ■日程：８月５日（水）１３：００〜８月７日（金）１
２：００
■場所：江東区議会・江東区内のフィールドワーク
■参加学生：高校生３名、大学生２名
■受け入れ団体：
・特定非営利活動法人 Ｉ－ＣＡＳ （高校生３名のうち
２名）
・NPO法人ドットジェイピー（大学生2名）
■受け入れ担当議員：鈴木綾子議員
■協力議員：吉田要議員・やしきだ綾香議員
（江東区議会 維新・民主・無所属クラブ）
インターンシップブログラムの
概要
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写真：廃棄物処理場見学（２日目）写真：最終日、高校生インターン生と。

3. ■１日目：
1. 自己紹介・オリエンテーション
2. 江東区選挙管理委員会のお話
（若者の政治参画の取り組み・選管の取り組み）
3. 東京臨海防災公園（そなエリア）防災体験学習施設見学
■２日目：
1.意見交換（９：００頃〜１１：００頃）
（１）選挙管理委員のお話（浅見純一郎選管委員）
（２）江東区議会について
（３）各議員によるお話 （鈴木議員・吉田議員・やしきだ
議員）
（３）感想・質疑応答
（４）議場見学
3. 有明興業 施設見学
■３日目：
１.熟議〜「投票率の向上」
2.インターン全体の振り返り
3.感想のシェア
インターン活動日程
講義の模様（１日目）
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4. １日目講義：江東区選挙管理委員会の講義
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「選挙事業について、投票率向上の取り組みについて」
江東区選挙管理委員会の事務局長からお話を伺った。
国政、都政、区政などそれぞれの選挙の違い、投票率の現状、江
東区選挙管理委員会の選挙事業の取組みなど、最近のデータをふ
んだんに取り入れた資料をもとにお話頂いた。議員の立場からの
補足なども交え、質疑応答を行った。
■高校生の感想
・議会のことを全然知らなかったけど、知れて良かった。若い人たち
が困ってることが知れて良かった。
・選挙に至るまでの経緯や、（選挙執行に）かかるお金など、今まで
曖昧にしか知らなかったことを知れて良かった。選挙期間中以外にも
選管に仕事があることが分かった。
・選挙にかかる費用がすごく高いことを知って、もっとうまい使い道
はないのかと思った（ネット選挙に投資など）

5. １日目施設見学：東京広域臨海防災公園
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■高校生の感想
・防災は一見政治と関わりがないが、実はとても政治が関係している
ことに気づかされた。
・震災が起きた後は気にかけるけど、時間が経つと準備しなくなるの
で、あらかじめ準備することや、自助、共助ができると良いと思った。
・3.11でさえ私は動揺していたので、本当に、首都圏直下が起きたとき
に備えてこのような施設は本当に大切だと思う。７２時間の生き方を
知りました。
有明の東京広域臨海防災公園（そなエリア）」を見学。災害発生
後、「72時間生き残れるか」 をテーマに、タブレットを使った体
験ツアーを交えた防災学習を実施。

6. ２日目講義：選挙と政治について
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午前中は 江東区議会や区議会議員、選挙管理委員、それ
ぞれの経験談をお話し、選挙や政治について考えるセッ
ション。区議会の議場の見学も行った。
■高校生の感想
・（選挙管理委員の仕事は）仕事内容や投票率向上のための工夫など
本当に色々とやっているのだと思った。小学校への模擬投票体験は今
後も続けて欲しい
・（各議員によるお話）それぞれの議員さんがなぜ立候補に至ったの
かなど、熱い思いを聞かせてくださった。もっとその気持ちを若者に
発信したいと思った。
・議員さんがどのような悩みを抱えて、社会を変えようと思って議員
になったかが分かった。若くても議員になって社会を変えようとする
姿勢がすごいと思った。

7. ２日目施設見学：有明興業
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若洲にある一般廃棄物、産業廃棄物の中間処理を行う民間企業の
施設見学を行った。ゴミ処理や防災など、議員の仕事とどう関係
あるんだろう？と思っていたが、政治と密接であることがわかっ
た」という感想もあった。
■高校生の感想
・（施設見学は）小学校以来で、ゴミを分別することがとても大事だ
と思った。
ゴミを分別することが地球温暖化対策になるとは知らなかった。
・ゴミを再利用できるということに気づかされた。今後ちゃんと分別
したいと思ったし、こういう企業の存在が日本の将来をかえると思い
ました。
・プログラムの中で一番印象に残った。このような企業が日本を支え
ていると強く感じた。海外へ技術を教えたりできないのかと思った。

8. ３日目：ワークショップ
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投票率向上について、学んだことも参考にし、現状、課題、ある
べき姿を考え、解決策を考えるというプロセスを高校生チーム3名
で議論し、発表。
現状を踏まえながらも、枠にとらわれず、自由な発想で、若者の
投票率向上について様々なアイディアが発表された。
【現状】
▪️高校生や大学生が知る機会が少ない
▪️一票の重みがわかってない
【解決策】
▪️小学校への訪問
▪️ネットを利用した投票システムを開発。
・ネットやスマホで投票できる
・コンビニで投票できるようにする
・QRコード、マイナンバーを暗証番号に使う
・投票券にあるバーコードを使う
・若者が多く集まるカフェでも投票できると
いい
・警察署、交番などで投票できるといい
▪️教育を変える
・政治の言葉を優しく教えてくれる教育にす
る
・今の授業は、政治の事を触れない
・政経の授業は扱っただけでやったことに
なってない。
・政治については、授業では「全部やる」の
ではなく、「全部触れない」という感じに
なっている。
・今は中学生高校生が意見を発信する場がな
い
・高校生も意見を持たないし、発言すること
が大事だと思ってない。そこを変えていく。
▪️議員の定年制とクオーター制導入
・議員に定年制を設けるとよいのでは。
→70歳くらいが定年。ただ、年齢で切るより

9. 参加者の声〜高校生アンケートより
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高校・大学生インターン生と区議会議場見学 選挙管理委員会からレクチャーを受ける 最終日の発表の様子
☆今まで僕は、区・市議会議員は何をしているかわからなかったし、
選挙の重要性も感じていなかったけど、このプログラムに参加して、
僕たちの生活は区・市議会議員によって支えられているから重要性
も高いということを知ることができた。（高３男子）
☆努力や、立候補に至るまでの心情に感動しました。本当に優しく
いろいろ教えてくださり、もっといろいろな地区の議会を知りたい
と思った。（高3女子）
☆今自分の生きている社会が、このような現状だと知らなかった。
ゴミの分別や震災、議会、議員のことなど、社会の向上ができれば
いいと思う。（高3女子）
３日間のインターンシップ全体を通しての感想

10. 受け入れ担当議員
■屋敷田綾香議員のプロフィール
昭和６０年１２月５日生まれ(現在２９歳)
江東めぐみ幼稚園卒園 江東区立第三砂町小学校卒業 江東区立第三砂町
中学校卒業 東京都立東高等学校卒業 文京学院大学人間学部保育学科卒
業 幼稚園教諭一種免許、保育士資格取得 子ども写真館でのアルバイ
ト、大手国内生保企業営業を経て、平成２７年年４月 江東区議会議員
に初当選。現在一期目。
趣味は国内旅行、カラオケ、お手紙作り
■吉田要議員のプロフィール
昭和５２年７月１日 江東区南砂生まれ現在３７歳
（実家は森下３丁目で、祖父母が簡易宿泊業を営んでおりました）
昭和59年：南砂町保育園卒業
平成２年：区立南砂西小学校卒業
平成５年：区立深川第一中学卒業
平成１３年３月：獨協大学経済学部経営学科卒業 専攻は環境経済学
平成１３年４月：三井住友海上火災保険株式会社入社
入社4年間の後地域に根差して仕事がしたいと思い独立、保険代理店・ファ
イナンシャルプランナー事務所を開業。
現在はデイサービスの運営に携わり、介護ヘルパーとして勤務。ファイナン
シャルプランナーとして高齢者のライフプラン相談も行う
平成２７年４月 江東区議会議員に初当選。現在一期目。
■鈴木綾子議員のプロフィール
昭和５０年２月１８日生まれ。東京都小金井市出身。
東京都立国分寺高校卒業。成城大学卒業。
平成２３年 早稲田大学大学院 公共経営研究科修了。
平成９年（株）NTTドコモ入社。猿江、潮見の居住を経て、豊洲在住。働く
若い世代を代弁する女性議員が不在、という江東区議会の構成に問題意識を
持ち、在職中に早稲田大学大学院で政策を学び、平成２３年４月に江東区議
会議員に初当選。
平成２７年４月２期目の当選。
趣味は、料理・まち歩き・水辺歩き
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