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課題設定について
課題の難易度調整
達成度
練習量
類似課題 目標課題
適切な難易度の類似課題をいくつか準備し、それらを乗り越えながら
目標とする課題まで達せさせる
課題の難易度調整
〇類似課題の難易度の調整〇
部分練習法
課題の要素を部分的に練習し調整する方法
自由度制約
関節の自由度を制約し調整する方法
パラメータ調整
運動の大きさや速さなどを変更し調整する方法
補助具・介助
杖などの補助具やハンドリングなどを利用し調整する方法
課題の難易度調整
〇類似課題の難易度の調整〇
部分練習法
課題の要素を部分的に練習し調整する方法
自由度制約
関節の自由度を制約し調整する方法
パラメータ調整
運動の大きさや速さなどを変更し調整する方法
補助具・介助
杖などの補助具やハンドリングなどを利用し調整する方法
課題の難易度調整
●注意点●
・達成しそうになったら次の課題に乗り換える必要がある。
※できる動作をやり続けても目標の動作は達成できない
・部分練習法で難易度を調整する場合は、関連がある課題
を行う必要がある。(転移効果を期待)
●治療課題と歩行能力の関係●
脳卒中片麻痺患者に対するリハプログラムの違いが、歩行
能力に影響を与えるかを調査
(方法)
• 通常理学療法に下肢トレーニング群を付加する群と上肢
トレーニングを付加する群、何も付加しない群の3群間の
比較
• 1回30分・週5回の介入を20週間実施
下肢トレーニング
起立-着座練習・立位バランス練習・歩行練習
Kwakkelら 1999
動作課題
●治療課題と歩行能力の関係●
(結果)
• 通常の理学療法に下肢トレーニングを付加した群は、歩行
能力の有意な改善認めた。
動作課題
Kwakkelら 1999
上肢トレーニング練習は歩行に対して転移効果を認めな
かったが、下肢トレーニングは転移効果を認めた。
動作課題
望月 1998
動作課題
望月 1998
動作課題
望月 1998
歩行能力の改善には、まず麻痺側への重心移動能力の改善が必要であり、
歩行の安定化には前後・左右への重心移動域の拡大が必要なことを示唆し
ている。
動作課題
●起立動作と歩行能力の関係を調査した研究●
方法
• 対象は脳卒中片麻痺患者40名
• 起立動作は、起立時間と全荷重量、左右の荷重量の差を
測定
• 歩行能力は、歩行速度とケイデンス、歩幅、左右の対称
性を測定
結果
• 起立時間が4.5秒以内で左右の荷重量の差が30%以下の
ものは歩行能力が有意に高かった。
Chouら 2003
動作課題
●起立動作と歩行能力の関係を調査した研究●
方法
• 対象は脳卒中片麻痺患者34名
• 起立動作は、起立時間と離殿時麻痺側荷重率を測定
• 歩行能力は、FIMの歩行の項目と歩行速度を測定
結果
• 歩行能力が高いものほど、起立時間が短く、離殿時麻痺
側荷重率が50%に近づいていた。
長田ら 2012
動作課題
●起立動作時の麻痺側下肢への荷重練習●
方法
• 対象は急性期脳卒中片麻痺患者
• 麻痺側下肢へ体重の60%以上の荷重を行うと、音による
フィードバックが起こる条件で起立動作練習を実施。
結果
• 音によるフィードバックが起こる条件で行った群は、荷重
率(麻痺側荷重/非麻痺側荷重×100(%))の有意な改善を
認めたが、コントロール群は改善を認めなかった。
國枝ら 2013
立位バランスの難易度調整
難 易
左側への重心移動台へのステップ片脚立位
※左片麻痺を想定
立位バランスの難易度調整
難 易
立位保持非麻痺側へのリーチ麻痺側上方へのリーチ
※左片麻痺を想定
起立動作の難易度調整
難 易
起立動作の難易度調整
難 易
※右片麻痺を想定
動作課題
●ブリッジ動作と歩行能力の関係●
中嶋ら 2011
・各種ブリッジ動作と歩行能力との間に
有意な正の相関を示した。
・脳卒中発症2週間目までに脚組ブリッ
ジや片脚ブリッジができるものは6週
間後に歩行可能となる可能性がある。
市橋ら 1998
B1:両脚ブリッジ B3:両脚ボールブリッジ(ボールの上に足を乗せる)
B2:片脚ブリッジ B4:片脚ボールブリッジ(ボールの上に足を乗せる)
B5:徒手抵抗両脚ブリッジ(徒手的に最大抵抗を加える)
※ブリッジは膝関節屈曲90°、ボールブリッジ膝関節完全伸展位で実施
●ブリッジ動作時の筋活動●
動作課題
●片脚ブリッジ動作時の筋活動●
兵頭 2009
動作課題
●ブリッジ動作時の体幹の活動●
The Center of the Body 体幹機能の謎を探る
内腹斜筋の活動
外腹斜筋の活動
動作課題
ブリッジ動作の難易度調整
●体幹機能向上に対する研究●
脳卒中片麻痺患者に対する体幹トレーニングが、体幹機能
や立位バランスや歩行能力向上に影響を与えるかを調査
(方法)
• 通常理学療法に体幹トレーニングを付加する群とEMSや
他動運動を付加する群の比較
• 1回30分・週4回の介入を8週間実施
体幹トレーニング
ブリッジ動作・寝返り動作練習・起き上がり動作練習・端座位での骨盤
の前後傾や側方傾斜・体幹の回旋運動・リーチ動作練習
Saysら 2012
動作課題
●体幹機能向上に対する研究●
(結果)
• 通常の理学療法に体幹トレーニングを付加した群は、EMS
や他動運動を付加した群と比較し体幹機能の有意な改善を
認めた。
• さらに、立位バランスや歩行能力の有意な改善を認め、立
位バランスや歩行における転移効果を認めた。
Saysら 2012
動作課題
●歩行時の体幹の活動●
The Center of the Body 体幹機能の謎を探る
支持基底面と重心との距離が長い
時期(立脚期)に背面筋の活動性
は高い
動作課題
●歩行時の体幹の活動●
The Center of the Body 体幹機能の謎を探る
動作課題
●歩行時の体幹の活動●
背面筋と同時収縮を行い
体幹の安定に関与
The Center of the Body 体幹機能の謎を探る
動作課題
●歩行時の体幹の活動●
体幹の回旋に関与
The Center of the Body 体幹機能の謎を探る
動作課題
●歩行時の体幹の活動●
骨盤帯の安定に関与
The Center of the Body 体幹機能の謎を探る
動作課題
●歩行時の体幹の活動●
骨盤を水平に保持する
活動に関与
The Center of the Body 体幹機能の謎を探る
動作課題
●座位バランス時の体幹の活動●
The Center of the Body 体幹機能の謎を探る
動作課題
●座位バランス時の体幹の活動●
動作課題
リーチ側とは反対側の腹斜筋群・腰背筋群の筋活動を認める
動作課題
●座位バランス時の体幹の活動●
The Center of the Body 体幹機能の謎を探る
動作課題
●座位バランス時の体幹の活動●
前外側へのリーチ動作
リーチ側とは反対側の腰背筋群の筋活動を認める。
※腹斜筋群の活動はリーチ側の筋活動の方がやや高い。
動作課題
●座位バランス時の体幹の活動●
後外側へのリーチ動作
リーチ側とは反対側の腹斜筋群の筋活動を認める。
●座位バランス時の体幹の活動●
池田ら 2014
動作課題
下肢に関しては、リーチ範囲(荷重量)の増大に伴い、
荷重側の筋活動の増大を認める。
動作課題
●座位バランス時の体幹の活動の要約●
 体幹機能に関しては、リーチ側とは反対側の活動が高まる。
 特に、前外側へのリーチ動作ではリーチ側と反対側の腰背
筋群の活動が、後外側へのリーチ動作ではリーチ側と反対
側の腹斜筋群の活動が高まる。
 下肢に関しては、下肢への荷重量の増大に伴い、荷重側の
筋活動の増大を認める。
リーチ動作の難易度調整
※左片麻痺を想定
非麻痺側後方へのリーチ
⇒麻痺側腹斜筋群の賦活
非麻痺側前方へのリーチ
⇒麻痺側腰背筋群の賦活
麻痺側上方へのリーチ
⇒麻痺側下肢への荷重
課題練習
●起き上がり動作●
片麻痺患者の起き上がり動作は3つのパターンに分けられる。
①片肘つき側臥位
背臥位から1度側臥位になり肘を伸展して起き上がるパターン
②片肘つき半側臥位
背臥位から完全な側臥位にはならず、半側臥位から腹筋も用い、肘を伸展し
て起き上がるパターン
③腹筋利用
背臥位からほとんど肢位を変えず、腹筋を利用してダイレクトに起き上がる
パターン
江口ら 2007
課題練習
●起き上がり動作●
江口ら 2007
起き上がり動作パターンと上肢麻痺の程度には有意な相関
がみられた。
 重度の上肢麻痺 ⇒ 片肘つき側臥位
 中等度の上肢麻痺 ⇒ 片肘つき半側臥位
 軽度の上肢麻痺 ⇒ 腹筋利用
運動機能障害が重度で、起き上がりが困難な患者に対しては、
しっかり寝返って起き上がる動作を指導する必要がある。
課題練習
●寝返り・起き上がり動作練習●
上部体幹と下部体幹の回旋運動を別々に練習する。
課題練習
●寝返り・起き上がり動作練習●
動作を細分化し、1つ1つ確認しながら指導する。
課題練習
●車椅子駆動(片手片脚駆動)●
• 健常成人を対象とした研究
• 駆動周期を駆動相と回復相に分け、上肢・下肢・体幹の活動につい
て調査した。
下肢
• 股関節は駆動相に屈曲し、回復相に伸展するパターンを示した。
• 膝関節は駆動開始時(踵接地)に最大伸展し、駆動終了時(つま先
離地)に最大屈曲するパターンを示した。
体幹
• 駆動相に前傾し、伸展相に後傾するパターンが95.3%を占めた。
上肢
• 肩と肘が同調し、駆動開始時に肩関節最大伸展・肘関節最大屈曲し、
駆動終了時に肩関節最大屈曲。肘関節最大伸展した。
• 下肢の動きと同調していたが、駆動開始は上肢の方がやや早く始ま
り、駆動終了も上肢の方が早く終了した。
張替ら 1995
課題練習
●車椅子駆動(片手片脚駆動)●
上肢が先行して駆動開始
駆動時に体幹前傾
上肢・下肢・体幹の同調した動きを指導
(特に、上肢と体幹の動きを指導する必要あり)

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課題設定について

Editor's Notes

  1. 脳卒中患者の歩行能力と麻痺側への重心移動能力に強い関連があり、麻痺側足底の支持基底面内に身体重心線をおさめることができる姿勢調整能力の獲得が歩行の改善に寄与することが示唆された。また、このことは麻痺側片脚立位保持などの簡便な方法で、脳卒中片麻痺患者のバランス能力や歩行能力を推定に関する重要な情報が得られることを示している。 歩行が可能となる段階で、麻痺側方向への重心移動域の大きな拡大を認めた。このことは歩行能力の改善には、まず麻痺側への重心移動能力の改善が必要であること、そして、歩行の安定化には前後・左右への重心移動域の拡大が必要なことを示唆している。
  2. 脳卒中患者の歩行能力と麻痺側への重心移動能力に強い関連があり、麻痺側足底の支持基底面内に身体重心線をおさめることができる姿勢調整能力の獲得が歩行の改善に寄与することが示唆された。また、このことは麻痺側片脚立位保持などの簡便な方法で、脳卒中片麻痺患者のバランス能力や歩行能力を推定に関する重要な情報が得られることを示している。 歩行が可能となる段階で、麻痺側方向への重心移動域の大きな拡大を認めた。このことは歩行能力の改善には、まず麻痺側への重心移動能力の改善が必要であること、そして、歩行の安定化には前後・左右への重心移動域の拡大が必要なことを示唆している。
  3. 脳卒中患者の歩行能力と麻痺側への重心移動能力に強い関連があり、麻痺側足底の支持基底面内に身体重心線をおさめることができる姿勢調整能力の獲得が歩行の改善に寄与することが示唆された。また、このことは麻痺側片脚立位保持などの簡便な方法で、脳卒中片麻痺患者のバランス能力や歩行能力を推定に関する重要な情報が得られることを示している。 歩行が可能となる段階で、麻痺側方向への重心移動域の大きな拡大を認めた。このことは歩行能力の改善には、まず麻痺側への重心移動能力の改善が必要であり、歩行の安定化には前後・左右への重心移動域の拡大が必要なことを示唆している。
  4. 起立練習
  5. 起立練習
  6. 片脚ブリッジはMMT3以上の効果を示す。⇒殿筋群のトレーニングとして一定の効果を示す可能性がある。
  7. CKCでの殿筋群の強化として利用可能。 片麻痺→OKCでは腰方形筋などの代償活動+ 随意的な股関節外転運動が難しいものもいる。
  8. Saeysら8)は、通常の理学療法に体幹機能向上に向けた介入を30分付加した群は、EMSや他動運動を30分付加した群と比較し体幹機能の向上を認め、さらに、歩行能力の向上を認めたと報告している。また、Cabanas-Valdésら9)は、通常の理学療法に体幹機能向上に向けたアプローチを15分付加した結果、何も付加していない群と比較し、体幹機能やバランス能力、歩行能力、ADLが有意に向上したことを報告しており、体幹機能向上に向けた介入は歩行能力向上に寄与すると考えられる。 Saeysら8)の報告に基づき、ブリッジ動作や寝返り動作練習、起き上がり動作練習、端座位での骨盤の前後傾や側方傾斜、体幹の回旋運動、リーチ動作練習
  9. Saeysら8)は、通常の理学療法に体幹機能向上に向けた介入を30分付加した群は、EMSや他動運動を30分付加した群と比較し体幹機能の向上を認め、さらに、歩行能力の向上を認めたと報告している。また、Cabanas-Valdésら9)は、通常の理学療法に体幹機能向上に向けたアプローチを15分付加した結果、何も付加していない群と比較し、体幹機能やバランス能力、歩行能力、ADLが有意に向上したことを報告しており、体幹機能向上に向けた介入は歩行能力向上に寄与すると考えられる。 本研究において、体幹機能の改善を目的とした16時間の付加的なトレーニングを行った結果、動的バランスや体幹の協調性を改善させることが明らかとなった。さらに、体幹機能が立位バランスや動作時の姿勢コントロールを改善させることも明らかとなった。これは、脳卒中患者のリハビリテーションにおける体幹トレーニングの重要性を示す。 体幹トレーニングを付加することは、立位バランスや歩行能力の改善にも転移された。この発見は、早期より開始できる寝返りやリーチ動作のような機能練習によって説明できるかもしれない 本研究で、従来の介入に加えて体幹に特化したトレーニングを16時間行うことは、脳卒中後の患者における体幹機能向上に有用であることが明らかとなった。加えて、これらのトレーニングは、立位バランスや歩行における転移効果を認めた。今後は、課題特異的および明確な介入の開発を促さなければならない。
  10. リーチ側とは反対側の体幹の活動を高めることができる
  11. 体重の支持に関与 ⇒ 殿筋