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意見の対立は怖くない!対立解消図を活用したコミュニケーションー
- 2. 戦う派? 避けちゃう派?
意見が対立したときに自分がとる行動を
思い出してみましょう。
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- 3. 戦う場合
• どんな気持ちでいますか?
– 勝つ/負ける
– 正しい/間違っている
– イライラ/ザワザワ
• 話し合いの後はどんなことが起きますか?
– 人間関係に問題が発生
– チームとしての結束にヒビが・・
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- 6. そもそも対立は何故
起きるのでしょう?
• 誰か最近意見が対立した人居ませんか?
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- 7. 対立とは・・
• ゴールを、違う手段、行動によって成し
遂げたいという欲求から生まれる。
• 一般的に私達の周りにある
様々な「問題」は、「未解決の対立」で
ある。
• 対立には2つの種類がある。
– 2人以上の人間の間での衝突:外部対立
– 1人の人間の中での衝突:内部対立
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- 8. 対立解消図=クラウド
少しだけ背景をご紹介
• TOC(Theory of Constraints:制約条件
の理論)という思考ツールの1つ
• 『ザ・ゴール』という物語を通じて紹介
• エリヤフ・ゴールドラット博士という
物理学者が考え出したもの
• TOCでは、「クラウド」と呼ばれている。
対立は、雲のようにぱっと消すことがで
きるという理由だそう
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- 11. クラウドの活用手順
1. 対立(問題)を特定する
2. 要望(ニーズ)を特定する
3. 目標を特定する
4. 分析のロジックを診断する
5. 仮定を導き出す
6. 解決策を検討する
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- 13. 次のステップに従って
クラウドを作成します。
1. 対立(問題)を特定する
2. 要望(ニーズ)を特定する
3. 目標を特定する
4. 分析のロジックを診断する
5. 仮定を導き出す
6. 解決策を検討する
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- 14. 対立を特定するための質問
• 行動や意思決定で対立しているものを探
し出します。
• 次の点に着目します。
– それぞれの立場の人は、何をしたいのです
か?
– 相反する行動、意思決定は、何ですか?
– ある立場で取りたい行動で、別の立場と対立
しているものは何ですか?
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- 15. 次のステップに従って
クラウドを作成します。
1. 対立(問題)を特定する
2. 要望(ニーズ)を特定する
3. 目標を特定する
4. 分析のロジックを診断する
5. 仮定を導き出す
6. 解決策を検討する
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- 16. なぜ、その行動を
取りたいのでしょう?
• 行動や意思決定の裏には、理由=要望が
あるはずです。
• 根底にある要望を見つけ出すには、次の
ような質問が有効です。
– なぜこの行動(意思決定)が重要なのです
か?
– この行動(意思決定)によってどのような要
望を満たそうとしていますか?
– この行動を取らないと、どのような要望が脅
かされますか?
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- 17. 次のステップに従って
クラウドを作成します。
1. 対立(問題)を特定する
2. 要望(ニーズ)を特定する
3. 目標を特定する
4. 分析のロジックを診断する
5. 仮定を導き出す
6. 解決策を検討する
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- 18. 共通する目標があるはず
• 対立しているにも関わらず、「共通」の目標
が存在するもの。
• 対立は、共通する目標を達成する途中段階で
発生する。
• ここで言う目標とは、対立を解消する解決策
ではなく、対立が解消された後に起こる結果。
• 共通する目標を見つけ出すには、次のような
質問が有効です。
– 両者が望むような理想的な状況がありますか?
– 両者の要望が満たされたら、どんな理想的な状況
が生まれますか?
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- 19. 次のステップに従って
クラウドを作成します。
1. 対立(問題)を特定する
2. 要望(ニーズ)を特定する
3. 目標を特定する
4. 分析のロジックを診断する
5. 仮定を導き出す
6. 解決策を検討する
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- 21. 論理的につながっているかを
確認する読み方
B D
要望 行動
A
目標
C D’
要望 要望
• Aをするためには、Bをする必要があります。
• Bをするためには、Dをする必要があります。
• Aをするためには、Cをする必要があります。
• Cをするためには、D’をする必要があります。
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- 22. 次のステップに従って
クラウドを作成します。
1. 対立(問題)を特定する
2. 要望(ニーズ)を特定する
3. 目標を特定する
4. 分析のロジックを診断する
5. 仮定を導き出す
6. 解決策を検討する
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- 23. それぞれの繋がりには仮定がある
• 矢印を強く結びつける「仮定」を導き出
すために、次のように考えて見ましょう。
– なぜ、Aを達成するには、Bの要望を満たす必
要があるのですか?
– なぜ、Bを満たすには、Dの行動を取らなけれ
ばならないのですか?
• これらの問いに「なぜならば」とつけて
答えてみましょう。
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- 25. 次のステップに従って
クラウドを作成します。
1. 対立(問題)を特定する
2. 要望(ニーズ)を特定する
3. 目標を特定する
4. 分析のロジックを診断する
5. 仮定を導き出す
6. 解決策を検討する
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- 33. まとめ
• 対立とは、目的に向かうルートが違うだけ。
• 対立と要望、要望と目的を結ぶ矢印をより強固に
しているのは、「仮定」。
• その仮定が誤りである場合、それは「思い込み」
と呼ばれる。
• 私達は、お互いが納得でき、Win-Winとなる解決
策を必ず導き出すことができる。
• その為に大切なこと:
– 対立の論理構造を正確に把握すること
– 適切な質問で、思い込みを取り払うこと
– 予め用意されている「答え」は無い。その対立の参
加者が合意したとき、それが答えとなる
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