研究概要 近年、英語教育の学術的トレンドを検討する学会誌分析(所収論文の量的・質的分析)が隆盛しつつある。こうした研究の意義は大きいが、方法論的に次のような限界がある。(1)カバレッジの問題。学会誌の分析は、査読トレンドの分析と同義であり、英語教育学全体のトレンドとずれている恐れがある(査読に通りやすいジャンルに偏る可能性があるため)。(2)データサイズの問題。学会誌分析が検討する論文の数は、二桁から多くても数百前後であり、各ジャンル・各テーマを細かく見ていく分析には不向きである。本研究では、以上の問題点を、学会大会の自由研究発表を分析対象とすることで解決する。具体的には、過去の一定期間の発表要旨をデータとして、テキストマイニングを行う。探索的な分析をもとに英語教育学の概略図を示し、その上で、先行研究の知見との共通点・相違点を議論したい。